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あなたにとって、フルートの魅力って何?

 このブログのこの記事を読んでいる方の幾人かは、大人の趣味としてフルートを楽しんでいらっしゃると思います。

 世の中の趣味にはたくさんあり、その中から音楽を趣味として選び、それも鑑賞だけではなく、あえて困難を伴う楽器演奏を選び、あまつさえ、世の中にたくさんある楽器の中からフルートを選んだのは、よほどフルートが気に入ったから…ではないでしょうか?

 なぜ、そこまでフルートに魅かれたのでしょうか? フルートのどこに魅力を感じたのでしょうか? 何が楽しくて、フルートを吹き続けているのでしょうか?

 私の場合は、何度もブログに書いていますが、フルートを始めたきっかけは“衝動買い”です。ある日、楽器店を漁っていたら、たまたまフルートが目に入り、呼ばれている…と言うか「そこを行くオジサン、私を買ってくだざい」と言われたような気がしたので、即断即決、そのフルートを衝動買いしたのが始まりです。

 なので、なぜ私がフルートを選んだのかという理由は「…呼ばれたような気がしたから」と言う、あまり笑えない理由だったりします。まあ、万人に理解される理由ではないとは自覚しています。

 衝動買いをして、フルート本体と簡単なフルート用の曲集を買って、家に帰ったわけです。普通、衝動買いをしたようなモノは、そんなに欲しかったモノではなくて、大抵の場合、何となく魔が差し買ってしまったモノですから、すぐに飽きて放り出してしまうのが常識ですよね。

 でも、私は飽きなかったんですよ。持って帰ったフルートの音はすぐに出ました。その点はラッキーだと思います。

 で、音が出たので、さっそく曲集を吹いてみました。普通に吹けました。私は元々中学生の頃まではリコーダー小僧だったので、その頃の腕前程度には吹けました。大した腕では無かったけれど、歌のメロディーぐらいは自分で楽しめる程度には吹けました。

 いい音だったなあ。リコーダーよりも、ずっとふくよかな音がしました。

 簡単な曲はすぐに吹けたけれど、ちょっと込み入った曲はもう吹けませんでした。別にそれはフルートだからと言うわけではなく、リコーダーであっても、ギターであっても、私はそんなにメロディーを演奏するのは得意ではないので(ギターはリードギターではなく、サイドギター専門でしたから)、このままではせっかく購入したフルートを楽しむ事も難しいなあと思って、さっそく個人レッスンをしてくれる先生を探して習いだしたわけです。んで、そこから今日に至る私なのでした。

 ですから、私がフルートのどこに魅かれたのかと言うと…まずは、楽器から出てくるオーラかな? その時は「買ってください」と感じたわけだけれど、とにかく楽器って、それぞれから色々なオーラが出ていると思うのだけれど、私はフルートから出てくるオーラに魅かれたわけです。

 次はやはり音色かな? それも低音だな。ふくよかな低音に魅かれました。

 フルート演奏って、中音域~高音域をよく使うのが普通で、そんなに低音は使わないと思うのだけれど、実は私、フルートの低音って好きなんですよ。今でも好きですが、最初はそのフルートの低音に魅かれたわけです。

 フルートの音色(と音域)って、女性の歌声なんだよね。私は男の声しか持っていないので、女性の声で歌いたい時って、困ってしまうわけだけれど、そんな時にフルートを吹くと、まるで自分が女性の声で歌っているような錯覚がして、ちょっぴり心が癒やされますね。

 後は、フルートって、家で手軽に吹けて、楽しいって事もあるかな? 金管楽器だと、家で手軽に吹けるとは言えないでしょ? ヴァイオリンを短期間だけ学んだ事があるけれど、ヴァイオリンは楽しいと言うよりも大変でした。まあ、大変だけれど楽しかったよ。でも、手放しで楽しいとは言えなかったかな。そこへいくと、フルートは吹いていて、単純に楽しいのがいいですね。もちろん、技術的限界があって、そんなに楽には吹けないけれど、それはそれでも、そこに大変さを感じることはあまりありません。ただ、楽しいだけなんですよ。

 私の場合は、そんな感じかな?

 皆さん、どうですか? あなたにとって、フルートの魅力って何ですか?

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コメント

  1. Hiro.MTB より:

    すとん様、こんにちは。先日はご助言、有難うございました。

    私にとってのフルートの魅力…
    心に浮かんだキーワードを並べてみました。私個人の印象です。異論は認めます(笑)。

    フルートだけではイメージがつかみにくいので、比較することで論じられないかなと思い、他の木管楽器も併記しました。

    フルート:
     清楚な美しさ。天の声。この世に実体が無い。天女。

    オーボエ:
     ひなびた優しさ。癒し。懐かしさ。純朴な田舎の女の子。

    クラリネット:
     愛くるしさと孤高の二重人格性。艶やかさ。冷たさ。気まぐれな都会の女の子。

    ファゴット:
     暖かなユーモア。柔軟性。弾力性。優しい大男(これだけ男性(男声)のイメージ)。

    サクソフォン:
     妖艶な美しさ。人の声。実体の存在(血と汗と肉)。成熟した(色っぽい)姐さん。

    オーボエ以外は楽器を所有して吹いてますので、自分の皮膚感覚での印象です。
    もともとサックスを長年やってきて、正反対の性格(だと私が思う)フルートも吹きたいと思い、3年前にNUVOのプラスチックフルートを買うも全く音が出ず、半年前からようやく音が出始めた次第です(よく諦めなかったと、自分でも思います)。今はヤマハの2番目に安いフルートで練習中です…

  2. すとん より:

    Hiro.MTBさん

     各楽器のイメージ比較、おもしろいですね。そうか、フルートは天女様なんだ。まあ、分からないでもないかな? 確かにどこかフワフワしていて、浮世離れした感じはありますよね。

    >オーボエ以外は楽器を所有して吹いてますので、自分の皮膚感覚での印象です

     という部分が何気にすごいですね。マルチ・パイパーって奴ですね。ポピュラー系の管楽器の人って、管楽器全般に通じている人が多いのですが、Hiro.MTBさんも、もしかすると、そっち方面の方でしょうか?

  3. Hiro.MTB より:

    冗長になるので上に書きませんでしたが、私がフルートに対して持っているイメージ(魅力)は、他に精神性、神秘性、招魂(あの世から魂を呼び出す)といったスピリチュアルな面です。

    逆にサックスは肉体的、物理的といったフィジカルなイメージがありまして…

    サックスは黒魔術、フルートは白魔術かな(笑)。ジャズでもサックスは黒くてフルートは白いイメージ、ありませんか?どちらかが良くてどちらかが悪い、というのではなく、どちらも魅力的なのですが。

    >マルチ・パイパーって奴ですね。(中略)そっち方面の方でしょうか?

    厳密にはそっち方面を目指して練習中、です(笑)。

    もともと市民吹奏楽団でサックスとファゴットを吹き、ポップスユニットでサックスとウィンドシンセを吹いていたのですが、今は社命で海外出向しているため、音楽活動は休止中です。ならば逆に出向期間中にクラとフルートを練習して、(音楽的に)パワーアップして帰国したいなと思い、自宅で自主練習の日々です。ポップスユニットにクラとフルートを導入する予定です(吹奏楽団のほうは、充分クラとフルートが居るので、私がでしゃばる余地はありません)。

  4. もひもひ より:

    多分私はフルートの音色は大して好きじゃなくて、横笛で見た目が好みってので始めたんだと思います。
    音色はオーボエがダントツ好きなのでちょっと前に始めました。
    ホルンの音色も大好きですが、1時間やっても1オクターブも出せなくて無理って思いました…
    その点、フルートやオーボエはすぐ2オクターブ程度はでたので、ただ音階を出すのはカンターンって思った記憶があります。そういう理由もあるなーと思いました。運指もリコーダーに近いですしね。

    因みにピアノを始めた理由は、
    かわいいレッスンバッグが欲しいから私ピアノやる!
    だったらしいです。三歳の頃から私は物欲の塊です。

  5. すとん より:

    Hiro.MTBさん

     うむ、納得です。ポピュラーの世界では、サックスとクラリネットとフルートの持ち替え奏者は人気です大きな需要がありますって。実際、カーペンターズの管楽器奏者は、この三種類の楽器の持ち替えですしね。

     そこへ行くと、私はフルートしか…と言うか、フルートすら@まともに吹けないので、なんともだらしないですな。

    >吹奏楽団のほうは、充分クラとフルートが居るので、私がでしゃばる余地はありません

     吹奏楽とかアマオケでは、クラリネットとフルートは余ってますからねえ。たいてい、音大卒くずれあたりが担当している事が多くて、純血アマチュアの出番は滅多にありません。残念です。

  6. すとん より:

    もひもひさん

     実はフルートをやっている人の中には、フルートの音は好きじゃないけれど、ピカピカしているのが好みだからと言って、やっているという人、たくさんいますよ。横笛だから…、ピカピカだから…、そんなに違いはないと思います。ドンマイ。

     フルートは、最初の音出しが難しくて、そこをクリアすると、後は楽と言われています。ですから、音出しに苦労しなかった人にとっては、親しみやすい楽器のようです。

     始めた理由なんて、なんでもいいと思います。大切なのは、その楽器なり、音楽なりを好きになったか、続けられたか…って、あたりじゃないかな? みんながみんなプロにならなくてもいいんだから…ね。

  7. びび より:

    すとん様

    私の場合、中高校時代はスポコン少女だったので、吹奏楽部でフルート吹いているなんていうのは、アウトオブ眼中でした。
    つまり、まったく興味ありませんでした。

    でも、ロック音楽は大好きで、ツッェペリンやピンクフロイドやキングクリムゾンの黄金時代をオンタイムで知っている最後の世代(中学のとき)です。
    ちょっとだけエレキベースを触っていたことはあります。

    で、その後も、ず~っとフルートやクラシックに惹かれることも興味を持つことも無いまま50余歳となりました。

    そして、5年前に東日本大震災がおこりました。
    原発の問題もあり、日本全体が、当時は今よりずっとざわざわしていました。

    そんなとき、NHKのニュースか何かの番組で、慰問のために、東北を訪れ、どこかの中学校の体育館で、体育座りしている中学生たちの前で、タイスの瞑想曲を披露しているベルリンフィルの主席フルート奏者の演奏を、偶然見ました。

    そして、脳天から激震が走ったのでした。
    今まで、音楽を聴いて、涙を流すということは無かったのですが、
    この時は、訳も分からず、ただ感動して、その場に涙して立ちすくみました。

    後にその方がパユ様だと知るのですが、とにかく、そのフルートの音色が、この世のものとは思えない、なんとも癒されるというか、優しいというか、とてつもない音だったのです。
    フルートって、こんな音が出るんだ、って心底びっくりしました。
    私だけでなく、きっとその場にいた方々皆、何かしら癒しを感じられたのではないでしょうか。

    今から思えば、あの時のパユ様には天使が降りていたのでしょうね。

    それで、私は、すっかり、その音に魅せられてしまいました。
    その後、そこまですごくフルートの音に感動することは、未だないのですが、
    それでもフルートの音がすごく好きです。

    心のささくれだったところだったり、悲しかったりするところに、静かに寄り添える音がだせる脅威の楽器だと思っています。

    自分でもそんな音が少しでも出せたらいいなあ、と思って、いつかタイスの瞑想曲が下手でも吹けるようになれば、それで十分だと思って、勇気を出してフルート教室に通いだしたのでした。

    フルートを吹くだけで、心の調子が明るく整っていくような感じを、練習していても、感じることがあります。下手でもそれなりに。
    でも、もっともっと、深い良い音を出せるようになりたいと、日々、頑張っています。

    (そんな私に、先生は、とりあえず、楽譜通り吹きましょうね~と、ご指導くださっております(^-^;)

  8. tetsu より:

    こんばんは。

    > あなたにとって、フルートの魅力って何?

    幼少期にFMでランパルの「忠実なる羊飼い」を毎朝聴き、その後小学校の合奏団で同級生の女の子がフルート吹いているのに憧れて始めました。高校入って父親に「ピーヒャラ吹くな」と言われて何故か素直に止めて就職してしばらくしてから再開した、というコメントは以前書いたたかもしれません。
    オーケストラは当時からFMとかLPではよく聴いていましたが、全く縁のない世界とおもっていました。フルート再開後レッスンに通っていた楽器屋のオヤジに「今度アマチュアオーケストラが出来るけど、どう?」と言われてアマオケに参加して以来、未だに止められません。
    もともとフルートの主要なレパートリのバロックとか近代フランスよりはドイツ古典・ロマン派あたりのほうが大好きで、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、シューマンあたりの交響曲吹けるだけでもメチャ楽しいです。
    オーケストラは人間関係も含めていろいろありすぎで大変なところもありますが、ここで表現できる(?)楽器はフルートしかありません。
    アマオケでPerc.の代理を頼まれたこともありますが、トライアングルの一叩きだけでもコントロールが全然できなくてイメージした音色とは全く違ってとても怖くてできませんでした。

    フルートで吹いてみたい曲はブラームスのヴァイオリンソナタ(by A.マリオン)です。マリオンが内輪でどのように吹いていたかわかりませんが。
    つまるところ表現できる手段がフルートしかない、という状況ではあります。

  9. すとん より:

    びびさん

     分かります。昔から日本では、横笛(この際、フルートも加えましょう!)って、神様を招来する時に使う楽器です。おそらく、その時のパユさんのフルートにも、神様が呼ばれてやってきたのだと思います。

     フルートの音は、癒やしの音だとはよく言われます。私もカラダが疲れていたり、心がささくれだっている時に、自分が吹くフルートの音に癒やされることは毎度の事です。

     いいですよね、フルートの音色って。

  10. すとん より:

    tetsuさん

    >もともとフルートの主要なレパートリのバロックとか近代フランスよりはドイツ古典・ロマン派あたりのほうが大好きで、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、シューマンあたりの交響曲吹けるだけでもメチャ楽しいです。

     H先生と全く同じことをおっしゃいますね。クラシックの1番美味しいロマン派のフルートは、ソロ曲ではなく、オケ曲の中にあるんだそうです。だから、フルーティストはオーケストラで笛吹いてナンボ…なんだそうですが、なかなかアマオケには加われませんから、tetsuさんは恵まれていると思います。

     まあ私の場合は、仮にチャンスがあっても、腕が伴いませんから、まだまだ遠い未来の話ですね。

  11. tetsu より:

    こんばんは。

    > 某都知事のスキャンダル

    こちらは東京都在住ではないので、選挙に関わっていなくどんな方か興味ありませんでした。
    最近TVでいろいろと放送されているのでPCでちらっと見たところ、実姉の生活保護申請にあたり某市からの扶養要請を断った、とか自閉症の実子の養育費の減額を要求したとか、いろいろあったようです。
    週刊誌ネタですがご本人が名誉棄損で告訴していないのであれば、事実に近いと推測されます。
    元妻片山さつきも最近のTVインタビューで、以前デートのお金で割り勘とかあったかと聞かれて、「トドメを刺すので答えられない」とまで言ったのは笑ってしまいました。

    もともとお金関連でいろいろあった方がなぜか急にあぶりだされたような感じがします。
    ワイドショーのネタが大好きで追っかけてしまいました。

  12. もひもひ より:

    私はお祭りの横笛も好きだし、雅楽の笙なんかも好きなので見た目から入るタイプなのかもしれません。

    >フルートは、最初の音出しが難しくて、そこをクリアすると、後は楽と言われています。

    そうなんですね、楽だなんて凄いですね。。。私は間逆です。
    ただ音階を追うのはカンターンでしたけど、そこから音色を作るのが難しいし、指も綺麗に動いてくれないし、従ってどの曲もまともに吹けません。ピアノ然りですけどね。
    ( i _ i )

    最近気づいたのはフルートも木製の音の方が好きみたいです。

    それにしても、楽器売り場のフルートに呼ばれたすとんさまが羨ましいです。私はいつも楽器から呼ばれる事は無く、自分から会いに行って会いに行って会いに行ってあの手この手で来てもらうって感じですもの。

  13. すとん より:

    tetsuさん

     某都知事のスキャンダルに関しては、まだまだデカイのがあるみたいですよ。今日も、東京で敵対勢力の街頭演説があって、たまたま耳にしましたけれど、いやあ、あれが本当ならかなりヤバイなあ…って感じです。

     かなり金に汚い人みたいですが、それと政治家としての能力は本来関係ないと、私は思います。もっとスキャンダルが出た早い段階で、都知事を辞めちゃって、やり直し選挙をすれば、また返り咲けたのかもしれませんが、ここまで汚れてしまうと、やり直しはきかないでしょうね。そういう意味では、引き際を間違えた…と言うか、今でも間違えっぱなしだと思います。彼自身というよりも、彼の背後で台本を書いている人のメンタリティが日本人とは違うのだろうなあって思う次第です。

  14. すとん より:

    もひもひさん

     私、フルートから呼ばれなかったら、絶対にフルートやってませんから(笑)。そうでなくても、声楽で忙しいのですからね。本音で言えば、歌に集中したいのですよ、でも、私がガンガン歌っていると、フルートが囁くんですよ。「笛も吹かなくていいの?」 そう言われたら、吹くしかないじゃないですか?

    >そこから音色を作るのが難しいし、指も綺麗に動いてくれないし、

     まあ、そうですね。で、思うのです。音色は作ろうと思ったら難しいので、何も考えない。ただ、自分の中にある音を出せばいいんじゃないのって…ね。指は…キレイに動いてくれるテンポまで落とせば問題ないじゃん…ってね。

     いつも、そんな狡いことばかり考えている私でした。どーしよーもないね(笑)。

  15. うさぎ より:

    小学生の時、「楽器を持つ人と粘土彫刻をする!」と言う授業がありました。
    お家にヴァイオリンとフルートを持っている子が楽器を持ってきてくれました。
    ケースから出てきたフルートの美しかったこと!すべてが止まったかと思うぐら見とれました。私の生活とは全く接点の無いものでしたし、忘れられない出来事でした。印象的に音楽に使われる美しさ、小さく持ち運びしやすい楽器という所が、大人になってお稽古してみるきっかけとなったと理由と思います。
    でも、お稽古をしていると、ピアノやヴァイオリンにはかなわにな〰とかやっぱり、オーボエの音が好きだな。なんて思ってしまいます。私には二番手の存在です。でもお稽古はしてきたので、少し身近な楽器です

  16. すとん より:

    うさぎさん

    >お稽古をしていると、ピアノやヴァイオリンにはかなわにな〰

     まあ、古今東西の名作曲家たちに愛されなかった楽器ですからね。独奏楽器としてはピアノやヴァイオリンに勝てるはずもなく、所詮は、オーケストラの一部を担う楽器の一つです。

    >小学生の時、「楽器を持つ人と粘土彫刻をする!」と言う授業がありました。

     彫刻と言えば、作者が誰かは知らないのですが「フルートを吹く人」という彫刻がありまして(ネットで検索かけたのですが、見つかりませんでした)、これなんか違和感があって「イヤだな」と思っていたのですが、よくよく見たら、左手が逆で、両腕ともに右腕だったんですね。そんな彫刻、変でしょ(笑)。

  17. るき より:

    フルートを始めたきっかけは「カタログギフトで安物のフルートを入手したから」でした(笑)
    カタログギフトをもらって「何も欲しいものがないよなー。何か食べ物でも申し込もうかなー」と思っていたところ、最後のページになぜかフルートが。こういうときには「自分ではわざわざ買わないもの」が吉いうことで、早速申し込んでみました。
    まぁカタログギフトに載っているくらいだからたいしたものではなくて、いろいろとツッコミどころ満載の笛でしたが、ネットで吹き方を調べて吹いてみたら音も出て、初級の教則本を買って吹き、続けてみようかという気になって某大手音楽教室系の教室へ。
    リコーダーの音は好きじゃなかったし、まさか自分が笛吹きをするとは思わなかったですが、それなりのフルートも買い、いまだに続いています。
    フルートのどこが好きかというのとは別の話ですが、おそらく、いまだに続いている最大の理由は、持ち運びがしやすいことでしょうね。
    3つに分解してケースに入れられるので、持って通勤しても邪魔にならないし、もし仕事が忙しくて教室に行けなくても落胆せずに済む程度に軽いし。
    元々はクラシックギターかチェンバロを弾きたかったけれど、ギターを持って通勤するのはしんどいし、チェンバロは持ち歩けないし。

    もちろんフルートの音色は好きですし、見た目も繊細で絵になるし、管楽器の中では好きなんですが、あらゆる楽器の中でフルートを習っている理由は、けっこう現実的なのでした。

  18. すとん より:

    るきさん

     確かにフルートの携帯性の良さは特筆すべき事だと思います。かく言う私も、フルートを持ち歩いて行動する事、よくあります。これが他の楽器だったら、そう簡単にはいかないでしょうね。私はギターも弾きますが、昔のギターのケースって、今と違って背中に背負えるソフトケースなんて無くて、がっちり重いハードケースでしたから、運搬が大変で大変で、とても携帯性が良いなんて言えませんよ。少なくとも、通勤の友にはなりません(きっぱり)。

    >「カタログギフトで安物のフルートを入手したから」でした(笑)

     私が衝動買いしたフルートも安物ですから、似たような動機ですね。

    >某大手音楽教室系の教室へ。

     カタログギフトのフルートを持って、よく某大手の音楽教室に行けましたね、嫌な顔されませんでしたか? …って、そうか、だからすぐに

    >それなりのフルートも買い、いまだに続いています。

     となったわけですね。納得。

  19. みかん より:

    ワタクシの場合は、
    歌の腹筋維持の為に、再開した経緯がありますが、
    もとは、皆さまコメにあるよう
    祭りの笛が、きっかけでした。
    息の使い方で、同じ運指でも、音が変わるのが、楽しかった記憶が、あります。

    今はやはり、歌のような音色と、
    吹き続けることの、爽快感か魅力でしょうか。
    素直な澄んだ音色が出せるよう、精進したいところです。

  20. すとん より:

    みかんさん

     腹筋維持ですか、実に前向きな理由です。私もそうでありたいです。フルートの演奏は、腹筋のみならず、呼吸筋を鍛えます。実に健康的ですがすがしい楽器だと思います。

    >吹き続けることの、爽快感か魅力でしょうか。

     正直、ありますね。私の場合も、かなりの部分、爽快感を求めているのかもしれません。でも、ほんと、フルートを吹くと、すっきりするんですよね。

  21. ピプ より:

    すとんさん、こんにちは(^-^)
    私はフルートの音が大好きで始めました。
    初まりはクラシックではないインストロメンタルのフルート曲などでした。

    それで30歳で某大手音楽教室で習い始めましたが、4年経っても全く上達せず。。
    で、そろそろ辞めようかな~と思っていた時、たまたまエマニュエル・パユのバッハのCDを買いました。
    それまでは先生の演奏とムラマツ 40曲選のCDくらいしか知らなかった私は、「フルートってこんなことが出来るんだ」と、衝撃を受けました。

    それから十数年、私は飽きもせず上達もしないフルートを吹き続けています。

    私にとってフルートの魅力とは、現世では到達出来ない憧れです。
    そして到達出来ないと分かっていても1ミリずつでもあの音楽に近付きたいと、日々精進しています。

  22. すとん より:

    ビブさん、いらっしゃいませ。

    >私にとってフルートの魅力とは、現世では到達出来ない憧れです。

     ああ、なるほど。私もそうですし、このブログを訪れる多くの方もおっしゃいますが、フルートの音色には、どこか神秘的で、この世のものならざるものを感じるようです。あれって、何なんでしょうね。

     フルートって、この世と天上世界を結びつける、マジックアイテム…のような部分があるのかしらね。とにかく、神々しい音色ですもの、私もフルートの音色に毎日癒やされています。

     パユですか。私はガロワで、打ちのめされました。

  23. tetsu より:

    こんばんは。

    横スレで失礼します。

    > 私はガロワで、打ちのめされました。

    何時頃のお話でしょうか。
    こちらはアベルの木管に替わってからテレマンにはまりました。リサイタルも一時期オッカケしました。
    貴公子とかの頃は知りません。
    日本での公演がしばらく途絶えた頃、都内某リサイタル会場のロビーでご本人一人でうずくまっていたのを見かけた記憶は、ご本人の演奏も全くない時期でビックリでした。

    先日還暦記念の演奏会があったようですがいけませんでした。時がたつのは速いです。

  24. すとん より:

    tetsuさん

     有名なアベルの木管は火事で焼いちゃったそうですよ(本人がステージで語ってました)。私は知っているのは、その次の木管(たしかパウエルって言ってたような気がします…が、ヘインズかもしれません。ボストンの有名メーカーの木管って記憶しています)を使用し始めた時期のガロワです。貴公子と言うよりも、すでにジジイでした(笑)。

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