毎日毎日、暑いです。たまに大雨が降ります。夜は寝苦しいので、エアコンつけっぱなしで寝てます。いやいや、昼間だって、屋外なら日陰を求めてさすらい、屋内ならエアコンを求めてさまよってます。いやあ、暑いですねよ。
出かける時は、ペットポトルのお茶と麦わら帽子と携帯扇風機が手放せなくなりました。あんまり暑いと、意識がポ~っとします。夏はツラいです。
でもいくらツラくても、夏休み(お盆休み)があるから、夏って嫌いになれないんだよなあ。
合唱とファルセット
クラシックの歌の世界では、独唱であっても、合唱であっても、本来、ファルセットで歌う事は禁忌です。これ、大前提です。
ただ、少なくともウチの近隣の複数合唱団(結構メンバーが共通しているので、団体名は違っていても、内実は似たような感じなのです)では、テノールが実声で高音を歌うのを禁止していたりします。具体的に書くと“高いミより上はファルセットで歌う”という取り決めをしているんですよ。
厳密にはこれ、発声的には不正解なんだと思いますが、でもそういう指示が出る理由も私は理解できるんです。
と言うのも、現実問題、多くの市民合唱団でテノールというパートに属していても、ミより高い音を実声で発声できる人は少数だし、たとえ発声しても、音程が微妙になる事が多いからです。あと、テノールがその音域を実声で(叫んで)発声すると、他のパートとの音量バランスが崩れる(大抵の市民合唱団の音量は少なめなのです)し、そういう事を考えると、テノールの高音を実声で歌わせて良いことなんて、あまり無いのです。
それにファルセットを使用する事で、安定した音程で、かなりの高音まで使えるようになるし、音色も揃えられるし、音量もセーブできるので、団の存続と、曲の完成度を増し、レパートリーを増やす意味もあって、ファルセット歌いを奨励(ってか義務?化)されるのです。
そもそも、五線のミ(E4)程度でファルセットが使えるって、元々の声がテノールではないわけで、そんな人たちがテノールパートを歌っているから、ある意味、仕方ないのです。
ちなみに、テノールがファルセットに声を切り替えるのは、上手な人でも、せいぜいファ♯~ソからだし、私(ファルセットを使わないけれど)みたいにファルセットが下手な人の場合でも声が無意識に裏返ってしまうのはソ♯とかラとかからです。だからミでファルセットに切り替えるのは、そもそもテノールの所業ではないのです。
ファルセットが禁忌って事もあってでしょうか、ミュージカルのテノールパートって、高音が高いラ(A4)止まりなのは、声が裏返ってしまう(つまりファルセットになってしまう)の防ぐ意味もあるんだと思います。
学校の部活の指導者たちって…
中学校や高校の合唱部の顧問とか指導者って人は、吹奏楽部と違って、音大卒の音楽教師が担当する事が多いのですが、残念な事に、その出身学科は、音楽教育学科やピアノ科の先生が大半なんです。声楽科を卒業して音楽教師になる方は少数だったりします。
なので、学校合唱も声楽的なアンサンブルの観点ではなく、器楽的なアンサンブルの観点で指導されやすいので、発声や発語よりも音程に重点が置かれがちです。
合唱で歌詞がよく聞き取れない事があったり、日本語の発音が美しくなかったりするのは、合唱の指導者たちが、日本語の発声や発語に無頓着なだけ…なんだと思います。
一方、学校演劇の発声は、きちんとノドを開いた滑舌の良い発声をしています。そうしないと、舞台でのセリフが観客に聞こえないからです。演劇の発語と歌唱の発語は違いますが、合唱指導者たちの日本語に関する意識が演劇関係者程度にあれば、もっと合唱の日本語も美しくて聞きやすいモノになると思われます。
蛇足ですが、学校の吹奏楽部の顧問や指導者は、音大ではなく、一般大学を卒業された音楽以外の教科を担当されている先生がなる事が実に多いんですよ。当然、音楽的には素人ですが、多くはご自身が元吹奏楽部だったりするようです。で、コンクール等では、こういった先生方が熱血に指導している学校の方が、強かったりするのです。面白いですよね。
讃美歌を歌いたい
私は教会音楽が好きです。ですからレッスンでも、年に1曲は宗教曲を勉強すると決めているので、Y先生には良い顔をされてません(笑)。最近ヘンデルを歌っているのも、その一環で、歌っているのも主に宗教曲です。
そういう意味では教会音楽の保守本流である讃美歌をきちんと勉強して歌いたいという気持ちも無いわけじゃないのですが、讃美歌って、決定的に私の声に合わないんですよ(涙)。そこがとっても悲しいのです。讃美歌って、会衆賛美用に作られているから、テノールである私には低くて低くて(涙)。そこが、とても残念なのです。
今月のお気に入り 葬儀屋と納棺師が語る不謹慎な話
死刑のエッセイマンガを読んで死刑の夢を見た私ですが、実はその後、アマゾンに勧められて納棺師のマンガも読んでいます。それがこれです。
これもまた、知らない世界について知る事ができるので、知的に面白いのですが、こちらは、死体の話ばかりだから、さすがにかなりグロいですし、読みようによっては、かなり不謹慎だともいえます。なので、私的には“お気に入り”だけれど、他人には簡単には薦められません。もちろん、ここでも薦めているわけじゃないよ、紹介しているだけです。
とにかく、人は死ぬと、死体になります。死体ってのは、ぶっちゃけ、ただの生肉で、人は死んだら生肉になるわけで、生肉ってのは、常温で放置したら腐るだけなんだよね。腐った生肉は当然臭いです。臭いだけでも大変ですが、そこにどこからともなく、ハエがやってきて卵を産み付けるわけですから、あっというまにウジ虫が大量発生し…って、あまり想像したくない風景です。
うっかり、風呂場で入浴中に死んしまい、お風呂がそのまま焚かれていれば、それはそのまま、湯船が大きなお鍋で、死体は単なる生肉で…って事は、お肉を煮込んでしまうわけで、そうなるとお風呂のお湯がスープになってしまうわけです。
そんな感じで、ちょっと考えれば当然の事ばかり書かれていますが、そのちょっとに考えが及ばないほど、我々の日常から“死”とか“死体”とかが遠ざけられているって事なんだよなあ…って思ったわけです。
そういえば最近、ハエもウジ虫も見かけなくなったよね。それでも子どもの頃は、結構、あっちこっちで見かけたものだけれど…なんて事も思いました。
現在、日本では火葬が主流だけれど、色々考えると、火葬ってかなり衛生的な死体処理方法だよね。エコという側面で考えると、欧米で主流の土葬が地球に優しい(CO2も出さないし、土の栄養に還元されるし…)のだけれど、土砂災害も頻繁に起こる日本じゃ、土葬はちょっと無理だね。
焼いた骨を粉末に加工して、海に流す海洋散骨も、ちょっと魅力的だなあ。特に湘南に暮らす人間としては、自分の死後、自分の骨の粉末が地元の海に撒かれて、魚のエサや海の養分になるのってステキだね。いかにも湘南の人って感じでしょ? でもそれは故人のエゴであって、残された遺族的には、普通に焼いて、普通に墓に入れるのが楽でいいに決まってます。そのために、お墓も地元にあるんだし…ね。「私が死んだら、海洋散骨してよ」なんて、下手に遺言残すと、余計な手間と出費になって、遺族に迷惑掛けちゃうしな。
なんて事を、つらつらと考えながら読んでしまいました。
今月の金魚
2022年7月8日(金)緋ドジョウが1匹、星になりました。
今月のひとこと
暑い、暑い。梅雨が明けてしまったようです。残念。するってえと、もう夏かい? まだ6月だぜぇ~。(2022年6月27日~7月3日)
夏がやってきて、汗かきまくりの日々ですが、何気に私が臭くて困ってます。汗のニオイ? 加齢臭? ジジイ臭? 毎日入浴して清潔を保っているつもりだけれど、臭いものは臭いです。自分の事ながら悲しいです。ソーシャルディスタンス大切だな。私に近寄ると、臭くて鼻曲がるぜっ!(2022年7月3~4日)
富士山の山頂の冠雪がほぼ無くなりました。全身青い富士山を見ると、なんか「ああ、夏なんだな」って感じます。ああ、今年の夏は熱くなりそうだねえ…。(2022年7月4~8日)
先程、安倍元首相が亡くなられました。選挙応援中に襲撃を受けたようです。暗殺です。テロです。よもや令和の日本で、このような野蛮な事が行われるとは、夢にも思っていませんでした。悪く言う人も少なくありませんが、平成~令和を代表する大総理であった事には異論はないだろうと思われます。合掌。(2022年7月8~12日)
炎天下の車内とか、エアコンを切った真夏の室内に、飼い犬を閉じ込めて飼うのはネグレクトだと言われると「そうかもしれない…」と思わないでもないが、犬を屋外で飼う事自体がネグレクトだと言われると、それはさすがに何か間違えているような気がしないでもないです。犬って、本来、屋外で飼うのが基本じゃないの? こんな考えの私の方が、間違っているってわけですか?(2022年7月12~13日)
最近の新型コロナ新規感染者増を受けて、各地で夏~秋にかけて行われる、お祭りとか合唱祭とか音楽祭とかの地域イベントが次々と中止を決定しているそうです。お祭りなんかだと、氏子代表は爺さんたちばかりだから、コロナ感染が怖い事には理解するけれど、コロナ禍になって、もう3年だよ。祭りに限らないけれど、イベントってのは、中止にすると、継承する人がどんどんと減っていき、色々なノウハウを失って、やがてやりたくても、やれなくなってしまうものなんだよ。それに…ウチの地元のお祭りも3年連続で中止だけれど、それは人間の事情であって、海の神様たちがそれを受け入れてくれるかどうか…信仰的に3年もやらなくて大丈夫なの?(2022年7月13~14日)
亡くなられた安倍元首相には、大勲位菊花章頸飾と、従一位の官位が贈られるそうです。大勲位菊花章頸飾は、純金製の日本最高位の勲章で、天皇陛下が身につけられる勲章だそうです。来日した外国の元首に贈られる事が多い勲章で、日本人としては戦後4人目になるそうです。また、従一位と言えば、昔風に言うなら「太政大臣」にならないともらえないほどの高い位で、戦後8人目になるそうです。総理大臣ってのは、昔風に言えば左大臣だから、太政大臣相当って事は“超総理大臣”って扱いになるんだろうなあ。それにしても統一教会への八つ当たりで殺された…って話ですが、実に悔しい話です。合掌。(2022年7月14~22日)
難しい事はよく分からないけれど、安倍元首相の国葬に反対をしている人たちの姿を見ていると、まるで“死者に鞭打っている”かのような印象を受けます。いいじゃん、国葬でも。確かに安倍元首相には、あれこれ有ったかもしれないけれど、平成の大首相であった事は事実なんだし、もう仏様になっちゃったわけだし、みんなで気持ちよく見送ってあげればいいじゃない? 何も「溺れる犬を棒で叩く」ようなマネはしなくてもいいじゃん…って、思う私です。気に入らない人は、お葬式に行かなきゃいいだけの話じゃん。(2022年7月22~24日)
鎌倉に行ってきました。大河ドラマ館を再訪しました。展示が入れ替わっていて興味深かったです。(2022年7月24~30日)
今月は以上です。よろしくお願いします。
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