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貧しくなっている日本

 フジテレビで希望退職が募集され、その事がネットで話題になりました。希望退職の条件は「満50歳以上、勤続10年以上の社員が対象。退職金には特別優遇加算金がプラス。希望者への再就職支援もする」という内容です。うむ、条件としては悪くはないです。
 希望退職を募集する理由は、単純に会社の年齢構成が逆ピラミッド型なので、それを少しでも是正したいから…が公の理由のようです。だから、希望退職の条件が割と良いわけだね。もっとも、フジテレビ自体が赤字というか、業績が下向きなので、高賃金な高年層を人員をカットしたいという本音もあるんだろうけれど。
 高年層を解雇して、同時に中途採用等も含めて、若年層の採用を増やそうしているそうです。かっこよく言えば“血の入れ替え”をするそうです。
 うーん、逆ピラミッド型の年齢構成を是正したいというのは理解します。できれば逆ピラミッドから、普通のピラミッド型にしたいのが本音なんでしょうね。だって会社の労働力としては、人件費が安くて、体力もあって無理がきく若年層をたくさん抱え込みたいですね。高年層は、人件費が高いばかりだし、使い勝手だって決して良くないからなあ。
 問題は、希望退職はあくまでも“希望”だから、会社が辞めさせたい人材が辞めてくれるわけじゃないんだよね。案外、有能な人が希望して会社から去り、そうでもない人ばかりが残るんじゃないの? であれば、希望退職って、あまり良いやり方ではないかもね。
 それに、テレビというのは、今や…と言うか、これからは、老人ばかりが見るメディアになっていくわけで(私はテレビ大好きだよ)、それなのに高年層の首を切って、若者を入れようなんて、ちょっと人事的に間違っていないかなって心配になります。むしろ、テレビの今後を考えるならば、老人を雇い入れて、彼らの感覚に合わせて番組を作って経営していった方が、テレビ局としての未来が見えてくるんじゃないの? 少なくとも、テレビって、もはや、ラジオと同じ程度のオワコンだと思うんだよね。
 閑話休題。もっとも、高年層に対して希望退職をかけているのはフジテレビばかりではありません。ちょっと調べたら、NECとか、エーザイとか、日本ハムとか、アルペンとか、カシオ計算機とか、協和発酵キリンとか、コカコーラとか、富士通とかも希望退職を募集している/たわけです。東京商工リサーチによれば、2021年になってから上場企業のうち72社で希望退職を実施したそうな。
 コロナ禍で飲食業界や観光業界の不況ばかりがクローズアップされて伝えられてきましたが、実は大企業だってヤバイと言えばヤバイって話なんです。
 おそらく、日本の経済全体が、かなりヤバイんだと思います。
 ただし、これはコロナ禍でヤバイというよりも、デフレが続きすぎてヤバイというのが真実でしょう。で、そんなふうに弱っているところに、コロナ禍でトドメを刺されちゃったわけです。
 日本がデフレで人々の給料が上がらないうちに、世界の経済は前に進み、他の国は少しずつ給料を上げていきました。で、いわゆる先進国の中では、一番給料の少ない国と言われて久しくなった日本ですが、ついに2021年は、隣の(先進国ですらない)韓国にも平均年収で抜かれちゃいました。それも金額的には年収で40万円ほどの差がついちゃったそうです。なのに物価は、まだ日本の方が韓国よりも高いのですよん(そのうち逆転…するんだろうね)。年収が少ないなら、その分、物価が安くないと生きていけないのに…いやあ、マジでやばくない?
 今や、日本人は韓国人よりも経済的に貧しくなった…と言えるわけで、その事実を知った時に、1980年代の“ジャパン・アズ・ナンバーワン”時代を知っている私は、目の前がクラクラしました。
 日本の未来は、かなり暗いね。今の日本の若者たちは、そんな時代の中で、生きているわけで、そりゃあ未来が見えなし、未来が見えなきゃ、結婚もしないし、子どもも作らないよね。今の日本って、国力だだ下がりの負のスパイラルに入っちゃっているんだろうなあ。
 やっぱり経済力だよね。デフレはダメだよ。ダメすぎるんだよ。
 ただ、年金生活者のような、収入が低いレベルで安定している人には、デフレって都合が良いんだよね。そのうち年金生活者になる私にとっては、私が死ぬまでデフレであってほしいと、ほんのちょっぴり願っていたり願っていなかったりします(はい)。

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