先日、やむをえなくマスク歌唱をせざるをえない機会がありました。
以前にも書きましたが、私、マスク歌唱が嫌いです。嫌いです…と書いても、他人がマスク歌唱をする事に関しては、全然容認派です。むしろ「マスクをして歌いづらいのに、頑張っているなあ」と尊敬してしまうくらいです。
私自身がマスクをして歌うのが嫌いなのです、イヤなのです。だって、歌のブレスの時に、思いっきり息を吸い込むと、マスクごと息を吸い込む事になり、マスクがクチの中に入り込んで、大変な事になるじゃあないですか? それこそ、歌っている場合じゃないです。
だから、マスク歌唱は嫌いだし、なるべく避けてきました。でもね、人間は社会の中で生きているわけで、他の人とも協調して生きていかなきゃダメじゃない? なので、どうしてもマスク歌唱をせざるをえない状況ってのに、ついに巻き込まれてしまったわけです。
最初は、ほんと、どうしようかと悩みました。いっそ、歌っているフリだけして、サイレント歌唱で通してしまおうかと思ったくらいですが、まあ、人の数倍、声の通りの良い私の場合、そういうわけにもいかないよね。一発でサボっているのがバレてしまいます。なので、やむをえずマスク歌唱に取り組んでみました。
声は、私なりに、pp気味のソット・ヴォーチェな感じで歌ってみました。それでも声がマスクの中でビンビンに振動して、それがクチビルやら頬やらに伝わって、気持ち悪い気持ち悪い…結構な不快感でした。
マスクを吸い込まないように、マスクの中央部をつまみ上げて、引っ張り上げながら歌いました。これは、マスクの吸い込み防止の意味が一番なのですが、マスクと下アゴの間に隙間を作って、息の出入りを楽にするという目的もあります(マスクを持ち上げていても、クチの正面にはマスクがあるから、飛沫感染防止にはなっている…との自己判断で行っています)。
マスクと下アゴの間の隙間は(感染防止としては?かもしれませんが)歌うためには必要かもしれません。やはり、多量の空気を抵抗なく吸い込んだり吐き出したりできる環境が歌には必要です。
というわけで、久しぶりにマスク歌唱に挑戦してみたけれど、マスク歌唱って、やっぱり不快で不愉快だねえ(涙)。
早くマスク無しで歌える世の中に戻ってくれることを、切に願います。
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