ゴールデン・ウィークの時の話です。ゴールデン・ウィークは、どこもかしこも“緊急事態宣言”とか“蔓延防止等重点措置”下になるため、遊びに行くのが遠慮されていました。でも遊びに行きたい(涙)。幸いこの時は、湘南地方はこれらのどちらも出されていなかったので、近所に遊びに行く分には問題なかろうという判断をしました。
29日は、主に休養にあて、配信ビデオ(のだめカンタービレ)を見たり、溜まっているミュージカルや歌舞伎のDVDを見て過ごしました。
30日は仕事に行って、5月1日は再び休養日にして、家でゆっくりと過ごしながらDVDを見て、2日は江ノ島に行きました。
2日は…とんでもない暴風の日で、ほぼほぼ嵐状態でした。まあ、そんな時に出かけることなんて無いから、これはこれでイベントとして楽しかったです。
普通に小田急で片瀬江ノ島の駅まで行って、洲鼻通りを始め周辺を散歩してから、ご贔屓にしている料理店(名は伏せます。あの店がこれ以上混雑して私が行けなくなるのは困るので…)で、金目鯛煮付定食と鯵のなめろう丼を食べました。ウマウマ。金目鯛も鯵も地魚だからね、ほんと美味しいのよ。この店はずっと昔から営業している老舗のくせに、お値段が地元民向け価格なのがうれしいのですよ。私のように地元で暮らしている人間は、観光地価格で商売をしている観光客向けの店にって、お値段も意識も高くて、なかなか入れないからねえ…。
お腹いっぱいになったら、歩いて江ノ島に向かいました。江ノ島弁天橋の上は、強風にさらされて、なかなかスリル満点でした。ただ、妻は風に吹かれすぎて、髪をまとめていたかんざしが飛ばされて無くなってしまいました。それくらいすごい強風だったのです。
江ノ島に入ると、あれこれ寄り道をしながらエスカーに乗って、サムエル・コッキング苑に行きました。旧江ノ島植物園ですね。最近では、冬の夜にイリュミネーションを見るために来るくらいで、昼間の時間帯に来るのは、本当に久しぶりかもしれません。
昼間のサムエル・コッキング苑は…植物園と名乗るのを辞めて良かったかな…って思うほどに、お花が寂しい状況でした。いやいや、単なる“苑”なら十分なのですが、植物園と名乗れるほどには無いというか…21世紀基準の植物園ならば、もっと広い敷地が必要だろうし、もっとたくさんの花々が咲いていないと顧客に満足を与えられないかな…って気がしました。ちょっと、こじんまりしているんだよね。でもお庭としてはアリだし、江ノ島観光の目玉の一つとしては、十分だろうなあとは思いました。
シーキャンドルにも登りましたよ。で、強風のためにシーキャンドルがグラグラに揺れて、いやあ楽しかった。シーキャンドルは今どきの建物ですから、耐震構造で、揺れる事で崩れることを防ぐ構造になっているわけだから、ちょっとした振動でも大きく揺れるわけだけれど、たかが強風でこれだけ揺れるというのも、実感するとなかなか楽しいです。
またシーキャンドルから見る相模湾も、とっても荒れていて、こんな海なんて滅多に見られないので、これはこれで見ものでした。
シーキャンドルの後は岩屋です。岩屋へ行くまでの道は、めっちゃ面白かったです。岩屋付近では、海が荒れて荒れて、まるで東映のオープニング状態でした。普通に歩いていても、大波が襲ってきて、ビチョビチョになっている人もいました。まあ、波で濡れるくらいは問題ないですが、万が一、波に引き込まれて海に落ちて飲み込まれたら、今日は助からないなあ…と思いました。これだけ海が荒れていると、誰も助けにいけないしね。いやあ、怖い怖い。一方、岩屋の中は洞窟なので、怖くなかったよ。
岩屋の次は、中村屋さんに戻って、お茶をし、下道を通って島から出て、我が家に戻りました。
一旦我が家に戻ってから、今度は近所の(歩いて15分ほどの距離にある)温泉に行きました。日常的に行っているスーパーや映画館のすぐ近くにある施設なので、遠出感は全くありませんが、温泉は温泉、しっかりと満喫してきました。
江ノ島行って、温泉に行って、実に充実した一日を過ごした私です。
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