声楽のレッスンの続きです。発声練習が終わりました。次はコンコーネ50番です。最初だけ、固定ド階名唱で通して歌いましたが、すぐに返して、今度は細かく(1拍ずつとか、1小節ごととか、そんな単位)注意を受けて、歌い直して…とやって、最後まで行ったら、また頭に戻って、今度は歌詞を“Ma”に変えて、また細かく注意を受けながら歌い直して、最後まで行ったら、また頭に戻って、今度は歌詞を“La”に変えて、また細かく注意を受けて…というのをやりました。とにかく、腹筋が動かなくなるまで、じっくり徹底的にやりました。
コンコーネは楽しい楽しくない以前に、フィジカル的に辛いです(涙)。確かに、アマチュア向けでは無いかもしれません。でも、頑張る。
コンコーネ練習の中でも、発声練習でもやった、声と響きを意識的に分割して響きを先行して歌う事を重点的に行いました。跳躍音程の際には、跳躍幅に応じた腹圧で響きを先行させる事を意識的に行いました。またノドの開きを発声に先行して行う事も意識的に行いました。母音を、先行する子音よりも高い音程で歌うように意識しました。もちろん、腹圧を十分にかけていく事は忘れずに。鼻も十分に鳴らす事。
大きな声はいらないとも言われ続けました。大きな声が出てしまった時は、ノドで押した“ノド声”になっていると思うくらいで、ちょうど良いそうです。で、声をノドで押してしまう前に、ノドを上に引っ張るように意識を変える必要があるそうです。
ヘトヘトになりました。たぶん、声楽のレッスンで、こんなにヘトヘトになったのは初めてかもしれません。
今回はコンコーネ50番の3番をやりましたが、次回は3番の復習をしたら5番をやるそうです。つまり、5番の譜読みをしておけよ…って話です。頑張りましょう。
歌の方は、シューベルトはお休みで、フロトー作曲の「M’appari Tutt’amor/夢のごとく」をやりました。
実はこの歌、なんかもう、歌える気が全然しないんですよ。とにかく、難しいし、歌う自信が失せています。
なんで、そんな事を思うのかと考えると…前回の発表会での大失敗がメンタルに響いているのかな?って思います。発表会では、すべての歌で大失敗をしてしまったわけですが、曲の難易度的には、この「M’appari Tutt’amor/夢のごとく」は発表会で歌った歌たちと同程度か、それよりもやや難易度が高いぐらいだろうと思ってます。発表会であんな大失敗をしてしまったので、この曲が歌えるわけはない…なんて、理性では全然思ってませんが、気持ちは完全に萎縮しちゃってます。実は私、結構チキンです(笑)。気持ちが萎縮しているので、何をやっても、うまくいかず、結果として、全然歌えなくなってます。
なので「この曲は、もう、全然、歌える気がしません」とボソッと言うと「どうして? すべての音は出せるじゃないですか」と言われちゃいます。つまり、先生的には“余裕で歌える歌”のハズのようです。でもねえ…。
歌を歌うには、メンタルの強さって大切だなあって、しみじみ思うんです。
というわけで「M’appari Tutt’amor/夢のごとく」を歌い始めた私なのです。
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