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次はメンデルスゾーンのようです

 声楽のレッスンに行ってきました。
 まずは発表会の反省から。とにかく「睡眠不足はいけません」って事です。睡眠不足は歌の天敵であって、風邪をひくよりも始末が悪いんだそうです。風邪ひきは、声帯が腫れてしまうので歌う時には注意が必要だけれどカラダは動きますから何とかなります。でも寝不足は筋肉が動かなくなるので、もう何もできなくなるんだそうです。
 Y先生のようなプロの演奏家は、旅が多く、旅先での睡眠が十分に確保されない事(つまり寝るのに不都合な環境…うるさいとか暑いとか寒いとか臭いとかもろもろ)もあるのだそうで、睡眠不足には十分な注意を払っているのだそうです。とにかく、何としても寝ないとダメなんだそうです。場合によっては、酒や薬の力を借りてでも寝るんだそうです。そう言えば、フルートのH先生は「音楽家に酒飲みが多いのは、神経を鎮めて寝るためだよ」と言ってた事にも通じるなあ…。
 とにかく、今回の発表会は寝不足に始まり寝不足に終わる、完全な失敗なので、その他の注意というのは、特にありませんでした。本来ならば、最近は音程も正確になり、高いAやBが出るようになったので、それがどれぐらい本番で発揮されるのか…といったあたりを試してみるはずだったのですが、もうそんな事がどうでもいいくらいにダメダメだったわけです。
 ふう。
 さて、気持ちを切り替えて、レッスン再開です。とりあえずは発表会の準備前に取り組んでいた、シューベルトの「美しき水車小屋の娘」の5番「Am Feierabend/仕事を終えた宵の集いで」と、フロトーの「M’appari Tutt’amor/夢のごとく」を歌います。
 で「美しき水車小屋の娘」は、しばらく順番に学んでいきますので良しとして、「M’appari Tutt’amor/夢のごとく」が終わった後に何を歌うかを決めました。
 私は、年に1曲ずつ宗教曲を学んでいくという方針でやっていますので(昨年はビゼーの「Agnus Dei/神の仔羊」を学びました)今年は何を歌いましょうかと考えて、某曲を持っていったのですが、先生に「ちょっと難しいですね(今はまだ無理かな?)」と言われちゃいました。いける!…と思ったのですが、私が思う以上に難しい曲のようなので、もう少し歌が上達したらチャレンジする事にしました。
 で、今年は何を歌うか…先生に選曲してもらいました。で、決まったのが、メンデルスゾーンの「エリア」のテノールアリアです。2曲あるので、2曲とも歌ってしまおうという事になりました。3番レチタティーヴォ「Zerreißet eure Herzen/汝らの衣ではなく」&4番アリア「So ihr mich von ganzem Herzen suchet/心をつくして求めれば」と、39番アリア「Dann werden die Gerechten leuchten/その時正しい者は」です。3番&4番は連続していますので1曲扱いです。ちなみに、3番&4番はオバデヤで、39番はテノールⅠの歌です…と書いたところで、私、実は「エリア」って、よく知らないんだよね(汗)。某合唱団に所属していた時に、この曲を練習していたのでスコアは持っているんだけれど、練習したのは合唱テノール部分だし、本番前に辞めちゃったしなあ…。
 という訳で、先生に選曲してもらったのだけれど、私、この曲は英語で歌うものとばかり思っていたら、なんと、ドイツ語歌唱を命じられました。ええ、それは想定外! 英語で歌いたいなあ…。ドイツ語苦手なんだよね。
 という訳で「M’appari Tutt’amor/夢のごとく」が終わったら、歌曲もアリアもドイツ語という、私にとってデスマーチなレッスンとなりそうです(しくしく)。
 という訳で音源です。今回は3番「Zerreißet eure Herzen/汝らの衣ではなく」&4番「So ihr mich von ganzem Herzen suchet/心をつくして求めれば」です。
 歌っているのはウーヴェ・ハイルマンです。こんな感じの曲なんです。いかにもメンデルスゾーンっぽい音楽だなあと思いました。

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