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落ちても止めない

 私がフルートでH先生からよく褒められるのは「音が良い」って事ですが、たまに違う事でも(数は少ないですが)褒められます。
 先日褒められたのが「落ちても音楽を止めないのはエライね」です。
 落ちる…指や読譜が音楽に追いつかずに演奏できずに無音になってしまうと定義しておきます。まあ私の場合、先生と合奏している時に、私のパートの音符が黒すぎて、きちんと譜面が読めずに、立ちすくんでしまい、フルートから音が出せなくなってしまう事が、ままあります。何しろ、変な音を出して音楽を壊してはいけませんから、音楽を壊すくらいなら黙ってしまうわけです。演奏を止めてしまうわけです。で、演奏から落ちてしまうわけです。
 でも私は、そこで音楽を止めることはしません。落ちてしまって、1拍程度は無音の状況を作ってしまう事はありますが、落ちた!と思った瞬間に、すぐに音楽に復帰するように心がけています。復帰ポイントなんてありません。フレーズの途中だろうが、拍の途中だろうが、落ちたと思った瞬間に、本来いなければいけない部分にいきなり入って、演奏を続けるわけです。
 実はこれ、さんざん笛先生に仕込まれた事なんですよ。
 笛先生曰く「バンドは止まらないから、落ちたらすぐに戻ってきてね」です。これが身に染みているので、合奏中は音楽を止めない事を最優先にしていますので、落ちたら即座に音楽に戻るようにしているわけです。なので、落ちてもすぐに復帰し、また落ちてもすぐに復帰するわけです。
 そうやって、ちゃんと吹けない曲でも、落ちては戻り、落ちては戻りを繰り返して、結局最後は先生と一緒に音楽を終えるわけです。で、褒められる…と。
 ちなみにレッスン中のソロ曲(フルート一本だけで演奏している曲)は、さすがに止まった箇所の直前まで戻って吹き直しをしますよ(汗)。だって演奏ではなく勉強だからね。

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