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アリアと歌曲の候補曲を決めてみた(ちゃんと練習しないと決定できません!)

 声楽のレッスンに行ってきました。今回も民間音楽ホールでのレッスンです。広々としたホールでのレッスンは、気分が良いです。
 まずは発表会の打ち合わせから始まりました。
 前回のレッスンで、二重唱で歌う曲を決めたので、今回は、それ以外の曲決めです。とにかく、一人あたりの持ち時間は約10分で、二重唱は5分程度の曲なので、私的には2分半しか使っていないので、まだ持ち時間は7分半もあるんです。なんと、クラシックコンサートの持ち時間よりも長い時間が残っているんですよ。
 で、まずはオペラアリアから検討です。とは言え、コロナ禍の現在、いつレッスンに参加できなくなるかも分からないので、全くの新曲とか、馴染みのない曲に挑む勇気は、ちょっとありません。少なくとも、レッスンが中断されても、自力でなんとか練習を重ねていける旧知の曲とか、以前のレッスンで歌った曲の中から選ぶのが無難だと判断しました。
 そうなると、ドニゼッティ作曲「ドン・パスクワーレ」のテノールアリア「Sogno soave e casto/青春の甘く清らかな夢よ」かな…って考えました。
 Y先生的には、ドニゼッティのアリアは発表会向きではないと考えているようです。発表会で歌うなら、発声の事まで考えて作曲されている、ヴェルディやプッチーニの方が望ましいとの事です。ドニゼッティのオペラアリアは“ドニゼッティ・テノール”という言葉がある通り、高音がやけに得意な専門家たちに任せるべき案件のようです。私は、そもそも、そんなに高音が得意なテノールではないので、レッスンで歌うならともかく、人前で歌う発表会でドニゼッティを歌うのは…まだ時期尚早のようです。
 で、ヴェルディかプッチーニって事なら、これからレッスンで歌うとしているプッチーニの「トゥーランドット」のテノールアリア「Non piangere, Liu!/泣くなリューよ!」が良いかなって話になりました。ひとまず、今回のレッスンで歌ってみて、決めましょうって事になりました
 でも、このアリアって短いんだよね。2分ぐらいでしょ。二重唱と合わせても、まだ5分以上時間が残ってます。
 残った時間をどうしましょう…って話になった時に、Y先生から、発表会向きの曲として、トスティの「L’alba separa dalla luce l’ombra/暁は光から」を勧められました。うへ、このムズイ曲をやるの?
 この歌曲は、テノールにとっては定番とも言える曲で、テノール歌手ならば誰でも歌っているくらいの有名曲なんです。なにしろ、歌曲なのに、曲中に高いBがあるんだもの。高音大好きなテノールなら歌わずにはいられない曲なんですが、それ故に私は個人的に避けていました。アリアでは、嫌でも高音と向き合わないといけないじゃない? せめて歌曲は、もそっと楽をしたいというか、苦労は高音以外の部分で済ませておきたいと思っていたわけですが…ええい、これがめぐり合わせなら仕方がない。歌ってやろうじゃないか、「L’alba separa dalla luce l’ombra/暁は光から」を!
 ちなみにどんな曲なのかと言えば、こんな感じの曲です。
 歌っているのは、ロランド・ヴィラゾンです。かっこいいよね。この曲はこんな風に歌えたら…理想だよね、死んでもいいくらいだよ、全く。ああ、ほんと、こんな風に歌ってみたい!
 高いBだけでなく、高いAも遠慮なくバンバン出てくる曲です。トスティ歌曲の中では、屈指の名曲であると同時に難曲であると思われます。結局、二重唱もアリアも高いBまで歌うのですが、歌曲でも高いBまで歌うなら、私には逃げ道は無いって事になります。ええ、今年の発表会は高いBと心中するつもりで練習に励んでやる…そう決めました。
 でも、この曲は3分しかないんだよね。まだ持ち時間は2分ぐらいある。どうしましょう(笑)。

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