声楽のレッスンに行ってきました。まもなく発表会なので、まずは発表会後の年末までのレッスン日を相談しました。何しろ、秋~年末にかけては、Y先生は演奏稼業に忙しくて、なかなかレッスン日を設けるのが難しいのです。それでも何とか、最低月1回は確保できました。
さてハミング練習です。きちんと声のボジションを高くして、声を上&前に出しましょうと言われました。続けて行った発声練習では、きちんとカラダを使って、しっかりと声を出すように言われました(ただし、声を鳴らしてはいけないのです)。
今回のレッスンが発表会本番直前の練習だったので、さっそく曲の練習に入りました。最初は、ヴェルディ作曲「椿姫」の二重唱「Un di felice, eterea/思い出の日から」です。
スタッカートが付いている部分は、元気よく歌うのではなく、溜息の声で歌うように言われました。溜息ねえ…案外難しいよ(汗)。と言うのも、溜息だからと言って、腑抜けた声はダメで、やっぱりしっかりと息で支えて歌わないといけないわけで、息で支えながらも溜息の声で歌うって、頭で考えると全然分かりません。
テノールの声の魅力は、カツーンと響く声で歌うか、優しい溜息な声で歌うか…の2つなんだそうで、この二重唱に関しては、カツーンとした声ではなく、優しい溜息な声が求められている…って事なのです。まあ、そう言われればそうかもしれない。
カデンツァの部分の音程があれこれ違っているのを指摘されました。いやあ、実際のところ、伴奏もないし、よく分かっていないんだよね。もっともっと、丁寧に音取りをして、音自体を暗記しないと歌えないよね。絶対音感があれば簡単なんだろうけれど、今更ぼやいても仕方ないので、がんばって覚えるだけです。それでも、なんとか帳尻は合わせていくわけだけれど、先生的には帳尻だけでなく、全てが合っていないとダメってわけです(当然ですね)。この箇所は、本来は無伴奏なんだけれど、最悪の場合は、ピアノで正しい旋律を弾いてもらう(つまりガイドメロディーを弾いてもらう)のも考えないといけないかもしれませんが、実際ピアノを弾くかどうか、その場のピアニストさんの判断に任せる事にしました。
カデンツァ以外にも数箇所、音が違う箇所がありましたが、それらは歌っているうちに正しい音程を思い出してきた(笑)ので、何とかなりましたが、カデンツァだけばどうにもなりません。いやー、難しいよね。本番では、いきなり舞台で歌うのではなく、しっかりと事前に歌っておいて、あれこれ思い出してから舞台に上がるようにした方が良さそうです。
それにしても、本番直前なのに、まだこんなレベルとは…本番が思いやられます。
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