で、二重唱が終わり、妻が退場しました。舞台には私が残って、最後のアリアを歌います。私の次に出演予定になっているギターアンサンブルの方々は、妻が帰ってきたタイミングで舞台に出ようとしたそうですが、私が歌い始めたので、慌てて引っ込んだんだそうです。プログラムには3曲歌うと書いてあるのに、何を勘違いしたんでしょうね?
で、ヴェルディです。
このアリアは、音域的には歌えるはずの曲なのですが、今まで何度もブログに書いてきたとおり、やっぱりちゃんとは歌えませんでした。高音にビビる癖は、改善されませんでした。そういう危険ゾーンを数箇所残したまま本番を迎えたわけです。
クラコンでは、最初の危険ゾーンはヘマってしまいましたが、その他は…ぎりぎり通過できた…かな?と思います。やはり響きの良いホールで歌うと、よく歌えるのではないかなって思いました。レッスンを含めて、これまでで一番良い出来に歌えたと思います。ただし“一番良い出来”と言っても、あくまでも“当社比”であって、冷静に聞いてみると、まだまだアレコレ不足があります。ああ、残念。
自分の本番、妻の本番と、ミスをしてしまったピアニストさんも、最後になる私の本番では、なんとかメンタルの切り替えが出来て、目立つミスなく(ミスなんて、分からなければしてもしなくても一緒です)弾いてくれました。やったね。
で、歌い終えて、舞台袖に戻って、妻と一緒に会場ロビーに行きました。見に来てくれた方々にご挨拶です。今回は…ダメ出しはなく、褒めていただくばかりでした。うむ、会場に大いに助けられ、ミスの目立たない歌唱になったようです。妻が「実は本番が今までで一番良かったんですよ」などと、いらない情報を開示してくれました(へへへ)。
ご挨拶が終わって、ホールに戻って、録音機を回収して、楽屋に戻って、着替えです。すでにバリトン氏は帰っていました。その代わりに、ギター・アンサンブルの方々のギターケースがたくさん置いてありました。彼らは、舞台へはケースでは楽器を持ち込まないんですね。たぶん、フルートの人なら、ケースごと舞台に持ち込んで、舞台袖で楽器を組み立てそうな気がします(それはH門下だけの話かな?)。
と言う流れで分かるとおり、実は本番で使った二重奏の歌詞カードや舞台袖に持ち込んだ楽譜の回収を忘れてしまいました。いやあ、失敗失敗。以前のクラコンで録音機を会場に忘れてしまった事があったので、録音機の回収は気をつけていたのですが、楽譜を忘れてしまったのは、今回が始めてです。次からは、楽譜の回収にも気をつけないといけませんね。
で、妻は帰宅後すぐに歌詞カードや楽譜が無い事に気づいて、会場まで戻って、これらを受け取ってきましたが、私が楽譜が無い事に気づいたのは、翌日の自宅練習の時です。で、歌詞カードや楽譜がない事に気づいた私が、妻に尋ねたところ、妻が私の分も合わせて持ち替えてくれていたので、事なきを得たわけです。しっかり者の妻を持った私は幸せモノです。
今回の演奏は、私達歌い手もピアニストさんも、色々と思う事がありました。このリベンジは、翌週の門下の発表会でする事を誓いました。でも、今、反省をすると凹むので、反省は門下の発表会が終わってからしましょうとも約束しました。
さあ、次は門下の発表会だ。頑張るぞ。
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