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LFJ2016 その4 ハイライトオペラは、やっぱりいい!

お琴とソプラノ(竹内恵美:ソプラノ,多田彩子:二十五絃箏,永井英里香:ピアノ)

 LFJでお琴ですよ。珍しいですね。

春よ[ティリンデッリ]
蝶と花[フォーレ]
たんぽぽ[中田喜直&三好達治]
さくらさくら[日本古謡]
主よ人の望みの喜びよ[バッハ]
春の海 歌曲編[宮城道雄&下司愉宇起]
タイム・トゥ・セイ・グッドバイ[サルトーリ]

 『春よ』『蝶と花』『たんぽぽ』の3曲は、ソプラノとピアノだけで演奏でした。それにしても『春よ』は名曲だと思います。ソプラノで歌われることが多い曲だけれど、私も来年あたり歌ってみようかな…って思いました(季節モノだから、いつ歌ってもいいってわけじゃないしね)。

 『さくらさくら』から、お琴が演奏に加わりました。お琴と言いますが、今回使われたのは、二十五絃箏という、明治時代に作られた、比較的新しい楽器なんだそうです。だから、奏者の数も非常に限られているとか…。ちなみに、普通のお琴は十三弦なんだそうです。だから、普通のお琴の倍の弦を使っている…ということは、音域も倍あるって事ですね。

 お琴は撥弦楽器です。ですから、これに対応する西洋の楽器はハープですが、日本のお琴はハープと違ってヴィブラートが掛けられますので、ヴァイオリンのような泣き節を加えて演奏できるわけで、表現力が、かなりある楽器なんですね。すごいね。

 『さくらさくら』と『春の海 歌曲編』は、ソプラノさんにはキーが低いのか、歌いづらそうな感じがしました。もっと低い声の人が担当したら、感じがだいぶ変わったんじゃないかな?

 『主よ人の望みの喜びよ』はピアノとお琴の2人で演奏で、これはこれでおもしろかったです。

 最後の『タイム・トゥ・セイ・グッドバイ』は、1番のメロディをお琴が、2番のメロディをソプラノが担当しました。最後のAのロングトーンを、まるでテノールが歌うような歌い方でまとめ上げていました。会場はすごく湧き上がり、私の隣にいた老夫婦は大喜びをしていました。アンコールを求める声もあったくらいでした。すごいなあ。でも、ああいう歌い方は、ソプラノ的には邪道なんじゃないの(って、ちょっとやっかんでみる:笑)。

 ここまで聞いたところで、重い腰をあげて、ようやくパソナから出て行った私でした。当日は、すごく風が強くて、パソナを出た途端に、風で帽子が飛ばされてしまい、散々な目にあいました(死ぬかと思った…)。

 東京国際フォーラムのEホール(旧展示ホール)に着いて、座席を確保して、一息ついたところで、すぐそばからバンドの演奏が聞こえました。

木管五重奏

 たまたま私が座った席が、管楽器ダクのブースのそばで、そこで木管五重奏の演奏が行われ、私は座席に座ったまま聞かせていただきました。聞こえてきたのは演奏音だけで、途中のアナウンスなどは全く聞こえず、演奏者の姿も見えず、曲紹介も聴こえなかったのですが、たぶん、セットリストはこんなものじゃなかったかな?と、うろ覚えで書きます(ごめんなさい)。

カルメンより
  アラゴネーゼ
  ハバネラ
  セキディーリャ
  行進曲

 木管五重奏ですが、フルート、オーボエ、ホルン、バスーン、クラリネットという編成じゃないかな(耳で聞いただけなので、間違っていたらごめんなさい)。演奏が素晴らしかったのは当然として、アンサンブルっていいなあって思いました。

 我々アマチュアがアンサンブルと考えると、合唱とかフルートアンサンブルとかの、同族楽器同士のアンサンブルを思い浮かべがちです。これは仲間を集めやすいという事で作りやすいのですが、聞く側からすると、同族楽器のアンサンブルも悪くないけれど、異なる楽器同士のアンサンブルの方が個性の発露という点からも、聞いていて楽しいなあと思いました。

 それにしても、カルメンには捨て曲がないなあ…。

歌劇『魔弾の射手(ハイライト)』(丸の内フェスティバルシンガーズ、丸の内交響楽団、岸本祐有乃:指揮)

 そんなわけで、ダクの木管五重奏を楽しんでいるうちに時間となりました。(私的に)本日のメインイベント、ウェーバー作曲、歌劇『魔弾の射手』のハイライト上演となりました。

 丸の内フェスティバルシンガーズさんは、おそらく、アマチュアの合唱団でしょう。ここが主体となっての公演のようです。オーケストラは、同じくアマチュアの丸の内交響楽団でした。合唱団の方々は(もちろん)合唱部分を担当し、ソロはプロの方々にお願いしているようでした。まあ、いわゆる“市民オペラ”形式の上演です。

 会場がホールEという事もあって、ソリストたちはミュージカルマイクを使用し、合唱団とオーケストラは天井から下がっているマイクで音を拾っているようでした。まあ、ここではマイク無しの状況での演奏は難しいでしょうから、これはこれでアリだと思います。ただ、マイクの制約が付くので、リハーサルでは、立ち位置に気を使っていましたね(音が拾いやすい場所と、拾いづらい場所があるようでした)。

 ハイライト上演ですから、曲と曲をアナウンスで埋めていくのですが、それを担当されたのが、イタリアの方でした。ドイツのオペラをイタリア人が日本語で解説するという、国際色豊かなアナウンスでした。この方の日本語は、分かりやすい日本語で聞いていて不自由はなかったのだけれど、すっごい早口だったのですよ。あんなに早口でペラペラしゃべっているのに、ちゃんと通じるんだから不思議なものです。ちなみに、あれだけたくさんしゃべっても、だいたい1分程度のアナウンスで収めていました。やはり、ハイライトオペラでのアナウンスは、せいぜい1分が限界か…。ちなみに、アナウンスの内容だけれど…物語のストーリーには一切触れることはなく、次に歌われる曲の簡単な状況説明だけでした。曲の前後の事や、登場人物の説明すらなく、はっきり言って、何が行われるのか…冷静になって聞いていると、何も分からないのですが、雰囲気で分かったような気になってしまいます。あれじゃあアナウンスなんて無くても一緒…なのですが、そうは言っても、ハイライト上演のアナウンスがあるとないとでは大違いなわけで、とりあえずアナウンスが有りさえすれば良いみたいですから、あの程度のアナウンスでいいって事なんでしょうね。

 私もボエームの台本を、あの程度のモノに書き改めるか…と思い直した次第です。

 さて、演奏そのものは、普通に良かったです。合唱団の方々の気合を強く感じました。練習期間は一体どれくらいだったのでしょうか? かなりの完成度でした。

 私、『魔弾の射手』というオペラそのものをよく知らなかったのですが、あれこれと知っているメロディを耳にしました。結構、有名な曲なんだなあと改めて確認しました。序曲のメロディは讃美歌「主よ、御手もて」だしね。男性合唱である「狩人の合唱」もよく耳にする曲でした。他にも聞き覚えるメロディがありました。

 今度、きちんとハイライトでない上演を見てみようと思いました。

 この日は『魔弾の射手』が目的だったので、これを見終えて、さっさと帰宅しました。だって、翌日もLFJに来るつもりだったので、体力を温存しておかないと…ね。で、さっさと帰ろうと思ったら、電車が途中で止まって、1時間ぐらい電車の中に閉じ込められました。東海道線が、上野東京ラインになってから、こんな感じの電車の遅れが頻発するようになりました。明らかにJRの電車運行能力が落ちているんだなあ…と感じています。競争相手がいない路線だから、露骨に手を抜いているのかしら。

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