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メガネとステージ

 私は若い時から、遠視でした。

 子どもの時から視力が良くて、近くも遠くもバッチリ見えて、とても便利でした。よく眼科検診では「遠視だから矯正が必要だ」と言われていましたが、日常生活では何の不便もなかったので、放置していましたが、やはり遠視は体力的にきびしいのか、私は30歳を少し過ぎた辺りで、老眼になってしまいました。

 若白髪ならぬ、若老眼ですね(笑)。

 と言うわけで、年を取った今では、近くも遠くもよく見えない人になってしまいました。つまり、どこにもピントが合わない人なのです。ですから、手元を見る時は、手元用のメガネを、遠くを見る時は、遠く用(ってか外出用)のメガネが必要で、日常生活(ってか、仕事)では遠近両用老眼メガネで我慢しています。それでも、やっぱり中距離に焦点を合わせているので、手元や遠望はやっぱり見えません。

 まあ、そんなわけで、コンタクトも使えずに、近距離専用とか、音楽練習用とか、外出用とか、あれこれメガネを使い分けて暮らしております。

 まあ、そんな私のメガネ事情の話が今回のメインでは無いのです。とにかく、私はメガネをかけて生活をしている人だと言うわけです。

 問題は、舞台に出る時ですね。

 私は、近くも遠くも、よく見えない人なので、本当はメガネをかけて舞台に出たいのです。私が合唱団員とかオーケストラ団員とかだったら、たぶん音楽用のメガネをかけて舞台に出ちゃうでしょうね。だって、誰も私のことなんて見ていないから。でも、声楽であれ、フルートであれ、ソロとなるとメガネは掛けてられません。

 メガネって、レンズが入っていると、反射して、客席から目が見えないんです。それが良くないと私は思うのです。だって、それって結果的にはお客さんから目を隠す事になるわけで、、サングラスをして舞台に上がるのと同じことになってしまうのです。だから、どうしてもメガネをかけて舞台に上がりたいなら、メガネのレンズを外して、コンタクトを入れて、レンズ無しのメガネをするべきだと思ってますし、実際、舞台でメガネをかけている人って、そんな感じの人、多いですよね。。

 でも、強い遠視の私は、コンタクトでの矯正(ってか、ピント合わせ)ができないので、舞台では、どうしてもメガネを外す事になります。基本的に、舞台では、よく見えない世界に突入しちゃうわけです。不便は不便です。

 ですから、舞台袖まではメガネをかけて、楽譜を確認したり、色々と細かいものを見ていますが、舞台上で細かいものを見る必要なんてあまりないので、舞台に出る直前にメガネを外しているのです。これはこれで、きちんとしていれば、それほど不便ではないのですが、たまに、ついうっかりメガネをかけたまま舞台に出ちゃう事があって、後でそれに気づいて、凹んだりします。

 悩ましいです、メガネ。

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