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35歳以上の独身女性は恋愛結婚できない![2014年4月第4週・通算12週]

体重:109.2kg[+0.8kg:-2.2kg]
体脂肪率:30.7%[+0.3%:-0.5%]
BMI:34.5[+0.3:-0.4]
体脂肪質量:33.5kg[+0.5kg:-1.1kg]
腹囲:105.0cm[-1.0cm:-3.0cm]
     [先週との差:2014年当初との差]

 35歳以上の独身女性は恋愛結婚できない!…んだそうです。そんな事を主張しているテレビ番組を、先日見ました。

 実際、総務庁統計局の国税調査の「年齢別未婚率の推移」を見るとおもしろい事が分かります。

 女性の場合、20~24歳の未婚率が88.7%で、25~29歳が59.0%、30~34歳が32.0%で、35~39歳が18.4%、40~44歳が12.1%です。つまり、大雑把に言えば、20代前半~後半のうちに29.7%の女性が結婚し、20代後半~30代前半のうちに27%が結婚し、30代前半~後半のうちに13.6%が結婚し、30代後半以降では6.3%しか結婚できないとも言えます。

 6.3%! 今や消費税よりも低率です。確かに、この数字は統計的には誤差と言っても良い範囲ですから、恋愛結婚どころか『35歳以上の女性は結婚できない』と言っても、統計的には間違いはなさそうです。それにこの6.3%の人たちについて、私が見たテレビ番組では、この年齢層の人は恋愛(自由)結婚ではなく、必死に婚活に励んで戦略的に結婚を勝ち取った人たちだと言ってました。だから『恋愛結婚はできない(けれど婚活に励めば何とかなるかも…)』という事なんだそうです。

 私が子どもの頃は「女の適齢期はクリスマスケーキのようなもの」と言ってましたね。つまり、20とか21じゃまだ早い。23や24あたりが一番多く売れる。25になると、焦って売り始める。26になると、かなり安く売られる。27になると投げ売り。年を越すと(つまり31を越えると)誰も買わない…ひどい言い方だけれど、妙に統計の内容にも符合します。

 何だかんだ言っても、結婚する女性は30歳までにしている…って事なのかもしれません。で、30代前半は、サッカーで言うところのアディショナルタイムなのかもしれません。

 「女ばっかり言って! 男性はどうなのよ!」と言われそうですね。

 男性の場合は、女性ほどシビアな数字にはなりません。無論、傾向は、女性と大きく違いませんが、男性の場合は、ある程度年齢が進んだからと言って、急に結婚できなくなるというようではありません。男性の場合、結婚は年齢と大きく関係するわけではなさそうです。

 むしろ男性の場合は、生涯未婚率って奴の方がヤバイかもしれません。つまり「独身のまま、死んでしまう人たちの割合」です。

 2010年のデータでは、男性の生涯未婚率は20.14%です。つまり、5人に1人は結婚せずに人生を終えてしまうというわけです。女性が『35歳を過ぎると結婚できない』どころの騒ぎではなく、男性は『(何歳であれ)5人に1人は結婚できない』んですよ。

 つまり、女性なら30歳ぐらいまでに頑張れば結婚できるだろうけれど、男性の場合は、問題は年齢にあるわけではないので、結婚の成否は年齢の如何に関わらず、結果として5人に1人は結婚できない…というのです。

 では男性の場合、結婚の可否を決める要素はなんでしょうか? と言えば、やはり年収なんでしょうね。こちらのページの『年収と未婚率の関係』を見ると、年収400万を境に、男性の未婚率が大きく変わってます。そして、次の年収600万で更に大きく変わってます。

 私の知り合いの未婚女性も「結婚相手には、最低でも年収600万円は欲しいなあ」と言ってましたが、確かに年収が600万円あれば、結婚はできそうです。年収400万円だと女性側に妥協の精神がないと難しいのかもしれませんが、それでもなんとかなりそうです。しかし、年収が400万円以下だと、結婚はかなり難しくなりそうです。

 でもね、こちらのサイトを見ると、その年収だって、相当きびしそうですよ。

 年収というのは、普通、年齢と相関関係があって、若いうちは年収が少なくても、年齢を重ねていくうちに少しずつ給料が増えていくわけですが、では平均年収が400万円を越すのが30代半ば、600万円を越すのは…って、平均年収が600万円を越す事はないようです。これじゃあ、男性の未婚率が上がるのも仕方いないし、男性に年収600万円以上を期待している女性がなかなか結婚できないわけです。

 少子高齢化化をくい止めるためには、子どもがたくさん生まれないといけません。そのためには、若い男女がきちんと結婚できる世の中を作らないといけません。少なくとも、生涯未婚率って奴を増やすどころか、減少させないといけません。

 そのために必要な事は、若い男性の年収を上げる事でしょうね。若い男性の年収が上がれば、結婚する男女が増え、自然と子どもも増えていくでしょう。つまり、少子高齢化の原因は、日本の経済力が長らく停滞している事が原因なんだと思います。世の中の景気が右肩下がりじゃ、若い男女もなかなか結婚に踏み出せない…って事だね。

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コメント

  1. だりあ より:

    うーん、そういうことなんですか・・・。「女性の適齢期はクリスマスケーキ」の昭和時代は遠くなってしまったのですね。

    思い返せばあのころは、男性はしっかりお金をかせぐ役、女性は結婚→寿退職→出産・育児をする役、という役割分担が普通でしたね。
    今のような女性の人生の多様化が許される時代、「結婚しません」、っていうのは角が立つ場合、「結婚したいけどできない」ってことにしてる方も多いんじゃないかなあとも思います。こんなに離婚がたくさんあるんですもん、離婚がこわくて結婚できませんよ・・・。

  2. tetsu より:

    こんばんは。

    > 少子高齢化

    高齢化社会の定義、というのを先日某TVで見て、ビックリしたことがあります。

    http://www.toukei.metro.tokyo.jp/jsuikei/js-index5.htm

    WHO(世界保健機構)や国連の定義によると、
    65歳以上人口の割合が7%超で「高齢化社会」
    65歳以上人口の割合が14%超で「高齢社会」
    65歳以上人口の割合が21%超で「超高齢社会」

    とされています。


    wikiでは、

    日本は、国勢調査の結果では1970年(昭和45年)調査(7.1%)で高齢化社会、1995年(平成7年)調査(14.5%)で高齢社会になったことがわかった。また、人口推計の結果では、2007年(平成19年)(21.5%)に超高齢社会となった。

    ここ最近急に高齢者が増え続けた、ようです。
    年金制度も当初ここまで65才以上の高齢者が増える、とは想定していなかったので、今のようになってしまったのでしょう。

    http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1550.html
    出生率が2.0を切ったのは70年代半ばから、のようです。
    2.0以下になれば総人口はいずれ減少する、というのは当時からわかっていたはずですが。

    昔話ですが「所得倍増」とか右肩あがりの時代から、縮小する方向へ変わってきている、とはおもいますが、どのように縮小するか、というところで方向性みたいなものがないというところが、最近の状況かなとおもっています。

  3. すとん より:

    だりあさん

    >「女性の適齢期はクリスマスケーキ」の昭和時代は遠くなってしまったのですね。

     現在の女性の初婚年齢は30歳を超えてしまったそうです。これは余所の国から見て、極めて晩婚で、とても異例な事らしいです。他の多くの国では、10代後半からせいぜい20代前半までに女性は結婚するそうですから。

     ウーマンズリブのあたりから“女性の自立”を目指した結果が、こうなってしまったのではないかと思います。現代社会は、善かれ悪しかれ男社会ですから、そこで女性が自立していこうとすれば、女性の男性化が進むわけで、男性化した女性が結婚や出産をするわけがない。

     「昔は良かった」と言ったところで時計の針は逆回転しないので、このような有り様を受けた上で、今を生きる人々の幸せを模索していかないといけないんだと思います。

     たぶん、男性の賃金が上がれば、女性の社会進出は鈍り、安心して家庭で出産育児ができるようになるんじゃないかと思いますが、こう考える私のオツムは少々古いのかもしれません。

  4. すとん より:

    tetsuさん

     日本は超高齢社会ですが、そりゃあそうなるんでしょうね。子どもが生まれず、年寄りが死ななければ、そうなるわけです。だからと言って、若者に「子どもをバンバン生みなさい」と言っても、結婚する事すら難しいのでは、なかなかそれも可能とならず、だからと言って年寄りに「さっさと死になさい」とも言えず、こうなるのは世の必然だったのでしょうね。

     そしてやがて、なかなか死ななかった年寄りたちが一挙に立て続けに死んでしまうでしょうから、日本国に住む日本人がみるみる減ってしまうのだと思います。

     そういう意味では、日本民族と日本国は滅びの方向に進んでいるのかもしれません。

     百年後、私はすでに死んでますが、我が愛する国土には、どんな人が住んでいるんでしょうね。それが我々の子孫なら良いのですが、もしかすると、そうではないかもしれないと思うと、なんか寂しくなります。

  5. YOSHIE より:

    かつて人間は男女、男男、女女の三種類があって・・・という神話が好きなんですが、
    結婚自体は、若くてもある程度年齢がいっても、勢いみたいなところがあるので・・・なんというか馬には乗ってみよ、人には添ってみよ・・・で、経済も大事ですけど、総てではないと思うんですよね。
    先輩(女性)は40代後半で10才以上年下の方に求婚されて結婚しました。
    最近の例でいうと熊谷真実さんみたいな感じでしょうか?
    習い事先で出会った方で、最初は断ってたようです。
    しかし、お二人の2ショットを見るとほとんど同じ年くらいに見える・・・と言う・・・。

    女性は好かれて結婚するとそういう「幸せオーラ」が出ますね~。

    ナオト・インティライミ
    君に逢いたかったhttp://www.youtube.com/watch?v=i9CagGXL_0U&sns=em

    ロマンチックな気分が世の中からなくなったら、音楽やっててもつまらなくなりますね・・・かと言って、お花畑でもマズイし・・・バランスの問題でしょうけど。

  6. すとん より:

    YOSHIEさん

     若いカップルは、年収が少なくて、一生懸命働いて貯金を貯めて、お給料があがるを待っているうちに、いつのまにか年を取ってしまって…。

     でもいつまでたっても男には経済力が着かなくて、やがてつまらない事でケンカ別れをして、男も女も独り身のまま暮らす。いや、ケンカ別れなら、まだ良いかも。男に経済力が付くのを待ちきれなかった女は、男を捨てて、別の男と結婚し、捨てられた男はに経済力が付くのを待ちきれなかった女は、別の男と結婚し、捨てられた男は、いつまでも女の事が忘れられずに独り身で暮らす。

     いやいや、二人の努力と忍耐で、やっとの事で男に経済力に付いたとしても、めでたく二人が結婚するわけじゃないよねえ。経済力のある男はモテるわけだし、モテ始めた男は、今まで自分と一緒にいた女よりも若くて美しい女たちにもモテるようになるわけで、ついつい女を捨てて、若い女と結婚して、捨てられた女は今更恋愛をするでもなく、独り身で暮らし続けるとか。

     若い時に結婚に踏み切れるだけの年収があれば、結婚していた二人が、収入が少ないばかりに、破局の道を歩むこともあるわけで、お金がないって、それだけで大きな障害になるし、国を滅ぼしかねないものだなあって思います。

    >ロマンチックな気分が世の中からなくなったら、音楽やっててもつまらなくなりますね…かと言って、お花畑でもマズイし…

     ロマンチックな気分は大切ですね。「恋は盲目」って言うわけで、相手の年齢とか年収とかを忘れて、ただ愛に走った人しか結婚できない…世の中になりつつあるのかな? なんか、それもどうなんだろ? 夫婦って社会を構成する最小単位のはずだよね。それがいつのまにか、個人を最初単位とする世の中になってきた事が、色々と社会のひずみを生み出しているような気がします。

  7. tetsu より:

    > 若い男性の年収を上げる

    前回レスとまた違うリンクですが、
    http://blogos.com/outline/85463/


    国土交通省が2050年になると、日本の人口は約9700万人に減少し、全国の6割以上の地域で、人口が2010年時点の半分以下になるという試算を発表した。
    http://www.mlit.go.jp/common/001033672.pdf

    どのような職種につくか以上に、どこでどのように働くかが重要なファクターとなる。


    国土交通省の資料の特にP.3「将来推計人口の動向」あたりは義務教育の早い段階でぜひ全員に教えてほしいくらいです。
    今まで政府の資料は公報など、知らない方が悪いみたいな公開しかされていないので。

  8. すとん より:

    tetsuさん

     ほとほと“数は力なり”を感じます。それは社会や国にとってもそうで、人口が多いと言うのは力であり、豊かさでもあるわけです。日本は人口の減少と共に、国力も減少していくでしょうし、やがては人口の多い国や民族に、その存在そのものが飲み込まれてしまうのかもしれません。

     国が飲み込まれるとは、私たちの子どもたちの未来が消え去るという事でもあります。

     手をこまねくしかできません。祈ることしかできません。でも、子どもたちの未来が消えかかっているなら、親世代として、何かをしてやりたいとは願っています。でも、何をすればいいのか…それは分かりません。せめて、誇りと志を高く持って生きていけるように、教えて上げる事ぐらいしかできない私です。

    >今まで政府の資料は公報など、知らない方が悪いみたいな公開しかされていないので。

     そこに情報格差があるのでしょうし、それが無教育や低教育の人々をより貧しさに追いやっているわけです。政府にも問題ありますが、それが許されてしまう社会は、決して優しい社会ではないと思います。

  9. よっこみー より:

    初めまして。
    わたしはクリスチャンでもなんでもありませんが、
    『新約聖書 エフェソの信徒への手紙』5・23に「妻達よ、主に使えるように、自分の夫に使えなさい」とあります。
    政治や経済が悪いと片付けてしまうよりも、個人の道徳律の問題だと思います。
    新聞・テレビは女性に媚び諂って、増長させていると考えています。
    私の知り合いで、先の文言を心に留め、非常に上手くいっている夫婦を4組知っています。
    単なる懐古趣味と言わずもがな。
    人間の本質的な部分は2千年以上経とうが変わらないと思います。
    先達の教えによく耳を傾け、謙虚に謙遜に生きていくのが聡明な人と言えるでしょう。
    これは女性蔑視ではありません。
    その証拠は男女問わず信徒数が世界最大であり、最も読み継がれている書物だからです。

  10. すとん より:

    よっこみーさん、いらっしゃいませ。

    >新聞・テレビは女性に媚び諂って、増長させていると考えています。

     マスコミだけではありませんが、悪い大人たちが女性たちをたぶらかしているのかもしれません。いや、女性たちをたぶらかして、この国をダメにしようとしている…なんてのは、言い過ぎかな?

     男は外で働き、女は家で切り盛りをする。男は精一杯稼ぎ、女はその稼ぎがたとえ少なくとも、いや少なければ少ないなりにやりくりをしながら、子どもを産んで、立派に育てる。それも何人も何人も。で、子育てのついでに、老いた親の介護までしちゃうわけだ。それが、ちょっと前までの日本人の当たり前の生活。つまり、男女ともに、一人前になったら、さっさと結婚して家庭を作る。その家庭が社会の基本ユニットになる…という発想だね。家制度とも言うけれど。

     この家制度が崩壊しちゃったのが、現代日本の不幸なのか、幸福なのかは分からないけれど、現状を生み出した原因だと思います。

     だからと言って、女性に『教育なんて受けなくていい』『外で働かなくてもいい』『良き妻、良き母、良き嫁であれ』とは言えない時代だからね。でも、その結果、女性は、外で男並みに働き、家では妻と母と嫁として働き、それなのに社会待遇的には男の付属物半人前扱いしか受けられない仕組みだったりします。

     そんなダメな仕組みだけれど、その仕組みの中をうまく泳げなかった子たちが、あぶれてしまって、結婚できない -> 家庭を作れない、って事になっているのかもしれません。

     家制度があった方が、女性は生きやすかったんじゃないの、そして女性が生きやすい世の中のほうが、男性も生きやすかったんじゃないの…なんて、余計な事を考えたりします。

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