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成人男子には教えません

 時折、こう公言されていらっしゃる、習い事の先生がいらっしゃいます。本人には悪意は無いつもりでしょうが、これを読んだ男性の1人としては、なんか悲しい気持ちになります。

 だいたい“成人男子”って何? 成人男子って“大人の男の子”って意味ですが、言葉の内部に矛盾がありますでしょ…なんて、絡みたくなるくらいに悲しくなります。

 まあ、習い事の先生という職業に従事する方の多くが若い女性だったりするので“成人男子”と言うか、成人男性って奴は、危険人物だと判断されているんでしょうね。

 習い事と言っても、グループ対象に教えるものは、その限りではないのですが、音楽などの個人レッスン主体のものは、確かに密室で先生と生徒が二人きりになる場面が多発するわけです。だから、若い女性的には、男性と密室で二人きりになるのを避けるために「成人男子には教えません」って事になるんだろと、常識的にはそう思います。

 つまり、先生が女性だから、成人男性を生徒にはしないって事?

 そんな事を公言する先生自身、異性の先生に師事した経験はないのかしら? 「自分は女性なので、どんなに素晴らしい先生でも男性である以上、師事できません」というスタイルで生きてきたなら、まあ理解できますが、自分自身は異性の先生に師事してきたのに、いざ自分が先生になった時には、異性の生徒は教えないのって、ちょっと違うような気がします。

 男って奴は、女性を見たら、誰でも彼でも襲うと思ったら、大間違いだよ。女性が男性を選ぶように、男性だって女性を選んでいるわけだし、一般論で言えば、女性よりも男性の方がマジメで一途だから、浮ついた気持ちを教室には持ち込まないし、先生はあくまで先生であって、女性のうちには入れないものだけれどね。ま、一種のインセスト・タブーが発生するわけです。

 それに、きちんとした成人女性なら、男性に対して一線を引いた態度で接してスキを与えないことだってできるし、逆に誘惑することだってできるでしょ? つまり、そういう事です。

 先生は先生なんだから、性別とか年齢とか、特に関係ないでしょ。ただし、先生の側でそれを意識している(つまり、人間がチイチャイ)なら話は別。あるいは「私は常に男性に好奇の目でしか見られない」という自意識過剰な人でも話は別だね。

 男性にとって、女性のすべてが恋愛対象、いや直截的に言って、レイプの対象になるわけじゃないって事は、明白な事です。ですから「成人男子には教えません」という言葉の裏側には、男とか女とか、その手の問題があるわけでないでしょ? それに、習い事に通う“男子”のほとんどは、年金生活者とかその予備軍のオジサンであって、若い女性の先生を見ても、欲情する以前に、自分の娘や孫娘を見るような感じになってしまうと思います。危険な事なんて…まず無いんです。たぶんそれは発言された当人も分かっているはずです。

 「成人男子には教えません」には、別の理由があるのでしょ。

 おそらく“成人男子”は面倒くさいって思っているだけでしょう。男性相手だと、子ども相手のように、頭ごなしにはいかないし、女性同士のようなフレンドリーな感じにはなりません。男性相手だと、どうしてもビジネスライクに接するわけだけれど、そういうビジネス的なおつきあいの苦手な(あえて書くけど)女子っているからね。そういう女子にとって“成人男子”ってのは、扱いづらい存在なんでしょうね。

 まあ「成人男子には教えません」という先生は、教師としてはプロフェッショナルとは、到底思えないので『こちらからお断り』というのが正直なところだけれど、それを差っ引いても、あまり愉快な気分にはなれません。

 人間的に自分とは相性の良くない人を教えたくない…という気持ちは理解するし同意します。でも成人男性すべてを拒否するのは、ちょっと止めてほしいなあと思います。なので「成人男子には教えません」という看板は下げて、面接なり何なりをした上で、ケース・バイ・ケースで教えるか教えないかを判断してほしいものだなあって、オジサンとしては思います。

 オジサンにもチャンスをください。

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コメント

  1. operazanokaijinnokaijin より:

    時々、議論を吹っ掛けてしまう、operazanokaijinnokaijinです。
    今回、すとん様のエッセイを拝読し、ちょっと首を傾(かし)げてしまい、
    ちょっと書かせていただく次第です。

    前置き
    思い出したのは、昨年、某老舗出版社が、新卒採用にあたり、
    コネの無い方、お断り、という方針であることが明らかになり、
    賛否両論があったこと。
    公務員の採用ではなく、民間企業の採用なのだから、
    どういう採用方針であろうと、その企業の勝手、自由、と私は思いました。

    今はコネがなくとも、がんばればコネは作れますが、
    成人男子が、どんなにがんばっても成人男子以外にはなれないので、
    すとん様のお話とは、ちょっと違いますが、、、、、

    成人男子には教えません、というのは、その先生の方針であり、
    門前払いを宣言するのは、その先生の自由であり、
    面接を受けた後、あなたには教えませんと宣言する、されるよりは、
    まあ、先生にとっても、入門希望者にとっても、よいと思うのです。

    と、ここまでが、長い長い前置きでした。

    本論
    すとん様のご真意は、
    「教師としてはプロフェッショナルとは、到底思えない」に
    あるのだと、私は了解しています。
    すとん様ご自身は、がっこのせんせ、という書き方を時々されておられる、
    と思いますが、教師としてのプロフェッショナルでいらっしゃいますね。
    で、同じ「教師」である方々に対して、高いプロ意識を求めていらっしゃる、
    のでしょうね。

    この部分は、私も、一介の会社員ではありますが、よくわかるのです。
    時々、若人の英文を、私、添削するのですが、細かいことも厳しく言います、
    冠詞が違う、単複が違う、時制が違う、スペルが違う、ここは仮定法にすべし、
    などなど。
    「そんなに細かいこと、気にしなくても、通じるから、いいじゃないですか!」
    と反論されることもあるのですが、通じればいいのではなく、
    間違いのある英語を書いて、先方に、ヤレヤレと思われることなく、
    正しい英語を書いて、ネイティブにも一目置かれるべし、
    それが、英語を扱う会社員の、高いプロ意識だ!みたいな。

    ああ、また、つらつらと長くなってしまいました。
    というわけで、すとん様のエッセイに、異論を感じつつも、
    その、ご真意は、よーくわかるような気がする、私です。

    おしまい

  2. だりあ より:

    その先生、きっと過去に何かいやな思いをされたことがおありなんでしょう・・・。
    人間、女、と一口に言ってもほんとにいろんな人がいますし男、と一口に言ってもほんとうにいろいろですよ・・・。このバリエーションの豊富さのもと?原因?違いは何なのでしょうね。

    男の方にも女の方にも感じるのですが、どうも、異性に対して普通ではない下心のある人も、中にはいらっしゃるらしいのを今までの人生のおつきあいの中で感じてきました。数でいえばほんの一%にも満たないなほどかなあ、とは思いますが、??な違和感を感じる方は確実にいらっしゃいました。

    おけいこ事の先生にとっては男の生徒さんもいろいろ、すとんさんのように道理と知性を備えた方ばかりなら大歓迎されると思います、でも世の中ほんとにいろんな方がいらっしゃいます。ことがおきないうちに予防線を張って防備したい「〇〇お断り」の張り紙の裏側の気持ちは・・私はよくわかるんですよ。せめて、面接だけはしていただきたいですよね。人って、仮面をかぶっていても本質はどことなく透けてみえるものです・・。

    しかしその先生のセンサーでは判別不可能なのでしょう。なので一律成人男「子」お断り、という不思議な看板をあげられたのでしょうか。

  3. るん より:

    はじめまして。
    ブログ、読ませていただいております。
    当方も成人男性…と言いますか、変声後の男性を生徒さんにすることは出来ないと思っているのでコメントを残させていただきます。

    「裏声が出ません」という男性にどう指導してよいのかがわからないことと、胸声と頭声のバランスを教えていくのが男性には難しいので、残念ながら現時点での私の指導力では男性に指導することが出来ません。
    勉強不足と言ってしまえばそれまでですが、無責任なことは出来ないという思いがあるからやむをえないこともある…ということをどうか知っておいていただきたいです。

    失礼致しました。

  4. すみれ より:

    私は女性ですが、過去の習い事はおおむね異性の先生が多かったです。今は女性の先生のフルートを習っています。

    以前、フルートを男性に習っていた時、毎回セクハラまがいの発言を受けて嫌な思いをし、数ヶ月で逃げるように辞めてしまったことがあります。先生の自宅で二人きりのレッスンでした。
    あらかじめ体験レッスンを受けたときは全くそのような嫌な感じはありませんでしたが、こちらは淡々と教えてもらいたいのに、余計は発言の多いこと多いこと。ビジネスライクにできず、単なるエロ親父な親父ももちろんいますよね。

    そういう方に1度でも当たると、その後は一生警戒して生きていくことになると思います。教える側も、習う側も。
    また、私のような経験をした人間を友人にもった場合「こういう事があったから気をつけたほうがいいよ」と言われて、何事かが起こる前に予防線を張る方もいると思います。

    ですので、記事の
    > 男性にとって、女性のすべてが恋愛対象、
    のパラグラフについてはそのとおりだと思いますが、その後の展開は極論に過ぎると思います。
    また、
    > おそらく“成人男子”は面倒くさいって思っているだけでしょう。
    以降のパラグラフについては、このようなことを考えている方は確かに面倒くさいですね。公僕として教師をされていれば、もれなくいろんな子供に対応することが要求されるでしょうが、楽器の講師などはちょっと立場が違うと思います。

  5. すとん より:

    operazanokaijinnokaijinさん

     成人男性の場合、習い事がしたいと思っても、なかなか出来ません。それは社会の一翼を担い、家庭を経済的に支えるために、過分な労働を強いられている現状があるのが、一番の原因だと思いますが、それを乗り越えて時間を作ったり、リタイヤして時間が作れるようになっても、いざ先生を探して…と思っても、実際、受け入れてくれる先生が少ないと言う事実があります。

     音楽であれ、絵画であれ「男性お断り」の先生って、掃いて捨てるほどいます。それでも都会なら、探せばまだ男性を受け入れてくれる先生も見つかりますが、地方に行くと、先生の絶対数が減りますからね、男性お断りの先生って…まあ、そういう事です。

     習い事の先生は無資格ですし、自由業ですから、どんな条件をつけて開業していてもいいんです。それは私も分かってます。でもね、断られる側の事も考えてほしいです。

     もちろん、人にモノを教わる以前の人間を断るのは当然ですし、自分と相性の合わない人をお断りするのも当然ですが、男性だからお断りでは、せっかくの向学心が折れてしまいますって。operazanokaijinnokaijinもおっしゃるとおり、性別は変えられないのですから、それってどうしようもないじゃないですか?

     せめて、会って話を聞いて、それで受ける受けないをお決めになってもいいんじゃないでしょうか? 少なくとも相手が初心者なら、初歩の手ほどきだけでもしてあげて、その後は、その人にふさわしい別の先生を紹介してあげればいいじゃないですか?

    >面接を受けた後、あなたには教えませんと宣言する、されるよりは、まあ、先生にとっても、入門希望者にとっても、よいと思うのです。

     ここは見解の相違ですね。私は、最初から門前払いをされるよりも、審査されて断られる方が気分がいいですし、あきらめもつきます。フルートのH先生の場合、入門希望者がひっきりなしに来るので、先生はマメに面接してますよ。で、ほとんど断ってます。断っても食い下がってくる人には、別の先生を紹介するんだそうです。私は、そういうやり方の方がスキです。

  6. すとん より:

    だりあさん

     そう、世の中には色々な人がいるんです。だから、入門希望者を断ってもいいと思います。ただ、顔も見ないで門前払いはやめて欲しいと、心から願ってます。

     それくらい、男性にとって、習い事の先生探しって、大変なんですよ。顔を見て、話を聞いて、熱い向学心を感じてほしい…と願っている男性入門希望者はたくさんいるんです。

    >人って、仮面をかぶっていても本質はどことなく透けてみえるものです・・。

     10分も話していれば分かると思うんですがね? それでも分からないとしたら、その人は、客商売(習い事の先生は、客商売の一つだと思いますよ)には向いていないと思います。そういう意味でも“プロじゃない”…ってグチりたくなります。

  7. すとん より:

    るんさん

     あ、声楽の先生ですね。声楽の場合は、男声と女声では楽器が違うので、これは仕方ないって思いますよ。サックスの先生が「私はフルートは専門ではないので教えられません」と言うのと同じだと思ってます。

     ただ、サックスとフルートは同じ管楽器だし、実際、プロのサックスプレイヤーのかなりの人が持ち替えでフルートを吹きますから、サックスを吹きながらも、フルートも達人クラスだったりして、サックスもフルートも教える先生って、かなりいます。また、クラシック系なら、フルートとピッコロが持ち替えになりますから、両方教えますって先生もたくさんいます。なので、声楽の場合、持ち替えってわけではありませんが、テクニック的には共通している部分が多いので、声種が違っても、教えてもらえるとうれしいなあって、生徒の立場からは言いたいです。

     まあ、楽器が違うのですから、初心者限定になってしまうかもしれませんがね。それこそ、生徒が上達したら、別の先生を紹介してくれればいいので、紹介できるようになるまででも、教えて差し上げたら、生徒さんは喜ぶと思いますよ。

  8. すとん より:

    すみれさん

     お気の毒に。

     セクハラまがいの発言をするなんて、たとえフルートは達人でも、先生としては素人だと思いますよ。演奏能力はあっても、教授能力に大きく欠けると思います。

     習い事の先生は無資格無審査でできるから、そういう、到底プロフェッショナルとは思えないような人も、先生面をしているんです。私はそういう人に対しても、実は業腹なんですよ。

     セクハラ発言をする先生。無駄話ばかりして、ちっともレッスンをしてくれない先生。時間にルーズな先生。客商売だという自覚のない先生。すぐに体罰を加える先生。生徒の陰口をする先生。噂好きな先生。お金に汚い先生。嘘つき先生。

     そういう人が「私は先生でございます」って言って商売をしていると、私は本当に、ムカムカしてきます。

     せっかくの向学心が冷めてしまうどころか、嫌悪感にすり変わってしまいます。そういう先生の存在そのものが、その業界の禍根になると思います。

     ダメ先生、撲滅キャンペーンって奴を始めたいくらいです。

  9. tetsu より:

    こんばんは。

    > それでも都会なら、探せばまだ男性を受け入れてくれる先生も見つかりますが、地方に行くと、先生の絶対数が減りますからね、男性お断りの先生って…

    今までフルートの先生は何人もの方に教わったことがあります。先生でなくてもアンサンブルなどでご一緒したときに、いろいろ、決定的なことも含めて言われたこともあります。
    その中で一番深く影響を受けた元師匠は女性ですが、特に異性とか意識したこともなく、面白く深いレッスンでした。最初アマオケの友人から紹介してもらったときは、こんな近所に、というくらいビックリしましたが。
    今はレッスンに行っていませんが、仕事を止めて引退したら、レッスン再開したいですね。

    > 噂好きな先生。

    先生ではなくて、某フルートメーカー担当者でしたが、なぜか知り合いの笛吹きと一緒に飲んだとき、ここではとても書けないことを、ベラベラ話していました。その某メーカーはそれ以来マジに近寄らなくなりました。

    > お金に汚い先生。

    いましたねえ。この業界狭いですが、ホント、ピンからキリまでいろいろな人がいます。

    相変わらず、変な話題で、失礼しました。

  10. tetsu より:

    補足です。

    > ダメ先生、撲滅キャンペーンって奴を始めたいくらいです。

    気持ちはわかりますが、イロイロな人がいる、ということは認めざるを得ません。危なそうなところは自分から避けるようにしないと大変です。生きている時間は短かすぎるので、余計なことに関わる余裕はない、とおもっています。

    失礼しました。

  11. すとん より:

    tetsuさん

     実は私、おしゃべりです。だから、本当は雑談をする先生はウェルカムなんですが、それとレッスンとは別であって、レッスンはレッスンでちゃんとやってほしい人です。レッスンをちゃんとやった上での雑談なら万々歳なんです。例えば、H先生のようにね。

     しかし、H先生との雑談は、絶対にレッスン時間よりも長いと思うんだよね(爆)。

     まあ雑談ならいいのですが、噂話…とりわけ他人の悪口は聞いていてイヤな気分になります。尊敬する師匠であっても、他人の悪口を言い始めると、耳をふさぎたくなります。悪口って同意を求められて、どう反応したら良いか悩むしね。あ、もちろん、H先生の話ではありません(念のため)。

    >その中で一番深く影響を受けた元師匠は女性ですが、特に異性とか意識したこともなく、面白く深いレッスンでした。

     私の最初のフルートの先生である笛先生も女性だし、私と年齢もそんなに変わらないし、なかなかオシャレでいかしたレディでしたが、私も先生を異性として意識した事はないですね。やっぱり、先生と生徒の関係になっちゃうと、それが優先されて、ふしだらな気持ちなんて、起こり得ないですし、もしもそんな気持ちになったとしたら、フルートに申し訳ないですよ。

  12. wasabin より:

    時々ありますね、男性限定のR18の逆バージョンみたいな「成人男子お断り」。

    レッスンの本質から外れてますが、生理的にダメな事を経験しました。
    体育館でのバレエサークルのレッスンに行った時、ロビーが異臭で足早に通り過ぎました。
    あれは別室である社交ダンスの男性の整髪料の匂い。
    レッスン室は大体防音してあるので、匂いはこもり易い。
    あ~おじさん全てを対象にして言っているわけではありませんよ~。
    私、誘惑に負けてペペロンチーノを食べて行っちゃった時、一応お伝えします。

    それと男性の方が理屈っぽいのでは?
    「つべこべ言わずやりなさい」的な自分に取り込むのが下手な指導者には、お断りはありがちでしょうね。

  13. 多分ね、ぶっちゃけたことを言わせていただくと、とんでもねー男はどこにもいるし、そういう人間に会うのは自動車事故と同じくらいの確率だと思うのです。

    とはいえ、遭った経験のある人は心の傷が癒えないのも確かです。

    私は学生時代から電車通勤をしていた頃、よく痴漢にあっていたんです。
    あの屈辱感はもう男性には絶対わからないです。
    それに近い経験をされた方であれば仕方がないのではないでしょうか…。

    痴漢をするとんでもない輩のせいで、大多数の痴漢なんてしない男性はえらい迷惑をこうむってるんじゃないかと思いますが、そういうのに近いんじゃないかと思います。

    私の知り合いの先生で、男性を受け入れていないという方と、かなり前にお話をしたことがありましたが、その先生の話は「近所の目を気にする」ということでした。
    ご両親と同居の独身のお嬢さんのところに、男性が出入りしている、というシチュエーションにあらぬ疑いをかけるおせっかいな人はいるようです。
    いろいろ噂されるから、自宅は男性生徒は子どもしかとらないという先生も多いですよ。

    「男性お断り」の先生はどちらかといえば、自宅を教室にされている先生じゃありませんか?

    あとね、年齢関係なく「男子のレッスンは苦手」っていう先生はいますよ。
    うち、割と男子生徒が多くて、「男子こそピアノを続けてください!!高校卒業まで!!」と言い放ってますが、そういう先生は少ないです。(ピアノの場合ね)

    だってねぇ、5歳の男の子を受け入れるかどうかさんざん悩んでる先生がいるんですよ。受けてみればいいじゃん!って思うんだけど。
    私、娘しか育ててないけど、男子おもしろいわ~って思う。理屈っぽいのも、私もそうだから別に「あーそうかいそうかい」と流せるし。

    だから、面接をして、受け入れるかどうか決めるという方法はいいと思う。
    ただこれも、面接したら断れないしとか、先生から断っていいのかどうか悩む先生もいるんですよぉ。

  14. すとん より:

    wasabinさん

     女性に比べて男性の方が香りに鈍感で、そのため異臭を放っている事は…多いと思います。でも、その大半は無自覚だし、悪意はないのですが…。

     かくいう私も、自分では全く自覚ないのですが、結構、臭いタイプ(涙)のオッサンのようで、よく妻に注意されます。「あなたの臭いは、私は平気だけれど、他の人にはキツいと思うので、よく注意しないとダメですよ」と指導されています。

     まあ、生理的に受け付けないものは…どうしようもないですね。

    >それと男性の方が理屈っぽいのでは?

     それはありますね。あと、負けず嫌いも多いし、口答えをするタイプも多いです。

  15. すとん より:

    ことなりままっちさん

     ぶっちゃけ、歓迎です。まあ、確かに“とんでもねー男”っているんですよ。だいたい、世の犯罪者の大半は男性ですからね。そこは否定できません。

     痴漢ねえ…まあ私は『女性専用車』を見ると、逆差別を受けたような気がしてムカつきますが、女性専用車が繁盛しているところを見ると、あれはあれで必要悪なのかなって思ってます。…でも、気分はすぐれませんよ。

     先生側には先生側の事情があって「男性お断り」となっているケースについては理解しました。でもまあ、私は生徒側の人間なので「それでも門前払いだけは止めてください」と切にお願いしたいです。

    >ただこれも、面接したら断れないしとか、先生から断っていいのかどうか悩む先生もいるんですよぉ。

     そんなに気が弱いのでは、客商売なんてムリなのでは…と言いたくなりますが、まあ、そういう先生もいらっしゃるでしょうね。特に深窓のご令嬢から先生になられた方などは、そういう慎み深い方もいらっしゃるでしょうしね。

     ちなみにフルートのH先生は、おそらく10人面接したら10人とも断るという、超強気の先生です。もちろん、断る理由は一人一人違うわけだし、どの理由も筋が通った立派な理由で断るのですが、そんな先生もいるのです。生徒に先生を選ぶ自由があるように、先生にも生徒を選ぶ権利はあると思います。ちょっとでも「あれ?」と思ったら、断ってもいいと思います。習い事ですから、互いに信頼し合えないと成り立たないですからね。

  16. YOSHIE より:

    余計なお世話かと思いますが、一つの方法として成人男子禁制の先生の門戸を叩く時に、最初の問い合わせを奥様にしてもらうというか…後押ししてもらうのは如何でしょう?
    物事には例外があるので、「 原則成人男子禁制だけど特例」を作ってくれる先生や取り合えず面接くらいはしてくれる先生もいるかもしれません。

    甘いかな?

    テレビ番組だし仕込みもあるんでしょうが
    以前内弟子をとらなかった北島三郎さんに大江裕さんが弟子入りした時に、
    「なるほど色々やってみるもんだな」と思ったことがあるので。

    妻の助けを借りてまでは習いたくない…と言われたそれまでなんですけど。

  17. su_zan_k より:

    水をさしますが。
    そういう方はやめておいたほうが賢明では。
    仕事ですからね。ましてや、まじな演奏家ではないわけで。
    そういう方についても、さほどうまくならないと思いますが。
    ご縁のところもありますよね。

  18. すとん より:

    YOSHIEさん

     妻に仲介に入ってもらうというのは、案としては悪くないですね。少なくとも、問い合わせの電話をいきなり切られることはないでしょうから。でも、本当に男性嫌いの先生には、通用しないと思います(残念)。でも、熱意のようなモノは伝わるかもしれません。

     熱意とか向学心とかって、私は大切だと思います。たとえ男性嫌いな先生であっても、相手が本当に熱意と向学心を持っていると分かれば、例外的な処置を取ってくれる…かもしれませんから、私としては、熱意と向学心にかけるべきだと思います。

    >妻の助けを借りてまでは習いたくない…と言われたそれまでなんですけど。

     そのレベルの人なら、そもそも男子禁制の先生の門をたたく理由がないですね。

  19. すとん より:

    su_zan_kさん

     上から目線のアドヴァイス、ありがとう。

     男子禁制の先生はプロとしてはアマちゃんだと思うので、私はそういう方には習いたくないと個人的には思いますが、だからと言って、そういう方が(男子禁制は別として)ダメな先生かどうかは分かりません。案外、教師としては有能な方かもしれません。

     教師と演奏家の両立については、以前話題に取り上げました。私は、自分の先生は演奏家であって欲しいと願っていますが、演奏家を辞めて、教育に専念されている先生が一概にダメとは言い切れないと思います。

    >ご縁のところもありますよね。

     ま、そういう事です。

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