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すいません、ついうっかり居眠りしちゃいました[2013年ラ・フォル・ジュルネに行ってきた:その7]

 さて、コンサートを一つしか聞いていないにも関わらず、出足が遅かったせいで、すでにお昼になってしまいました。さあ、どこでお昼ごはんをいただきましょうか?

 ラ・フォル・ジュルネに通い始めた頃の私は、会場内で食事を済ませようとしていました。なるべく、ラ・フォル・ジュルネとその関係団体にお金を落とそうと思ったからなんです。でもね、やっぱり、高級レストランで食事をするのは無理だし、エスニック料理もクチに合わない…。そこで次は、丸の内周辺で食事をする事を考えました。

 私は、東京国際フォーラムには東京駅から出かけます。ですから、東京駅~東京国際フォーム間で飲食店を探した事があります。また、ラ・フォル・ジュルネの最中に銀座の楽器に行くこともありましたから、東京国際フォーラム~銀座間で飲食店を探した事もあります。また、帝国ホテルでのコンサートにも行ってましたので、東京国際フォーラム~帝国ホテルでも探しました。当然、東京国際フォーラムの最寄り駅は有楽町ですから、有楽町界隈の飲食店も押さえてあります。

 まあ、手頃な食事処はだいたいチェックしたつもりでしたが、実は忘れていたところがありました。それは、東京国際フォーラムから皇居に向かった方向です。こっちの方向は手薄でした。今回は、行きの電車の中でその事に気づき「東京国際フォーラムから皇居の方向には何かあるだろうか…」と考え始めました。そこで思い出したのが、帝国劇場です。そう、帝国劇場の地下には、大きなレストラン街があるんですよ。帝国劇場にミュージカルに行くたびに、地下のレストランで食事をしたいなあ…と思いつつ、なかなかそのチャンスに恵まれなかった事を思い出しました。

 そこで、東京国際フォーラムから帝国劇場に向かってみたら…なんと、東京国際フォーラムと帝国劇場って、間にビルを2つしか挟んでなくて、実にすぐ近くでした(驚)。帝国劇場の地下レストラン街なんて、東京国際フォーラムのすぐ目と鼻の先じゃない!

 なので、今回は、帝国劇場の地下レストランに行って、うどんを食べてきました(笑)。いやあ、私、うどん好きだし、やっぱり昼食なら、うどんでしょ? ってか、カレーとうどんと、どっちにしようかと悩んで、うどんにしました(爆)。釜上げうどんって奴を始めて食べました。モチモチで美味しかったよ。

 昼食後、時間がまだあったので、国際フォーラムの隣にあるビックカメラに寄って、デジカメを物色してきました。ああ、久し振りに物欲がフツフツと湧いてきました。今使っているカメラ、もう10年近く前のヤツなんだよね。そろそろ買替えてもいい頃だよねえ…なんて思っちゃいました。

 ビックカメラで時間をつぶして、次のコンサートに向かった私でした。
 
 
オーケストラ(The Pink BAcCHus!)

  ディカス作曲『“ラ・ベリ”の前奏曲用ファンファーレ』
  ビゼー作曲『アルルの女』より『パストラール』『アダージェット』『カリヨン』『メヌエット』『ファランドール』

 ラ・フォル・ジュルネではレギュラー的存在となってきた、アマオケさんたちです。私も毎年のように、この団体の演奏を聞いてますね(笑)。しかし、アマオケと言っても、みなさん、手にしている楽器は、かなり高価そうですし、持っている演奏力もたいしたものです。こういう方々を見ると「アマオケと言っても、本当のアマチュアなんていなくて、みんな音大出身なんだよ」という都市伝説も嘘じゃないんだろうなあって思っちゃいます。ま、この方々が全員、音大出身かどうかは別としても、私風情の人間では、残りの人生のすべてを音楽に捧げたとしても、とてもこの中でやっているだけの技量は習得できないだろうなあって思っちゃいました。アマオケと言えども、オケはオケ。やはり、選ばれた人間だけしか参加できないんだなあって思っちゃいました。

 ううむ、すごく悔しい。そして、羨ましい。

 例え、どれほど努力しても、死ぬまでアマオケには入れなかったとしても、せめて、オケ伴奏でフルートソロを吹いてみたいと思いました。

 さて、The Pink BAcCHus!さんの演奏は…もちろん、良かったです。ちょっと音楽がよれていたところが数ヶ所ありましたけど、ライブならでの“味”って言い切っちゃいましょう!

 それにしても驚いたのは、第一曲目の始まり方。普通、オケって「演奏始まります」とアナウンスが入ると、横から指揮者が入ってきて、おもむろに礼をしてから、タクトを振り下ろして演奏が始まりますが、今回のThe Pink BAcCHus!は、そういうやり方ではなく「始まります」のアナウンスが入ったと思ったら、木管ブロックの人が、いきなり立ち上がって、指揮をし始めて、勢いよく演奏が始まりました。実は、指揮者さんが最初から木管ブロックの人の中にまぎれて座っていたんですね。いやあ、ビックリしました。こういう遊び心って必要ですよね。

 いい意味で驚かされて、ドキドキしました。そんなドキドキのまま、演奏が終わりました。いやあ、驚いた、そして満足満足。
 
 
マスタークラス(ピアノ:ジャン=フランソワ・エッセール)

 ラヴェル作曲『鏡』より『道化師』
 ラヴェル作曲『夜のガスパール』より『スカルボ』

 展示ホールでの演奏会が終わったら、そのままガラス棟に行って、マスタークラスです。で、会場に入って、マスタークラスが始まったら…うっかり寝ちゃいました。申し訳ない。疲れていたし、風邪ひいていたし、風邪薬も飲んでいたし…。でも、一番の理由は…ピアノ曲のマスタークラスだった事かな? 私、ピアノ得意じゃないし、よく知らないしね。

 マスタークラスそのものは、なんか普通のピアノのレッスンみたいでした。まず、生徒さんがピアノを弾いたら、先生がダメ出しをして、アドヴァイスをして、弾かせ直して、良ければ次に進み、ダメならもう一回…って感じのクラスでした。ね、普通のピアノレッスンみたいでしょ? 一応、我々、客が入っていただけれど、先生はあまり客を気にせず、生徒さんだけに集中してレッスンしていました。それが当たり前と言っちゃあ、当たり前なんだけれど、見ている方は、それだと結構退屈なんです。おまけに、生徒さんは、なかなか先生の望む通りにはできず、結構苦労していたので、なんか同じような事を何度も繰り返しているような気がしました。

 言葉で指導して上手くできず、例えで話しても上手くできず、見本を見せても上手くできず、先生鉛筆を取り出して、生徒さんの譜面に色々と書き込んでも、なかなかできず…ラヴェルって難しいんですね。私がウトウトする前に弾いていた個所を、目覚めてもまだ演奏していたくらいですからね。苦労するところは、苦労していたようです。

 生徒さん、二曲用意していたみたいだけれど、結局『スカルボ』一曲、それも途中までやったところで、クラスが終わっちゃいました。

 一曲の約束なのに、三曲レッスンされちゃうのも、大変ですが、二曲の約束で一曲しかレッスンされないと言うのも、なんか寂しいですね。

 ああ、それにしても、だんだん風邪がひどくなってきたような気がします…。

 それでは続きはまた明日。

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