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千秋楽が近いらしいので、劇団四季の「Cats/キャッツ」を、また見てきた

 キャッツを再び見てきました。前回見たのは、2010年の11月だったから、約2年ぶり。その時に書いた記事はこちらです。

 2年前にキャッツを見て以来、ぜひもう一度見たいと願ってました。で、どうやら横浜でのキャッツの公演は、今年の11月をもって千秋楽という事だし、公演が終われば、劇場も潰してしまうそうなので、今を逃したら、生きているうちに、キャッツをご近所で見られる保証はないので、だったら、横浜でやっているうちに、もう一回見に行っちゃえ!ってわけで、行っちゃいました(笑)。

 ちなみに、横浜公演の千秋楽は、2012年11月11日だそうです。次は公演地はどこでしょうね。

 実は前回は、座席に恵まれていませんでした。劇場のかなり端っこの席でした。あそこは円形劇場なので、端っこだと、ほぼ裏側から舞台を見る形になります。それはそれでおもしろいのですが、やはりネコたちのダンスを正面から見たいじゃないですか? だから、今回は頑張って、正面の席をゲットしましたよ。それも前から5列目、ほぼベストポジションです。

 よかったよぉ~。ダンスとマイムが多いミュージカルなので、裏側から見るよりも、正面から見た方が、やっぱり分かりやすいです。それと、ネコたちはしばしば舞台から降りてきますが、私たちの席だと、本当にすぐそばまでネコたちがやってきますし、絡んできます。ちなみに、息子君にネコさんが絡んできましたが、息子君はネコさんから目をそらして、知らん顔をしてました。ああ、もったいない。

 しかし「Cats/キャッツ」って、実にミュージカルらしいミュージカルだと思いました。歌だけではない、ダンスだけではない、もちろん芝居だけでもない。歌とダンスと芝居の三つがしっかりタッグを組んだパフォーマンスであって、決してミュージカルが、オペラもどきでは無いという証明に、ふさわしい作品だと思いました。

 だいたい、男性も女性もネコになると、カラダの線が丸分かりになります。歌って踊れて演技できて、さらにボディラインまで美しくないとキャッツの舞台には立てないわけだ。実にハードルが高く、キビしいミュージカルです。大半のオペラ歌手はボディラインに難がありますから、オペラ歌手ではキャッツは歌えない…って事になります(笑)。

 それにしても、劇団四季のメンバーってすごいね。例によって、出かける前に、ロンドンチームのDVDで復習してから行ったのだけれど、劇団四季は、全然ロンドンに負けてないね。むしろ、ロンドンよりも良い部分だってあります。ミストフェリーズなんて、ロンドンよりも四季の方が激しく踊っていると思うよ。なにしろ、彼のシーンでは、25回もクルクル回ったよ。素晴らしいダンサーだよ。

 人生、二度目の「Cats/キャッツ」だけど、三度目が見たくなりました。だって、このミュージカルの感激って、CDとかDVDとかじゃ決して分からないもの、これは劇場に行かないと、その素晴らしさが分からないし、行けば必ず感激するミュージカルだもの。ああ、死ぬ前に、もう一度「Cats/キャッツ」が見たい(笑)。

 しかし、節電って、厳しいね。劇場の中がとても熱かったです。座席に座っているだけで、汗ドロドロ。妻に言わせると、私のカラダから湯気が立っていたそうだ。私が肥満体だからというせいもあるけれど、別に私だけが肥満体ってわけじゃないからね。それくらい暑い劇場でした、とにかく、サウナのようでしたよ。でも、ネコさんたちが歌い踊っている時は、その暑さも全然気にならないんです。それくらい舞台に心を奪われているわけです。でも、休憩になったり、舞台がハネた後、いきなり汗が全身から噴き出します。舞台って、照明がたくさんあるわけだし、あれだけ大きくネコさんたちが歌い踊るわけだから、室温が上がって当たり前なんだから、もうちょっと強めに空調を入れてほしかったです。幕間の休憩時間、私同様、少し太めのお父さんたちは、みな、動物園のカバさんのようになってました…。

 舞台が終わると、ネコさんたちのご挨拶がありますが、今回は、私、オールドデュトロノミーと握手をしました。へへ、オールドデュトロノミーだぜっ! やったね。

 ちなみに「Cats/キャッツ」は今年の秋で終わりだけれど、秋になると、劇団四季で「ウェスト・サイド・ストーリー」を上演する事(再演らしいけど…)が決まったらしいです。場所は…秋劇場らしいです。ああ、見に行きたいけれど、その時期はちょうど忙しい時期で行けない。ああ、悔しい。「ウェスト~」は大好きなミュージカルだし、劇団四季でやるなら、ぜひ見に行きたいんだけどなあ…。

 そうそう、やっぱり、グロールタイガーのシーンは、感動的ですし、大好きだなあ。どうしてこんなに気持ちが揺さぶられるのだろうかと、見ながら思っていたのですが、このシーンって、実に歌にあふれていたシーンなんですね。「Cats/キャッツ」って、ダンスとマイムが中心なミュージカルだから、唯一と言って良い、独立したソングである「メモリー」が大ヒットしたわけだけれど、グロールタイガーのシーンって、実は結構歌があるし、最後の最後でグロールタイガーが発する高音は、オペラ的な快楽もあります。何だかんだ言っても、私はやっぱり、歌が好きなんだな(笑)。

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コメント

  1. 虎谷充子 より:

    楽しくblog読ませて頂いて、ありがとうございますm(__)m
    横浜CATS♪私も二回行きました
    とても音楽がお好きなことが伝わってきましたぁ♪
    なんだかこちらまで楽しくなっちゃったぁヾ(≧▽≦)ノ☆+*

  2. すとん より:

    虎谷さん、いらっしゃいませ。

     はい、音楽、大好きです。特に歌モノが大好きです。ミュージカルはもちろん、オペラとか歌曲とか。もちろん、ロックやジャズなども好きです。人の声でつむぐ音楽が好きなんですよ。

    >横浜CATS♪私も二回行きました

     横浜CATS、良いですよね。つい先日も、劇場のすぐそばに行ったのですが、もうすぐこの劇場も無くなってしまうのかと思うと、なんかもの寂しい気持ちになりました。ま、始まりがあれば、終わりがあるのが、世の常なので、横浜CATSが終わってしまうのは残念ですが、きっと代わりに、何か別のモノとの出会いがあると信じて、前を向いてニコニコしていたいと思ってます。

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