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領有権と所有権と軍事力…沖縄県の尖閣諸島問題について、ちょっと考えてみた[2012年9月第3週・通算29週]

体重:107.8kg[-0.9kg:+4.7kg]
体脂肪率:32.1%[+0.1%:+1.2%]
BMI:34.0[-0.3:+1.6]
体脂肪質量:34.6kg[+0.2kg:+2.1kg]
腹囲:103.0cm[-1.0cm:+4.5cm]
     [先週との差:2012年当初との差]

 今日の記事は、もちろん私の私感ですが、勉強不足の部分もあるので、間違いがあったら、ご遠慮なくご指摘お願いします。

 さて、長らく、個人所有だった沖縄県の尖閣諸島が、このたび、個人地主さんから、日本国に売却されたそうです。お値段は20億3000千万円だそうです。この額が高いか安いかは分かりませんが、全額税金から支払われた事を考えると、かなりの高額ですね。東京都は、15億円の寄付金を元に多少の上乗せを検討して購入交渉をしていたわけですから『志があって日本国に売った』のではなく『高く買ってくれる方に売った』と言われても仕方のない状況です。

 まあ、領土問題になっている島が、個人所有の私有地ってのも変な話なので、とりあえずは、公的な存在である日本国の所有物になった事(つまり“国有地”になった事)は、一歩前進かな? 次のステップは、地元の漁師さんたちが望んでいる、船溜まりや電波塔、給水施設を作り、海上保安庁なり自衛隊なりの駐屯基地を作る事が急務なんだけれど、その前に近隣を中国の海洋監視船が過去最大規模でうろついているそうだから、それらを排除するところから始めないといけませんが、今の売国民主党政権がそんな事をやるはずもないですね(はぁ…)。早く政権交代をして、次の政権に期待するしかないです。

 それにしても、政権交代まで、あと約1年でしょ、それまでに、どこまでこの国は壊されてしまうのか、我々の経済力はどこまで奪われるのか、私たちの生活はどこまで苦しくなるのか…ああ、不安だ不安だ。先の総選挙で民主党に投票した人たちを恨みますよ…。
 
 
 さて、尖閣諸島の売買が契機となって、また中国国内で色々な動きがあるようです。“反日デモ”と言う名の官製テロは、いつもの事ですが、マラソン開催やら、航空機就航やら、日本人歌手の公演やら、日中国交正常化40周年に向けた各種イベントなど、この手の民間交流を中国側から一方的に断ってきたそうです。

 尖閣諸島近海の東シナ海では、戦闘機による軍事訓練をさっそく行ったそう(一種の威嚇行為)ですし、中国政府は中国国内の旅行会社に圧力をかけて、中国人の日本への観光旅行を禁止させたそうです。日本の観光業者にとっては頭の痛い話です。

 中国各地で、在留邦人がメガネを奪われたり、ラーメンをぶっかけられたり、ペットボトルを投げつけられたり、いきなり殴られたり蹴られたりの暴行を受けるなど、小学生のイジメよりも幼稚なイヤガラセを受けているという報道もあります。怪我人も出ているそうです。そんな話を聞くと、中国国内の在留邦人の身の安全は、しっかり確保されているのか、心配になります。

 と言うのも、中国では、『愛国無罪』という事で、日本および日本人に対するイヤガラセや暴行や犯罪は、当局によって、禁止されるどころか、奨励されているそうで、先日は、政府高官が日本製品の不買活動を容認する発言をしたそうで、中国各地のスーパーの棚から日本製品が消えたそうです。

 西宮中国大使が路上で急に倒れた件だって、すれちがいざまにスパイにやられた…という可能性は否定できないでしょ。なにしろ、我が国には、かの国のスパイさんが、たくさんいらっしゃるそうだし…。それどころか、中国には『国防動員法』って奴があって、日本国内に70万人近くいらっしゃる在日中国人の皆さんは、中国共産党の号令一つで、全員、工作員とか戦闘員とかになって、敵国(今回は日本)を中から攻撃しないといけないそうだから「スパイがたくさんいる」どころの話じゃなくて、すでに敵軍の進入を許してしまっている状態とも言えます。

 今はまだ民間レベルのイヤガラセが主ですが、尖閣諸島沖で領海侵犯をした漁船をだ捕して、無罪放免で送り返した時は、国家レベルのイヤガラセをしてきた国が中国です。あの時は、ビジネスで中国を訪れていた日本人を捕虜にして、その生命を危険にさらし、レアアースの日本向けの輸出を止めました。今度は、国家として公式に、どんな無法なイヤガラセをしてくるのでしょうか?

 これら一連の動きを見ていると、失礼ながら、中国人って、精神が幼いのかな…って思わざるを得ません。やっている事って、まるで駄々っ子じゃん。とても、良識のある大人の行動とは思えません。斜め上すぎます。

 『中国人は教養にあふれ、礼節を重んじ、友人をもてなす、心の暖かい国民である』って、私は子どもの頃に学校で習ったけれど、ありゃあ、ウソだったんだな。共産党と日教組のプロパガンダだったわけだ。

 まあ、現在の中国は、国家としては、共産党による独裁国家であって、1949年の建国以来、ようやく60年を越えたばかりの若い国だから、ガキくさい部分があっても仕方がないと言えば、仕方がないです。正確な建国の年月日が分からないくらい昔から国家として存在している日本とは、とてもとても比較にはならない程に、若くて未熟な国なんです。

 ちなみに、韓国も北朝鮮も、戦後に出来た国です。ロシアなんて、戦後どころか、つい最近出来たばかりの国でしょ。日本の周囲にあるのは、本当に若くて未熟な国々ばかりです。そんな若くて未熟な国に周りを囲まれている日本は…不良学生に囲まれたセレブのオバチャン、のようなもの? ああ、色々と面倒くさい。建国してたった200年しか経っていないアメリカが立派な紳士に見えるほどに、中国・韓国・北朝鮮・ロシアは、国家としても、国民としても、未成熟だと思います。
 
 
 今回の尖閣諸島の売買で、尖閣諸島の所有権が、埼玉在住の一個人から日本国の所有物になりました。でも、これは所有権の問題であって、領有権の話ではありません。

 私は日本人だし、尖閣諸島は日本固有の領土だと信じています。

 今回、尖閣諸島の所有者が、たまたま日本国になりましたが、これがたとえ、中国政府や中国富裕層の人が購入し、彼らの所有物となったとしても、それでも尖閣諸島は日本の固有の領土です。と言うのも、所有権と領有権は違うからです。

 所有権とは、対象物を全面的に支配して自由に使える権利、つまり「自由に使用してもいいよ」という権利です。一方、領有権とは、国家が持っている権利であり、その土地を「自国の領土である」とする固有の権利の事ね。

 例を挙げて話をすると、現在私が住んでいる我が家は、私の所有物であり、私が所有権を持っています。我が家は日本国内にあるので、我が家は、日本国の領地の一部であり、日本国が領有権を持っています。仮に、私がアメリカのロスアンゼルスに大邸宅を建てたとしましょう。その邸宅は私の所有物であり、私が所有権を持っています。しかし、その大邸宅はロスアンゼルス、つまりアメリカ国内にあるので、我が家の領有権は、所有者が日本人の私であっても、アメリカ合衆国が持っています。

 所有権と領有権は全く別の次元の問題です。でなければ、どこの国でも、外国人相手に不動産の売買なんて出来なくなってしまいます。

 例えば、中華街の不動産をすべて中国系の人たちが買い占めたとしても、中華街が中国の領有する中国固有の領土になるわけではなく、あくまで中国人たちが所有する日本の国土の一地域でしかないのと同じです。

 もしも『所有権=領有権』ならば、外国人が他国の不動産売買を行う事は、他国に対する侵略行為と等しくなり、どこの国も外国人の不動産売買を禁止するしかありません。そうなると、外国人たちは、万年ホテル住まいを余儀なくされ、とても他国に安心して寄留し、働いたり学んだりできなくなってしまいます。日本でも、移民さんたちや在日さんたちは、日本で暮らせなくなってしまいます。

 このように、所有権と領有権って、全然別のモノなんです。…が、どうも、中国の方は、ここらへんを(わざと)ゴッチャに考えているようですね。

 当然の事ながら、今回、売買されたのは所有権であって、領有権ではありません。中国が大人ならば、今回の尖閣諸島の売買に関しては、静観を決め込むはずです。だって、中国の主張どおり、尖閣諸島が中国の領土ならば、個人であれ、国家であれ、誰が尖閣諸島を所有しようとも、その領有権は中国にあるわけですからね。それを、ガタガタ騒ぐのは、自分たちの良識の無さを国際社会にさらすだけで、実にみっともない事です。

 ま、中国政府のトップたちがそんなに馬鹿とは思えません。ガタガタ騒がざるを得ない事情が中国国内にある…と理解するべきなんでしょうね。

 例えば、最近、あちらの新聞記事は、反日関係の記事ばかりだそうですし、テレビのニュースも連日、反日関係のニュースばかりだそうです。一方、ほんの二週間程前まで、連日報道していた、次期国家主席に内定している習近平氏に関する報道が、一切無くなったそうです。さて、一体、何が起こっているのでしょうか?
 
 
 しかし、反日デモを始めとする、各種反日行動を、単なる中国国内のガス抜き活動だと思って、軽く考えてはいけないと思います。

 元々、興味も関心も無かった尖閣諸島を、近年になって中国が領有権を主張し始めた理由の一つは、その近隣にある豊かな海洋資源と地下資源が目当てだと言われています。

 実は全く同じ事が、南シナ海で行われている事はご存じでしょうか? それは南沙諸島問題って奴です。

 そちらでの中国の相手は、日本ではなくベトナムなんですが、中国が、やはり尖閣諸島同様に、豊かな海洋資源と地下資源がある南沙諸島が欲しくなり、ベトナムが領有していた南沙諸島に対して、色々とチョッカイを出した挙句、1974年と1988年の二度に渡り、ベトナムに対して武力で圧力をかけ、ドンパチやって勝利し、南沙諸島の一部を領有することに成功しています。尖閣諸島問題は、南沙諸島問題ほど、駒が進んでいませんが、今のところ、全く同じような道筋を辿っているようです。

 21世紀の現在においても、中国という国は、19世紀的な発想で、領土拡大に邁進している国家のようです。

 それを考えると、日本人として安心は出来ません。日本とベトナムでは色々と違いがあるとは言え、現実に中国は領有問題がある場所に関しては、具体的な軍事行動(つまり、戦争)を起こして、その地を武力で自分の領土にしているという実績がある国なんです。

 つまり、現実の国際社会においては、所有権の移動は、金銭売買によってなされますが、領有権の移動は、戦争によってなされるってのが、まだまだ実情なんです。

 尖閣諸島は、現在は日本の領土であり、その領有権は日本国が持っていますが、中国は尖閣諸島を自国の領土だと言い張り、その領有権を主張しています。領有権は(例外を除き)金銭売買ではなく、戦争によって移動するものですから、尖閣諸島に対して、実質的な領有権を確保するために、南沙諸島同様に、中国が日本に戦争を仕掛けてこないとは言い切れません。むしろ、機会を待って、虎視眈々と開戦の火蓋を切る頃合いを、見定めていると考えるのが普通でしょう。

 南沙諸島だけではありません。チベットしかり、ウイグルしかりです。中国は、いざとなれば、簡単に軍を侵攻させる好戦的で野蛮な国家なんです。それを忘れてはいけません。こちらが平和主義であろうが、敵意が無かろうが、そんな事は彼らには関係ないのです。欲しいものは、軍を動かしてでも、奪いにくるのが中国という国なんです。

 その時、ロクな軍事力を持たない日本はどうすればいいのでしょうか? 中国軍に攻め込まれて、財産は略奪され、若い娘はレイプされて中国人の子を生まされて、男と年配女性は殺され、子どもは奴隷として売られてしまうのかい? それじゃあ、まるで1948年から始まったチベット侵攻と同じだね。中国は20世紀にチベットに対して行った事と同じ事を、21世紀の日本にやらないとは、誰も言えませんね。チベットも日本同様に、平和主義でロクな軍事力を持っていなかった国でしょ。

 日本には、チベットと違って、アメリカ軍が駐留しているから安全? まさか、そんな事はないでしょ? 日本とアメリカは、軍事同盟を結んでいるとは言え、アメリカが自国の利益に反する恐れのある紛争に、簡単に首を突っ込むとは考えられません。

 アメリカにとって、日本との関係と同様、あるいはそれ以上に中国との関係は大切です。なにしろ中国はアメリカ国債の約1/4を保有しています。中国は経済的にアメリカを潰す手段を持っているわけですから、いくら同盟国である日本と、中国の関係が悪化したからと言って、アメリカは中国には、簡単には手出しできません。

 なので、アメリカ軍は、よほどの事が無い限り(例えば、日本国内の米軍基地が攻撃されるとか、中国の核弾頭を積んだ東風ミサイルが日本に向かって発射されるとか)、日本と中国との紛争には、手を貸してくれる事はないでしょう。

 と言うわけで、中国相手では、アメリカの軍事力は、アテにはできません。

 …でもね、アメリカもアフガニスタン紛争から約10年たったわけで、そろそろ武器商人たちの倉庫に在庫があふれている頃でしょうから、それをどうやって使うか…色々と考えているとは思います。『日本国内にある米軍基地を守る』ために、日本の国土で、中国軍とアメリカ軍の直接対決…ありえない話じゃないから、怖いです。
  
 
 島根県の竹島は、日本国の領土ですが、現在、韓国が支配し、実質的には韓国の領土になっています。日本は「返してくれ」と言いますが、韓国は返す気はありません。なぜなら、日本には軍事力が無いので、韓国は自国の領有権を犯される心配がなく、安心して占領しつづけられるからです。

 北方領土だって同じ事です。ロシアのメドベージェフ前大統領が「北方領土を返してほしいなら、ミサイルでも打ってこい!」と言ったとか言わなかったとかいう話がありますが、事の真相は別として、確かにロシア相手に戦争を仕掛けて勝利しない限り、北方領土は日本人の手に帰って来ないでしょう。旧島民の方々が、先祖伝来の土地に戻れる日は二度と無いのです。

 国土を取り返したければ、戦って奪い返すしかないのが、国際社会の常識のようです。

 「そうは言っても、アメリカは小笠原も沖縄も返還してくれたじゃないの? ロシアや中国や韓国にだって、丁寧にお願いしていれば、きっと返してくれるよ」……寝言ですか?

 アメリカは我が国の軍事同盟国だから、小笠原も沖縄も返還してくれたのです。中国もロシアも韓国も北朝鮮も、我が国の軍事同盟国ではありません。それどころか、これら四か国とも、日本を仮想敵国としている国です。つまり、日本とは軍事的には敵対関係にあるわけで『いつでも我が国は日本と戦争をする用意があるぜ!』って言ってる国々なんです。もちろん日本だって、明言はしてませんが、これらの国、少なくともロシアと中国は、仮想敵国扱いをし、各種軍事配備を行っています。

 日本を敵勢国家として見なしている、そんな国々が、日本から奪った領土をやすやすと返還してくれるはずはないでしょう。むしろ、今は日本の領土であっても、切り取り可能と思えば、これからだって、遠慮なく我々の土地を奪っていくでしょう。沖縄とか対馬とか根室とか新潟とかが狙われているようだし…。

 そういう意味では、我が国には軍事力が必要です。軍事力がなければ、日本国の領土、つまり、私たちの先祖伝来の土地を、守ることは出来ません。
 
 
 軍事力と言っても、別に戦争をしたいわけじゃないです。私だって、戦争は避けたいです。

 番犬を飼う人は、別に道行く人々をかみ殺すために番犬を飼っているわけではないでしょ。あくまでも防犯のために犬を飼っているわけです。軍隊だって同じことです。周囲の若くて未熟な国の暴行から身を守るために、防犯のための軍事力は、早急に必要でしょう。きちんとした軍事力を保有し、それを背景にして、各国に我が国固有の領土の返還を迫らなければ…。軍事力がない現状では、交渉のテーブルにすら、ついてもらえません。

 そのためには、憲法改正が必要だろうね。日本は60年以上も憲法を改正してません。これって、法治国家としては、きわめて珍しい事なんですよ。どこの国でも、憲法というのは、その時代に合わせて、毎年のように、少しずつ修正改正していくものです。日本はそれを60年間サボってきたわけです。ここらで、ババンと憲法改正しないと、現行憲法を守るあまりに、我々の子どもたちの未来を失いかねません。

 軍事関係ばかりじゃないです。移民関係も、スパイ防止も、情報規制に関する事も、憲法に盛り込まないと、21世紀仕様の憲法とは言えません。

 私は願います。子どもたちには、豊かで安心できる生活を残してやりたいです。そのためには、まずは日本が安泰であり、平和であって、他国の脅威に怯えずに暮らせる事が大切です。それを守るための軍事力が必要だし、そのための憲法改正が必要だと、今回の尖閣諸島問題を通して、私は感じました。

 核弾頭付きのミサイルが打ち込まれてからでは、遅いんです。
 
 
P.S. 北朝鮮に拉致された日本人を、未だに帰国させられないのだって、日本に軍事力がないから…だと私は思います。はっきり言って、日本は北朝鮮にナメられているのです。かように軍事力を保有していない事は、国際的に無力であるって事です。

P.S.2 私は災害と言うものは、偶然に起こるものではなく、神様の怒りだと信じています。2009年9月に民主党が政権を握り、2011年3月に東日本大震災が起こりました。その間、約18カ月。現在は、あの大震災から18カ月たちました。民主党政権は、あとまだ1年ほど続く予定です。ああ、大きな災害が起こらなければ良いなあと祈る日々です。

P.S.3 地震と津波は天災です。しかし、原発事故は人災です、いや、時の権力者たちによる、日本国民に対するテロ行為だと、私は考えています。

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コメント

  1. 游鯉 より:

    すとんさん、こんにちは。

    >>このように、所有権と領有権って、全然別のモノなんです。
    >>…が、どうも、中国の方は、ここらへんを(わざと)ゴッチャに考えているようですね。

    わざとごっちゃに考えているというより、習慣的にそう考えざるを得ないんじゃないのかなぁ。

    中国って今でこそ、社会主義市場経済とかいって、資本主義国家よりも貧富の差が激しくなっておりますが(ここに10年近く居る私の正直な感想です)、あくまで社会主義の国なんです。
    中国には法的に個人、企業による土地の私有(所有権)は無いんです。
    取引対象となる土地は永久的な「所有権」ではなく「期限付きの土地使用権」を国等から買うわけです。
    その使用権も用途によって期限が違います。
    50年とか70年とかね。

  2. すとん より:

    游鯉さん

     なるほど、社会主義だから、資本主義の常識が通じない、と言うか、別の行動原理によって動いている、別世界の人々、って事ですね。そりゃあ、お互いの理解も難しいし、話し合いによる解決…かなり難しいね。

     私個人は、中国や中国人とすぐさまドンパチすればいいとは思ってません。そんな事をして喜ぶのは、ロシアでしょ? 日本と中国が共に弱体化すれば、ロシアがすぐに南下を始めるのは、目に見えてます。また経済的に弱体化すれば、そこに韓国が入り込んできます。自分たちの身を削って、第三国に利する行為をするのは愚かな事だし、中国政府は、その点は日本よりもしたたかなので、日本と本格的に事を構える事は避けるんじゃないかと、希望的な想像を持ってますが、現実は常に想像を越えますから、安心できません。

     先送りにすれば解決するなら先送りにすればいいし、手をこまねいているうちに、事態が鎮静化するなら、なお結構。しかし、中国本土における日本人の財産はすでに安全とは言えない状況のようですが、これで日本人の命まで危険にさらされるようなら、さすがに温厚な日本人たちも、立ち上がらざるを得なくなります…と思いたいです。

     すべては、民主党政権がどう対応するか…って事だね。ああ、頼りない(涙)。

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