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40歳以下の人は、頑張ろう(笑)

 歌劇団の練習に参加しました。

 歌劇団の練習では、大人数(全員揃うと団員だけで10名ですよ)が参加しているためと、動きや演技の練習をするために、練習場所として広い部屋を借りているのですが、部屋が広いと…本当に声って響かないものですね。練習の前に、実はレッスンを受けたのですが、あんまり声が響かなくってビックリしました。

 さて、いつものように筋トレから練習は始まります。今回は、前に出て筋トレをリードするのを、息子君に任せてみました。彼にも少しずつ、人前で出ることを学んでもらわないといけませんからね。

 スクワットを20回×2セット、腹筋を20回×2セット。背筋は10回×2セットでしたが、息子君がつべこべ言ったので、40歳以下は背筋10回×3セットになりました。私? 当然、2セットしかやりませんよ(笑)。
 
 
 筋トレをやったら、発声練習。今回は久し振りに、歩きながらの発声練習もやりました。もちろん、歩くと言っても、ただ歩けばいいんじゃなくて、オペラ的に歩く事が要求されます。つまり“格好良く歩きながら歌う”って事です。我々の歩き姿は、猫背だったり、足が曲がっていたり、へっぴり腰だったりと、意外と格好悪いので、そこは意識して格好良く立派に歩きながら、なおかつ発声してみましょうって事なんです。特に女性は、歌の時はハイヒールを履きますが、ハイヒールを履いて美しく歩くのって…難しいらしいですね。

 ちなみに、美しく歩けているのは…先生がおっしゃるには、妻ぐらいだそうです。まあ、彼女は元プロダンサーですからね、立ち姿、歩き姿が美しいのは当たり前ですわな。
 
 
 で、発声が終われば、コンコーネです。今回は4番でしたが…試しに1回歌ったところで終わりとなりました。合格と言うか、これくらい歌えれば良いのだそうです。なので、次回は5番なのですが、次回は5番を一曲だけ歌うのではなく、1番から5番までの五曲が宿題となりました。これは、1番から5番までの、いずれかの曲を歌うのではなく、1番から5番までの曲をすべて歌うと言う内容なので、誤解しないようにとの事です。つまり、私が個人レッスンでやっている事を、歌劇団の練習でもやりましょうって事です。

 …これ、結構、シンドイよ。合唱団なら合唱声で歌うから、たかが小曲を5曲連続で歌っても、どって事ないでしょうが、我々は独唱の声で歌うわけだから、結構キマす。団員の皆様、覚悟を決めておいてください。
 
 
 次は「春に」です。一応、最後まで譜読みを終えていますので、歌えるはずなんですが、実際には、あっちこっちで歌が崩壊します。色々と難しいですね。

 合唱とソロとでは、音楽的にあちこち注意点が違います。今回、気をつけるように言われたのは、休符です。合唱では休符はしっかり休符として、全員が息を合わせて無音にしないと、格好悪いと言われました。確かにソロだと、休符の解釈は歌い手それぞれのタイミングでもOKだけれど、合唱だとそうはいきませんね。それと同じ事だろうけれど、指揮をしっかり見て、指揮どおりに歌う事も合唱では大切です。

 それと、せっかく、ソリストが集まって合唱をやっているのだから、パートソロの箇所になったら、美しい声でのびやかに歌ってみましょう。せっかくの美味しい箇所を、地味に歌ってはもったいないじゃないですか。

 「春に」は、今回の練習で最後までやった事になるので、次回は通して歌って、この曲を終了する予定です。で、再来月からは新曲になります。次の曲は、モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」です。同声三部合唱の譜面を使って練習をします。ただいまモナビーナスさんが清書中です。この曲は、12月の「赤ずきんちゃん」の本番の時に、歌う予定の曲ですので、しっかり気合を入れて練習しましょう。
 
 
 ここまでやって、休憩になりました。休憩時間は、キング先生によるザッフーン・ミニコンサートと言うか、先生が手作りザッフーンを持ってきてくださったので、それを皆で聞きました。しかし、キング先生、すでに4本のザッフーンを手作りしております。オリジナルのザッフーンはソプラノ管なんですが、先生は今、アルト管やテナー管のザッフーンを作っているわけで、きっと先生の心の中には「ザッフーン合奏団」があるに違いないです。

 ま、私はクチがフルートなので、ザッフーンは全く鳴らせないので、ザッフーン合奏団が出来ても、お客さんとして見物するくらいしかできませんが(笑)。

 それにしても、先生手作りのザッフーンは、手作り品とは思えないぐらい、いい音がします。これはマジで楽器として使えますよ。

 ザッフーン・コンサートの後は、衣装係さんによる、簡単な衣装合わせをしました。今回は、お母さん、郵便屋さん、ウサギさん、山鳩さんの衣装です。お母さんの衣装はOKです。郵便屋さんもなかなかいい雰囲気です。あとはカバンに“〒マーク”を付ければ完璧です。ウサギさんもいい感じですが、山鳩はもう少し工夫が必要です。私が着るオオカミさんは…サイズが無いので大変です(笑)。
 
 
 休憩後は「赤ずきんちゃん」の練習です。まずは三曲ある合唱曲の練習からです。私は主役なので、終曲の合唱以外は参加しませんので、聞き役に徹してましたが、合唱もなかなかキレイですね。これが陰歌とは、ちょっともったいない気がします。

 合唱曲の練習が終わって、いよいよ第一幕を冒頭部からやってみました。

 今回からは、歌うだけでなく、演技もつけるし、セリフも言うわけで、少しずつ本番の形になってきています。私などは、まだまだ台本片手でないと何もできませんが、すでに自分の曲もセリフも演技も頭に入っている団員さんもいます。すごいなあ…。

 演技は、舞台の広さを意識して行うように言われました。歌だけでなく、演技だけでなく、歌と演技の両方で、自分が演じているキャラクターを表現する事を求められました。演技とは、見ている人にとって分かりやすい動作であり、それが自然か不自然かは、たぶん考えなくていいんだと思います。リアルを追求するのではなく、演劇効果を狙って演技する…んだと思います。もっとも、リアルにオオカミさんを表現するなんて、そりゃあ無理だからね。

 とにかく、照れとか恥じらいとかを忘れて、歌って演技をする事が大切です。

 “聞こえないと意味がない”のは、歌だけではありません。セリフも同様です。我々は歌はいつも生声で歌っていますので、大丈夫ですが、普段はセリフの練習をあまりしません。ですから、ついついセリフをボソボソ言ってしまいがちですが、セリフも歌同様に、生声で言うわけですから、常に声を張って、観客に何を言っているのかが伝わるようにしゃべらないといけません。ま、セリフはレチタティーヴォを歌うような発声でしゃべればいいんじゃないかと…個人的に考えてます(でしょ?)。

 ついつい6月に迫ったガラコンサートの事ばかり考えてしまいがちですが「赤ずきんちゃん」の方だって、本番が迫っているんだよなあ…。ガラコンサートの半年後に本番があるわけですが、歌劇団の練習は月一回なので、半年後と言っても、わずか5~6回の練習で本番なんです。それを思うと「ガラコンサートが終わってから、ゆっくりと準備すればいいや」ってわけにはいきません。すでに「赤ずきんちゃん」の本番に向かっても、準備していかないといけません。

 私は歌もセリフも演技も多いのだから、せめて、歌だけでも、春のうちに暗譜が終わっていないとマズいだろうなあ。何度も歌っているから、何となく歌はカラダに入ってますが、この春休みの期間で、ビシっと歌を暗譜してしまおう…と心に決めてみました。

 次回の「赤ずきんちゃん」は52ページの「赤ずきん・子リス・子ウサギの三重唱」の歌が終わったセリフのシーンから“出来る所まで”やりますので、予習よろしく。

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コメント

  1. そうか赤ずきんちゃん本番まで練習5~6回しかないのですね。
    ガラコンサートもですけど、そろそろフルスロットルにしないとですね;。

    >セリフはレチタティーヴォを歌うような発声でしゃべればいいんじゃないかと…個人的に考えてます(でしょ?)。

    これは感覚的に同感ですー。

    それにしても、胸毛姿のオオカミ、早く見てみたいです(笑)。

  2. すとん より:

    モナビーナスさん

    >そうか赤ずきんちゃん本番まで練習5~6回しかないのですね。

     そうよん。「半年ある…」と言っても、練習が月1だと、そうなるんだよ。もちろん、直前練習を増やせば、多少は違うけれど、それでも、そんなに大きく変わるわけじゃないしね。毎週練習があるところだと、半年と言うと、かなり長い時間に感じるんだろうけれど…。

     ちなみに、ガラコンサートの半年後が「赤ずきんちゃん」の本番で、「赤ずきんちゃん」の半年後が、門下発表会だから(笑)。次回の発表会は、日本歌曲だよ~。

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