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今後の方針は、しっかりと高いGを自分のものにする事

 実は今回、レッスンの二日前ぐらいから体調が悪くなり、ちょっと寝込んでました。なので、レッスン間際の練習が全然足りないまま、それでもレッスンを休むよりはいいだろうくらいの気持ちで、声楽のレッスンに行ってきました。

 レッスンでは、久しぶりに呼吸練習をしました。ポイントは「いちいちカラダを緩めない」で呼吸する事です。

 息を吸っても、息を吸っている事が、外から見て分かるような乱暴な吸い方をしてはいけないのです。しかし、だからと言って、力を入れて、ガチガチにカラダを固めるのも不可です。まずは、最初からカラダが開いていて、息を吐き終えても、カラダは息を吸い込んだ時のカタチをキープをしておく事。これは難しいですし、それなりの筋力も必要です。

 それを確実に行うためにも、息をたくさん吸わない事(必要な分を必要なだけ吸う事)と(可能な範囲で)ゆっくり息を吸う事がポイントとなります。

 そして息は、吐き出す直前(つまり、歌う直前)に吸い“息を吸って、止めて、準備してから歌う”なんて事はしない事。つまり、絶対に息を止めない事。[息を吸ったら即座に吐き始める(歌い始める)、で行く]

 特に息を吸い込む量には気をつける事。息を必要以上に吸っても、それをキープするだけで疲れるし、使い切れなきゃ、汚いまま体内に残るわけだし、ならば潔く「ちょっとだけ吸って、すぐに使い切る」の精神で行く方が結果オーライなんです。

 今までは、短時間で大量の息を吸うことに重点を置いて呼吸をしていましたので、カラダが緩んだり、吸い込む時にカラダがボンと動いたりしていましたが、これからは、短時間で必要な量だけの息を、他人に気取られないように、サッと吸うように方向転換をしてみたいと思います。

 で、発声練習をサクっとやったら、コンコーネは11番です。今まで何度も言われてきたけれど、歌いながら譜の先読みを[必ず]する事(涙)。特に高い音がいつ、どんな形で出てくるかを先に見て、心の準備をしながら歌うこと。できれば、歌い始める前に、最高音がどこで出てくるかをチェックするくらいの気持ちが必要。と色々と注意を受けましたが、とりあえず合格になりました。

 コンコーネ12番は……譜読みが決定的に足りないです。複符点のリズムがタルくてカッコ悪くなりました。しっかり複符点のリズムをキレよく歌う事が必要です。ただし、複符点のリズムを強調するあまり、後の方の十六分音に力を入れ過ぎてはいけません、この音符はサラっと歌う事。ここに力を入れてしっかり歌うと、むしろカッコ悪くなるので気をつける事。まだまだ音取りがあっちこっち甘いので、再度音をしっかり取って来る事。頑張りましょう

 次回はコンコーネの12番と13番をやるように言われました。。

 曲はイタリア古典歌曲から「Lasciatemi morire!/私を死なせて」です。はい、譜読み不足でした(涙)。高いポジションに入りきれていないし、ポジションに入る箇所を間違っている。つまり「準備はお早めに」と言うこと。この曲で出て来る高いGは、しっかりとガッツポーズを取りながら(ここ、ポイント!)しっかり出す事。三段目のmartireの箇所は、しっかり声をひけらかして歌う事(楽譜から外れて歌って良し)。レッスン中に尋ねられて答えられなかった“dolente”とは「痛ましげに/悲しげに」という意味。

 この曲は次回もう一回歌う事になりました。

 次回はこの曲だけでなく「Nel cor piu non mi sento/うつろの心」も歌うので、譜読みをしてくるように言われました。「Nel cor piu non mi sento/うつろの心」は以前、グループレッスンの時(2008年夏)にみんなで歌った歌だけど、一人で歌うのは始めてです。ついこの前歌ったような気がしますが、もう3年も前になるんですね。

 この曲に出てくる高いGは「Lasciatemi morire!/私を死なせて」のGと違って、逆にしっかり歌ってはいけないGなんだそうです。しっかり出すのではなく、軽く当てるGなんです。同じGでも歌い方が違うので、そのあたりをしっかりと分けて練習してくる事です。

 私の歌の当面の目標は、高いGをしっかりと自分のものにするために、色々な曲で色々なGを歌って見る事なんだそうです。

 ガラコンサートの方の準備にちょっとばかり進展あり、です。いよいよピアニストさんの押えに入ります。詳細を決め次第、先生の許可をもらって門下の方々にお伝えせねば。色々と忙しくなります。

コメント

  1. おぷー より:

    Lasciatemi morire!は、実は続きが長いんです。”Lamento d’Arianna”
    http://www.youtube.com/watch?v=w6co5eVPU-E
    自分を置いてけぼりにした男を恨む歌なんです。
    「彼の乗った船なんか嵐に遭って沈んで、彼は海の生き物に喰われてしまえば
    いい!」なんてセリフも入ってます。
    この曲歌うの大好きです。
    悪女フナムシより

  2. すとん より:

    おぷーさん

     聞いてみました。この曲の長いバージョン(正しいバージョン)がイタリア古典歌曲集の3巻だか4巻だかに入っているという情報も入手しておりますが、実際、なかなかそれらの楽譜を調べてみるチャンスもなく、この曲の全容がつかめずにおりましたが、YouTUBE音源を聞いてみて「ほほ~、なるほど」と得心しました。

     細かい歌詞は分かりませんが、メロディのイメージからすると、かなりの“怨み節”のようですね? まるで“演歌”の世界のような感じすら受けます。なんか、ドロドロしていそう…。

     とは言え、イタリアものなんだから、怨み節の中にも女性の可愛らしさが入っているんだろうなあ。なにせ、地中海気質だから(笑)。いや、分かりませんが。

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