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カグヤが星になりました

 そうなんです(涙)。まだウチに来て十日ほどでしたが、カグヤが星になりました。

 水槽に入って、最初の4~5日は元気なカグヤでしたが、やがて水槽に沈み始め、静かにじっとしているようになりました。最初は「お座りの技を覚えたのか?」と思っていました。

 ところがある日、トートにたかられて食べられている姿を目撃! びっくりですよ。で、カグヤを良く見たら、ウロコが逆立っています。ん? もしかして、松かさ病?

 我が家に来て、1週間足らずで、カグヤは松かさ病で入院となりました。

 松かさ病とは、ウロコが逆立って、まるで松ぼっくりのようなカラダになってしまう病気です。最近では、星になる直前のブニョやキッカが、それに似た症状になりました。金魚の死病の一つです。症状は、全身のウロコが逆立つ事ですが、別にウロコの病気と言うわけではなく、内臓の病気らしいです。カラダが水ぶくれを起こして、ふくれてしまって、体表面積の増大についていかれないウロコがカラダにへばりつけずに、逆立ってしまうんです。

 原因は…水槽の常在菌に負けた事です。つまり、金魚自体の体力/免疫力不足、つまりカグヤは、ウチの水槽で暮らすには、弱い子だったわけです。

 たしかにウチの現在の水槽の水は…あまりよろしくないかもしれません。なにしろ、シッポナが死にかけていますので、その半分死にかけているシッポナのカラダから色々と汚いものが出ているだろうと思います。カグヤはそれにやられたのかもしれません。だからと言って、それはシッポナが悪いわけではありません。なにしろ、他の三匹の金魚は元気ピンピンですし、水質にうるさいエビたちも元気一杯ですから、やはりカグヤの方に問題があるわけです。おそらく、元々、内蔵疾患を持っていた子なのでしょう。内臓疾患は、外から見ても分かりませんからね。

 松かさ病は難治性の病気です。普通はこれになると、まもなく星になります。それでも、ほんの少しの可能性を信じて、カグヤを病院水槽に入れ、絶食の上に、塩+抗生物質の治療水につけてみました。案の定、全身から、ドロドロした嫌なものをたくさん出しました。具合の悪い子は、カラダからたくさんのドロドロしたものを出しますが、その出方がハンパじゃなかったです。

 最後の方は、空気ポンプを抱きかかえるようにしていました。息苦しかったのでしょうね。ウチに来て、十日ほどで星になってしまいました。

 カグヤはまだ子どもでした。ウチに来た金魚で、子どものまま星になってしまった子はカグヤが初めてです。もちろん、十日ほどで星になってしまった子も初めてです。かわいい子だけに、星になってしまって、残念ですが、生き物の寿命は人がコントロールできるものではありません。しかし、何とも、後味の悪い感じがします。

 写真の一枚も取らないウチに星になってしまいました。

コメント

  1. かず より:

    カグヤちゃん残念でしたね。
    ご冥福をお祈りします。

  2. すとん より:

    >かずさん

     ありがとうございます。たった十日しかいなかったけれど、ペットの死は悲しいものです。

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