歌劇団の練習に行ってきました。今回はキング門下の発表会で歌う「乾杯の歌」の練習に時間がかかりそうという懸念もあり、筋トレは省略。団員の皆さんの顔が晴れやかになりました。
なので、普通に、発声練習から練習が始まりました。
ひととおり発声が終わったところで、コンコーネ(合唱版)の練習です。今回から、その日の先生の気分で歌う曲を決めるという事でしたので、今回は7番を歌ってみました。
歌う時は、確かにコンコーネなんだけれど、この曲は「独唱」用ではなく「合唱版」なので、音程とかハーモニーなどに気を使って歌ってほしいとの事です。本来重要視される声の響きについては、この曲に関しては、捨ててもかまわない(もちろん程度問題ですが)ので、とにかく音程に注意して、キレイにハモる事を優先してほしいとの事です。そのためには、周りの音を適度に聞いて合わせる事が大切(ただし、聞きすぎて合わせすぎると、歌が崩壊するので、何事もやりすぎに注意です)。
さすがに9曲全部の中から当日歌う曲を選ぶのでは、ちょっと大変って事になったので、次回の練習では、コンコーネは1~5番の範囲から歌うので、予習するなら、その中からやっておくこととなりました。
さて、今回の演技付き発声練習は「お花見」でした。今回の設定は、私が独断と偏見で考えてみました。設定と、それぞれの役は以下の通りです。なお、当日は欠席が2名いたので、コンビニのオーナーとお局様子分[腰巾着]の役が無くなってしまいました。ちょっと残念でした。
さて、設定ですが、花見会場には、二つのグループの花見客が来ています。一つは、近所のコンビニの店員さんたちのグループです。コンビニは営業中なので、オーナー夫妻が留守番をし、店長さんがその他の店員をつれて、パ~~っと派手めに花見をしています。なにしろ、店の商品を持ち込んでいるため、酒と料理の量はハンパなく豊富で、いかにも贅沢な花見になってます。花見自粛ムードなどなんのその、実に盛り上がって宴会しています。
一方、もう一つのグループは、近所の高校のセンセたちのグループです。おそらく、当初は派手に計画していたのかもしれませんが、世の中の花見自粛ムードの影響を受け「この時期に花見など、やっぱり不謹慎でしょ」と言って、多くのセンセ方が花見に不参加となってしまいました。それでも幹事のセンセは、根っからのお祭り人間なので、なんとしても花見を決行しようとし、なんとか校長センセと新人教師を捕まえ、たった三人だけで花見を始めました。
さて、ハデハデに盛り上がるコンビニグループと、何となく盛り上がらない高校教師グループ。この二つのグループが隣り合わせになった時、どんな事が起こるでしょうか?
さて、役どころですが…。
【コンビニグループ】
店長さん…雇われ店長。普段はいい人だけれど、酒が入ると人格が変わるタイプ。
主婦バイトA…何でもかんでも、すぐに仕切ろうとする人。いわゆる“お局様。
主婦バイトB…お気楽な性格のお調子者。お局様の子分。
主婦バイトC…ちょっぴり生活に疲れ、荒れ気味の若い主婦。反お局派。
女子大生バイト…最近失恋して荒れ気味。酒乱傾向あり、高校生バイトにからみ、酒をすすめる。反お局派。
男子高校生バイト…気が優しく真面目な男の子。隣のグループの学校の生徒。
【先生グループ】
校長…立場上やむをえず参加している。本日のスポンサー。陰が薄い。(私がこの役をやりました)
幹事のセンセ…いわゆる“宴会部長”。必死に場を盛り上げようとする。
新人教師…本当は花見をバックれようと思ったけれど、逃げられなかったので、やむなく参加。隣の学生バイトの担任教師。
設定が決められているので、声出しの前に、みんなでそれぞれどんな演技をするかを話し合って、演技のすり合わせをしてみました。肝心の発声の方も、先生が場の展開に合わせて、テンポを揺らしてみたり、短調にしてみたりと、今回は、なかなかおもしろかったと思いますよ。
次回は、演技付き発声は無しです。その代わり「乾杯の歌」を演技付きで歌ってみることにするので、次回までに「乾杯の歌」の演技プランをそれぞれで考えておくこと。
ここで休憩となりました。休憩中に「手紙の二重唱」「パリを離れて」「愛の妙薬の二重唱」のレッスンが行われました。
休憩後は、ひたすら「乾杯の歌」を歌いました。何度も歌いながら、音を確認してみたり、出だしを確認してみたりと、細かくチェックをしていきました。もちろん、最終的には、自分が割り振られた部分が歌えればいいのだけれど、できれば女性はヴィオレッタのパートをすべて、男性はアルフレッドのパートをすべて歌えるようになっておくと良いので、それを目指して練習してみました。と言うのも、こういうリレー形式で歌う曲は、自分のパートだけでなく、その前後も含めて歌えるようになっていないと、自分のパートがきちんと歌えないものだからです。
今回は、結構みっちり練習できたと思います。なので、次回は暗譜で歌いますので、最低限、自分のパートは暗譜しておく事。できればヴィオレッタやアルフレッドのパートがすべて暗譜できていると良いでしょう(曲そのものはあまり長くないので、なんとかなるでしょう)。
この曲は、先生は当日指揮をしないので、曲の途中で何カ所かある、全員で合わせるところの合図はすべて団長がやる事になりました(できるのか?)。また、歌う順番も、教えてくれる人はいないので、自分でしっかりと把握しておくこと。
残った時間で、赤ずきんの練習をしました。
まずは狼のアリア「おれは森の王者(コンコーネ50番の39番)」です。約束どおり、Yテノールさんと私で、交互にアリアと笛をやってみました。最初は私が歌でYテノールさんが笛でしたが、まずは私が歌で転びました。いやあ~この曲、イントロと歌の出だしがリズムが同じだけれど、音程が違うので、ついついピアノにツラレて音程迷子になってしまいました(汗)。要練習ですね。
笛パートは…ここまで、二人とも歌うのに一生懸命で、楽器を組み立ててもいないわけだし、もちろん音出しも何もしている余裕はないので、楽器を組み立てて、すぐに演奏という状況でした。
もちろん…うまく行きませんでした(汗)。音は出るのだけれど、指がまわらない(涙)。考えてみれば、歌っている時って、指使わないもんなあ…。が、それを言い訳にしてはいけませんね。どんな状況でも、ちゃんと演奏出来るようしておかないといけません。
先生からは、笛の演奏は、スラーをもっとちゃんとやると良いでしょうと言われました。また、狼のセリフ部分は楽譜一段でセリフ一行という割り振りで語っていくとちょうど良いと言われました。
男性陣の苦労が終わったら、次は女性が頑張る番です。
赤ずきんのアリア「みんなみんなおはよう(コンコーネ25番の3番)」を女声だけで徹底的に練習しました。この曲、とにかく難しい。テンポが早く、譜が細かくて、跳躍も多くて、シンコペーションもふんだんにあって…。すごく歌いづらそう。なので、最初はゆっくりと丁寧に音取りをして、少しずつテンポアップして仕上げていきました。
練習の最後では「狼のアリア」~「赤ずきんのアリア」~「赤ずきんと子リス・子ウサギの三重唱」~「狼と赤ずきんの二重唱」までを通してやってみた。なかなかいい感じです。
これで「木々の合唱」以外の第1幕の曲がすべて音取り完了なので、仮の配役を決めてみました。次回の練習では、この配役で第1幕を(演技無しで)通して歌ってみる事にしました。ちなみに、私の役は“フルート奏者”と“狼”なので「狼のアリア」はYテノールさんが歌い、私は「二重唱」の方で狼を歌います。
ま、赤ずきんに関しては、まだまだ仕上がりからはほど遠い状態ですし、今はまだ「楽しんで歌う」事を優先してくださいと先生がおっしゃっていました。ただし「乾杯の歌」の方は、そういうわけにはいきませんので、真剣に気合を込めて仕上げていくそうです。
さあ、がんばってゆきましょう。
コメント
流石,団長、乾杯の歌,殆ど暗譜状態でしたね〜!!
声の調子も随分伸びやかになって、風邪も大分回復されてきたのかなという感じでした〜♪
私は、「乾杯の歌」は予習不足で、まさに「完敗の歌」でした〜汗
譜読み、暗譜、相当苦手ですが、次回までに何とかできるようにしないといけませんね〜汗
笛は、最初,リズム音痴で、ストンさんのソロの後,全く入れませんでした。二回めは何とか入りましたが、リズムがあってませんでした。せっかくのストンさんの台詞のバック,勤まらず済みません。
ストンさんのフルート、自分の台詞で精一杯で全く聴けませんでした。
でもちょっと音出しされてた時、やっはり、何か深い感じの音だなって思いました。
楽器が良いのか腕が良いのか、その両方なのか〜♪
今度は、もっとちゃんと聴いてみたいです〜♪
>Yテノールさん
>楽器が良いのか腕が良いのか、その両方なのか〜♪
はっきり書きます。「楽器が良い」のです。腕ではありません。フルートという楽器は、モデル差とか個体差とかがあって、道具としての善し悪しは、それこそ千差万別なのですが、私のフルートはプロの演奏家が演奏会で使っても、特に支障がないレベルの楽器です。なにしろ、オトナなので、楽器購入の時にオゴッたからなのですが、やはり楽器が良いと、楽器に助けられる部分がたくさんあるので、いくら腕前が妖しくても、可能な限り良い楽器を持った方が良いと思ってます。
一方、腕前の方は“オッチャンの道楽”程度なので、期待しちゃダメです。歌劇団の休憩時間は、現在、二重唱の練習しているので、アレなのですが、そういうのが無くて、本当に休憩時間ならば、自分の指慣らしも兼ねて、クラシック小品くらいなら、軽く吹いてみてもいいかなって思ってます。