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今年最後の声楽のレッスンに行きました

 と言う訳で、標題のとおり、声楽のレッスンに行ってきました。

 まずはコンコーネからです。やはり、家の練習で音がうまく取れないモノはレッスンでやってもダメですね。コンコーネも、番号が増えてくるほどに難しいなっているような気がします。

 今回のレッスンでは14番からでした。音が不安でしたが、案の定、うまく取れませんでした。なので、階名で歌いました。母音唱法だとうまく音程が取れませんが、階名唱だとそれほどひどい事になりません。これは、階名と音程が結びついているからなんでしょうね。音楽的にはどんな言葉であっても、音程正しく歌えるべきですから、階名唱は良いことではないのかもしれませんが、コンコーネばかりに時間は使えませんからね。とりあえず14番はOKになりました。

 15番も練習不足で、階名で歌っても、色々と不安が残りました。自宅で練習する時に、自分でピアノを弾いて音を取るのですが、この15番のメロディーって、私には難しくってピアノがちゃんと弾けないのです。で、リズムを間違えたり、ミスタッチを重ねたりして、全然正しい音がカラダに入っていきません。先生からは「ピアノが弾けないのに無理してピアノを弾こうとするから、かえってダメになるのだから、全部の音をピアノで弾こうとせずに、大切な音だけをピアノで弾く方がいいですよ」と言われました。具体的には、ベース音だけを弾くとか、ロングトーンだけを弾くとかですね。臨時記号が付いているような音は、軽くスルーですね。そういう工夫をして、ちゃんと音取りをしましょうと言われました。次回は15番と16番です。

 さて、二重唱です。最初に妻と二重唱を通してみました。いやあ、おもしろいぐらいに歌えません。前回、先生相手に二重唱をやりましたが、それでもきちんと通りませんでしたが、妻が相手だと、更に輪をかけてヒドイことになりました。いやあ、これをボロボロと言わず、何をボロボロと言うべきでしょうか! いやあ、シャレにならないくらいにヒドかったです。

 とにかく先生から「あまりに、レチタティーヴォ過ぎ。まずは楽譜通り、書かれているリズム通りに歌いましょう」と言われました。

 さて、楽譜に書かれているリズム通りに歌おうとして…絶句です。だって、リズムが難しすぎて歌えない(汗)。なんじゃい、このリズム。私はこんなに、十六分音符って奴が多用されている楽譜は始めてです。それも符点が付いたり付かなかったり、裏になったり表になったり…。私は今まで「クラシックに比べて、ポピュラーって簡単そうに思われがちだけれど、実はリズムに関して言えば、ポピュラーの方がずっと難しい!」と言ってきましたが、この言葉は撤回します。この二重唱のレチタティーヴォ、まなじのポピュラーソングのリズムよりも、ずっと難しいです(涙)。

 とにかく、少しずつ先生に教わりながら、楽譜通りに歌ってみました。もうヘトヘトです。あんまりヘトヘトになったので、私の体力を考えて、この曲、全部で10ページほどあるのですが、後半の3ページほどをカットする事になりました。10分ほどの曲が7分ほどになったわけです。少しは助かりました。いやほんと、このままの長さではとても歌いきる自信はなかったもの…。この7ページバージョンは、歌劇場などで慣例的にカットされて演奏されているものと同じです。つまり、普通に聞く事のできるバージョンになったわけです。ああ、助かった(汗)。もっとも、カットして短くしてもらいましたが、それでもまだまだ歌い通す事はできませんから、要練習ですよ。

 とにかく、一月の上旬までにレチタティーヴォ部分を暗譜し、一月の下旬までには男声の歌のところまで暗譜し、二月の頭には全部暗譜してあるようにと言われました。ちょっとキビシイ気もしますが、そのペースでやらないと間に合わないのは事実なので、頑張ります。

 楽譜通りに歌うのは当然だけれど、テンポをもっとあげて歌えるようにと言われました。この二重唱って、口げんかをしているシーンなので、悠長に歌ってはダメなんだそうです。相手に食ってかかるつもりで歌うので…とっても早口に歌わないといけないのだそうです。…まずは暗譜してから、テンポを上げることにします。

 とにかく、二重唱があまりにダメなので、アリアの練習はちょっと横に置いてもいいから、しっかり二重唱の練習をしてきてと言われました。いやあ、さすがに先生もこの二重唱の出来具合には危機感を感じたようです。

 とにかく、楽譜が真っ黒なので、この件で愚痴を言いました。確かに、普通の合唱曲や歌曲だと、なかなかここまで黒い楽譜は珍しいかもしれないけれど、オペラの楽譜なら、この程度はごく普通だから、早く慣れるように、と言われました。うは~、オペラ、ムズいよ~。

コメント

  1. アルビーナ より:

    縮んでも7分…って相当辛いですね[E:coldsweats02]イタリア歌曲でサマになってきたな~と思っても、オペラアリアになるととたんに歌えなかったりして、ガックシ来ちゃいます。レチタティーヴォ、私も超苦手です!

    さて、先日は公用語の件、詳しく教えてくださってありがとうございます♪さすが、世界を股にかけるすとんさん!私の知りたいことをドンピシャにお答えいただいて感動しました[E:shine]

    今、吹奏楽出身の知人とアンサンブルごっこをしているのですが、基本的にクラシックベースで行きたい(遠い将来、オケ入りを夢見ているので)と思っている私と、ビミョーに色々相容れなくて…でも、フルート歴は断然その方が長いので逆らえず…というジレンマに苛まれています。一番困るのはチューニングの音で、私はレッスンでもAなのですが、吹奏楽出身のその人は当然のごとくB♭でして…。
    AもB♭も、それぞれの世界での必然性は良く分かるのですが、フルートアンサンブルでB♭にするメリットが感じられず、モニョっとしてしまいます。

    ああぁ、なんだかとっても愚痴になってしまいました。すみません[E:wobbly]チューニングの件についても、すとんさんのお考えがあればぜひ教えてください!

  2. すとん より:

    >アルビーナさん

     チューニングの音ですか? 基本的には「なんでもいいじゃん(笑)」って思ってます。要は、肝心のアンサンブルで不快な音にさえならなければいいんだから。私も「和をもって尊し」とする日本民族の一員なので、相手からがBbでチューニングしたいとおっしゃるなら、やすやすと折れて、Bbでチューニングしちゃう人です。

     …が、私の個人的な希望というか、願いで言うなら、チューニングの音はBbではなく、Aでお願いしたいと熱望いたします。理由ですか? それは「Aでチューニングするのは、グローバル・スタンダードだから」です。Bbでチューニングするのは“ブラバン村のしきたり”なので“郷にいれば郷に従え”だとは思いますが、ブラバン村以外では、チューニング音はAなんですよ。オーケストラもそうでしょうし、ジャズ界もロック界もポップス界もそうです。フルート・アンサンブルだって、本来、そうだと思いますよ。

     第一、Aの音でチューニングするなら、音叉を持ち歩けば、どこでもチューニングできるので、それで済むじゃないですか? たまにC音の音叉も見かけますが、Bbの音叉ってあるの? 私が不勉強なだけで、市場に出回っているのかしら? 

     第二に、他の楽器と音を合わせる時も、Aだと便利よ。だって、大抵の弦楽器(ギターとかヴァイオリンね)は解放弦にA弦があるので、そこでチューニングをしたがるでしょ。解放弦がBbの弦楽器って、あるのかねえ?

     第三に、私はAの音を覚えました(笑)。なので、Aなら、大雑把ですが、アタマの中で鳴りますが、Bbは鳴りません。なので、ぜひAでチューニングして欲しいです(笑)。

     だいたい、フルートはC管ですから、Bbでチューニングする必然性は全く無いんです。

     と言うわけで、原則、相手に合わせる私ですが、できれば「チューニングはAで!」と思ってます。

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