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2024秋 黒部&立山に行ってきた その5 高原植物と湧き水

 黒部湖駅からケーブルカーに乗りました。このケーブルカーは、かなりの急角度なケーブルカーでした。箱根のケーブルカーなんて比較にならないほどの傾きです。このケーブルかも混み混みでしたが…私は何とか座席に着くことができました。ケーブルカーはとても小さくて、座席も小さくて、座席間も狭かったです。座席は4人掛けで向かい合わせになっていました。私が座った座席には向かい側に先客が一人いたのですが、彼は自分の大荷物を自分の足元に置きました。当然向かいの座席まで荷物でいっぱいで、私は彼の向かい側の座席に座ろうとしましたが、足が入りませんでした。だって彼の荷物が置いてあるのだから。他の客は自分の荷物は膝の上に抱えるのですが、彼はそれをしませんでした。仕方ないので私は彼の向かいには座れずに、その斜め前の座席に座り、私の奥の席は空席となってしまいました。

 ケーブルカーの中は激混みなのに、私の隣は空席なのです。なんか私が意地悪をして2人分の座席を占拠している感じになりました。いやあ、いたたまれませんでした。私も「自分の荷物ぐらい、そこに置かずに、他の人と同じように抱え込め」と言えればよかったのでしょうが、見知らぬ人に文句を言ってケンカをする気にはなれませんでした。何しろ最近の若い子は、大人しそうに見えても切れやすい子が増えてきたし、年上にの人間に敬意を払わない輩も大勢いますからね。クレームを付けて若い子と殴り合いになるよりは、いたたまれない気分で約5分(ケーブルカーの運行時間は5分です)を過ごす事を選択してしまいました。

 ちなみにこのケーブルカーは黒部ケーブルカーと言い、トンネルの中を走行しているだけだし、モニターによる観光案内もなかったので、ただただ居心地の悪い5分間となりました。

 ケーブルカーを降りると黒部平駅です。この黒部平というのは、ちょっと開けた平地で高山植物が生えている高原の公園となっていました。

 標高は1820mです。一種の植物園のような公園で、私は生まれて初めて、リアルにリンドウの花を見ました。リンドウって可愛い花だね。もちろん写真では何度も見たことありますが、実際に地面に生えていて咲いているリンドウは初めてです。リンドウは本当にキレイで可憐だね。

 そう言えば、トリカブトも何気に咲いていました。うん、この花は危険だよね。見ている分は無害だけれど、食べるのはもちろん、触るのもダメな植物だよね。トリカブトって、低地でも高山でも、日本中どこにでも生える草だから、黒部平で咲いていても不思議はないけれど、たぶん普通の植物公園だったら抜かれちゃうよね。だって毒草だもん。それも猛毒だし(笑)。でも、おそらくここでは、その他の高原植物同様に保護されて咲いているんだと思いました。まあ、高原植物に触る不届き者はいないだろうから、毒草でも全然平気なのだろうけれど、ちょっとだけヤバさを感じてしまった私でした。トリカブトはヤバいよね。でも普通の人は、トリカブトの花なんて知らないから関係ないか(笑)。

 そうそう、黒部平も給水ポイントの一つです。この立山黒部アルペンルートには、あっちこっちに湧き水が出る場所があって給水ポイントになっています。私はこのルートを移動中、何度も手持ちの500mlのペットボトルに湧き水を汲んで飲んでいました。いやあ、天然の湧き水、美味しいよ。自販機で水を購入すると、お山価格でペットポトルもめっちゃ高価だけれど、湧き水は無料だからね。ずっと湧き水を飲み続けたおかげで、たぶん、金額的には1000円程度の水を湧き水で飲むことができました。ありがとう、感謝しています。

 それにしても黒部平から見る景色は実に雄壮でした。そうそう、このあたりから涼しさを感じるようになったので、手持ちのウィンドブレーカーを羽織りました。

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