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百万円あったら、何に使う?[音楽限定]

 たまには夢語りなども…。

 最近の私は、宝くじなるものを買ったりします。もちろん、期待値が競馬以下と知りつつも「大金を手にしたい!」という野望を胸に、ジャンボだけですが買っている、ささやかな小市民でございます。

 で、小市民なので「三億円当たったらどうしーよー」とか悩まないで「百万円当たったらどーしよー」という夢ばかりを見ています(笑)。いやあ、だってサー、三億円なんて、非現実的な金額は、どう使って良いか、想像もできない。でも、百万円だと、そんなに大変な金額でもないから、色々と使い道が想像できるでしょ。なので、妄想にふけるには、百万円って、手頃な金額だったりするわけよ。

 で、百万円あったら、何を買いますか?

 妄想話なので「貯金」はダメね。音楽以外の使い道もあるけれど、まあ、これも妄想話なので、音楽限定にします。足りなければ、多少、足しても良いことにしましょう(笑)。さて、百万円で何を買いますか?

 私の場合は…。

 声楽関係って、意外とお金を使わないんですよね。安上がりと言えば安上がり。なので、声楽関係で欲しいものって…楽譜くらい。でも、百万円で楽譜買っても、置場がないので、楽譜は余ったお金で買うことにしましょう。

 となる、順番的に、フルートに投資かな?

 これが三百万円とか五百万円とかになると“ゴールドフルートご購入!”って事になるんだろうけれど、百万円だと、9Kすら買えません。

 となると…やっぱり、総銀フルート? ならば、アルタスのPS? 最近、値上がったので、百万円をちょっとオーバーしちゃうけれど、これにする? でも、どうせPS買うなら、エミリー・バイノンモデルが欲しいよねえ、リップ&ライザーを18KにしたH管って奴ね。これだと…百万円よりも二百万円に近い額になるだろうから、そうなるとダメだねえ…。

 で、フルート一本丸々のご購入をあきらめるとすると…頭部管だけのご購入?  PSの頭部管に18Kのリップ&ライザをつけたものなら…さすがに百万円はしないでしょう。いやいや、アゲハのボディにつけるなら、やはり1307の頭部管の方がいいかな? いやいや、同じ材質で巻管の1607の頭部管や、ALの頭部管の方がおもしろいか…。で、これらの頭部管に、18Kのリップ&ライザーをつけて、さらに、1307のH足部管も新たにご購入しても、百万円はしないでしょう。フルートケースも、H足部管用のを買い足さないとね。この買い物なら、予算内で、アゲハを最強フルートに仕立て上げる事ができます。

 うん、現実的な買い物ですな。

 あるいは、同じフルートでも、アルトフルートやバスフルートを買うという手もありますね。最近は、良質で安価な特殊管フルートもありますから、百万円あれば、アルトとバスの両方が買えるんじゃないかな?

 百万円をフルートでなくヴァイオリン関係に使うとしたら、どうなるか?

 ひとまず弓は足りているので、ヴァイオリンそのものの新規購入でしょうか? 百万円のヴァイオリンを購入? うわー、贅沢~。でも、まあ、それはありですね。でも、百万円出すなら、やっぱり、古い楽器が欲しいなあ。

 でも、とりあえずヴァイオリンはミヤマがあるから、別のモノって考えると、ビオラを買うという手もあります。本当はチェロが欲しいけれど、チェロはヴァイオリンとは全然違う楽器だけれど、ビオラはヴァイオリンのテクニックが使えるそうなので、持ち替え楽器としてなら、ビオラだろうね。

 そうそう、持ち替え楽器を買うなら、フルートの持ち替えとして、テナーサックスという手もあるけれど、これ以上、楽器を広げない方が身のためだから、サックスはとりあえずお預けだね。

 ビオラはいいけれど、やっぱり地味と言えば地味だよね。いっそ、五弦ヴァイオリンという手もあるね。一本でビオラとヴァイオリンの両方が楽しめるわけで、クラシックでは出番がないけれど、ジャズやポピュラーなら出番も多そうだよ。珍しい楽器大好きな私的には、これは案外面白い選択かもね。

 五弦ヴァイオリンにまで手を広げるなら、いっそエレキヴァイオリンを買ってもいいか(笑)。

 楽器とはちょっと違うけれど、マルチトラックレコーダーは百万円で買えないかな? 8トラくらいあれば、色々遊べるよね。ハードディスクタイプのものがあれば、それを購入しちゃうという手もあるね。

 あるいは、普通にアップライトピアノを買うとか? サイレントピアノは百万円じゃ買えないかな?

 おお、そうだ。来年、日本にやってくる、メトロポリタン歌劇場の日本公演のチケットをペアの通し券で買う、というのもアリだね。ああ、それが一番うれしいかも(笑)。いやいや、いっそ、飛行機にのって、メトでもスカラでも、あっちに乗り込んでオペラ観劇というのもアリじゃん。
 
 
 結論。百万円あったら、バイロイトに行く。うん、これで決定だね。…バイロイト詣はペアで百万円で行けるよね? ダメ??

コメント

  1. YOSHIE より:

    こういう夢はいいですよねぇ。

    バイロイトはいいですね!
    ウィーンフィルニューイヤーは無理なんですよね、確か。
    30万で楽器をオーバーホール(STAND UPって言うのかな?分解組み立て直し)して、残りでヴァルト・ビューネに行くか(50〜60万だった気が…)、レッスン代にするか(回数を増やす)ですね。
    それか替用品をガバチョとストックしておくかなー。

  2. かのん より:

    わたしなら防音室施工、かなあ。
    でも、部屋が狭くて場所の確保の問題も…

    夢ってか現実的だなあ…

  3. すとん より:

    >YOSHIEさん

     ウィーンフィルのニューイヤーコンサートは思いつきませんでした。妄想話なので、チケットが入手困難であるとかは無視するとして、ウィーンに行って帰って、コンサートを見て…。たぶん、あのクラスのコンサートだと、ドレスコードもあるだろうし、徒歩じゃなく、車で乗り付けるんだろうなあと思います。となると、それなりのホテルに泊まって…ってなると、100万円ではどうかなって気がします。少なくとも、夫婦で行こうと思ったら、100万円じゃ無理かな?

     そう考えたら、バイロイトも夫婦で行くなら、100万円だと厳しい?

     ヴァルトヴューネは、ベルリンフィルのサマーフェスですね。バイロイトやウィーンフィルのニューイヤーコンサートと比べると、ぐっと親しみやすい音楽祭ですから、100万円あれば、どうにかなりそうな気がします。リアルに考えると、チケット入手困難でしょうが(笑)。

     百万円って、大金には間違いないけれど、ガバっと使うにも、ちょっと足りないと言うのが、妄想話なのに、なんとも現実的な価格設定ですね。

  4. すとん より:

    >かのんさん

     防音室か…それも思いつきませんでしたが…ちょっと危険だな(笑)。そんなものがあったら、真夜中まで音楽の練習しちゃいそうで、健康がヤバくなりそうです。

     ウチは夜の10時までガンガン音を出してますし、それ以降は(ヴァイオリンのみですが)消音器を付けて練習してますので、防音室がなくてもいいか?なんて思う事もありますが、でもやはり、もしも防音室があったら、10時過ぎでも歌っちゃうし、笛吹いちゃうし、ヴァイオリンもギコギコ弾いちゃいます。今は防音室がない事が、一つの歯止めになっているが、防音室を作ってしまうと、みずからリミッターを外してしまうことになりかねません。

     やっぱり、防音室は怖いです、が、欲しいです(汗)。

  5. 久保田 より:

    はじめまして

    blogは、たびたび拝見してます
    18金リップ ライザー H管 クラウンのみ フランス製

    こんな、改造フルートを吹いてます

    自己満足の世界に浸り、快感の日々です
    改造より練習だろう と石を投げられそうだ

    また お邪魔します&&&

  6. ひゃらり より:

    ワタシはやっぱり防音室ですね~。

    賃貸なので、出来合いの防音室をどーん!と置いて練習したいです。
    イチバン小さいのって0.8畳なんですよね。
    カンオケみたいですね。
    けどそれでも最低で60万とかするんですもん。

  7. すとん より:

    >久保田さん、いらっしゃいませ。

    >18金リップ ライザー H管 クラウンのみ フランス製

     ううむ、フランス製のクラウンと言うのが、高ポイントですね。

     趣味というのは(言葉は悪いのですが)所詮、自己満足の世界だと思います。さらに、自分が満足した上で、他人に喜ばれると、なお良いですね。これが仕事になると、自分の満足はさておき、経済活動って奴を優先しなければいけません。「せっかくミュージシャンになったのに、やりたい音楽がやれなーい」と言うのは、よく耳にします。音楽も仕事にしてしまうと、大変なんだなあと思います。

     自分の好きな楽器で、自分の好きな曲を、お気に入りの仲間たちと一緒に、好き勝手に演奏する…。これ、至福だし、快楽ですよね。私も、そういうところを狙ってます。もっとも、私は欲張りなので、聞いてくれる人も楽しい演奏ができたらいいなあとも思ってますよ。

    >また お邪魔します

     お待ち申し上げております。

  8. すとん より:

    >ひゃらりさん

     一番小さな0.8畳タイプの防音室に入った事あります。キーボートを入れて、椅子を置いて、譜面立てを用意して、フルート持って自分が入ると、もうそれで一杯でした。パソコン入りません(涙)。伴奏にパソコンを使うので、パソコンが入らないと厳しいです。ってか、0.8畳タイプだと、本来は、キーボードも無理かもしれません。譜面立てと自分とフルートのみ、という前提のお部屋かもしれません。

     それでも、自宅で音出しが難しい方なら、喉から手が出るほど欲しいでしょうね。

    >けどそれでも最低で60万とかするんですもん

     カラオケ何回分でしょうかねえ?

  9. アンダンテ より:

    百万円って微妙な金額なんですよね~
    私の憧れのピアノはもう一桁ないとだし、
    さらにその置き場所を確保できる家となるとさらに一桁上、みたいな。

    確かにフルートだとかなり良いものが買えそうですね。

    防音工事っていい線ですね。

    ちなみに、うちの次男は、社会人になるまでに三億円を当てて就職しないで暮らしたいそうです(o_o)
    いや三億円当たるかどうかはともかく、二十歳そこそこで三億円当てて、就職はしないで三億円をじわじわ一生分に生かして幸せに暮らせる人がもしいたら尊敬するなー。

  10. すとん より:

    >アンダンテさん

     いやあ、こじろう君、すてきだわ。 三億当てて、遊民生活を狙うなんて、なかなかのものですわ。私も、それには憧れますが…三億では、一生働かずに暮らすというのは、無理だよねえ…。

     一年間でどれだけのお金を使うか? いくら、慎ましい生活をしたとしても、やはり「三億持っているだあ~」と思うと、爪に灯をともすような生活はできませんね。となると、やはり一年で1000万円程度は生活費&遊興費にまわっちゃうでしょう。そうなると、いくら三億円と言っても、たったの30年分です。ましてや、途中で大きな買い物をしたり、ババンと贅沢しちゃったら、その30年が20年、15年、10年、5年…となっちゃいます。

     それに仮に30年間、遊んで暮らしたとしても、その後、まだ若いのに財産を使い果たしちゃったら、それから就職して…と言うのは、難しいですね。いや、私のようなオッサンですから、金を使い切った30年後はどうする?って思うと(当たりもしないのに)踏ん切りつきません。

     となると、私だったら、三億円でアパートやマンションを建てて、アパート経営って奴を始めるかな? あるいは小さなビルでも建てて、貸しビルかな? それなら、家賃の上がりで一生遊んでくらせるでしょ? なので、こじろう君には「三億円当たったら、アパート経営か貸しビルががいいよ」とお薦めください。

  11. ひょっとこ より:

    100万円あったら、楽器と100万円を持って、旅にでます。
    予定は特に立てずに。

  12. 河童 より:

    音楽関係限定で100万円は微妙な金額ですねえ。

    ウィーンに出かけようにも仕事を休めない・・・
    100万で今買いたい(買える)楽器もない(14K買うには足りなさすぎる)
    オーディオが丁度の値段だが、部屋をかたづけて設置するのが面倒だし・・

    今持ってる総銀にシャンパンゴールドのメッキをかけることと、サブの中古総銀を買うと丁度かな。

  13. BEE より:

    イタリアに3週間ぐらい留学します。
    余ったお金でオペラハウス回ります。
    あーーーーーーー、飛行機駄目だった。。。(-_-;)

  14. すとん より:

    >ひょっとこさん

     ひょっとこさんは、もしかすると、スナフキンですか? かっこ良すぎます…。

     私は定住タイプの人間(ヲタクはたいてい、そうです)なので、流浪の旅に行っちゃう人に憧れます。バックパック一つで世界を回っちゃう人って、尊敬しますが、もしかすると、ひょっとこさんは、そういうタイプの人ですか?

  15. すとん より:

    >河童さん

     その微妙なところが、現実的でしょ(笑)。愛器の改造とサブ楽器の購入というのは、妥当なところですね。

     オーディオ…そう言えば、最近の私は音楽を、パソコンで聞くか、iPODで聞くかで、オーディオのスイッチすら、ここ何年も入れてませんよ。せっかく、それなり(と自分では思っている)器材を揃えているのに…壊れてたら、どうしよう(汗)。

  16. すとん より:

    >BEEさん

     留学&オペラハウス回りかあ…。それも楽しそうだな。私なら、留学は横において、オペラハウス回りに専念するかな? ヨーロッパ中の大小の、有名どころも無名なところも、色々なオペラハウスを回って、ヨーロッパ文化の濃いところを肌で感じてみたいです。

     飛行機、苦手ですか? それじゃあ、まるで、千秋先輩じゃないですか?

  17. Cecilia より:

    声楽でもお金があれば使いたいものはありますよ~。
    すとんさんは必要ないかもしれませんが、私ならずばり防音室!
    それも音が漏れなければよいというレヴェルではなく、ちゃんと空調が効いて、響きがデッドでない、ある程度の広さのもの。
    まずはそれです。
    それで100万円飛んでしまいますね。

  18. すとん より:

    >Ceciliaさん

     Ceciliaさんも“防音室”組ですか。防音室、需要がありますね。

     私が防音室を欲しがらない理由は、我が家は結構遅い時間帯まで、音出し可能という事もありますが、基本的に私自身が防音室が嫌いってのがあります。

     私は、元々、言語心理学とか音響心理学という分野の研究に携わっていた人なので、防音室は巣のようなものでした。本当に静かな環境って、実にうるさいもので、私はそれが生理的にイヤなんですね。だってね、自分の心臓の鼓動は騒がしいし、耳を流れる血流の音は頭の中を駆けめぐるし、自分の呼吸音に至っちゃ「も~~~、うぜーーっ!」って感じになります。なので、(程度の高い)防音室って、とても苦手です。

     今でも、人間ドックなどの聴覚検査で、短時間だけど防音室に入るじゃないですか? もう、それだけで、心臓や耳の血流音や呼吸音に悩まされる人なので、音楽の練習で防音室に入ったら、気が散って気が散って、たぶん音楽の練習にならないと思います(笑)。

  19. う~ん、こういうお題好きだなぁ(笑)

    でも100万円って正直、ピアノだとビミョ~です。
    サイレント、アップライトならぎりぎりですね。(ユニットは買ってお釣り十分きます)
    ヤマハの防音ユニットも100万円だとどうだったかな?手元にある資料だと100万円以上だしねぇ。

    そうですね、私ならヨーロッパ短期留学かなぁ。1週間くらいのセミナーならいけるんじゃないかな?どこに行くかが問題か(爆)

  20. すとん より:

    >ことなりままっちさん

     防音室もグランドピアノが入るサイズになると、お値段も結構しますよね。ピアノそのものも安い楽器じゃないし、確かに100万円って微妙ですね。

     で、ままっちさんは“旅”派ですね。ここまで見ていると、百万円の使い道は、防音室を購入する人と、旅に行く人の、二つに大きく分かれるようですね。ま、私も「バイロイトに行きたい」とか言っているわけだから、大きく見ると“旅”派ってわけです。

     でも、アップライトのサイレントなら、百万円で買えるんだ…。ウチは電子ピアノならあるけれど、ホンマのピアノはないので、ピアノ購入もいいかも。

  21. キング先生 より:

    キング先生的には、100万あったら全部楽譜につっこむか、やすいグランド探して買うか・・・

    あまり夢のない話ですね(涙)

  22. すとん より:

    >キング先生

     先生なら、楽譜もいいでしょうが、まずは、新しいレッスン室に入れるグランドピアノの方が先決ではないでしょうか? 夢はありませんが、必要はありますよ。100万円とはいかずとも、良い出物があるといいですね。我が家に遊んでいるピアノがあったら、真っ先に先生にお譲りするのですが、残念ながら、ウチには、遊んでいるいないに関わらず、ピアノはないもので…。申し訳ないです。

  23. BEE より:

    千秋先輩には並々ならぬ親近感を覚えております(^.^)

  24. すとん より:

    >BEEさん

    、携帯の方だと「ひとこと」が読めないんですよね。結構、おもしろい事を書いているつもりなんですが。

  25. BEE より:

    おはようござります。

    ひとこと欄は朝とか昼休みに読んでますよん。v(^^)v

  26. すとん より:

    >BEEさん

     問題はたぶん解決して、そちらに到着したと思いますよん。

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