秘宝館の次は、その近所にある熱海城に向かいました。
熱海城と言っても、歴史的にそんなものが存在していたわけではありません。昭和に入って、観光施設の一つとして建てられたものです。なので、真面目に考えてはいけません。それなりに楽しい施設なのです。
でも、我々は素直に熱海城に入らずに、まずはそのお庭に向いました。と言うのも、お庭でやっている猿回しのショーが始まる時刻だったので、お城の前に猿回しを見よう…というわけなのでした。
で、その猿回しですが…いやあ、新しい。今どきの猿回しという芸は、昭和の時代の伝統的な猿回しとは、だいぶ違いました。ピアノに合わせて、お猿さんがパーカッションを演奏したり、猿使い(今回は割りと若い女性でした)とお猿さんがコントをしたり、なかなかおもしろかったです。もちろん、お猿さんが飛んだり跳ねたりする旧来の芸もあったけれど、今はもっとエンタメ寄りになっていて、しっかり笑いを取る芸になっていました。
もちろん、猿回しは日本の伝統芸能の一つだけれど、伝統芸能である部分にアグラをかかずに、時代に合わせて、アップデートをしていく、その姿に好感を持ちました。もちろん、猿回しの芸そのものも面白かったですよ。だから、ショーの最期におひねり(お札しか受け取らないのです)をお猿さんから要求されますが、それも気持ちよく出せました。それくらい、楽しい芸でした。実に、今回の熱海旅行のハイライトと言っても言い過ぎではありませんでした。それくらい楽しかったのよ。
猿回しを見た後は、ちょうど昼時だったので、近くのレストラン(と言うか、食事処)で昼食を食べました。日頃食べられないものを食べるのが好きな私は、まよわず“海草そば御膳”を頼みました。“海草そば”…どんなものか興味津々でしょ?
出てきたのは、ワカメとアサリがトッピングされたそばでした。それにかやくご飯と、切り干し大根とポテサラの小鉢が付いてきました。まあ、値段なりです。美味しかったのですが、汁が甘めで、私の好みでなかったのは残念です。
次はいよいよ熱海城です。
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