歌劇団の練習に行きました。例によって、練習が始まる前は、ストレッチをしながら、キング先生とヴァイオリン話をします(笑)。
先生はおっしゃいました「ヴァイオリンは続いてますか? 独学はダメですよ~。早く先生を探してつきなさい」 …いきなりグサっと来ました。ヴァイオリンはひとまず悩みながらも楽しく続けています。ダメだと言われても独学ですし、先生を探すのはともかく、師事するのは難しいで~す。
さらに先生はおっしゃいました「なぜ先生につかないの?」 それは、きちんと練習をする時間がないからです。練習もせずに、宿題もせずに、レッスンに通うなんて、そんな失礼な事はできないじゃないですか?
「練習をしないでレッスンにくる生徒さんなんて、たくさんいますよ(笑)、ねえ(と言って、歌劇団員さんたちに視線を送る)」……なぜかそこで目を伏せる歌劇団員さんたち(汗)。
「時間が問題なら、レッスンの回数を調整すればいいんです。経済的にキビしくても同じ事。少なくとも初心者のうちは、先生に習うべきだし、最低1年間だけでも教えてもらうと、あとが全然違います。ヴァイオリンの場合は独学はありえませんので、さっさと先生に習いなさい。…本当は私が教えてあげられたらいいんだけれど…(キング先生はチェリストです)」 うぅ…。
「試奏に行っているみたいだけれど、楽器は絶対に買ってはいけませんよ。20万円の予算があるなら、全額を弓につぎこみなさい。楽器は…サイレントで十分だし、5万の楽器も20万の楽器も似たようなものなので、楽器にお金をかけるのは、安物買いの銭失いです。それよりもまずは、弓を買うこと。楽器は一台あれば十分だけれど、弓は用途によって数本必要となるので、たくさん持っていても全然困りません」 あぅあぅ…。
「楽器は楽器屋で買ってはいけませんよ。ヴァイオリンは個人売買の方に安くて良いものが流通していますし、流通量も楽器屋の比ではありません。それに素人が楽器屋に行っても、店は素人に良い楽器は出してくれませんし、価格も安くしてくれません。なので、楽器が欲しければ、先生から買うか、先生の名前を使って楽器屋から買うかのどちらかしかないと思ってください。(キング先生&ご実家のヴァイオリン教室経由で楽器を買うことも可能だけど…と言われました)」 ……○★×△☆□…
私は正しいことをズバっとおっしゃってくれるキング先生のそういうところが大好きです。時折、立ちあがれなくなりますが(汗)…。
やっぱり、ヴァイオリンは先生につかないとダメか…。
予算が20万円程度なら、全額、弓に投資か…。
素人が楽器屋でヴァイオリンを買うのは、あまりに危険な行為か…。
悩む悩む悩む悩む悩む悩む悩む悩む悩む悩む悩む悩む悩む…
自分でも独学には限界を感じているので、ここらが色々な意味で潮時なのか? 深刻に悩んじゃいました。良い先生を探して、レッスンの回数を調整して、お願いする…かあ。
さて、歌劇団の練習です。
まずは、呼吸の練習から。最初はロングブレスの練習ですが、この練習は今回で最後。次回の練習からは、ストレッチの時に、このロングブレスの練習も各自で行うように言われました。
ロングブレスの次は、犬の呼吸練習。普通の速度で100回、ゆっくり背中を意識して50回、早い速度で100回×2セット。いつもながら、この練習は天国だか地獄だか見える、危険な練習です。私は、三途の川を何度見たことか…。
歌劇団員全員から(ある意味)大人気な筋トレもいつもどおりに、ヒンズースクワット20回×2セット、腹筋20回×2セット、背筋10回×2セットでした。しかし、やはり回数を重ねてくると、段々、楽になってくるから、それなりの効果はあるんでしょうね。
筋トレが終わって、ようやく声出しです。
発声練習は、歩きながらの練習と、立ち止まっての練習です。
歩きながら、いつもどおり、歩き方に注意を払うように言われましたが、段々、団員のみなさんが歩くのが上手になってきているのが分かります。上半身は常に堂々とし、無駄な動きはなるべくしないように歩く事。足音は立てない事。男性はやや膝を上げ気味にして歩く事。
ただ、普通に歩きながら発声をするのは、今回で終了。次回の練習からは、キャラを設定して、そのキャラになりきって歩きながら発声をする事になりました。
これで前半の練習は終了。休憩の時間です。みんなで持ち寄ったおやつなどをつまみながら、今回はたくさんの打ち合わせをしました。
まず、夏合宿の件は…大人って色々と家庭の事情を抱えているもので…スケジュール調整がうまくいかなかった団員が少なからずいるので、残念だけれど、今回は中止にする事にしました。無理やり決行しても良い事はないですからね。その代わりに、八月に、ほぼ全員が参加できる日程で、親睦会を新たに設定しました。親睦会の企画を何か考えないと…。
ええと、ただ一人いたバリトンさんが家庭の事情で歌劇団を退団なさいました。そして、現在、門下に歌劇団に参加できそうなバリトンさんがいないので、新たにバリトンを募集する事になりました。ただし、広く公募するのではなく、現在の歌劇団員のリアルな知り合いの中からバリトンさんを探してくる事になりました。つまり、一本釣りという奴です。良い人が見つかるといいですね。とにかくバリトンさんのいない歌劇団ってありえないから。
それから、デビューステージの話をちょっと進めてみました。色々条件をクリアできると、秋に、大ホールで1曲披露できるかも? もちろん、客前演奏ですよ。すごいね、練習ばかりじゃ気合が入りませんから、ここらでババーンと本番をしないとね。
まだ決定ではないのですが、準備はすでに始めないと間に合わないので、来月あたりから、ボチボチと準備に着手することになりそうです。曲は、テノールと女声合唱(つまり、バリトンのいらない編成:笑)で「木綿のハンカチーフ」を歌います。信長貴富 さんの編曲で、かな~り難しそうです(汗)が、とても良い楽曲です。それに、色々な意味で、ウチの歌劇団にはふさわしい楽曲だと思います。
後半練習です。
後半からは、曲練習なので、ピアニストさんにはピアノを弾いていただきました。キング先生は指揮をしながら、指導に集中です。そのせいでしょうか、前回以上のダメが、たっぷり出ました(笑)。
合唱用コンコーネは6番でしたが、難しいですね。メロディ以外を歌わせると、すぐに墓穴を掘る私です(じゃあ、メロディならOKなのかという突っ込みは、拒否します)。この曲は、次回、もう一回チャレンジです。皆さん、しっかり譜読みをしましょう。あと、しっかり声を出して歌っていきましょう。
「ふるさとの四季」は「春の小川」をやりました。小川をサラサラ流すのは、難しいです。それと、やはり四部合唱曲は、バリトンがいないとしまらないものです。完成からはほど遠い状態ですが、ひとまず“保留”という事で、次回は「朧月夜」をやります。ちょっと季節からズレてしまったのは残念ですが、次も頑張って譜読みをしましょう。
また、状況次第では、次回から「木綿のハンカチーフ」の練習が入るかもしれませんので、この曲の楽譜は、キング先生経由でそれぞれのレッスン時にお渡しできるように手配をしますので、楽譜が手に入り次第、譜読みに取りかかってください(って、ここで業務連絡して、どーする?)。
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