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声楽発表会2023 その2 「魔王」では、つい全力を出してしまいました

 昼食を終えて楽屋に戻ると、ピアノの人たちがゲネプロをしていました。そう、ピアノの人のゲネプロは、開場直前に行うのです。

 今回の発表会では、子どもが2人と大人が1人、ピアノ演奏で発表会に参加します。大人の人は、昨年まで我々のピアノ伴奏をしてくれていたМさんです。今回は、我々の伴奏ではなく、ソロピアニストとして発表会に参加です。子どもの2人は、今年でピアノを辞めるので、今回の発表会が最後の発表会となります。子どものピアノの場合、習うのは小学生までで、たいていの子は中学進学と同時にピアノを辞めるのが最近の“普通”なんだそうです。

 で、ピアノのゲネプロが終わると、いよいよ開場となります。我々出演者も舞台衣装に着替えて待機です。ちなみに私の場合、タキシードに着替えるだけで、軽く30分は使ってしまうので、案外余裕がありせん。

 開演時刻となりました。子どものピアノが始まります。私も舞台袖に向かいます。と言うのも、子どものピアノが終わったら、すぐに大人の部が始まるからです。で、大人のトップバッターは…私なのです。ですから、舞台袖で子どものピアノを無心になって聞きます。

 さて、私の出番です。

 今回は楽譜をガン見する事にしたので、舞台から子どもたちが掃けた後、楽譜のスタンバイが終わってからピアニストさんと一緒に登場です。

 舞台は案外明るくて、楽譜はよく見えそうです。もちろん、メガネは着用したまま舞台に上がります(でないと、楽譜が見えないからね)。

 舞台上で深呼吸をして、まずは、ジョルダーニ作曲「Caro mio ben/いとしい女よ」から歌い始めます。しっかり落ち着いて、声量を抑え気味に、なるべく軽く歌うように心がけます。この曲で声を使ってしまうと、次の曲が歌えなくなりますからね。

 実際の歌唱は昨日アップした音源の通りです。本人的には、高いGの箇所が濁声にならなかっただけでも、よくやったと思ってます。歌った本人を褒めてやりたい気分です。

 次は、シューベルト作曲「Erlkonig/魔王」です。

 歌詞は…多少作詞してしまいました(ごめん)。やっぱり完璧に歌おうと思ったら、暗譜しないと厳しいね。

 第2部で二重唱を歌わないといけないので、この曲も声を抑えて歌おうと思っていたのですが、音源を聞けば分かるように、歌っているうちに気持ちが入ってしまい、結局、全力を出してしまいました(汗)。ダメじゃん。まあ、そもそも声を抑えて歌えるような曲ではないのも確かですし、全力を出してしまったのは仕方がないと言えば仕方がないのです。

 それにしても、発表会の開始早々、こんなハイテンションの歌を聞かされたお客さんたちも災難と言えば災難だったかもしれません。

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