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箱根仙石原旅行記 その2 いつまでもお客が来ると思うなよ

 大涌谷の黒玉子を10時のおやつ代わりに食べた我々は、ロープウェイを乗り換えて、芦ノ湖、つまり桃源台に行きました。ロープが2本になったせいか、昔と比べて、降下の怖さが半減していました。揺れないんだよね、ググッと落ちないんだよね…。

 桃源台駅も以前は、ロープウェイの駅を出て、道路を渡って遊覧船乗り場に行ったものだけれど、今はロープウェイの駅と海賊船乗り場か同じ建物になっていました。いやあ、便利だし、スムーズだね。予想していたけれど、桃源台のエヴァンゲリオン推しは、大涌谷よりも露骨でした。あと、いつの間にか遊覧船が全部海賊船になっていて、ビックリしました。

 しかし、海賊船への乗り継ぎは…ロープウェイは1分ごとにやってきて、客がドンドン降りてくるのに、海賊船は約30分置きの出発だから、人が溜まる溜まる。あっちこっちでイライラした人たち(主に日本人)がブツブツ文句言ってたりして、ちょっと雰囲気悪かったです。大半を占める外国人観光客の方がむしろ落ち着いていたよ。日本人、しっかりしろよ…と思っちゃいました。

 で、今、外国人観光客と書きましたが、その半数は白人系で、残りの半数は東南アジア系の人々でした。皆さん、マナーがいいんですよ。以前、箱根に来た時は、箱根に来ていた人の過半数は中国人で、残りの大半は韓国人で、彼らはパワフルで、決してマナーが良いわけではないので、日本人や白人系の観光客は数が少ない上に肩身が狭かった覚えがあります。箱根も変ったのです。しかし、また中国人観光客が箱根に来るようになると…以前のような感じになるのでしょうね…。

 で、海賊船に乗りました。私は…デッキに出ていたので、風が冷たくて寒かったです。船室だと暖かいのですが、船室ではろくに外が見えないからパス…と思っていたら、今の海賊船は船室に座っていても、ちゃんと外が見えるようになっていて「ああ、サービス向上しているなあ」と思いました。もっと早く気がつけば寒い思いをしなくて済んだのになあ。

 乗り継ぎの都合もあるのでしょうが、桃源台の桟橋には、桃源台に到着したばかりの船と、これから出発する船が、ほぼ同時に着岸しています。ここの桟橋は、左側通行らしく、湖に向かって左側をこれから乗船する人たちが行き、反対の右側を下船した人が歩くようになっているのだけれど、これから出発する海賊船は、常に左側の桟橋に着岸するわけではなく、右側に着岸したり左側に着岸したりしていました。で、開いている側の桟橋に、他所からやってきた船が着岸するのです。

 出発船が左側、到着船が右側と決まっているのなら、なんの問題もなくスムーズな人の流れなんだけれど、これが逆になり、出発船が右側、到着船が左側となると、海賊船に乗り込む客と海賊船から降りてくる客の流れが桟橋の乗船場付近で交差して大変なのです。それを防ぐために、係員たちは乗客側の列をぶったぎって、道の途中で足止めさせるのだけれど、足止めくらった客は「なぜ我々を乗せないのか!」と不満を募らせ、かと言って下船側の客がスムーズに移動するかと言えば、そちらは人手不足なのか放置気味なので、降りた船の前で集合写真を取っていたりして、乗客側の人の流れを塞ぎ、なんともカオスな状況になっていました。あれって、桟橋の左側通行をやめて、出発する船が着いた側を搭乗桟橋、到着した船がついた側を下船桟橋とかにすれば、常に人の流れがスムーズでトラブルもなく、不満もなく行くのになあ…と思いました。こういうつまらない事で、観光地の評価って決まるんだよなあ…。

 頑張れ、箱根観光。いつまでもお客が来ると思うなよ。

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