最近は試奏の時に、H足管付きのフルートを渡されると、結構、低いHの音に注目しながら試奏してます。気をつけて吹いている時はそうでもないですが、ちょっと他に気を散らしていると、右手の小指がワヤクチャになります。ううむ、H足管付きのフルートって、何気に難しいなあと思いました。
だいたい、小指なんて、それほど器用でもないのに、この指にそんなにたくさんのキーを担当させないでください、ってところでしょうね。
音域を半音下に拡張するために、操作性が若干犠牲になっているわけで、その辺はバーターなんだけれど、果たして、Hを獲得するために、Cの操作性を犠牲にする価値はあるのか? と私はちょっぴり“?”な気分でした。
と、私が思っても、実際には、Hを要求する楽曲も若干あるわけで、そういう曲を吹くためにはH足管付きのフルートって必須なんだろうな。フルートを何本も所有できる人は、使い分けをすれば良いのだろうけれど、アマチュアがそんなに何本もフルートを所有できるはずもないので、可能ならH足管付きのフルートをチョイスすべきだろうけれど、あの難しさを思うと…?です。
低音Cを無造作に押さえてもOKなC管フルートと違って、H足管付きフルートだと、Hローラーに触れないようにCローラーだけを押さえるのだけれど、あのローラーが小さいのね。おまけに、それを不器用な小指に担当させるんだから、小指のトレーニングをたくさんしないとダメでしょう。ううむ、ハードル高いよね。
あと、これは人に寄ったり、楽器に寄ったりするのだろうけれど、低音Cって、H足管付きになったからと言って、必ずしも出しやすくなるわけではないと思う。
同じモデルであっても、C管とH足管付きでは音色が違ってくると言うけれど…これについては、吹き比べた事がないので、分からないや。今度、チャンスがあったら、確かめてこようっと。
そう言えば、フルートワールドでA足管付きのフルートを見ました。H足管付きよりも、さらに半音で二つも低い(笑)。さすがに低い方の2音は右ではなく、左小指が運指を担当してましたが…。
吹くのはとても難しそうでしたが、音色といい、音域や運指といい、なかなか魅力的な楽器だと思いました。でも、あのフルートを欲しいかって聞かれたら…いらないや。重そうだし、メンテも大変そうだし、あまり実用的とは思えないんだよね。
H足管付きフルートって、今までとても魅力的に感じてましたが、A足管付きフルートを見たら、急に色あせて感じました。何事もやりすぎは良くないよね。「フルートは本来的にC管。だったら、C管のままでいいや」 今はそんな気分です。…え? 元々はD管だろうって? それはたぶん、フラウト・トラヴェルソだよね。私の中では、トラヴェルソはリコーダの一種類で、フルートとは別楽器という事になってます。
コメント
はい、H足部管付のフルート持っています。
ですが、購入後最低音Bの音が出てくる楽譜にはまだ巡り会ってません。
値段もC管と比べて10万ぐらい違いますよね。
なのに何で買ったか?
アメリカでは(B footと呼びます)が主流なんですね。楽器店でそんなに高くないモデルでもB footばっかりでした。当たり前のように買いましたが、私にはその違いが今でもよく分かりません。カバードのフルート(c管)のほうが何も考えず低音域が出ていたので楽でした。
ソルダードとドローンの音色の違いは分からなかったですが
C菅とH菅の音色の違いは分かりました
知的で しっとりしたH菅の音色に惚れました 高音域の安定性にも 驚きです
ひとつ余計に音が出る事は おまけくらいの効果でした
前にも書きましたが、私はH足を試奏したとき、その上のCまで音が出しにくくなってしまいました。でも、ムラマツのフルートを試奏したとき、一番印象に残る音色だったのが、H足のSRだったのです。同じSRのC足とH足を吹き比べたわけではないので、その音色が「H足だから」音色が印象に残ったのかどうかは、確かめようがないのですが。
いずれにしても私は、C管ですらも、最低音のドは苦手です。だから、H足は無理と割り切っています。
ディアさん、私もB footって言います。
英語で統一しているもので。
あまり使わないし、押しづらいですね。
でも、4オクターブ目のCの
音が出にくい時は、
通常のフィンガリングに、
このBだけをちょこんと加えると
音が出しやすいんですよね。
そのためにBだけ押しやすいように、
ギズモキーが付いてたりしますしね。
横レス失礼します。
ひょっとこさん
そのためにあのキーがついているのですか。本当だ!音が出しやすくなりますね~
>ディアさん
アメリカではH足部管付きが標準だと聞いたことがありますが、やっぱりそうなんですね。同じような伝聞だと「フランスには、インライン・リング式のフルートしかない」とか「ドイツのフルートは、特殊レバー満載」とか聞きます(すべてが本当かは知りません)。きっと、日本で販売されているフルートには特徴があるんでしょうが、国内にいるとよく分かりません。
やはり、その国ごとに、楽器の売れ線傾向も異なるのでしょうね。
ギズモキーの件ですが、あれは管長をC管にするためのキーだと認識しています。つまり、フルートが本来はC管で設計されていた名残だと理解してますが…使ったことがないので、実はよく知りません(汗)。
>はな2さん
ほう、C足部管付きとH足部管付きでは、やはり音色が違うのですね。それと高音域の安定性ですか…。
私が愚かな頭で考えるに、それはH足部管付きフルートの管長が影響しているのか、それとも重量が影響しているのかという点に興味があります。管長が影響しているなら、確かにH足部管付きの方が良いのでしょうが、重量が影響しているなら、管厚を変更することで、同様の変化が得られるからです。
何が言いたいかと言うと「そんなにH足部管付きの音色が良いなら、管厚を厚くしたC足部管付きを購入しちゃえばいいかな?」って事です。と言うのも、次に買う(とする)なら、やっぱりC足部管付きかな…って、思っているもので…。
>inti-solさん
最低音Cが苦手という人は大勢いらっしゃいます。確かに奏法上の問題を抱えているから、Cが苦手というケースもありますが、フルートそのものの調整がマズくてCが出づらいと言うこともあると思いますので、最近調整をしていないようなら、ぜひ調整をすると良いですよ。ウチの場合「別に困ってないからいいけど、まあせっかくだから…」と調整をすると、驚くくらい音が出やすくなるんです。驚きですよ。フルートは低い音ほど、調整で変わるものです。
>ひょっとこさん
ギズモキーの解説、ありがとうございました。
でも日本の音楽用語って、おもしろいですよね。B footとかH足部管とか、とにかく日本語もあれば、ドイツ語、英語、イタリア語が渾然一体となっている上に、さらに分野によっては、その他の言語の要素すら入ってくる。
所詮、音楽(特に西洋音楽)は外来文化の産物であり、私達のものではない、という事なのかなって、時々悲しくなります。
菅厚のC菅を10年吹きましたが
H菅に買い換えましたオケの一番フルートの方が H菅を使うのは 音程の関係で 意味がある と聞きました
>はな2さん
そうなんですか。基本的にフルートという楽器自体に音痴傾向がある事は、私も承知してますが、その音痴さ加減が、C足部管付きのフルートよりも、H足部管付きの方が改善されていて、少なくとも、オーケストラの首席奏者さんは、H足部管付きフルートを使用する事が意味のある事なんですね。
音程の事を持ち出されたら、反論できませんわ。それならば、真面目に音楽をやる人はH足部管付きフルートが必須で、C足部管フルートは、音程をシビアに気にせずに使える、素人の個人趣味レベルに使用を限った方がよさそうですね。
でも、私はオーケストラに入れる腕も未来もないし、どこまで行っても「オジサンの趣味」なので、当面はC足部管付きで行きます。
それに、いくら楽器の音程が正しくても、奏者である私自身に、ろくな音感が備わっていないので、何を吹いても音痴に鳴らしちゃうので、H足部管付きもC足部管付きも、一緒だしね(笑)。これは別に、イヤミで言っているのではなく、音程って、結局は、楽器の性能よりも、奏者の耳の性能の方により強く依存すると思っているだけの話です。
生意気 言ってすみません
H菅なのに 前に使っていたC菅より 軽くなり 音色も気に入ってます
こちらのブログは
毎日寄らせていただいてます
只今 キャンペーン
あたりから愛読させて いただいてます
では 学校へ言って参ります
>はな2さん
生意気ではありませんし、音程の事は、うっすら、どこか別のところでも聞いた気がします。むしろ、私のコメントで、気を悪くされたなら、申し訳ないと思ってます。
音程…特に第三オクターブはH足部管付きの方が良いと聞いたことがあります。そして、それが本当なら(本当でしょうね)、C足部管付きフルートの出番は残念ながら無いな…というのが、正直な感想です。
ただ、趣味の遊び吹き程度なら、それほどシビアな音程は要求されませんし、いくら楽器の音程が正しくても、フルートは吹き方次第で、音程が変わるものです。奏者自身が音痴なら、楽器が音程正しくても、奏者が狂った音程で吹いてしまいます。
実際、私は音程のより正しいと言われているアルタスのフルートを吹いてますが、それでもやっぱり吹いていて「音程が違うな…」と悲しい思いをしながら吹いてますもの。私が吹くことで、フルートが音痴になってしまっているのです。アルタスですら、その程度ですから、他の伝統的なチューニング方法を取っているメーカーのモデルなら、もっとひどいことになりそうです。
そんな私ですから、いくらC足部管付きフルートよりもH足部管付きフルートの方が音程がより正しいですよと言われても、結局音痴に吹いちゃうでしょうから、結局、同じ。同じなら、楽なC足部管付きフルートでいいじゃん、って事です。
はじめまして。
私も、かなり歳をとってから笛を始めました(^^;
興味深い議論がされているので、ちょっと参加させてもらってもよいでしょうか。
H足については、管の長さが一番音色、音程等に影響すると思います。
これは、C足の楽器でも試せますので、ぜひお試し下さい。
C足部管の後ろにハガキを丸めた筒などでよいので、それを付けて管を延長してやるのです。
それでH足と同じ長さにしてやると、低音Cの指でHが鳴るようになります。
(そのかわりCは出せなくなりますが)
その状態で3オクターブ目の音色等を確認してみて下さい。
ただし、C足より音が良くなる というよりも、
趣味の問題というか、C足の方が良いという人も多いです。
>かんたさん、いらっしゃいませ。
私もC足部管付きフルートの末端にチケットを筒にして差して、Hを出して遊んだ事があります。でも、第三オクターブの音色や音程までは確かめなかったなあ…。今度、チャンスがあったら(実はフルートを取り出すと、もう夢中で練習しちゃいますので、実は遊びを忘れてしまうんです:汗)、ぜひ試してみたいと思います。
おっしゃる通り、音色は好き好きですからいいのですが、管長を伸ばして、音程が安定するなら、C足部管付きを選択する理由はなくなります。それを試す意味でも、やってみようっと。
はじめまして。
すとんさんもそのようですが、私も他の人がどのような楽器を使っていらっしゃって、その楽器についてどの様に感じていらっしゃるのかとか、楽器のメーカーや材質についてどの様な考えを持っていらっしゃるのかなどに興味があります。検索でこちらを発見して拝読させていただきました。
試奏の記事など、大変興味深く読ませていただいております。
私もC足部管の楽器の足部管に厚紙などを付けてHの音を出して遊んだ事があります。紙は色々な物で試してみましたが、仲間内では一万円札の新札が一番音が出しやすく、音質も良いという結論になりました。本当にフルートって、何をするにもお金のかかる楽器ですね(笑)。(ちなみに、千円札も五千円札も試しましたが、不思議な事に圧倒的に一万円札が良かったです)
ちなみにムラマツのホームページによると、Hの音を出すためには足部管が35mm長くなるように厚紙などを丸めて入れるとよいと書いてありますので、ご参考まで。
今は私もH足部管付きの楽器を使っていますが、C足部管の楽器よりも音程が正しいというより、『第3オクターブの音程がC足部管の楽器に比べると上ずりにくい』のだと感じています。
H足部管付きの楽器ではないと絶対に正確な音程にはならないという事はないと思います。その証拠に、プロのオーケストラのプレイヤーにもC足部管を好んで使う人がいらっしゃいます。どうやらフランス系の明るい音(?)を好む方に多いようですが。
>詩音さん、いらっしゃいませ。
たぶん、フランス系の明るい音色が、異様に好きな私です(大笑)。
C足部管付きフルートに差す紙は、一万円札がいいのですか? 本当に何をするにもお金がかかる楽器ですね(笑)。
第三オクターブの件、了解しました。いずれにせよ、自分で筒紙をさして確かめてみたいと思います。でも、単にうわずるくらいなら、音を曲げて調整できそうな気がするなあ…。でも、それで済まないようなら、やっぱH足部管付きしか使えないけれど…。
音色は好き好きですが、音程は好き好きでは済まされない問題だから、ちゃんとしているにこしたことはないと思ってます。
H足部管かぁ。。。今のフルートを買うときに悩みました。予算的な事&小指が短いので操作に間違い無さそうな方が良いだろうとC足にしたのですけど(笑)
H足部管だと高音はもちろんですが、音色そのものが落ち着いた感じになる気がしますね。だからかな?「H足部管を選ぶならリングキィにした方が良い」と何かで読んだ事があります。
高音が上ずらないのは良いですね。でも、私は全体的に明るい音色の方が好きなので、C足部管で満足してます☆
>小夜子さん
>「H足部管を選ぶならリングキィにした方が良い」と何かで読んだ事があります。
私は、カバードキーにするなら、色々なギミックを載せてもおもしろいけれど、リングキーにするなら、H足部管までにしておいた方が良い…という趣旨の発言を読んだ記憶があります。たかさんがおっしゃっていた事かもしれないけれど(記憶が不鮮明ですいません)。
みなさん、どなたもC足部管に比べ、H足部管付きフルートの方が音色が落ち着くと述べられてますね。実際そうなんでしょうね。それに、多くのプロ奏者がH足部管付きのフルートを吹いているのをみると、やはりH足部管付きの方が、色々とアドヴァンテージがあるのかもしれません。
…今、思い出したけれど、高木綾子姫はC足部管付きフルートだったよ、それもカバード。C足部管付きフルートでも、カバードでも、いいんだよ、きっと。うん、たぶん、そうなんだよ。
がんばろう(なにを?:笑)。
あまりにもタイムリーな話題にびっくりしてます。現在、H足かC足か?リングかカバードか?悩んでいるところです。たしかにH足の方が、音はしっとり落ち着いた感じになりますよ〜。この落ち着きと高音の安定感を求めて、私はH管にしたいと考えていました。しかし、早いパッセージを吹くのにはカバードの方がいいかなぁなんて。ところが、H足カバードの楽器って、あまり楽器店にもおいてないようなのです。H足はリングの方が相性がよいっていうのも楽器店の方に言われました。う〜ん、どうしよ?
ところで、高木綾子さんは、たしかにオフセットカバードC足の楽器ですよ!Hが出てくる曲のときは、新幹線などの大きい切符を丸めて足部管に差して吹かれるとか。
みなさんのコメント見ていると楽しくなってきますね(o^-^o)
H足部管(略してH管と書きますね)は所有していますが、あまり吹きません
なんとなく、肩がこるから
・・・意外と重いのです。
また、管が長くなるのでバランスが取りにくいなと感じ、たまに吹く程度になっています。
たぶんH管になれたら問題ないと思いますが、無理して使おうという気持ちがありません。
ちなみに皆さんがおっしゃっている音程等はC管とあまり大差がないような気がします。(吹き手がヘボだから(><))
それと音色は変わりますね。でも劇的じゃないので好みの問題のような感じ・・・
そうそうカバードのH管ですが、数ヶ月前に試奏で吹きましたよ。
洋銀(リップ銀)だから軽く鳴るんだけど、トーンホールがソルダードだから抵抗感があり、C管に近い音色だったな(遠い目。。。)
重くないし、正直、お金があれば買ってました。(当たり前ですねm(__)m))
また、総金の14KでH管を吹きましたが
手も足も出ない感じでした。
強い抵抗感と息が吸い込まれる感じで音がぶら下がる状況になったので。。。
私自身にはH管は合ってないのかな
まぁでも必要にかられて活躍することもあるかもしれないと思い、たまにはH管で練習してみようと思います。
b foot…アマチュアにはそれこそ嗜好品という気が…。アメリカの先生もb foot使ってましたね。
プロレベルは別として、アマチュアレベルで実際吹き比べてどうなんでしょうか。音が出るという機能的なことではなく、bそのものの音色はどうでしょうか。出しやすい中音同様、一番下のbも同じ響きが出せるのでしょうか。吹きにくくても音色がいいのならがんばり甲斐がありますよね。興味があります!
ちなみにムラマツDSの一番下のCはよく響きますよ。音も出しやすいです。
>モモさん
そう言えば私、C足部管付きフルートとH足部管付きフルートを吹き比べた事が無いばかりか、カバードとリングの吹き比べもしたことないや! いやはや、なんとも。
>H足はリングの方が相性がよいっていうのも楽器店の方に言われました。
うーん、それはどうだろ? 単に在庫がないだけのセールストークじゃないのかな? たぶん、最初の一本目がC足部管付きカバードで、二本目を購入する際に、H足部管付きリングをチョイスする客が多いので、そういう品揃えにしているだけの話じゃない? フルートなんて、そうそう買い換えられるものじゃないから、そこは妥協しない方が賢明だと思うよ。
あと、インラインか、オフセットか、ハーフオフセットか、という選択肢もあるし、じっくりと選んでみてください。
>たくさん
ああ、そうですね、管長が長くなるわけだから、全体的に重くなるし、バランスもC足部管付きとは違ってきますね。楽器の重さにこだわる人には大問題だな。でもこれは、ご自身で書いてらっしゃるとおり、たぶん慣れが解決してくれると思います。
私は実は、重いフルートが好きかもしれない。24K総金というのを吹いた時、その程良い重みに「これだ!」とピンと来たほどです。あれって、かなり重いはずなのにね。吹いた感じもなかなかよくって、お気に入りですが、私の財布は気に入ってくれませんでした。だって、24K総金になると、車どころか、マンションが買えちゃう値段ですから…。
きっと、途上国に学校を作ってあげられるくらいのお値段だよ。
>みーむさん
そうですね。試奏の時も、Hの音色(ごめんね、私は最近ドイツ式音名使ってます)そのものに気を使った事はありません。
でも皆さん、Hの音色うんぬんよりも、H足部管付きにすることで、全体の音色がしっとりしたモノに変わることが、お気に入りのようです。それにおそらく、Hの音って、ほとんど使わないでしょうし。
>ちなみにムラマツDSの一番下のCはよく響きますよ。音も出しやすいです。
ウチのアルタス1307だって、一番下のCはよく響くし、出しやすいよ(負けるもんか!って、何、張り合っているんだか)
盛り上がってますねぇ~(^^)v
私個人はデフォルト仕様がH足のメーカーを選んだので、何の抵抗も無くH足ですし、楽曲の中には多く最低音の「H」が出てきますが、作曲された時代の特性を考えてオクターヴ上げて吹く事もあります。 勿論、オケでは「H」では足らずに管長を伸ばして低い音を出すこともあります(マーラーとか)
楽器の特性<<奏者の技量 だと思いますが、確かに3オクターヴ目は上ずる事無く落ち着いた音色になりますね。
…好みの問題な気もします。それは、材質やメーカーや作り(ハンダか引き上げか)メカ付きや、、、と同じ次元で。
基本的な音域、「最低音H~最高音Cまで」は、基本的な奏法をマスター出来れば、大きな差異は無いと感じます。 まぁ、其処までが大変なんですけどね(苦笑)
>めいぷるさん
> 楽器の特性<<奏者の技量
結論を言っちゃうと、これですね。それは別にフルートの足の長さのみならず、材質にせよ、作りにせよ、おまけギミックの有無にせよ、それらすべてを凌駕する大きなファクターが「奏者自身」であり「奏者の技量」なんだと思います。
つまり「弘法は筆を選ばず」は言い過ぎですが、どんなフルートでも対応できて、自分の音を引き出せるくらいになっちゃえば、細かい事はどーでもいいわけでしょうね。
上手な人は、安価なチャイナフルートからだって、人の魂を揺さぶる演奏しちゃうものね。結局はそういうことなんだと思います。
ただ、そうそう簡単には腕前は上がりませんし、私のような永遠の初心者(良い言い訳でしょ:笑)は、筆を選んで、あーでもないとか、こーでもないとか、言うのも楽しいんです(笑)。
結局、腕の足りなさを道具のせいにしているだけかもしれませんが、それも趣味談義の楽しさって奴です。
4Cの音、確かにギミック(でしたっけ)押さえたらとてもラクに出ましたよ~(笑)試してみました。
そのあと左小指は迷子になりましたけど(爆)
でも、最高音Cはともかく、最低音のHの音ってバンドでも笛の楽曲でも私はお目にかかったことがいまだにありません。
リングにはH管をあわせると音が落ち着いていいって聞いて、私も迷うことなくH管を買いましたけど、今になって「明るい音色」が欲しくて^^;
でもたかさんによると、私の楽器ではHとCの差はさほどない、ということらしいので、自力で明るい音色を目指します(笑)
結局は使う人の問題でしょうかね^^;
一応、たいていの場合は最低音のドがちゃんと出る(時々失敗する)こと、もともと持っていたYFL31に比べれば、それでも遙かにドが出やすいことから考えて、多分調整不足が原因じゃないだろうと思っています。
が、来月あたり調整に出そうかなとは思っています。
>シラスマさん
ええと、H足部管についているのは、ギミックじゃなくて、ギズモ。ギズモ・キーです。
ギミックってのは、仕掛けとか細工とかいう意味の言葉で、私的には、Eメカとか、Fisメカとか、G-Aトリルとか、Cisトリルとか、その手のフルートに載せるオプション的なメカについてひとまとめに“ギミック”と呼びました。
>最高音Cはともかく、最低音のHの音ってバンドでも笛の楽曲でも私はお目にかかったことがいまだにありません。
ちょっぴり安心。だって、私はC足部管の人だから、C足部管付きフルートでは吹けない曲がたくさんあったら悲しいもの。
>結局は使う人の問題でしょうかね^^;
何事もそうらしいです。でも、と言うことは、自分さえ変われば、色々と変わるわけだから、安直には行かないかもしれないけれど、努力が報われるという世界になるわけですよ。
私はそういう世界が好きだな。もちろん、自分がお金持ちなら、何事もお金で解決できる世界もキライではないと思えるだろうけれど…。
>inti-solさん
何はともあれ、調整できっと良くなると思いますよ。ただ、ムラマツEXはあんまり簡単な楽器でもないみたいですから、inti-solさんに、ちょっとへそを曲げている可能性もありますね。
とにかく、ガンバ。ちょっとしたコツで、最低音Cを攻略しちゃいましょう。
C管、H管両方もっているsugarです。
2本目の楽器頭部管銀、管体銀メッキ、c管からPTP(総銀フルートにプラチナメッキ)H管インラインリングに替えた時は、とにかく重くて大変でした。
右手が限りなく下がってしまう・・・。でも徐々になれ、まだ下がり気味なのですが、それは顔の角度でなんとかしようと試行錯誤中です。
音的にはやはりずいぶん違います。
管の長さの関係なのか、はてまた材質なのか、カバード・リングの関係なのか(そのせいは少ないと思うけど)、とにかく音の重量感が全然違います。
管の長さももちろん関係するだろうけど、材質も大きいのかなあ?
PTPもっと上手に音を鳴らすにはどういったアンブシュア等の取組みが必要なのかなあ。
>sugarさん
sugarさんの場合、二本目と三本目って、色々な意味ですごく違うものになったので、慣れるまで本当に大変だったのでないかと察します。音の違いは、あまりにファクターが多すぎて分かりませんね(笑)。管長も影響があるでしょうが、プラチナメッキもかなり音質に影響を与えると思いますよ。
>PTPもっと上手に音を鳴らすにはどういったアンブシュア等の取組みが必要なのかなあ。
たぶん、パワーが必要なんじゃないかな。重い金属でコーティングされているのだから、より強いエネルギーが必要で、おそらく十分に鳴り切った時には、すばらしく遠鳴りのする音が出てくると思います。もっとも、パワーと言っても、息の勢いのパワーではなく、息の支えのパワーだと思います。つまり、しっかり息を支えることではないでしょうか?
なんてね(笑)。プラチナという高価な素材のフルートって、ちょっとした吹いたことがないので、あくまで憶測です。間違っていたら(たぶん、間違っている)ごめんね。忘れてください(爆)。
横レス失礼します。
>sugarさん
私もPTPユーザーですよ。
地方に住んでいますので、行動範囲にある一番大きな楽器屋でも在庫が豊富ではありません。たくさんの楽器を試奏できた訳ではないですから本当はもっと自分に合った楽器があるのかもしれませんが、PTPを試奏してあまりの音の透明さと遠達性に惚れ込み『これしかない!』と感じました。いい楽器ですよね。この子の力を最大限活かせるように、お互いがんばりましょう。
>右手が限りなく下がってしまう・・・。
普通に構えたときに右の肘が下がりすぎていませんか?文章にするのは難しいのですが、肘が下がっていると辛いですよ?
確かにプラチナメッキによって重くなっていますが、メッキ無しの総銀製でもPTPより重い楽器もあります。以前の楽器よりは確実に重いですが、重い重いと思わず、持ち方を工夫すれば効率よく持てるかもしれませんよ?
楽器と唇の平行を顔の角度だけで補正するのは、ある程度なら良いでしょうけど、顔を傾けすぎると弊害が出てきそうで心配です…。
>PTPもっと上手に音を鳴らすにはどういったアンブシュア等の取組みが必要なのかなあ。
PTPもフルートです。(こういう意味で書かれたわけではないとは思うのですが)PTPだから普通とは違う工夫がいるという事は無いと思います(もちろん楽器の個性に合わせた奏法を研究する必要はあるでしょうが、通常のフルートの奏法からあまりに外れた事はしなくても良いはずです)。迷われたら、基本に立ち返って一から見直してみられてはどうでしょう?
私もアマチュアなのに、偉そうな事を書かせていただいて申し訳ありません。
話がそれますが、こんな地方でPTPが店にあり、試奏できたということすら奇跡です。運命を感じます(笑)。
ちなみに中古だったのですが、ついていた保証書によると前のオーナーはこのPTPをすとんさんのアゲハと同じ銀座の山野楽器で購入されたようです。全然違う場所に住んでいるのに相棒の故郷が同じって、なんだか不思議な感じです。
>詩音さん
さすが、PTPのリアルなユーザーさんです。横レス感謝です。
>全然違う場所に住んでいるのに相棒の故郷が同じって、なんだか不思議な感じです。
うん、まったく、不思議な縁を感じます。以後、お見知り置きくださいませ。