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梅雨が明けました…ね[2022年6月の落ち穂拾い]

 今年は6月のうちに梅雨が明けてしまいました。夏本番が到来しちゃったわけです。でも、カラダはまだまだ春仕様なので、つらいつらい。ちょっと動くと、カラダに熱がこもります。マスクが汗でじっとりと濡れて目詰まりして息苦しいです。おまけに電力逼迫とやらで、後期高齢者以外は冷房は控えめにした方がいいわけでしょ? 今年の夏は、本格的にヤバいと思います。
 電気が足りないなら、昔みたいにテレビ地上波放送は、朝と昼と夕だけにして、午前中とか午後の昼下がり、深夜とかは放送やめちゃえばいいんだよ。どうせ、みんなYouTubeとか配信とか見ていてテレビ見てないんだしさ。そう、思わない?
 きっと、水不足もやってくるし…。家庭でもウォーターサーバーを導入しようかしら?
ファルセットは万能ってわけじゃない
 ファルセット功罪論…ってほどではないですが、男声ではどのパートであっても、ファルセットで歌うのはダメです。男声にとって、ファルセットで歌う事は、失敗した歌い方であって、実声で歌おうとしてヘマって、声がひっくり返ってしまった、とても恥ずかしい事なのです。
 でも高音って難しいですよね、特に高音を担当する事が多いテノールにとっては、高音とファルセットの問題は実に悩ましい問題です。市民合唱団にとって、この曲が歌いたいのに、テノールパートが高くて手に負えないために歌えない…という話はよく耳にします。それくらい、テノールの高音不足には困っている合唱団は多いようです。
 実際、合唱テナーにとって、高音って難しいのですよ(と言っても、ファとかソとかの話なんです)。なので、高音は出せなかったり、失敗したり、フラットしたりするのも仕方ないのです。無理やり出すから、怒鳴ったり、叫んだりも日常だったりします。ですから、合唱団によっては、最初から「高音部分はファルセットで歌ってください」と指示する団もあります。ヘマされるよりはファルセットで歌われる方がマシ…と考えているのだと思います。
 そうなると、ファルセットはダメとか負けとか言ってられる場合ではなくなります。実際、女声の中にはファルセットで歌う人(厳密には女声もファルセットで歌うのはダメです)もいるわけだし、なんで女は良くて男はダメなんだ、性差別だ!って思う人も…いるかな?(笑)。
 ファルセットがOKになれば助かるテノールさんは大勢いると思いますが、でも、クラシック声楽の世界でファルセットがよく思われないのには、それなりの理由があります。
 実際、男声でファルセットで歌っていいのは、カウンターテナーぐらいです。
 確かに、テノールパートをカウンターテナーの声で歌われたら、あれこれ色々と困る事は間違いありませんね。曲の雰囲気がガラっと変わっちゃうよね。
 ファルセットを使えば、かなり高音が楽に歌える…とは言っても、それでも歌えるのはせいぜいアルトの音域ぐらいまでで、ファルセットを使っても、男声がソプラノを歌うのはかなりの難行です。ソプラノを歌えるカウンターテナーって、ほんと少なくて、そういう人をわざわざソプラニスタと言って区別するくらい貴重なんです。
 ファルセットを使えば、高音は楽になるとは言っても、やはり万能ではないわけです。
高音発声は、まじヤバいっす
 高音を出すと…クラっとします。 その原因は、私の場合は、単なる“感覚遮断”だと思います。「夢中になると周りが見えなくなる」の延長線上にある、一種のカラダの防衛反応でしょうね。
 でも、そうではなく、瞬間的な“酸欠”または“貧血”の可能性もありえます。
 たとえ瞬間的であっても“酸欠”とか“貧血”とかって怖いですよ。いきなりバタリと倒れますからね。うむ、倒れた経験があるので分かるんですよ。酸欠、貧血、なめたらあかんぜよ。
 あと否定出来ないのが、高音を出すと…脳が揺れるでしょ? あれって、軽い脳震盪を起こしているんじゃないかしら? で、脳震盪を起こすから、クラクラするんじゃないかしら…と思わないでもないです。脳震盪直後は、安静にしていないとダメなんだよ。
こちとら命削って歌っているんでぃ!
 物の本によると、現代のテノールの高音発声は、19世紀のヴェリズモ・オペラの台頭時に作られた、テノール独自の発声方法のようです。一方、現代のソプラノの高音発声は、古のカストラートの技術が取り入れられていますが、テノールはむしろカストラートとは反対方向のベクトルに進化した…と聞いています。だから、似たようでいて、結構違うのが、ソプラノとテノールの高音発声テクニック…なのです。
 ファルセットを上手に取り込んで発声していくのがソプラノの発声なら、ファルセットを拒絶して発声していくのがオペラテノールの発声のようです。ちなみに、海外はどうかは知りませんが、日本の市民合唱あたりのテノールは、ファルセットを取り込む…と言うか、ファルセットと併用して高音を発声していくので、合唱テノールとオペラテノールの高音発声も、根本的に違うのです。
 なので、合唱テノールの人が「Hi-C? 楽々じゃん」とか発言しているのを聞くと「お前らとは根本的な発声方法が違うんだよ!」と、心の中でブチ切れる私です。たぶん私だけでなく、オペラを歌っているテノールは、みんなブチ切れると思うよ。「こちとら、命削って、高音を発声してんだよ!」ってね。
今月のお気に入り ヴェルディ・テノール・アリア集
 これはすごいアルバムだと思います。
 プラシド・ドミンゴが、ヴェルディが作曲したすべてのオペラ(+レクイエム)から、主だったテノールのアリアをまとめたものです。声楽を学ぶテノール必携のアルバムと言えるでしょう。とにかく、有名な作品から、ほぼほぼ無名な作品まで全てですよ。
 基本的には若い時からの歴代のレコーディングから拾い集めて来ていますが、いくら芸の幅の広いドミンゴと言えども、レコーディングしていないオペラもあるわけで、そういうオペラに関しては、このアルバムのためにわざわざ新規録音したのだそうです。
 やるね、ドミンゴ。さすがは我らのテノール。
 ちなみに「ドン・カルロ」は、オリジナルのフランス語版の「ドン・カルロス」で収録されています。そこはちょっと残念です。私的には、一般に普及しているイタリア語版の「ドン・カルロ」で収録して欲しかったよ。
今月の金魚
2022年6月22日(水) 一番元気だった緋ドジョウがひっそりと星になりました。
今月のひとこと
 今年のビワの収穫を始めました。まだ5月なのに…例年と比べると2週間ぐらい早いような気がします。今年のビワは一つ一つの実が大きくて甘いのが特徴です。うむ、当たり年だな(笑)。(2022年5月28~6月2日)
 腕がだるい(涙)。ビワを収穫している時は、ずっと両腕を上げたままにしているので、腕がどうしても疲れてしまいます。少し前なら、それでも平気で1~2時間の作業ができましたが、アラカンの今では30分が活動限界です。ただ、30分も集中して収穫すると、20リットルのバケツにあふれるばかりのビワが収穫できます。ふう、頑張っていきましょう。今年は美味しいビワがたくさん収穫できて嬉しいのですが、家庭栽培なのでカタチが悪いのが玉に瑕です。ヒトに差し上げられるようなキレイなビワがなかなか取れないのが残念です。(2022年6月2~6日)
 先日、コンサートに行ってきました。座った席が悪かったのか、暑くて熱くて軽い熱中症になってしまい、ロクにコンサートを楽しめませんでした。たぶん、原因の大半はマスク。マスクって熱がこもるでしょ? ただでさえ節電節電で、公共施設は冷房控えめで、室内が暑くなりがちです。その上でマスク着用が義務付けられていて…マスクをしてクチを塞いで熱交換ができないと…頭がぼうっとして意識を失います。マジ、マスクやばいです。(2022年6月6~7日)
 なんか眉毛が長くなってきたような気がする。(2022年6月7~10日)
 4回目のワクチン接種の案内が来ました。8月下旬から接種可能なんだそうな。あれ?3回目はこの前打ったばかりなんだけれどな、もう4回目か…。また副反応で高熱が出るだろうけれど、それもまた楽しみなので、その日が来たら打ってこようと思ってます。(2022年6月10~16日)
 人生今まで、ふくらはぎがつる事はあっても、ふとももがつった事はありませんでした。しかし、ついに今朝、ふとももがつってしまいました。それも両足一度に(涙)。いやあ、この世の終わりかと思ったよ。我が事ながら、よくぞ痛みに我慢できたものだと感心してしまいました。(2022年6月16~20日)
 大阪地方裁判所で「“同性婚不受理”は合憲である」という判断が出ました。至極まっとうな判断だと思います。何しろ現行憲法では「婚姻は両性の合意のみに基いて成立」と明文化されている以上、憲法が同性婚を認めていない事は確実なわけで、結局同性婚を合法化するには憲法改正しか手段は無いと思うのだよ。という訳で、同性婚にせよ、移民問題にせよ、あれこれ問題だらけの憲法なんだから、もういい加減、憲法を改正してもいいんじゃないの?(2022年6月20~26日)
 暑い、暑い。梅雨明けはまだなのに、なんか毎日すごく暑い。まるで夏が来たようだ…なんてつぶやいてしまいますが、実際の真夏はこんなもんじゃ済まない事も知ってます。ああ、迫り来る夏が恐ろしい(涙)。(2022年6月26~27日)
 今月は以上です。よろしくお願いします

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