タイトル通りです。とにかく、アッチョンブリケなのです。口は縦開きなのです。口先だけ縦開きにするのではなく、ノドの奥まで縦開きなのです。さらにさらに、目も思いっきり縦に見開いてアッチョンブリケなのです。
そのように、徹底した縦開き(アッチョンブリケ)の先に美声というものが存在するみたいです。
以前は口を縦開きにすると、魚みたいでイヤだなあ…と思わないでもありません。自分のイメージの中では“あくびする金魚”みたいな感じでしたが、実際に鏡を見ると、それほど縦にも横にも口は開いてませんでした。イメージ先行でした。いや、お恥ずかしい。
なので、そのあたりを吹っ切って、毎日思いっきりアッチョンブリケをしています。これだけ毎日アッチョンブリケをしていれば、いつか癖になって、いつでもどこでも無意識にアッチョンブリケができるような気がします。そうなると、うれしいな。
よく考えると、いわゆる「アクビのノド」って、縦開きのアッチョンブリケだよね。アッチョンブリケを極める事は、アクビのノドを極めることにつながるぞ。いいぞ、いいぞ。
よし、身につけるぞ、アッチョンブリケ。ちょっと頑張ってデフォルトで縦開きの口とノドを手に入れたいと思っている私でした。
もしもこの世に、ランプの精がいたら「無意識にアッチョンブリケができる、クチとノドをください」ってお願いする…わけないか。きっとランプの精には「使い切れない程のお金をください」とかなんとか、欲望むき出しのお願いをするんだろうなあ、私のことだから…。
ああ、打ち出の小槌が欲しいなあ。
コメント
ひとことコメント、笑えますね~!
いや確かにフルート記事が多いのでさびしい気はしないではないのですが、本当は毎日でもコメントを入れたいくらいすとんさんの記事は楽しいのですが、なかなか書けなくて・・・。
思うに男の先生ほど縦に開けろ・・・とおっしゃるような気がします。
女の先生はなぜか頬骨をあげろ・・・ですね。
共通点もあるのでしょうけれど・・・どうなんでしょう??
>Ceciliaさん
毎度のごひいき、ありがとうございます。コメントは毎日でもいただきたい(笑)くらいなのですが、不得意なテーマもあれば、実生活が忙しい時もある。必ずしもコメントが付けられるわけではないのはお互いさまです。そのあたりは気楽にゆったりと考えてゆきましょう。
頬骨を上げろ…とは「笑顔で歌え」というのと一緒ですね。確かに、以前についていたメゾの先生も「スマイル!」ってよく言ってましたよ。指で頬肉を押さえて「ニーッ!」って言いながら上によく上げさせられていました。
「喉を開ける」「頬骨を上げる」…この違いは、男女の違いなのか、流派の違いなのかは分かりませんが、強調点が違うだけで、実は同じことなのかもしれませんし、同じに見えて、実は全然違うことなのかもしれません。その実態は…私にも分かりません(笑)。
私の場合は、先生と同じ楽器(テノール)なので、先生の教えを丸飲みにしても全然構わないのだろうと思いますが、先生と性別が違ったり、楽器が違ったりする場合は、身体の使い方とかが違うような気がしますので、その辺はどうなのだろう…と時々思う事があります。
もっとも、私のような入門レベルの場合は、まだまだ基本の基本なので、楽器の違いなどは気にしなくても全然OKなレベルなんだろうと思います。
そうそう、そう言えば、昔習ったメゾの先生が「基本は私が教えるけれど、ある程度まで言ったら、テノールの先生を紹介するから」って言ってた事を思い出しました。ある程度まで行ったら、楽器の違いってあるんだろうと思います。ある程度がどの程度なのかは、分かりませんが(笑)