フルートのレッスンに行ってきました。
今回は私が教室に入るやいなや、すぐにロングトーン練習となったので、フルート管体を温める余裕すらなくレッスンが始まってしまいましたが…別段、支障はありませんでした。うむ、まだまだ残暑が酷暑だもんな。事前に管体を温めなくても、管体も教室内の空気もいい感じだもんな。
さて、毎度毎度のエルステユーブンゲンです。25番は例によって、まだまだ合格しません。だって、暗譜が不正確なんだもの。これだけ不合格が続くと、自分が悪いんだけれど、やっぱり辛いなあ…。25番が上がらないので、26番もまだまだ上がりません。
旋律的練習曲は、今回から新曲の4番です。トリルなしで吹いてくる事になっていたので、そういう感じで練習してきたのですが、トリルがなくても難しいモノは難しいのです。曲の初めと終わりの部分はまあ良いのですが、中間部がなんとも音楽が掴みきれずに、吹ききる事ができませんでした。まあ、譜読みが甘く、練習が足りていないのが原因ですね。もっときちんと譜読みをしないと駄目だな。
40リトルピーセズは…いやあ29番のモーツァルトの「アレグロ」難しい。これはちゃんと練習しないと吹けませんよって、だったらちゃんと練習すればいいのに、前回同様、今回もほぼ練習せずに、一発本番、初見演奏に毛の生えた程度でレッスンに行っちゃいました(先生、ごめんなさい)。でも、前回のレッスンで一回は吹いているので、そこは厳密には初見とは違うわけで…何とか最後まで吹ききってしまい、合格をいただきました。うむ、なにはともあれ、合格は嬉しいです。次回は30番のバッハの「マーチ」です。一体、何のマーチなんだろ? まあ、いいや。
今回の雑談は、ガッコのセンセってブラックだよね…という話。労働時間は長いし、休日も祝日も仕事だし、だからと言って、残業手当も休日手当も無いし、それでも以前は夏休みとかの長期休暇ってのがあって、そこで帳尻合わせをするような雰囲気があったけれど、昨今はそんな長期休暇も出勤しなきゃいけないわけで、たぶん一般のサラリーマンと比べると2倍近い労働時間をたった一人前の給料で働かなきゃいけないわけで、これぞ見事に“やりがいの搾取”を前提とした職業だよねという点で、私達は一致しました。実際、使命感とか召命感とかがないと、今日びのガッコのセンセは務まらないよね。
昔はガッコのセンセと言えば、学歴エリートが結構いたけれど、昨今はそんな人はセンセにはならないので、出身校的には「え?」って思うような人がセンセをやっているのは、そんな労働環境の悪さとも関係しているんじゃないかって話をしました。
教育は国の基本、子どもは国の宝ですって。ならば、子どもたちを教え導くセンセたちに、優秀な人材が集まるようにしなきゃいけないのに、実際は真逆のことばかりをやっているわけで、そうやって国力が下がっていくんだよなあという話になりました。
まず、ガッコのセンセの仕事から部活指導は取り除かないとダメだよね。で、その上で、部活指導は、その道のプロフェッショナルを指導者に迎えて行わないと話にならないわな。まあ、そうすると総体の人件費的には今の2倍ぐらいかかるけれど、それくらいの覚悟を決めてやるか、人件費をケチりたいのなら、いっそのこと、諸外国のように部活は無しにして、スポーツ振興は地域のスポーツクラブに任せるくらいの事をしないと、良い人材はセンセにはならないと、私は思います。とにかく、先生たちの労働時間を、今の2/3程度にして、休日をきちんと確保してあげないと、教育の世界に未来はないよ。
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