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フウカさんが来ました

 新入り金魚の名前はフウカ(風花)と言います。素赤和蘭獅子頭(すあか・おらんだ・ししがしら)という種類です。全身、真っ赤なのですが、クチビルのところだけ白くてかわいい子です。この子は我が家で始めての金魚すくい出身の子です。

 フウカという名前の金魚としては、二代目になります。先代はチョコレートオランダ(いわゆる茶金)でした。長生きしなかった子なので、今度の子は元気に長生きしてもらいたいです。

 実は、息子君は大の「金魚すくい」ファン。なんか知らないけれど、金魚すくいが大好き。まあ、それほどうまいわけではないのですが、なぜか好きなんだな。だから、祭りなどに行くと必ずと言っていいほど、金魚すくいをやる。

 今までは、金魚すくいをやっても、ウチではこれ以上の金魚は飼えませんという理由で、例え金魚をすくっても、もらわないで来ました。でもたぶん、本人的にはそれではイヤだったんでしょうね。親の目の届かないところで、金魚すくいをやった時は、必ず金魚をもらってきました(ある意味当然ですが…)。

 それでもやはり、家の水槽で飼うわけにはいかないので、今までは金魚すくいで我が家に来た子たちは、大抵はどこか…学校とか学童保育とかにプレゼントしてきました。

 金魚すくいの時期って、まあ、たいてい我が家の水槽は満員なんだな。だからダメ。

 そんな理由で今まで金魚すくいの子は入れなかったのですが、今年は色々と考えて、一匹だけ水槽に入れることにしました。

 というのも、今、我が家の水槽は逆ハーレム状態で、カスミ一匹に三匹の男の子たちが襲いかかるという図式になってます。それじゃあ、あんまりカスミが大変なので、カスミの負担を減らしたいという思いがありました。そこでもう一匹、若くて健康な女の子が欲しいと思ったのです。まあ、我が家にはもう1匹、アオイという雌金魚はいますが、この子は、ガン患者なので、男の子たちはフルシカトしてますので、雌としての役割を果たせるのがカスミしかいないもので…。

 まあ、懸念材料がないわけではありません。一応、水槽には定員があるので、定員オーバーになったらいやだなという思いがありますが、しかしその一方で、いつもいつも金魚すくいをして、金魚を返すのもなんか悔しいしねえ…。一番いいのは、息子君が金魚すくいをやらない事なんだけれど、これが言ってきかせてもダメでしてねえ…。

 ただ、我が家の水槽に入れるからには、金魚ならなんでもいいというわけにはいきません。なにしろ趣味の水槽ですから、私の趣味に合う金魚じゃないとダメ。

 まず和金はダメ。ランチュウもダメ。中国系のハデハデな子もダメ。一応、ウチの金魚は琉金と和蘭に限ってます。そこんところこだわってます。あと、たとえ琉金であっても、ちゃんとした鑑賞用の金魚じゃなきゃダメというので、普通に露店でやっている金魚すくいの子ではなく、いつも金魚を買っている隣町の金魚屋さんが、お祭りの時だけ店頭でやっている金魚すくいの子にしようと決めました。

 その金魚すくいは、1回400円で、もしも全然すくえなくても1匹は差し上げますという奴。金魚すくいで泳いでいる子は、普段はそのお店で「3匹1000円」のお値段で売っているディスカウントな子たち。ディスカウントな子と言っても、一応、鑑賞魚です。ちなみに私はいつもそのディスカウントな子たちはスルーしてますけど(笑)。

 ま、とにかく、そんなこんなの金魚すくいでウチに来たのが、フウカです。息子君がすくった…わけではなく、「すくえなくても1匹差し上げます」で我が家に来た子です。普通の露店だと、すくえなくてもらえる子は、店のおばちゃんが適当に袋詰めしてくれた子だけれと、そこはさすが金魚屋さん、短い時間ですが、ちゃんと選ばせてくれました。そういう瞬時の判断は息子君は苦手だし、金魚の目利きはできないし、第一パニクっていたので、横から私がサッと選びました。形がいいし、元気だし、素赤和蘭獅子頭は、今まで飼った事がないので、いいなあと思って選びました。

 さすがは普段ディスカウント水槽にいる子なので、今いるウチの子たちと比べると、やっぱり見劣りします。例えば、尾の長さが普通(ウチの子たちはみんな尾長です)とか、胴体が横に長め(ウチの子たちはみんな縦長のボディです)とか、体色がやや薄目(ウチの子たちはみんな色濃いです)とか、すでに体の左側面のウロコが何枚もはがれているとか、左側の尻ビレの生えている方向がデタラメとか、確かに美的な難はあります。まあ、はっきり言っちゃえば、ちょっと庶民ぽい子です。いや、かなり庶民かな? でも、そんな庶民な金魚もいいかなって感じです。

 ただ、フウカは今は単なる庶民な子ですが、成長するとお姫様に変わるんじゃないかな…とにらんでいます。これは私の眼力がある意味試されているだけれど、頭の肉瘤がたぶん成長と共に大きく育って立派になってくるタイプじゃないかとにらんでいます。目の周りの瘤とか頭頂部の瘤とかになんとなく予感させるモノがあるのですよ。小さいときのアオイが、やはりあんな感じで、いまでは立派な肉瘤になってますので、フウカも立派な肉瘤になるんじゃないかと踏んでます。

 それはともかく、フウカが我が家の水槽に入って、だいたい一週間です。さすがに小さいです。すごいおチビです。最初に我が家に来たチヅル程度です。アオイのお尻にあるガンとほぼ同じ大きさです(つまりアオイの瘤はそれだけ大きくて痛々しいということです)。元気です。愛嬌があります。人間好きです。動作をみていても、いかにも幼い子どもです。雄雌の区別はさすがに全然つきませんが、金魚はたいてい雌なので、雌だろうと思ってます。これでフウカも雄だったら、ウチの水槽、もう目も当てられません。

 というわけで、フウカさんをよろしくお願いします。

 蛇足。「ひとこと」に書きましたが、カミキリムシのカミキリ君も飼い始めました。背骨はありませんが、シングルタスクで、なかなかカッコいい奴です。

 [2008年7月13日追記]カミキリ君のラブリーな写真をアップしました。863277505_128

写真をクリックすると、もう少し大きくなります。

コメント

  1. まきりん より:

    こんにちわ!
    いつも楽しく読ませて頂いてます。
    ちょっとイメージわかないのですが、
    フウカちゃんの体調は何㎝ぐらいなのかしら?
    ほかの金魚ちゃんのボディサイズもしりたいな…

    あと…
    カミキリくんの画像希望(^o^)

  2. すとん より:

    >まきりんさん

     さっそくカミキリ君の写真は、アップしました。記事を見てください。

     金魚たちの体長ですが、フウカが約4cm、他の子たちが7~8cm程度です。ただし、金魚の体長というのは、尾びれの長さを入れません。口から尾びれの付け根までの長さを言います。口から尾びれの先までは全長と言います。全長で言いますと、フウカが約7cm程度、で他の子たちは18~20cmです。

     金魚は成長しきると、全長で25~30cm程度になりますので、ウチの子たちは、まだまだ成長途中と言えます。

  3. まきりん より:

    ラブリーな画像ありがとうございます。
    カミキリ虫って知らなくて、ちょっとくぐってみたの。
    そしたら、北海道にもお仲間が生息しているのね。
    ちょっと勉強になりました。

    金魚のボディサイズも体長と全長の二通りあるのですね。
    りっぱに尾びれがつくと、大人なんですね。
    金魚の世界も深いですね…

  4. すとん より:

    >まきりんさん

     もしかすると、カミキリムシは、そちらの地方ではそれほどポピュラーなムシではないのでしょうか? ウチの地元では、ごくごく普通にいるムシで、カナブン(茶色で艶消しボディタイプ)とカミキリムシ(黒いボディに白玉模様タイプ)は、もうそこらへんにウヨウヨいます。あと、小型で平べったいタイプのクワガタムシとかショウリョウバッタとかアブラゼミもそこらにいます。

     金魚の尾びれは、別段成長とともに長くなるのではなく、長い子は最初から長いですし、短い子は最初から最後まで短いです。一般的に尾びれの長い子ほど鑑賞魚としての価値は高くなります。

     一番大切な事は、その金魚の種類(ランチュウとかデメキンとか)としての特徴がはっきり出ていることなんですが、その上に、体色が濃ければ濃いほど良いですし、肉瘤(にくこぶ:頭がブヨブヨ膨らんでいる事)が大きければ大きいほど価値が高くなります。さらに、体も横よりも縦の方が長くなればなるほど価値が高まります。もちろん、魚体は大きいほど価値が高まります。あ、鑑賞魚の価値って、お店で売る時の値段です。命の価値ではありません(当たり前)。自宅でかわいがって飼っている分には全く関係のないポイントですけれど。

     豆知識ですが、金魚すくいに普通にいる、小赤が一番お安い金魚だと思っていれば、間違いないです。でもこの子たちは、なかなか丈夫なので、金魚飼育の初心者にはうってつけの金魚たちです。決して馬鹿にしたもんじゃないですよ。きちんと育てると、ちょっとした鯉並になりますし…。

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