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男が「音楽好き」で、何が悪い!

 今日の記事は「不良」とか「オカマ」とかの語を多用してますが、別に他意はありませんし、悪意も差別心もありません、念のため。この手の話題を不快に思われる方は、今日はここまでにして、また明日お越しください。

 では、参ります。

 どうも『音楽する男』というのは、イメージ悪いです。

 ロック系だと、不良だとか、勉強できないとか、だらしないとか、汚いとか…。
 クラシック系だと、ナヨナヨしてるとか、運動オンチとか、オカマっぽいとか…。

 つまり、音楽やってる男って、普通の男子ではなく、不良(失礼)か、オカマ(失礼)か、って事でしょ。これ、すごい偏見だよね、普通の男子としては、ちょっと異議申し立てをしたい気分です。

 まあ、つらつらと考えるに、世間様のイメージの中には『しっかりした男子は勉強に勤しむ』&『まともな男子はスポーツをやる』→文武両立! というのが、しっかりあるんでしょうね。

 だから音楽は、『勉強ができないから(or 落ちこぼれたから)音楽に逃げる→ロック系』とか、『スポーツができないから、音楽をやる→クラシック系』などという、偏見に満々た、ある意味ステレオタイプのイメージが、21世紀になっても、まかり通っていたりするんだ。ホント、驚きだよね。

 だから、男子で「趣味は音楽」なんて答えると、それは「音楽を聴くのが趣味」って解釈されます。…不良には見えないし、頭も悪くなさそうだけど…まさかピアノ弾かないよね…、ああ、そうか、流行りの音楽をiPODで聴くのが好きなんだろうな、って事いう風に思われます。ましてや「クラシック音楽が好きです」なんて答えたら、『あんな難しいものを聴くんだ、賢い人なんだなあ…』と、すごく頭よさそうな好青年に思われたりします。

 女子だと「趣味は音楽」って答えたら、それは「聴く」ではなく「演奏する」それも「ピアノが弾ける」って事に、暗黙のうちに解釈されるよね。

 そう考えると、女子も結構キビシイかもな…。

 まあ、ロック系の評価が悪いのは、ある程度仕方がない。実際、プロのバンドが、不良とか勉強苦手のイメージで売り出している商業的な都合というのがあるからネ。で、あれにファンたちは騙されるんだ。本当の不良やおバカに音楽できるわけないのにねえ…。音楽やって、社会的な成功おさめられるわけないのにねえ…。音楽って、たとえロック系であっても、高度に知的な作業だし、マジメに練習しなければ、何もできないのに。

 クラシック系のイメージが悪いのは、これはヒャクパー、学校の部活のせいだね。

 まず部活には文化部と運動部の二種類の部活があるにも関わらず、たいてい1つの部活にしか入れない。二者択一だ。たとえ文化部に興味があっても、運動がしたければ、文化部をあきらめなければならないし、実際そうする男子は多いだろう。文化部に強い興味関心がない限り、多くの男子は入部する部活として運動部を選択するわけだ。お年頃の男子としては体を動かす方を選ぶわけだ、これは仕方がない。

 だから文化部を選択した男子は「運動よりも…」ってわけだけど、これがなんかイメージ悪い。運動部じゃない…ってだけで、マイナスイメージを感じる人が多いのは事実でしょう。実際、就職活動なんかだと、運動部だったか、そうでなかったかでポイント違うし…。

 まあ、そこらへんを乗り越えて、文化部に入ろうと思っても…

 学校の音楽系の部活。まあ『軽音楽部』はロック系だから、ちょっと横においておくと、後はお決まりの『合唱部』と『吹奏楽部』。構成要因の性別は極端に偏っているわけだ。そう、女子ばかり。と言うか、ほぼ女子のみ? つまり音楽系の部活は女の子の部活というわけ。

 まあ、これは事実としても…。

 男女の距離が微妙な中高生としては、女子の集団の中に入って行ける男子というのもなかなかいないし、そうなると文化系男子の入部先は、やはり男子の多いアニメ系とか鉄道系とかにならざるをえないわけだ。

 そんなわけで、女の子系の部活に入っている男子は、女子属性の強い、ナヨナヨしたオカマ君に違いないと思われるわけだ。完全に偏見以外の何者でもないけどな。

 なぜ部活を二つ三つ加入するということはできないのかねえ…。スポーツなんて、オンシーズンとオフシーズンがあるにも関わらず、なぜオフシーズンまで身柄を拘束するのかなあ、なぜ若い時代に一つのスポーツに身を捧げなければいけないのかなあ。運動もやりながら、音楽やその他の趣味を楽しむのは、スポーツマンにとって悪なのかなあ…。スポーツだって、夏のスポーツと冬(あるいはインドア系)のスポーツの二つくらい、やりたいよねえ…。

 それに、放課後全部を部活でしばったら、部活以外の場で音楽を趣味的に学ぶという事は、なかなか難しくなるよね…。

 ああ、イライラする。

 こんなブログでブツブツ言っても、世間様のイメージを変えられるわけでもなし、現状は何も変わらないけれど、単純に音楽が好きだから音楽をやるじゃ、男子の場合、いけないわけ? どうして、音楽が好きで、音楽をやってますっていうだけで、見かけが怖そうだったら、不良に思われ、そうでなかったら、オカマに思われるわけ。実際に不良だったりオカマだったりしたら、そりゃ文句言わないけれど、不良でもオカマでもない、普通の男子にとって、そう思われるのは、ちと癪だ。

 ちなみに、私は子どもの時から、不良とは真逆の人生歩いてきたし、オカマさんとも真逆の生き方をしてきました。私はいわゆる、そこらにいる普通の男の子だったけど、そんな普通な男子が音楽やっちゃいけないのかい!

 学校帰りにリコーダー吹きながら帰っちゃあ、おかしいのかい! (多少はおかしいか?) でも、道を歩きながらリコーダー吹きたいくらい、笛が好きなんだから、仕方がないじゃん。それなのに、音楽が好きというだけで希有なものを見るようなまなざし、私は別に珍獣じゃないよ。ああ、あれってある種の差別だよね。

 ほんと、世間様に大いに異議申し立てをしたいです。

 ぷんすか、ぷんっぷんっぷ~んっ!

コメント

  1. chiko より:

    えーっと。
    それって、すとんさんの、逆偏見じゃないですか?
    だって、音楽やってる男子って、子供の頃から私の身近には割といましたよ。中学の時も高校の時も、ブラスバンドでは男女半々くらいだったし(中学の時は、むしろ男子が多かったかも)、甥っ子もうちの双子もピアノするし(あれ?これって、私の影響?てへ!!)。
    ピアノの王子様の外山啓介くん、テノールの王子様の秋川雅史さん、連弾の貴公子レ・フレール、って、私の趣味の世界だったりして・・・・すんません・・・
    でも、クラシックの歌手だって、ピアニストだって、女性が多いとは思えないし、クラシック好きな男性が全部おかまなわけないし(中途半端なクラシックファンのうんちく好きには、困ったものだけど)。
    なんででしょうね、なんですとんさんはそんな風に感じてしまったんでしょう。
    私は、女性が音楽するのも、男性が音楽するのも、別になーんも思わんですけどね。むしろ、好き!
    すとんさんの息子君も音楽する男の子だし、むしろ男性の方が、肺活量もあるし、手も大きいし、身体的な面だけでも有利だと思います。・・・・・あ・・自分で言っておいて、落ち込む・・・
    何だかだらだら書きましたが、音楽好きな男性って、すてきです。好きです。

  2. tico より:

    「世間」っていうのはそういうもんです…。(笑)何十年も世間様と戦って生きているので、もう何も感情を持たなくなってきました。つまり、カッコよく言うと「悟り」を開いたということでしょうか。(爆)

    つまり、「♪人生いろいろ~、男もいろいろ、女だっていろいろ 咲き乱れるの」(島倉千代子)ですから、なんか言われたらこの歌を歌えるように覚えておいたらいかが?!\(^_^)/

    だから最近の若い子の歌には「君は君のままでいい」とか「親なんてわかってくれない」とかいう歌詞が多いのでしょうかねえ。みんな苦労してるんじゃないですか?日本では芸術・文化に対して「遊び=不真面目」のように思っている人もいるようですが、私はそれが人生のすべてで生き通してきたので、口に出して言わないですが、なんでこんな素晴らしい芸術を知らずに生きてるの?!と不思議です。お金には換えられない満足した精神をいただいています。

    私は女性ですが、お料理やファンションに全く興味がないので、そういう話を振られた時は若い頃は困ってましたが、もう今では人の方が「あ、ticoさんは興味なかったんやね。」とはずしてくれるようになりました。ラッキー!どんどん正直に自分の好きなことを堂々と言っていくようにすると、楽に生きられますよ。そういう時は怒ったり相手を避難したりするようなマイナス言語を使わないように、なんとかプラス言語で自分のことを表現していくように考えて見られると、回りも変化していくかもしれませんね。ガンバ!

    あ、ついでに言うとギターは「女にもてる」という男の子らしい不純な気持ちで(Good!)習いに来る子も多いですよ。「音楽やってるとモテるんですよ~!チョキ!(^O^)y」っていうくらいのユーモアで対処できるといいですね!

  3. う~ん、すとんさんのおっしゃることも、chikoさんのおっしゃることも分かるなぁ・・・。
    ちなみに私の場合は、実は同じ先生にピアノを習っていた男の子が少数いたんですが、その希少性ゆえに「かっけ~!!」と思われていた、なんてことがありました。

    でね、思うのですが、こういうのってやはり、その人が置かれている環境によって違うんじゃないかな。ピアノ男子がアタリマエにいる環境なら、男子が音楽なんておかしいとは思わない。でも、そうではない場合、ticoさんのおっしゃるように「世間」はウルサイです。これは私ではなく、私が以前教えていた生徒で、こういうウルサイ世間に逆らえずやめていった子がいるので、分かります。(ま、逆らえと私が言ったとしてもツラかっただろとは思います。彼、当時小学4年生ですし。そして、「世間」もまた小学生)
    うちは私も姉妹だし、ことなり家も娘2人ですが、私は(夫も)子どもが男の子でもピアノやらせてたと思います。

    ところで、学校帰りにリコーダー吹きながら帰るのは悪くないが、うるさいです・・・。ま、私も吹きながら帰ってたクチだからあんまり言えないけど。

  4. すとん より:

    >chikoさん

     書き落としましたが、記事の内容は「男社会」の中での話です。「音楽をやる男」は女子の世界では受けがいいことは男子なら誰でも知ってます。

     だからあえて言えば、男子にとって、音楽をやる男というのは、アッチの世界の人間なんです。アッチって、ガールズ・ワールドのことね。だからはじき出すし、ハブるし、(女子にモテるので)やっかみます。

     オカマも不良も普通の男子社会からは、はじき出された人たちなのですが、音楽をやる男も同様にはじき出されるわけです。ただ、それが「音楽をやる」という理由ではなく、別の理由(カマっぽいとか不良っぽいとか)ではじき出される点に文句があります。

     たぶん、「音楽をやる」という理由ではじき出すと女子から総スカンを食らうことを本能的に知っているのではないかと邪推しています。

     ブラスバンドは確かに昔(私が子どもの頃)は男女半々か、むしろ男子が多かったのですが、今は軒並み女子優勢になってしまったようです。特にその傾向は都会ほど顕著だそうですよ。私の子どもの頃は、軍楽隊に憧れる男子が結構ブラバンに流れたものですが…時代はアンチ・ミリタリーなんでしょうね。

     昔はトランペットを吹く男子が真っ先に覚えたフレーズが、旧日本陸軍の起床ラッパとか突撃ラッパでしたもの。今の若い子たちは、起床ラッパと言っても知らないでしょうね。

     今では、チューバもトロンボーンも女の子が吹く時代なんだそうです。あんな重いもの持てるの? 腕は届くの? などと、いらぬ心配をしてしまいますが…。

     ちなみに、これは日本独自の話で、白人さんたちの世界では、今でも音楽は基本的に男社会のものだそうです。女性で音楽をやる人は、なかなか大変なんだそうです。

     だいたい西洋楽器って、全部、あのガタいのデカい白人男性サイズに出来上がっているでしょ。すべての楽器は小柄な日本女性には大きすぎると、私は勝手に思ってます。

     なぜ日本の楽器メーカーは、女性用モデルの楽器を製作しないのだろうと不思議でたまりません。特に個人持ちで済む、管楽器や弦楽器は、小さめサイズでもいいでしょうにね。

  5. すとん より:

    >ticoさん

     全面的に納得です。まさにそのとおりです。

    >日本では芸術・文化に対して「遊び=不真面目」のように思っている人もいるようですが

     そうそう、ここがポイントなのかもしれない。私にはこの視点が思いつきませんでした。そうかあ…「不真面目な奴」とレッテル貼られていたのか…、納得するなあ。

     私は人生には、きちんとしたオンオフが必要だと思ってます。ワーカホリックの部分とスチャラカ社員の部分があって、初めて成熟した社会人であると思ってますが…日本の社会では、スチャラカな部分はダメなんだろうなあ…。

     もう日本も十分に先進国だし、おつりが来るほど豊かな社会なんだから、もっとみんなで遊ばないといけないような気がするんだけどなあ…。

    >あ、ついでに言うとギターは「女にもてる」という男の子らしい不純な気持ちで(Good!)習いに来る子も多いですよ。

     そうなんですよ、昔からそう。私は単純に音楽が好きという理由でギターをやっていたので、女にモテたいという理由でギターをやっていた奴らを、当時はやっかんでいました(あ、私はモテない君ではありませんでしたよ。単に真面目な堅物なんです)が、向こうの方が動機付けが強い分、上達するのが早いんですよね…。当時、それが悔しくて悔しくて(笑)。

  6. すとん より:

    >ことなりままっちさん

     おっしゃるとおり、周りの環境って、大きな影響を与えるでしょうね。

     ウチの地元にも、いわゆる音高(知らない人のための注…音楽高校:将来クラシック系の演奏者になるために、音楽の専門教育をカリキュラムの中心に据えている高校。音大の高校版)があります。当然、音大を目指す子たちは男女問わず、その学校を目指すわけなのですが…そこの学校、実は「女子校」なんです。

     では、男子で音高を目指す子はどうするのか…その『女子校』に入学します、はい。

     男子なのに女子校の生徒になるんですよ。事情を知らないと、驚きでしょ。

     別に女子校って、男子が入学してはいけないという法律的な取り決めがあるわけではなく、「ウチの学校は女子学生だけしか募集しませんよ」と学校側で決めている学校を女子校と呼ぶわけです。なので「ウチは女子校なので、基本的に女子学生しか募集しないけれど、音楽を勉強したい子は男子でもいいですよ」って学校が決めればそれでOK。実際、そうしてるし。

     だから、ウチの地元はそういう地元です。男子で真面目に音楽やっている子は女子校に入学するんです。

     男子が女子校に入学することは、色々あるだろうけれど、当人たちは当然納得づくでしょうし、周りでとやかくいう問題でもない。それにだいたい、事情の分かっている人たちは別にどうとも思わないでしょう。ただ、みんながみんな事情通というわけでもないし、誤解している人もいるだろうねえ…ということです。そういう地元です。

     無論、わざわざ地元から離れた音高に進む男の子もいます。ま、人それぞれです。

  7. tico より:

    >向こうの方が動機付けが強い分、上達するのが早いんですよね…。

    あはは!!!
    さすがです!!!
    やっぱりはっきりした望みを持っていると、何事も前進力になりますね。すごくそれはいいことですよ。私は女性ですので想像ですが、男性を見ていて、ほとんどすべての男性は女性に喜ばれる為にガンバルという生き方のような気がします。ズボシ??(笑)すごくかわいいです。(*^。^*)

    女性もやはり男性にかわいいって言われたいのですが、なんか半々くらいで、独り立ちしたい、お人形さんになりたくない、みたいな気持ちもありますね。だから男性が振り回される…。でしょ。うふっ。歳取ると色んなことが冷静に見られて面白いですねえ。昔はこんな風には考えられなかったし、「私のことをわかってよっ!!!」ってイライラしてましたねえ。

    不言実行っていうヤツですか。「♪いーまにみていろボクだって」(ミヨちゃん – ザ・ドリフターズ)って自分に言い聞かせて、なんでも上手になったら批判する人はいなくなるんですよ。中途半端だからやっかみが入るんですよ。ごめんね、はっきり言って。でも私がそうだったから。文句言わせない為にはがんばるしかないんです。その間は外野がうるさいですが、ムシムシです。ガンバ!!

  8. chiko より:

    ええ~!!
    男の子の社会って陰湿なんですね。なんだかすとんさんの話だと、男の子ってもてることがすべてみたいな感じがするんですけど・・・
    昔、グループサウンズ華やかりし頃、髪を伸ばす、ギターを弾く、そんなことが彼らを不良と呼ばしめたんですよね。姉が高校生だった頃タイガースのジュリーのファンでしたが、地元にタイガースが来るとなった時、市内の中学高校に禁止令が出たんですと!!コンサートはもちろん興業なので予定どうり行われましたが、それこそ、会場の前庭には学校の先生が総出で、自分の学校の学生に目を光らせていたと言うことです。
    そんな時代もあったのねえ、とは思いますが、まさか今ではそんなことはないでしょうけど(だって、今の親世代って、当時の学生達ですもんね)、男子の頭の中が、世代を超えて変わっていないって事?
    なーんか、音楽をする男子は女の子にもてるから、他の子がやっかむってこと?もてるって事に、意識しすぎじゃん。もてるのは、音楽のことだけに限らないのに。
    なんで男子って、考え方が一元的かな!

  9. すとん より:

    >ticoさん

    >私は女性ですので想像ですが、男性を見ていて、ほとんどすべての男性は女性に喜ばれる為にガンバルという生き方のような気がします。ズボシ??(笑)すごくかわいいです。(*^。^*)

     はい、まさにズボシです。ほぼすべての男性は、老若問わず、多少の差はあれ、女性に喜ばれるために頑張ってるんですよ、けなげでしょ。

     中途半端だからやっかみが入るとの説も、もっともだと思います。「音楽をやる男」と言っても、プロになってしまえば、仕事にしてしまえば、周りの人間は一目も二目も置きますからね。

     問題は、趣味の人間に世間はキビシイということ。もっとも、リタイアしてしまえば、それもないのですから、やはり「趣味=遊び=不真面目」なんだと思われているのでしょう。学生とか現役バリバリの社会人などには風当たり強いです。

     え? 私ですか? 私は職場では専ら「無趣味な人間」で通してます。私が歌を歌ったり、笛を吹いたりするという事は、口の堅い一部の人しか知りません。職場の人間関係は、仲間であると同時に、ある意味ライバルでもあるので、プライベートな部分については、お互い深くは関わらないのです。

  10. すとん より:

    >chikoさん

     陰湿と言われると???ですが…

    >男の子ってもてることがすべてみたいな感じがするんですけど・・・

     そうですよ、その通り。程度の差こそあれ、男子というのは、女性にモテるため、女性に喜ばれるために、生きているんです。それはもう、体中に男性ホルモンが流れている以上、仕方のないことなんです。だって、それがオスの本能だもん。だって、それが男性原理という奴だもん。

     女性が、子どもや小さな生き物を慈しみ、大事に育てることに喜びを感じるのと全く同じ事です。

     「いや、オレはオレのために生きているのであって、女のため生きているわけじゃない」という一部の男子の言葉を信じちゃいけませんよ。この言葉は、自分をカッコ良く見せるための偽悪であるか、オトナになりきれていないボクちゃんのセリフだからです。

     本音じゃあ、どんな男であれ、女性をかわいいと思っているし、大切に守ってあげたいと思っているものなのです。それは自分の妻や恋人だけでなく、色恋抜きで、学校や職場などの多少の縁ある女性に対してもそうです。ま、女性にすれば迷惑かもしれませんが。

    >男子の頭の中が、世代を超えて変わっていないって事?

     もちろん変わるわけないじゃないですか、だって男子だもん。

     ただ、音楽をする男は女子にモテるからやっかまれるだけでなく、むしろ、女子の世界に出入りしているから、やっかまれる方が大きいと思います。男同士の友情って奴は、男女の友情や恋愛よりも優先されるものだというのが、男社会のルールですから。女子の世界に出入りしている男子は、そこんとこのタブーにひっかかるんだと思いますよ。

     あと、音楽をやる男は、不真面目と思われているかもしれません。(本当は、そんな事はないのですが)男社会では、不真面目というのは、かなりダメなポイントです。男にとって、真面目である、信頼できるというのが、まず第一ですから。

    >もてるって事に、意識しすぎじゃん。

     その通り、特に若い頃はそんなもんです。

    >なんで男子って、考え方が一元的かな!

     それが男子だからです。だいたい、女子のように、アレコレ難しい事は考えない事が「男らしい」行動ですしね。

  11. Cecilia より:

    ピアノコンクールなんかで見かける男の子、学校の合唱コンクールで伴奏する男の子・・・彼らは得です!
    男の子というだけでまず多少の荒々しさは割り引いて見てもらえる!
    男の子だけどすごいね~とか。
    実際、うまかったりもしますけれどね・・・。

    母親同士で話をしていても「うちは男の子だからピアノをやらせない。」とか「音楽はほどほどに・・・」とおっしゃる方ばかりでしたね。

    そうそう・・・そういえば逆のパターンで、似たような話が・・・。
    うちでは夫が運転せず、私が運転します。
    しかもオートマじゃないのです。
    こういう話をすると皆びっくりしますね。
    女性はオートマ(まあ今時皆オートマですね。)、長距離運転は男性・・・なのだそうです。
    女性はとっさの判断力に欠ける・・・とも言われました。
    本当にそうなのか確かめたいのですけれど・・・。

  12. すとん より:

    >Ceciliaさん

     男の子だから、ピアノをやらせないとか、音楽はほどほどに、という親の気持ちは分かります。いい考えだとは思いませんが…。

     ムーブメント教育という種類の教育論の考え方でいけば、男女を問わず、子どもの頃に音楽をやって、指先の運動をたくさんするのは、脳の発達にとても良いのです。そういう意味で、子どもが嫌がらないなら、男女を問わず、ピアノはやらせた方が良いのです。

     でも、真剣に音楽をやらせて、息子がプロの音楽家を目指すようになっても困るなあ…という気持ちも分からないでもないです。最も、ちょっと真剣に音楽をやった程度でプロになれるほど、音楽の世界は甘くないので、そんな心配は取り越し苦労だったりするのですが…。

     逆のパターンの話ですが、ウチも一緒です。私は車の運転しません。するのは妻です。まあ、ウチは車を使わずに生活できるので、今は誰も運転せずにすみますが、運転が必要な時は、妻が運転します。Ceciliaさん同様、マニュアル車ですね(笑)。

    >女性はとっさの判断力に欠ける・・・とも言われました。本当にそうなのか確かめたいのですけれど…。

     自転車とかバイクとかで、正面から来る人とうまくすれちがうことができますか? できれば問題ないです。いつもぶつかってしまうなら…問題ありですね。「見るとぶつかる~」という人は、とっさの判断力に欠けると言われても、反論できないと思います。

     

  13. tico より:

    賑わってますねえ!

    >とっさの判断力

    私は車の運転は出来ないので、感じがわかりませんが、スピードが早いと「とっさ」と言っても、歩いてる時と自転車に乗ってる時と車に乗ってる時では、かなり時間(分?秒?)が違うのでしょうね。私は決断力と持続力はあるつもりですが、ちょっとのろいです。それは歩く速さくらいの判断力だと思います。

    それとやっぱり、「男性は」「女性は」とひとくくりに言えないこともあるだろうし、それぞれの特性もあるだろうし、それが個性と絡み合ってるからやっぱりいろいろなんでしょうねえ。

  14. すとん より:

    >ticoさん

     何事もそうですけれど、確かに性別や年齢や生まれ育った地方の風習などによって、ある程度の行動のパターンは制限されるでしょうが、やはり最終的には、その人の個性や能力に帰結するのだと思います。

     とっさの判断力…それが運動的な判断力なら、私はそれほど問題ないだろうと思ってますが(過剰な自信かな?)、これが言語的な判断力だと、ちょっと不足を感じてます。

     どういうことかと言うと、他人との会話能力です。特に、思いもかけない話題を振られた時の、とっさの反応はいつも不足を感じてます。しばらくしてから「あの時は、ああいうふうでなく、もっとこう答えておけば良かった」とか「あの時のあの反応は、あまり適切ではなかったな」と反省する毎日です。無論、訂正補足の毎日を過ごしています。

     おそらくこの手の問題に関しては、女性の方(おっと、性別によるステレオタイプな区別ですな>自分)が、もっと上手に、より高い「とっさの判断力」を発揮することでしょうね。やはり言語能力は、女性にはかないません。

  15. chiko より:

    2年ほどまえに、「話を聞かない男、地図が読めない女」という本が話題になりまりましたが、そういう事を、すとんさんはおっしゃっているのかなあ。
    話題になったので(いつもは、流行り物には距離を置く私にしては、不覚にも)、ちらちら読んでみましたが、あれはあれで、すっげーステレオタイプですよね。
    すとんさんが、「男はみんな」とか言っても、なんだか眉唾もんなんだもん。
    男の人は、つきあい始めた頃は、こっちの話もとっても良く聞いてくれるのに、だんだん聞かなくなるよね。なんで?ただ私が選んだ男が、そんな人だってこと?

  16. すとん より:

    >chikoさん

     「話を聞かない男、地図が読めない女」ですか? 表紙は覚えてますので、読んだかもしれませんが、2年前に話題になった本なら、もう目が弱っていたので、読んでません。どちらにせよ、読んだかどうか覚えていない程度なので、当然、内容はきちんと把握してません。

     とにかく7~8年前から老眼がひどくなって、ほとんど本を読まない生活になりました。それ以前は活字中毒な人でしたけれど…。

     ただ、その本に限らず、男女論のように、キレイに男と女というように、二つに分かれるものをステレオタイプとして説明するという本は昔からあります。だって分かり易いじゃない。

     それはともかく…

     人間って、誰もが肉体を持っているわけでしょ。その肉体って、たいてい男か女かのどっちです。で、その肉体から離れて活動することはできないわけで、必ずその肉体の制限を受けて生きていくしかないわけです。

     当然、肉体が違えば、見えてくる世界も景色も違うわけだし、得意な分野も違えば、肉体の使い方だって全然違う。だいたい、備わっている機能や性能そのものが大きく違うわけだしね。

     実際、男女でその平均寿命が無視できないほど違うのは、そもそもの肉体が違うことの何よりの証拠だと思う。

     「肉体が違っても、心は同じでしょ」と言うのはまやかしだと私は思う。心はあくまで肉体の支配下にあるわけで、当然肉体が違えば、そこに宿る心も全く違ったものになるわけよ。

     具体的に言えば、性ホルモンが心に与える影響は無視できない。私は心というものは、脳の機能を総括した表現だと思っている人なのですが、その脳の見かけ上の構造は男女とも同じだけれど、脳のどこにどんな能力がマッピングされているかという機能的な構造が全く違うのも、もはや周知の事実。

     脳の細胞レペル・遺伝子レベルまで話を落とすと、もはや私の手に負える話ではないけれど、(脳を作っている)細胞の中に、Y遺伝子を持っている人と持っていない人とでは、(脳細胞や神経細胞が)遺伝子レベルで同じなはずがなく、当然何からかの違いが生じてくると思う(実はこの辺りは自信がありません)。

     さらに「氏より育ち」という言葉もあるとおり、男として育った、女として育ったという事実は、その性格形成に決定的な影響を与えていると思う。

     だから、ステレオタイプの男女論には???と思う私だけれど、やはり男女の精神的および社会的な違いというのは、決定的に存在していると思う。

     なので、結局のところ、男女の差よりも、個人の差の方が大きいと私は思ってますが、話を分かり易くするために、あえてステレオタイプに男女で分けて考える事もします。

     と言う、長い長い前置きはともかくとして…

    >男の人は、つきあい始めた頃は、こっちの話もとっても良く聞いてくれるのに、だんだん聞かなくなるよね。なんで?ただ私が選んだ男が、そんな人だってこと?

     いやあ、男なんてみんなそんなもんでしょ。他人の話を聞くのは基本的に嫌いなんです。なぜ? 苦手なんですよ。男って、話をするのも聞くのも苦手なんです。

     女性にとっておしゃべりは上質なエンターテイメントでしょうが、男にとってのおしゃべりは、時として苦役にすら感じられるほど、うっとおしてくて、面倒くさいものなのです。だから男は、言葉の介在しないスポーツの観戦が好きな人が多いのだと思う。

     男って、基本的に考えるよりもまず行動だし、昨日のことよりも明日のことだから、自分の妻が今日どんなことをして過ごしたのかということに興味のあるはずがない。もしあったら、そりゃあ、ストーカー的傾向の持ち主だね。

     だいたい男って奴は、基本的に「オレ様」だから、自分と、自分が支配する世界と、自分を取り囲むモノにしか関心がない。

     そうは言っても、女性にやさしくしてあげたいという気持ちは、すべての男性の心の中に、もちろんある。これはその女性を自分の世界に入れたいからだと、言ってしまえば、そうかもしれないけれど、とにかく優しく取り扱いたいのです。少なくとも、最初のうちは…。

     だから最初は女性の話を聞いているフリをするわけだ。あくまでフリね。実は最初から全然聞いていないんだけれど。やさしさでフリはしてあげる。

     問題は、そのやさしさがどこまで持続するかだ。これは男女の差ではないと思うけれど、飽き易い人っているでしょう。飽き易い人は、このフリを長く続けられないんだと思う。ただ、それだけ。

     だから妻の話を聞かない男は、妻のことを愛していないわけではなく、単に飽きっぽいだけなんだと思う。

     私ですか? 私は今だに話を聞いているフリをしてますよ。時折、面倒くさくなる時もあるけれど、これも妻の精神的なガス抜きだと思ってますので、毎日きちんとつきあってます。だから、話は聞いてますが、その内容は全く覚えてません。というか、その時の私の頭の中は、たいてい真っ白です。ただ、妻の言葉が右の耳から左の耳に抜けてゆくだけです。実のところ、そんなもんです。

     ああ、いっぱい書いた~。

  17. tico より:

    長くひっぱっては申し訳ないですが、日本人は二つの物・事柄を対比させて議論するのが好きなんですって。例えば東京vs大阪。関西だと大阪vs京都。大阪だと北vs南。どれだけ細かくなっていっても二つに分けて対立させるのだそうです。世間という大きなくくりから男女へ、家庭へ流れこんだこちらのコメントにもそれが反映されているような気がします。おもしろいでしょ。あまりムキにならないようにね。結論は出ないんですから。(笑)

  18. tico より:

    書き忘れ。すみません。
    私はしゃべらない方が楽なんです。
    だから声が衰えたので声楽を習い始めましたが、やっぱり毎日声を使わないと(おしゃべりでも)上達はしないそうです。ですから発声練習でもしないとネ!

  19. すとん より:

    >ticoさん

    >日本人は二つの物・事柄を対比させて議論するのが好きなんですって。

     ああ、そうかもしれない。だからいつまでたっても「紅白歌合戦」は廃れないんだ(って、ちょっと違うか?)

     確かに、男と女の問題は、どうやったって相手の事が分からない、結論の出ない話ですね。まあ、性別を行き来できるような特殊な方(「らんま1/2」というマンガを思い出します)がいれば、また話は別でしょうが…。

     でも、男と女を簡単に行き来できる体を持っていたら、すごく混乱するだろうし、男と女の両方の心を持っていたら、生きるのがつらくなりそうだなあ…。

  20. アドレナリン野郎 より:

    体育会系(運動野郎?)男です。

    音楽をする(できる)男性はいいなぁと羨ましく思います。
    女性にも、モテモテですしね。生まれ変われるなら、バンドくらい組んで、キャーキャー言われてみたいですわ。

    が、スポーツにおけるガチ勝負の・アドレナリン出まくり(アドレナリンが出まくると、普段ではあり得ない力が出るのは本当です)の場面を体験すると、やめられませんわ。
    所詮、男は戦闘野郎。生物学的に、(戦闘・戦争の代替手段である)スポーツの方が「男なら」と考えられるのは致し方ないのでは(なお、私は、スポーツの中でも勝ち負けが客観的にはっきりしない・人の判断に委ねられる芸術っぽい「採点競技」は好きではありません)。

    ちなみに、私、妹が音楽家で、環境的に小さい頃から音楽が身近にありましたが全く興味なし。
    また、団体スポーツも個人スポーツもガチで経験しましたが、個人的には個人スポーツの方が肌に合うのだろうと思いましたが、団体スポーツの方が、「仲間」の存在による「勝利」した時の感動と喜びと興奮が個人スポーツより遙かに大きいので、最後は団体スポーツ(野球)をしていました。

    音楽を聴くのは好きですし、歌が上手い人とか「すごいな」と思いますが、自分がやりたいかと考えれば全く興味なし。ライブとかにも行ったことありますが、何が面白いのか理解できませんでした。アンコールがされた時は「とにかく早く終わってくれ」という感じ。最後の方は、これは会場を巻き込んだ演奏者の自己満足(オナニー)なんじゃないかと、極めて失礼な感想さえ抱きました。

    グダグダ書きましたが、「男はスポーツ」はありでしょ。

    あっ、ちなみにスポーツは「見る」ものではなく、やってなんぼです。
    周囲に、やったこと(経験)もないのに、やれ野球やらサッカー(の観戦・応援)にのめり込んでいる奴がいますが、より一層意味不明です。それこそ究極的な「オナニー」でしょ。

  21. すとん より:

    アドレナリン野郎さん

    >「男はスポーツ」はありでしょ。

     分からないでもないです。私はこう見えても、柔道の有段者です。球を追いかけるよりも、直接相手をぶん殴りたいタイプの人間です。だって、その方がすがすがしいじゃない?

    >、スポーツの中でも勝ち負けが客観的にはっきりしない・人の判断に委ねられる芸術っぽい「採点競技」は好きではありません)。

     私もそういう傾向、あるなあ…。だから、フィギュアスケートって奴に興味が持てないのかもしれません。やはり勝負をするなら、直接コブシとコブシを交えないと…(笑)。女同士ならキャットファイトもありかと…(爆)。

    >ちなみにスポーツは「見る」ものではなく、やってなんぼです。

     それにも同意するかな? だから私、スポーツ番組ってほとんど見ないんです。だってスポーツって、見ててもつまらないから。おとなしくスポーツ観戦しているよりも、チャンスをうかがって乱闘に持ち込みたくなるタイプの人なんですね。たぶん私はアドレナリンが出まくると、ヒトでもモノでも壊したくなるんだと思います。破壊衝動? ま、一応、武器を使わずに素手でやっつけるというポリシーは持っております。

     久しぶりに道場に行きたくなりました。

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