さて、フルート合宿が終わり、しばらくレッスンがお休みになりましたが、やっと通常のレッスンが再開されましたので、フルートのレッスンに行ってきました。
今回、ポケモンゲットしながら、お教室に行ったところ、まだ妹殿のレッスンの最中でございました。やっていたのは…おそらく、アルテの1課。それも最初の最初の部分。まだ、先生との合わせにすら入っていないような段階だと思います。とにかく、ハ長調の音階をひたすら吹いていました。
妹殿の問題は…指は動くのです。そりゃあ、10年近くもフルートを習っていたのだから、指が動かないわけがない。問題は、クチビルの脱力が全く出来ないって事だろうと思います。とにかく、吹きすぎているのですが…私もしばしば吹きすぎを先生に注意されるわけだけれど、きっと私の音も程度の差こそあれ、あんな感じなのかな…としばし反省です。
他人のふりみて、我がふり直せ…ですな。
とにかく、問題はアンブシュアにあるわけです。妹殿は、アンブシュアを意識して作りすぎるのです。それでドツボにはまり、クチビルがガチガチになってしまうようです。先生がおっしゃるのは、とにかく楽に吹け。力を抜け。クチビルの形を気にするな。もっとクチを開け。クチビルの真ん中から息を出せ。これらの事を言葉を変えて、何度も何度も説明して、練習させていました。
大切な事は、フルートを吹くんだ…という意識を捨てる事。妹殿は、フルートを構えた瞬間に、クチビルを始めとして、全身に力が入ってしまい、音がガチガチになってしまうのです。とにかく、今は脱力が必要。そのためには、もっと楽な気分でフルートを吹けるようにしないといけないのです。
という訳で、宿題は「とにかく楽器に触らない事(笑)」「仕事の合間でもいいから、ヒマがあれば、息を吐く練習をする事」 まずはこれだそうです。ううむ、先生、大変だあ。
で、私のレッスンの番になりました。私、合宿を経験して、すごく上達したみたいです。と言うのも、ロングトーンの練習で、3オクターブ目のHの音が、先生とぴったり合って、実に気持ちよかったのです。
今まで、3オクターブ目のAまでは、気持よく吹けたのですが、最後のHだけは、どうにも先生や姉様とは合わず、なんとも濁った嫌な響きになっていたのですが、今回、始めて、Hの音がビシッと揃ったわけです。うむうむ、私も一皮むけたのかな? いい傾向でございます。
エルストユーブンゲンの18番は、まだまだ練習不足ですな。なんとか練習量を増やして、はやく暗譜しないとね。19番は、当然まだ手付かずでございます。
プチエチュードは15番。いやあ、これ、難しいわ。合宿の時に散々譜読みをして指の練習をしたのだけれど、全然ダメだわ。先生に「ほぼデタラメ」と言われちゃいました。いやあ、ほんと、あっちこっち指を間違えすぎて、これじゃあデタラメと言われても仕方ないです。とにかく、まだまだ指が迷っている状況です。ほんと、練習をして、同じ間違えるにしても、指が迷って間違えるというのは避けないとね。
さて、今回の雑談は…合宿の記事では書かなかったのだけれど、先生の熱中症の話。実は先生、合宿の二日目の午前中、熱中症にかかってしまって、もう少しで倒れてしまうところだったのですよ。
あの日の野尻湖は、ほんと、暑かったのですよ。下界と変わらないくらいに暑くって、何のために高原に来たのか分からないと、参加者一同からブーブー文句を言われるほどに暑かったのです。
先生がレッスンをしている別館は、ほぼサンルーム状態で、いくらクーラーを入れても室温が下がらず、ほぼサウナ状態でしたが、先生はその中で、合宿初日のレッスンを頑張ってしていたのです。で、宴会では、先生は水割りを濃い目にしてガブガブ飲んでいらっしゃいました(これが先生のお好み)。たぶん、その段階で、相当、水分が不足していたんだと思います。翌朝になって、レッスンを始めたところ、別館の暑さにも関わらず、汗をほとんどかかなかったので、先生、こりゃいいやと思ってしまったのです。いや、汗をかかなかったので、暑くなくて良いとすら思ってしまったようなのです。(二日目の別館もかなりの暑さだったんですよ)。で、昼休憩になって先生を見ると、もう青い顔をしてフラフラの状態でした。
汗もかかない、トイレにも行きたくない、気分は快適だ(と本人は思っている)し、かと言って、水も飲みたくない…って状態となっていました。周りの我々は皆、汗まみれになっているのに、先生だけがいかにも「乾燥していまーす」的な感じだったので、マダムたちが慌てて、先生にポカリスエットを飲ませたところ、一気に先生のカラダから汗が吹き出して、みるみる血色が良くなって、先生、お元気になられました。
ああ、やっぱり熱中症だったんだ…と、みんなして、心配と安心をしました。
で、先生自身は、全く熱中症の自覚がなくて、でもなんか疲れて、フラフラして、心地よくて…って感じだったわけで、その話をしました。
結論は“酒は水分だけれど、水じゃない”、水割り飲むなら、水を多めにして、薄口で飲みましょう…って事です。いやあ、熱中症に脱水症。ほんと怖いです。
合宿から帰って、先生がテレビを見ていたら、酒の飲み過ぎで熱中症&脱水症になって死んだオジサンのニュースがあったんだそうです。、ゾーっとしたそうです。先生も一歩間違ったら、野尻湖で倒れていたわけで…ほんと、熱中症をなめちゃいけません。
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コメント
フルート合宿のレポ、楽しく読ませて頂きました。
そして、久しぶりにアゲハさんの歌声も聞かせていただきました。
先生も熱中症になるほど、集中してお生徒さんに教えているんですね。
一皮むけたすとんさん、また機会がありましたら、アゲハさんの歌声聞かせてね。
こんばんは。
> 問題はアンブシュアにあるわけです。妹殿は、アンブシュアを意識して作りすぎるのです。それでドツボにはまり、クチビルがガチガチになってしまうようです。先生がおっしゃるのは、とにかく楽に吹け。力を抜け。クチビルの形を気にするな。もっとクチを開け。クチビルの真ん中から息を出せ。
元師匠のレッスンでは、音に触らない、高音で外しても気にしない、息を出したときに上下の唇がプルプルするくらいで充分、響きは口先ではなくて後頭部で感じる、みたいなことを散々言われましたが、今でも課題です。
アンブシュアは外見で見えない歯並びとか口腔内の上下の広がりとかいろいろありすぎて、外見の唇の形だけでコメントはとてもできません。
このあたりが、姿勢とタッチが見えるピアノとかボウイングがわかる弦と、体がどうなっているか見えくい管の違いでしょう。
歌口の吹いた跡が逆三角であるべき(海外プロオケの笛吹き)、と言われたこともありますが、こちらは歯並びか唇の形のせいか全くできません。
吹き過ぎもよく指摘されていましたが、未だに難しいです。
すとんさん、こんばんは。
先生、元気になられてよかったですね。
文面から、かなり深刻な雰囲気がありましたが、合宿中は気を張っていらっしゃったので、なんとか乗り切られたのですね!?
お家に帰られてからどうなったんでしょうね?心配です。
H先生が、お元気でいらっしゃいますように[E:shine]
私も高校生の頃、夏の野球の応援に駆り出された時、熱中症になりました。
高熱が続き身体が思うように動かず、結局その夏は、病院に通院しながら新学期が始まるまで体調が良くならず、お布団で寝ている時間が多い夏休みでした。
その夏以降の特に数年、何故だか夏になると体調がすぐれず、シナァ~ッとなってしまいがちでした。
あ。一つ忘れていました。
先日から「ネコさん」の壁紙になりましたね!
金魚も好きですが、ネコさんも大好きなんですヨ[E:lovely]
特に、後ろ頭(耳の少し後方のセンター)と、薄ーいくちびると、横から見るとわかるまつ毛と、前足の甲の曲がり角[E:heart04]
ちょっとマニアックかもしれませんね( *´艸`)
まきりんさん
私、フルートの音源もどんどん上げていきたいのですが、肝心の音源が無くて(笑)。昔と違って、セッションもしないしね。今はほんと、エチュードばかりですし、それも吹きながら、あれこれ指導が入るので、音源としては全然まとまっていないのです。
でも、何かチャンスがあって、音楽としてまとまったモノができたら、アップをしますので、期待せずにお待ちくださいませ。
tetsuさん
アンブシュアは、突き詰めて考えると難しいですね。おそらく、アタマで考えるよりも、カラダで感じて、正解を見つける方が早いのではないかと思ってます。
>響きは口先ではなくて後頭部で感じる、
ああ、なるほど。うむ、そうですね。なかなか難しいけれど、後頭部を感じながら吹いた方が、絶対響きの豊かな音になると思います。私も、後頭部を意識しながらフルートを吹いてみようと思います。
吹き過ぎにならないように吹くのを習慣化するは、ほんと、難しいです。
meeさん
先生はだいぶお元気になりましたよ。まだちょっとカラ元気な部分はありますが、カラ元気でも元気は元気ですからね。元気に見せられるというのが、元気な証拠です。
熱中症は本当に怖いです。私は本格的な熱中症になった事はありませんが、暑さで意識がとびそうになった事は何度もあります。あのまま意識を失って倒れてしまうと…本格的にマズイですよね。
ブログのデザインは、毎月変えるようにしています。8月は必ず金魚ですが、その他の月は私の気分次第です。ネコのデザインは…たぶん始めてです。なかなか良いでしょ?