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まぶたが無いのはつらい…みたいです

 ここ数日、水草がメキメキと減っています。もちろん、金魚たちが空腹に任せて水草を食べ散らかしているからです。そりゃあもう、肉食のシズカさんですら、たまに水草を食べているほどに、金魚たちみんな、水草に夢中です。

 まあ、それは水草よりも美味しいタニシを食べ尽くしてしまったからだと思います。それでタニシの次に美味しい水草を食べているわけです。きっと水草を食べ尽くしてしまうと、次は、エビやイシマキガイを食べ始めるんだと思います。かわいい姿をしてますが、金魚って、欠食で獰猛なんです。

 さて、あれほど水槽に繁茂していた水草が、見るも無残に食べ尽くされ、もはやほとんど残っていません。パッと見、水槽の様子もかなり寂しくなりました。

 で、そんなある日、ふと気づいたのです。昼間のうちは、水槽を広々と使って生活している金魚たちが、夜も遅くなると、水槽の片隅に集まるというか固まるのです。金魚が元々集団生活を好む生き物なら分かるのですが、金魚って、決して群れを作る生き物ではなし、ついこの前まで、結構バラバラで、互いの距離を適度に保ちながら水槽の中で暮らしいてたのに、今や肌を寄せ合うように固まっている事があるのです。

 「身を寄せ合うほど水温が低いのか!」とも思いましたが、連中は変温動物なので、身を寄せ合ったからと言って暖かくなるはずもなく、それはありません。それ以外に何か理由はないのか…色々と考えてみました。ちなみに、金魚が集まる場所は、毎日違います。うーむ、一体何をやっているのだろう。

 で、ふと気づいたのです。金魚たちが集まる場所は、いつも水草の真下なのです。つまり、金魚たちは夜になると、水草の真下に集まって、じっとしている事に気づいたのです。つまり、金魚たちは水草の真下で寝ていたわけなのです。

 水草がたくさん繁茂していた頃は、どこにもかしこにも水草があったので問題なかったのだと思いますが、今や水草は食べ散らかされてしまい、水草の真下なんて、あんまり無いんですよ。で、数少ない水草の真下にみんな集まってきたので、結果として身を寄せ合う形になったわけです。

 ではなぜ、水草の真下に集まったのか? それは単純な話で「まぶしいから」です。

 金魚にはまぶたがありません。つまり、いつも目を開けっ放しなんです。まぶたが無くて目を閉じる事ができないので、いつでも光が目に入るわけです。そんな彼らでも寝る時は、暗い方が良いみたいです。少なくとも、まぶしい光の中ではなかなか寝付けないようなのです。なので、夜になって就寝時間になると、電灯からの直射光線を避けるために、水草の真下の影の部分に集まるわけです。

 ですから人間が気がついて、水槽の電灯を消してやると、水草の真下に集まっていた金魚たちが、ゆっくりと解散していき、それぞれ適度な距離を保ち始めます。やっぱり水槽の電灯がまぶしかったようです。

 まあ、自分たちが水草を食べ散らかしたために日陰が無くなっただけの話なので、ある意味、自業自得なのですが、そんな事も何も考えずに生活しているのが、金魚たちなわけで、そういうところが可愛いわけです。

 それにしても、水草かタニシを水槽に入れてやらないといけないのだけれど、近くに金魚屋があるわけでもないので…さあ、どうしましょう。インターネットで水草は買えるけれど、品質に問題があるし、なによりもバカ高いんだよね。ああ、困った。

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コメント

  1. アデーレ より:

    確かに、金魚ちゃんはまぶたありませんね。なんかあったら怖いけど。まぶたがあったら、そりゃまぶしくなくて良いでしょうが、ふと水槽を見た時に金魚ちゃんにウインクされたらどうしましょう(笑)ま、それもキュートかしらね(笑)

  2. すとん より:

    アデーレさん

     金魚にまぶたが無いのは、必要ないからです。

     元々、何のためにまぶたがあるのかと言うと、目の乾燥を防ぐためです。でも、水中で生活している金魚の目が乾燥することはありえないので、まぶたがないんですね。

    >ふと水槽を見た時に金魚ちゃんにウインクされたらどうしましょう(笑)

     実は金魚はウィンクをしますよ。まぶたはありませんが、目玉を瞬間的にグリッと動かすことで、ウィンク同様の動きをします。

     金魚のウィンクは、なかなかチャーミングですよ。

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