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クラシックコンサートに出演してきました その2

 さて、クラシックコンサートの話の続きです。

 私が練習室に5分前に到着したら、すでにピアニストさんはいらっしゃいました。…また、待たせてしまったみたいです(申し訳ない)。挨拶をして、まだ済ませていなかった、ステージの入りと出の打ち合わせをしました。そうこうしているうちに、私たちの声出しの時間になりました。

 声出しは、一人10分ずつ与えられていますが、私の場合、妻の分も含めて20分あります。当然、妻は声出しをしないので、一人で20分使えます。まあ、20分もあれば、なんとかなる…とこの時まで思っていました。

 軽く発声練習をした時に、始めて違和感と言いますか、本日の不調に気づきました。声がほとんど出ません(涙)。下はガラガラ、上はすぐに詰まります。特にFより上に音程が昇りません。今日はGまで使うのに、これはヤバイ!

 原因はいろいろと考えられますが、一番の原因は…まだ声が起きていない…んでしょうね。寝すぎたわけです(涙)。なにしろ、本日の目覚めは昼過ぎだったし、この段階でまだ起きてから4~5時間しかたってません。いわば、まだカラダ的には、通常の状況の午前中のコンディションなわけで、テノールってのは、声が目覚めるのに時間がかかる声種であって、夕方にならないと(つまり起きてから10時間ぐらいしないと)声が出ないと…とよく言われるくらい、声の目覚めが遅い声種なのです(都市伝説かもしれませんが)。

 まあ、きちんと声が起きていなければ、家を出る前に、しっかり起こしてくればよかったのですが、うっかり自宅での発声練習をやらずに来てしまった事に、激しく後悔をしました。自分の迂闊さを呪いました。

 でも、仕方ないです、時間は戻りません。出ない声はむりやりにでも出すしかないです。

 もうすぐ本番なので、ひとまずピアノと合わせてみました。…みごとに撃沈しました。ピアニストさんにも「大変そうですね…」と同情されました。うう、最近の私にとって、普段なら、Gぐらい、鼻唄で歌える程度の高さなのに、それが撃沈!…なんか、自分が情けなくなりました。「郷愁」がまともに歌えなかった事もあり、二曲目の「忘れな草」は余計に力任せに歌ってしまったので、全然音程が届きません。悪循環です。

 おそらく、この場に妻がいれば、私の声のコンディションを理解し、適切なアドヴァイスが貰えたはずですが、妻は客席だし、私は自分に何が起こっているか、この段階では全然分かっていなかったし、ピアニストさんは声の事は分からないし…、焦りばかりが募っていきました。

 とにかく、冷静さを保ったフリをして(ピアニストさんの前で取り乱すわけにはいかないじゃない?)、もう一度、高音を発声練習し(今度は、脱力と響きと腹筋を心がけて行いました)、最後にもう一度合わせてみました。一度目ほどは、ひどくはなかったのですが、まだまだ普段の練習の時のようには歌えません。Fはどうにかなりましたが、Gはどうにもなりません。

 でも、そろそろ時間です。次の人にこの部屋を明け渡さないといけませんし、今更あがいて傷口を広げても良くないので、ココロを切り換えて「今日は(も)撃沈するか~」と諦めました。「撃沈する」と覚悟を決めたら、それはそれで清々しい気分になるものです。

 ピアニストさんは「聞かないといけない人がいるんです~」と言って、練習室から慌てて出て行きました。私はゆっくりとホワイエに向かいました。ホワイエは広いので、ホワイエに行って、本番前に少し歩いて、血行をよくしようと思った事と、お客さんが少なければ、ちょっとした体操などもできるかなって思いました。

 ホワイエに行ったら、知り合いの方(音楽協会の方。この方もアマチュア歌手です)と会いました。「今日の調子はどう?」と尋ねられたので「練習では楽勝だった事が、今日になって出来なくなりました。私のガラではありませんが、本番を目前としてアガッているのかもしれません」なんて白々しく答えました。「すとんさんがアガル事ってあるの(笑)」と一蹴されました。私の事、よく分かってらっしゃる(爆)。

 「練習で出来ない事は、本番では絶対に出来ないけれど、練習でできた事が本番では出来なくなるのが、本番の怖さですね。落ち着いて、普段やっている通りにやるべき事をやれば、きっと出来るはずですよ」というありがたいアドヴァイスをいただきました。実にその通りです。

 「すとんさんは楽器がいいんだから、無理さえしなければ、良い歌が歌えるんだから、無理はしないようにね。調子が悪い時ほど無理は禁物だよ」とこれまた心に染みるアドヴァイスをいただきました(結局このアドヴァイスどおりには出来なかった未熟な私なんですがね)。

 でも、良いアドヴァイスをいただいて、なんかちょっぴり気持ちに余裕が生まれました。

 やがて自分の出番が近づいてきたので、ステージ裏に移動しました。私の前後の出演者の方々と軽口を叩いて(「女性はいいですね、ドレスで着飾れますから。男の私なんて、いつでもどこでも、黒づくめですよ」…とかね)舞台袖に入りました。

 舞台袖に入って、ステージマネージャの方と簡単な打ち合わせをしたら、後は本番に向けて気持ちを集中させるだけです。

 やがて順番となり、ウグイス嬢の方が私を紹介してくれました。いよいよ出番です。

 ステージに出ました。客席は…結構な人がいます。ちょっとファイトが沸きます。舞台中央まで歩き、礼をして、後ろを向いて気を溜めて、ピアニストさんに合図を送って、歌いだそうとして正面を向いたら……ま、まぶしい。ライトが目に入って、まぶしくて視界が真っ白になりました。ううむ、実にナイスなライティングだ!

 1曲目のチマーラ作曲「Nostalgia/郷愁」はイントロが短い曲です。まぶしさに目がくらんでいる中、ピアノが聞こえてきたので、すぐに歌いだしました。歌いだしてすぐに「声の返りがほとんどない(涙)」と思いました。客が大勢いたので、声が客のカラダに吸われてしまって、返って来ないのですよ。

 普段は、自宅であるとか、先生のレッスン室であるとか、とにかく声がよく反響する場所で歌っているし、ホール練習の時は、ガラガラのホールだったので、声もよく返ってきたのですが、さすが本番になって客がたくさん入ると、本当に声が返ってきません。ちょっとビックリして、ノドに力が入ってしまいましたが、やがて「いかん、いかん、脱力脱力」と思って響きを増やす方向に戻しましたが、どうやら私が思ったほどに、軌道修正はうまくいかなかったみたいです。

 このように、心の中では色々と焦っていましたが、歌の方は…完璧とはほど遠いし、傷もかなり目立ちますが、それでもお聞きの通りの出来となりました。やはり、調子が悪いと、どうしても無理やりな発声になってしまいます。本当はGぐらいなら、無理に出さなくても出るはずなのに…どうもダメですね。

 「ああ、やっぱりGはうまくいかないな~」と思いながら「郷愁」を歌い終えました。次は、デ・クルティス作曲「Non ti scordar di me/忘れな草」です。こちらの方が色々と難しい曲です。「撃沈するならしてしまえ!」と覚悟を決めて歌いだしました。

 歌い終えた時は、最後の最後で「やっぱり撃沈してしまった、残念!」と思いましたが、後から録音を聞いてみたところ、途中の数カ所で、歌っている時には気づかないままにハズしてしまっている箇所があって、凹んでみたり、最後の最後はヒドイのは確かだけれど、撃沈と言うほどの失敗では無かった(でもやっぱり届いていなかったね)ので、ちょっとだけ凹んでみたり、やっぱり歌っている本人には歌の出来は分からないなあって思いました。

 後で妻からもらった感想では「普段の練習と比べると、全然声に響きが足りなかったけれど、それでもよかったんじゃないの? 去年よりもだいぶ上達していると思うよ。去年までの歌い方なら、1曲目を歌い終えたところで声を使い切ってしまって、2曲目は歌にならなかったけれど、今年はしっかり2曲目も歌えたわけだし、途中で何回か失敗があったけれど、以前なら、その失敗を引きづって、立ち直れなかったけれど、今年は失敗しても、すぐにリカバーして、次につなげて歌えていたし、やはり、先生が変わって一年。とても上達したと思います。先生を替えてよかったね」との事です。そんなモンかな?

 ピアニストさんには「お疲れさま。とにかく無事に終わりました」と言われました。ううむ、これって無事なのかな?

 とりあえず、今年のクラシックコンサートはこれで終了です。泣いても笑っても終わりは終わり。来年はこれ以上の歌が歌えるように頑張るつもりです。

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コメント

  1. 玉ちゃん より:

    起床して本番までに7時間くらいは欲しいところです。私は声出しを本番の2時間前に30分程した後に軽く曲をさらいます。いきなり本番の会場でピアノ合わせとはびっくりです。
    本番の会場を選ぶのは誰にもできないことです。当日のピアノ合わせなし、リハなしで、まったく初めての舞台で歌ったことがありますがスリル満点でした。恐る恐る入りましたが2小節を歌った後、響きの良いホールだなーと思ってそのあとは気合を入れて歌いました。
    今回は中低音が良かったですね。中間部の始まりは音が一番低いところですが声が落ちていなかったです。中間部にも緊張感があってうまく高音部へ移行していました。今までの録音ではパッサッジョあたりに来ると聴いているオーディオのボリュームをいきなり上げられたような圧迫感を感じましたが今回はそれほどではなかったです。私は高音をいかに出すかとゆうより、いかに制御するかということが大事だと思っています。
    勿忘草はすとんさんにぴったりの曲です。ぜひ持ち歌にしてほしいですね。
    今回のコンサートはいろいろ大変でしたが学習の成果が出ていると思いますよ。奥様のおっしゃるとおりです。

  2. すとん より:

    玉ちゃんさん

     起床して歌うまで、私も本当は8時間ぐらい欲しいところです。でも、疲れを残したままで歌うのも声が出ませんし、そこは痛し痒しと言ったところでしょうか。

    >いきなり本番の会場でピアノ合わせとはびっくりです。

     はい、私自身もびっくりです(笑)。普通、そんな事はやらないよね。いかに、当日の私は、歌手である前に介護人であったか…って事なんですよ。歌うことよりも、車椅子をどう押していくかの方に、気持ちが向かっていたんですね。

    >今回は中低音が良かったですね。

     ありがとうございます。中低音は私の課題ですから、ここが上手に歌えると、かなり心強いと思ってます。高音が出なければ高音の無い曲を選べばいいだけですが、中低音の無い曲なんてありませんからね。

    >今までの録音ではパッサッジョあたりに来ると聴いているオーディオのボリュームをいきなり上げられたような圧迫感を感じましたが

     キング先生からは、高音を出すような指導を受けてましたが、高音の出し方そのものは教えていただけなかったので、自己流で高音を出していたのですが、それがオーディオのボリュームを上げるような発声法だったわけです。今は、Y先生から高音の出し方を教えていただいたので、そんな馬鹿な事はしないように心がけていますが、時折、悪い癖が出てしまうのが残念な私です。

     これからも精進して、一層上手になりたいです。ですです。

  3. ミルテ より:

    お疲れ様でした。
    学生時代歌の試験や舞台の前は3日前くらいから食べた方がいいもの、食べない方がいいもの、当日起きてから歌うまでの流れは師匠に教えてもらったことがあります。
    うるさいなぁ、って10代のわたしは思っていましたが40代にはいるととてもありがたいアドヴァイスだったと気が付きました。
    年を取ると些細な気遣いで声が変わるので、いっかいきっちり考えてもいいかもしれませんね。
    ちなみに当日は舞台の8時間前には起きて5時間前にはしっかり食事をとり、2時間前に当分補給して歌います。
    詳しく自分の方のブログで書くかもしれません。
    「Nostalgia/郷愁」より「Non ti scordar di me/忘れな草」のほうがわたしはいい演奏だと思いますよ。
    郷愁はたしかに音程など安定しているかもしれませんが、喉で音程コントロールしていると思うの。
    忘れな草は最後の最後まではできるだけ喉で音程をとらない声に聞こえます。だから音程が不安定。でもこちらの声の方が数段いいとわたしは思います。
    えいや!って気持ちになると喉声になっちゃうのが悪い癖なんでしょうか?
    喉でコントロールしない美声でまるまる1曲聞かせてもらえるのをとても楽しみにしています。
    高い声よりちょっと低めの音域の声がとーってもダンディで素敵。高くなると若々しい声で素敵。この両方の声どうミックスして歌っていかれるかも楽しみです。
    これからの声がとても楽しみだなぁって思いながら聞きました。

  4. すとん より:

    ミルテさん

     本番で歌うまでの時間の過ごし方って大切なんだろうなあって思います。今のところ、私は「前日に歌いすぎて声を使い切らない事」ぐらいかな、気をつけているのは。あと「睡眠はたっぷり取る」事も気をつけてます。

     起きる時間とか食べるものとか、少しは気を使った方がいいんでしょうね。

    >年を取ると些細な気遣いで声が変わるので、いっかいきっちり考えてもいいかもしれませんね。

     そうですね、確かにそうだと思います。きっちり考えた方が良いんだろうなあ。

    >「Nostalgia/郷愁」より「Non ti scordar di me/忘れな草」のほうがわたしはいい演奏だと思いますよ。

     へ~って感じです。玉ちゃんさんも褒めてたし…、自分の感覚と違うのが面白いです。

     「郷愁」は、あれこれ考えながら歌っています。曲が早くカラダに入ったので余裕があったんです。「忘れな草」の方は頭カラッポにして歌ってます。この曲は、なかなかカラダに入らなかったので、正直、出たとこ勝負で、小細工なんて使っている余裕がなかった…んです。

     自分的には「忘れな草」は失敗なんですが、こっちの方が良いのですか? ほんと、歌って、本人では分からないものです。

    >えいや!って気持ちになると喉声になっちゃうのが悪い癖なんでしょうか?

     はい、ずばり、その通りです。ここ一番となったり、追い込まれたりすると、ついつい、いけない事だと分かっていても、喉声になっちゃうんですよ。ほんと、どーしたらいいんでしょうね。

     喉、喉、喉、喉を鳴らさないように歌うのが、私の目下の急務なんだと思い知りました。しかし、悪い癖を抜くのって、本当に難しいです。

     でも、あきらめない。頑張りますよ。

  5. より:

    夜のスナックに行くと、曲は演歌や流行歌ですが、とてもよく似た歌い方をしている酔っ払いがたくさんいます。
    他の方が何を誉めているのか、なんのために現実離れしたお世辞を並べているのか、私にはさっぱりわかりません。
    優しいコメントをしているのはあなたの友人なのかも知れないが、駄目なものはきちんと駄目と言ってあげることのほうが、ずっと本人のためになるのに…。
    なぜ、発声の初歩を学び、コールユーブンゲン(正しい音程を身につけるための声楽教本)や、コンコーネ50番(初学者が声楽の発声や歌い方を学ぶための練習曲集)のナンバーが一桁のもの、歌ならイタリア古典歌曲の中でもなるべく簡単なものを丁寧にさらっていなくてはいけない段階の初心者が、無理に歌えない曲に手を出し、人前に立つのですか?
    これはまだ「声楽の演奏」と称して人前にさらすことが許される歌ではない。
    「素人だから許される。」「無料だから許される。」そういうレベルでさえない。
    無論法律に触れる行為ではありません。
    あなたの先生やイベント主催者も許可したのでしょう。
    しかし、その人たちはあなたに対してあまりに無責任で冷酷だ。
    こんなことをしていては、あなたの人間性が疑われてしまう。
    もっと自分を大事にしてください。

  6. すとん より:

    梟さん、いらっしゃいませ。

    >他の方が何を誉めているのか、なんのために現実離れしたお世辞を並べているのか、私にはさっぱりわかりません。

     …でしょうね、きっとそうなんだろうと思います。私もそこを詳しく説明するつもりはありません。あなたはアマチュア音楽家の演奏の楽しみ方を、残念ながら、ご存じないものとお見受けするからです。

     きっと梟さんにとって、演奏して良いのは、プロフェッショナルな音楽家と、プロもどきの音楽家だけなんだろうと思います。アマチュア音楽家は(とりわけ、まだ技術的に未熟な方々は)「みっともないから出てくるな」って事になるのだろうなあと思います。

     まあ、人それぞれの考え方があるわけですから、私はそれを批判しません。

     あなたから見れば、私のようなものは“かわいそうな存在”なんだと思います。私はあなたに、そのように思われても、いいと思いますし、あなたのような価値観の方に同情されるのも仕方ないなあと受け入れます。

     なので、私は梟さんのおっしゃる事をひとまず受け入れます。そしてあなたに向かって、私の事を理解してくれとは言いません。

     ただ、私の事を哀れむのは良しとしても、ここの読者の皆さんの事を哀れんだり蔑んだりするのは、お止めいただきたいと思います。この件に関しては、くれぐれも、よろしくお願いします。

     まあ少しだけ言わせていただけるなら、アマチュア音楽家の演奏に関しては、瞬間ではなく継続性をもって見守ってくださると、うれしいかなって思います。さらに言えば、演奏の中に込められた熱意を見いだしていただけると、なおうれしいです。継続性と熱意こそが、プロやプロもどきにはない、アマチュアならではの特徴って奴ですからね。

     そうそう、私は自分の事はヘタッピだという自覚はありますよ。ですから、私の事は、どうぞご自由に罵ったり蔑んだりしてくださって結構です。

     ちなみに、私の音源は、このブログ経由でないと聞けないようにしてあります。そういう意味では、音源は公開していますが、自由に検索はできないようにロックはかけてあるんですよ。なので、私の歌を、それと知らずにうっかり聞いてしまう事って、できないようにしてあります。つまり、聞こうという意志をもった人しか聞けないようになってます。念のため。

    >夜のスナックに行くと、曲は演歌や流行歌ですが、とてもよく似た歌い方をしている酔っ払いがたくさんいます。

     私は“夜のスナック”というところに行った事がないので、詳細はよく分かりませんが、もしも“夜のスナック”とか“酔っ払い”という言葉を侮蔑的に使われているのならば、それは“夜のスナック”および“酔っ払い”、それに水商売全般とそのお客様方に対する、侮蔑的な表現って事になりますので、ご注意ください。

     別に例を出さずとも、私の事なら「下手くそ!」と直接的に罵ってください。その方が、他の方々を巻き添えにしなくて済むので、次回から、侮蔑表現や差別表現を使われるなら、もっと直接的な表現でお願いします。よろしくね。

     できれば、ただ単に罵倒するのではなく、どのような点がダメで、どうしたらその問題を解決できるのかという事を教えていただけると、今後の参考になりますので、よろしくお願いします。

    >こんなことをしていては、あなたの人間性が疑われてしまう。

     梟さんは、どんなふうに私の人間性をお疑いになられましたか? 興味あります。

     梟さんが思うことを率直に書いてくださったので、私も率直に書いてみました。別に梟さんを排斥する意図はありませんので、ご安心ください。

     ただし、一つだけお願いがあります。発言の度に、ハンドルを変えるのは、ご遠慮いただけますか? なるべく、同じハンドルで発言し続けてくださいますようにお願いします。これはこのブログの方針ですので、一つよろしくお願いします。

  7. おぷー より:

    梟さんの意見は尤もだと思いますが、素人でゼロから始めて、
    それも年を取ってからやっている訳ですから、イタリア古典から始めていたら、
    死ぬまでオペラ・アリアは歌えない事になると思います。
    すとんさんは、働きながらのお勉強だから、時間も少ないです。
    プロになる勉強をするにしても、一人の先生に音大かどこかで着いて、
    喉の筋肉がまともに動くようになるまで、3年くらいは掛かりますからねえ。
    ステップ・バイ・ステップでよくなられているのは確かなのですから、
    (ステップ・バイ・ステップで悪くなる人もいますね。)良いではないですか。
    私の先生にも、働きながら歌の勉強に勤しむ人は沢山います。
    数年たっても、ちっとも声が良くならない、音楽が良くならない人も
    いますよ。
    そんな中で、すとんさんは頑張っておられると思いますが。

  8. すとん より:

    おぷーさん、サンクスです。

     梟さんの意見は、実にもっともでしょ。これって音楽を“聞くだけ”の人に多く見られる価値観だと思います。で、世の中の音楽ファンって、圧倒的に、聞くだけの人ばかりですから、彼の考え方には、一定の普遍性はあると思います。

     聞くだけの人って、厳しいんです。だって、標準が『世界的な一流レコーディング・プレイヤ」の演奏ですから。例えば、声楽(テノール)で言えば、パヴァロッティやドミンゴが標準ですからね。常に彼らと比べて「うんぬん」ですから、そりゃあ私などの歌程度では“人間性が疑われる”レベルにしかなりません。ま、そんなモンですね。

     ただ、このブログの愛読者の方々は、声楽、フルート、ピアノなど、楽器問わずに、演奏している人、演奏したい人が大半だと思いますので、私の生ぬるい歌も、苦笑を浮かべながらも聞き流していただけているんだと思います。だって、演奏する人は、その道を自分もかつては通ってきたわけで、甘酸っぱい思い出とリンクするだろうけれど、決して他人事ではないわけですからね。

    >死ぬまでオペラ・アリアは歌えない事になると思います。

     はは(汗)。実際、キング先生に「すとんさんは、一生かかっても、オペラアリアは歌えるようにはならない、無理。」って言われてましたね。まあ、ある意味、正直な意見なんだろうけれど、これは実に、心を折ってえぐられる宣告でしたよ。だって、何年かかってもいいから、オペラアリアを歌えるようになりたくて、声楽の勉強をしているんのに、いきなりの全否定だものね。でも、きっと事実なんだろうなあって思います。

     実際、私の場合、老いてから始めた趣味ですから、決してプロ並のレベルでは歌えるようにはならないだろうけれど、それでも自分なりのレベルでアリアを歌えるようになりたいです。稚拙ながらも、自分なりの歌の世界を表現したいんですよ。だから頑張ってます。

    >そんな中で、すとんさんは頑張っておられると思いますが。

     それも指導者のおかげだと思います。自分でも、最近、歌がメキメキと上達しているように感じてます。なんか、いい感じなんですね。この調子がいつまでも続くとうれしいなあって思います。

    >喉の筋肉がまともに動くようになるまで、3年くらいは掛かりますからねえ。

     若者で3年なら、私は最短でも10年はかかるかな? それでもやらないよりは全然マシですから、頑張りますよ。

  9. より:

    誤解があります。
    まず、こちらは本当はおわかりでしょうが、私、「聴き専門のクラシックヲタク」ではありません。
    もちろん、「世界のトッブ歌手しか聴いていないから、そこと比べての評価しかできない」ということもありません。
    私、けっして下手なことが駄目だなんて思ってません。
    アマチュアであっても、音楽と真摯に向かい合っている人の演奏は素晴らしいし、逆にプロであろうとそこが抜け落ちた演奏にはなんの価値も無いと思っています。

    すとんさんって「聞いてもらいたい歌」でなく「歌いたい歌」を歌ってるのだと思います。
    もう少し正確には「自分が聴きたいように歌ってる」のでなく、「自分が歌いたいように歌っている」のだと思います。
    伝わってくる情熱の方向性が、ちょっと品の無い例えですが、「相手の悦び」でなく、ひたすら「自分の快感」を求める、若い男性の性行為みたいな感じなんですね。
    そういう部分があっても良いとは思います。
    ただ、人前での演奏はそれだけではいけないと思っています。

    スナックのくだり。
    特にスナックの客のことを侮蔑的に言いたかったわけでもなく、それとの対比で、演奏音源を貶めようとも思っていません。
    過不足なく、似ているものを挙げました。
    機会があったら、足を運んでみてください。

    最後に、 初学者も歌う「nel cor piu 」や「sebben curdele」「nina」といったイタリア歌曲は、本当にたくさんの学ぶべきことが詰まっていて、しかも、本来十分鑑賞用にも適した美しい曲ばかりです。
    「初心者用」とあなどらず、身の丈に合った曲をひとつずつ丁寧にさらっていくことの方が、目指しているオペラアリアへのよほどの近道だと思います。(「アリアが歌えるようになる」ではなく「人前でアリアを歌う」が夢でしたら、まあ、まったく必要のないプロセスですが…。)

  10. AK より:

    すとんさん、はっきりいいますが誰もあなたの歌をパヴァロッティやドミンゴが標準云々とかはそれこそ夢にも思ってはいませんよ。ただはっきり言ってその極端な音痴だけは何とかならないのか?それを初歩的に治す訓練なりを何故しないのか?というのが多分まちがいなく音源を聞いたこのブログのほとんどの読者の感想だと思うのです。
    すとんさんの得意な表現で書くとこのどうにもならない音程はずれ、すなわちまあ音痴って奴ですね。まずそれを注意というか、指導をせずに人前で堂々と歌わせる指導者や主催者は確かに私がすとんさんの身内だと思うとちょっと無責任で残酷だと私も思いました。梟さんが書かれておられるのはそういうことだと思います。
    それからすとんさん、それに今時は飲み屋でもスナックでも会社の宴会でもみんなそれなりに歌っやカラオケは上手ですよ。昔はNHKののど自慢とかでも極端な音痴の人が出て、そのパフォーマンスの面白さが受けて入賞とかがあったらしいですが、今は音痴の人など皆無ですよね。すとんさんの場合も声そのものはイタリア的でよいものがあるのは誰もが認めているのですから、まずはその音程の外れを矯正してもらうことがこれからの歌曲練習の近道ではないでしょうかね?はっきりいって忘れな草の後半部、終わりに向かって盛り上がるところの声のはずれ、テンポのあせりなど、伴奏のピアニストさんさえこりゃあかんわと思われたのではないでしょうか。普通にユーチューブをみてもやはりこれほどの見事な音程ずれ歌唱はちょっと今頃はないですよね。
    だから今までは何か音源の感想を書こうと思っても実際に書きようがなかったのです。もちろん気に入らなければ聞かなければよい、文句があるなら読まなければよい、それがブログの特性って奴ということはよく分かってるのですが、しかしこれがフルートの材質とかそんな記事なら投稿も集中するのでしょうが、そのようにならない事情を見て今回は投稿させていただきました。それでは失礼をいたしました。

  11. おぷー より:

    プロでも、音痴の歌手、多いなあと思います。
    ゲネではちゃんと出来てたのに、本番でガーンと外して合唱団員が
    たらり、と冷や汗を出すシーンもしばしばです。
    本番で半音近く下がったまま、歌い続ける人もいました。
    体調なんかもあるのでしょうが、金を払って聴いているお客さんが気の毒だと思いましたよ。:(

  12. すとん より:

    梟さん

     私が誤解をしている点がございましたら、その点については、素直に謝罪いたします。
     しかし…

    >こちらは本当はおわかりでしょうが、私、「聴き専門のクラシックヲタク」ではありません。

     …分かるわけないじゃないですか? 他人のブログにいきなり現れて、ダメ出しだけをされるような方なんぞ、申し訳ないですが、私の知り合いにはいません。それは私だけではなく、ここを読んでいる数千人(オーバーではなく、それくらいはいます)の読者にとっても同じ事です。

     梟さんは、ご自身が思われるほどに有名人ではありません。少なくとも、他人にご自身の事を分かってもらいたければ、自己紹介が必要なレベルの人です。例えば、何と言うお名前で音楽活動をされていらっしゃるとか、どこで音楽を学び、どれくらいの経験があって、どこに留学し、コンクール受賞歴もどれくらいあって、演奏音源もどちらにアップされているとか…。別に教えなさいと強要しているわけではありません。シラバっくれても結構なんですが、そういう事を抜きで、突然「…本当はおわかりでしょうが…」と書かれても、本当に、ディスコミュニケーションでしかありません。

     梟さんの場合、おっしゃりたい事の根本は正論なので、私もその御説は受け入れておりますし、ですからきちんと対応させていただくつもりなのですが、如何せん、枝葉の部分に配慮が無さすぎです。

     例えば、前回の「夜のスナック」にしても、今回の「若い男性の性行為」にしても、いくら私を貶めたい、罵りたい、馬鹿にしたい、と思われても、そういう表現は取るべきではありません。

     まず第一に、セクハラ発言です。多くの人を不愉快にさせる表現です。私を貶めるつもりで書かれたのでしょうが、梟さん自身の書き手としての評判も貶めるものです。まあ「ハンドルを変更すればセクハラ発言など問題ではない」と考えての、確信犯的行動かもしれませんが、そういう態度はオトナとして疑問です。

     次に梟さん自身の経験ではそうだったのかもしれませんが、若い男性の皆がみんな、…

    >「相手の悦び」でなく、ひたすら「自分の快感」を求める、

     …わけではありません。いや、むしろ、今の若い世代は男女問わず、互いの気持ちを慮り、相手の身になって考えて行動できる子が、実にたくさんおります。いや、むしろ、そっちの方が大勢と言えるんじゃないかと私は思ってます。

     なので、今の若い世代に向かって「若い男性の性行為」うんぬんの発言は、若い男性を侮蔑する事であり、また彼らのパートナーである女性たちを愚弄する発言です。

     梟さんは発言する際に、不必要に私以外の人たちを見下し愚弄する癖があります。いや、本当は私に向かっても、愚弄するべきではありませんが、私はそれを特別に許して差し上げているだけの話です。

     誰であっても、正当な理由なく、他者を侮辱し、その侮辱発言を公にして良いはずはありません。それくらい、お分かりになってください。

     あなたの印象でモノを書くのではなく、純粋に声楽のテクニック論で書いてほしいものです。そして、その修正手段あるいは矯正手段も合わせてお書きくださるのが、建設的なコメントであり、健全なブログの姿であります。

     次にイタリア歌曲について。

    >「初心者用」とあなどらず、身の丈に合った曲をひとつずつ丁寧にさらっていくこと

     私は一度たりとも、あなたがおっしゃる“イタリア歌曲”、私はこれらを近代の作品と区別するために“イタリア古典歌曲”と呼んでいますが、これらの作品を「初心者用」と思った事もなければ、ブログに書いた事もありません。ましてや、それらがロマン派的なオペラアリアと比べて、身の丈うんぬんと思った事もありません。

     イタリア古典歌曲は、名称こそ“歌曲”ですが、その実態はオペラアリアです。バロックオペラのアリアたちだという事をご承知ならば、これらの作品が、実は奥深く、それぞれに歌うのが難しい曲だとお分かりになるはずで、間違っても、初心者用と侮ることなど出来るはずありません。

     しかし、あなた自身は、これらイタリア古典歌曲を初心者用の歌曲とお考えになり、これらの作品を馬鹿にされていらしゃるのかもしれませんが、私は全くそのようには考えていません。私の考えてもいなければ、書いてもいない事を、さも私が考え、書き表しているかのように、嘘を書き散らかすのは、お止めください。なぜ、そのように私が思ってもいない事を書き、私を貶めようとされるのでしょうか?

     梟さんには、悪意があるのでしょうか? それも嫉妬ですか? 熱望ですか? どうやら、梟さんの発言の趣旨の中には、私を陥れて、梟さんの心理状態を平静に保とうとする動きが読み取れます。見も知らぬネットの相手を蔑む事で、あなたのリアルな精神のバランスが保てたとしても、それはあくまでもあなたの都合であって、私にとっては迷惑千万でしかないので、もしもそのような動機で、これらのコメントをされていらっしゃるのなら、即刻にお止めいただきたいです。弁解も不要です。私はあなたのママでもなければ、あなたのセンセイでもないのです。あなたの面倒を見る義務など無い事を、ご承知おきください。

     イタリア古典歌曲なら、以前にも学びましたし、今も学んでおりますし、おそらく一生をかけて学んでいく作品だと思ってます。実際、今回のクラシックコンサートでは、イタリア古典歌曲の「ニーナ」歌う予定でしたが、Y先生との相談で、主にY先生のお考えで「ニーナ」をハズしました。私自身は「ニーナ」という曲は大好きなので、歌いたかったのですよ。そのあたりの事情も分からずに、知ったかぶりの当て推量で、批判するのは、私のみならず、私の先生をも愚弄する事です。私は私の事はさておき、私が尊敬する先生の事を愚弄されるのは、許しがたく思いますし、重ねて書きますが、あなたには、正当な理由なく他者を侮蔑する権利など無い事を知っておいてもらいたいと思います。

     それに“イタリア古典歌曲を学べ”など、なんのアドヴァイスにもならないくらい、当たり前のアドヴァイスでガッカリしました。これはスポーツ選手に「初心者の頃にならった基礎練習は、上達しても、油断なくやり続けなければいけません」というような、アドヴァイスにもならないアドヴァイスだからです。それでよく

    >、私、「聴き専門のクラシックヲタク」ではありません。

     と言えたものですね。全く、実際に声楽を学ぶという事をご存じないという事がよく分かりました。

     本当に、ガッカリです。おっしゃる事の根本部分が正しいだけに、残念です。

  13. すとん より:

    AKさん、お久しぶり

     まず最初に、AKさんのコメントには署名がありませんでした。おそらく書き忘れたモノと判断し、私の方で署名を書き加えておきました。たまに署名を忘れる方がいらっしゃるので、その度にこのような事をさせてもらっています。

     もしも署名を書き忘れたのではなく、発言者の正体を不明にするために、ワザと書かなかったのだとしたら、私の配慮不足となりますね、申し訳ありません。

     それと、AKさんも、梟さん同様に、複数のハンドルをご使用になる方ですから、本当は違うハンドルの方がよかったのかもしれませんが、比較的よく使われるハンドルである“AK”を使用させていただきました。この点に関しても、配慮が足りなかったのなら、その点に関してもお詫び申し上げます。

     さて、AKさん、楽しいですか? 梟さんの尻馬に乗っての、言葉による乱暴狼藉とお見受けいたしましたが、楽しいですか?。

     梟さんのコメントには正論部分がありますが、あなたの発言には、あなたの誤解と悪意の発露ぐらいしか見つけられませんでした。あなたの名誉を重んじて、このコメントを非公開にする事も考えましたが、その手だてが遅れ、ほぼ丸一日近くコメントを放置してしまったので、今更非公開うんぬんもないだろうと判断して、このままネットに発言を残す事にしました。

    >まずそれを注意というか、指導をせずに人前で堂々と歌わせる指導者や主催者は確かに私がすとんさんの身内だと思うとちょっと無責任で残酷だと私も思いました。

     まず、あなたは私の身内の人間ではないので、身内づらをするのは、お止めください。迷惑です。

     次にあなたにも、梟さんと同じ事を書かせていただきます。

     誰であっても、正当な理由なく、他者を侮辱し、その侮辱発言を公にして良いはずはありません。それくらい、お分かりになってください。

     Y先生であれ、クラシックコンサートの主催者(地域では有名な音楽家の方です)であれ、あなたには彼らの事を悪く言う権利などありません。

    >テンポのあせりなど、伴奏のピアニストさんさえこりゃあかんわと思われたのではないでしょうか。

     テンポに関しては、私とピアニストさんと相談して決めさせてもらいました。後半、テンポが上がっていく点に関しては、私とピアニストさんとで決めた事ですが、私のテンポの上げ方はピアニストさんの意図する速度よりも、むしろ遅めで、その点はY先生も交えて、だいぶすり合わせをしましたが、どうにも私の方が遅れ気味で、本番でもややそのような傾向がありました事は白状します。

     あなたの憶測では、私が突っ走ってしまい、それにピアニストさんが呆れたように書かれていますが、それは事実とは全く違います。事実と全く違う事を、さも事実であるかのように書かれるのは、心外です。

    >、しかしこれがフルートの材質とかそんな記事なら投稿も集中するのでしょうが、そのようにならない事情を見て今回は投稿させていただきました。それでは失礼をいたしました。

     今回の一連の出来事に関しては『コメントしづらいのでメールで…』と、メールで感想をくださる方がずいぶんいますことを書き添えておきます。特に時刻的にAKさんのコメント以降のものが多いです。

     梟さんの発言もそうですし、AKさんの発言もそうですが、トゲのあるコメントをされる方がいらっしゃると、読者の方々も水面下に沈みがちとなり、私とはメールでのやりとりをする事になりがちです。私自身はメールよりもコメントの方を好みますので、普段は極力コメントでお願いしてますが、このような状況では仕方ない事と思ってます。

     なので、ここ数日、コメントが増えていない件に関しても、AKさんのお考えは間違えです。事実は、梟さんやAKさんのコメントのせいです。その事をご理解ください。

     それと私はワザと不出来な歌唱をネットにアップしています。その理由はAKさんには何度かご説明しておりますが、ご存じない読者の方のために、再度書きます。

     私は音楽ネタのブログを運営しています。中にはそれを以て、私の事を過大に評価される方が出てくるかもしれませんが、私はただの音楽愛好家であって、あまり質の良くないアマチュア音楽家でしかないことを、ブログ読者の方々に知っていただき、私自身が天狗になる事を回避することを目的としています。「私はブログではエラそうな事を書いているけれど、実際はこの程度のアマチュア音楽家なんですよ」と表明しているわけです。

     そうでなければ、不出来な歌唱をわざわざネットにアップしません。普通にYouTubeにアップされる方は、それこそ、セレクトして、良い歌唱だけをアップしているのですから、私の音源が、それらの方々と比べて不出来なのは、そもそものアップしている目的が違うのですから、当たり前の事です。AKさんは、それをご存じの上で書かれているのですから、よほどの健忘症なのか、わざと無視されているのか…さて、どちらなのでしょうか?

     梟さんの尻馬に乗って、私の事を蔑んで、楽しいですか? ネットでウサを晴らさないといけないほど、リアルな生活では不遇なのでしょうか?

  14. すとん より:

    おぷーさん

     確かにプロの歌手の方でも、アレアレ?と思う方は、たくさんいますね。CDでは立派なのに、コンサートではアレアレ?という方も結構いますね。

     音楽をCDばかりでしか聞いていない方には想像もできない事でしょうが、音楽をホールで聞く方にとっては、プロの演奏家でも音程に関しては、かなり不安定な事が、よくあると言うのは、常識です。

     声楽に限らず、フルートやヴァイオリンなどの器楽のプロでも、どうかすると音程がアレ?って方、いますね。

     プロでもそうですから、アマチュアとなると、本当にアレアレ?なコンサートは多いです。だからと言って、私は自分の下手さ加減を許してもらおうと思ってませんが、少なくともアマチュア音楽家に関しては、足りない部分はご愛嬌を思わないと、そのコンサートは楽しめないものと思います。

     生きている演奏って、たいてい何かしらのキズがあるものですが、CDばかり聞いている方は、それが分からないんですね。これもCDなどの録音メディアが普及したことによる弊害というか、悪影響って言えるんじゃないかなって、個人的には思います。

  15. より:

    「セクハラ」の件。
    これに関しては、受け取りての印象が全てですので、まったく反論はありません。
    申し訳ありませんでした。

    「本当はおわかりでしょうが…」の件。
    おわかりでなかったのなら、申し訳なかったです。
    単純に、最初のコメントに「コールユーブンゲンやコンコーネ50番のナンバーが一桁のもの、イタリア古典歌曲のなかでも、難易度の高くないものを…」とまで書いたので、まさか同じ声楽学習者から「聴き専のクラヲタ」だと認識されると思わなかっただけです。

    弁明。
    「スナック」の件に関して、すでに書きましたが、他のことも「貶めたい、馬鹿にしたい、罵りたい」という意図から、故意に侮蔑的な表現はしていません。
    逆に、実際自分が感じたこと以上に過度な侮蔑的表現を使わない(例えば「良くない」と思ったことを「悪い」などとは言わない)ようにと気を付けて書いています。
    侮辱が目的なら「スナックのカラオケよりも酷い」とします。
    似ているものを似ていると書きました。
    スナックの酔客のカラオケに対して侮蔑的な感情もありません。
    もちろん、酔客のカラオケを「声楽の演奏」とは呼べないし、酔客のカラオケのような演奏を声楽のステージに乗せるのは不適切ですが。

    「セクハラ発言」とされたことには、その指摘を受け詳しくは触れません。
    とにかく、同じです。
    意図的な侮辱を目的としてはいません。

    イタリア古典歌曲。
    私を「いろんな物を馬鹿にする人間」としたいようですが、これも言いがかりです。
    「奥が深い。」
    これなんだってそうでしょう?
    どういったところで、オペラアリアや「勿忘草」は、今のあなたにはまったく歌えていないし、イタリア古典歌曲のほうには、「スナックのカラオケ」ではなく、もう少し形になる可能性がある曲がある。
    そして、多くの声楽学習者が辿る筋道を考えれば、一足跳びに高難度の歌ばかり歌いたがる初心者に「基礎を軽んじている」と指摘するのに不適切なことを言ってはいないし、別に、それが「梟はイタリア古典歌曲を馬鹿にしている」となるとは思えない。

    最後に、感想は書きましたが、メソッドを示そうとは思いません。
    それこそが、師事されている先生を一番侮辱することですから。

  16. すとん より:

    梟さん、見苦しいです。

  17. ミルテ より:

    すとんさん
    ずっと我慢して読んでいたのですが、ちょっと切れたので一言。
    もし不適切なら即削除して下さいね。

    梟さま
    >最後に、感想は書きましたが、メソッドを示そうとは思いません。
    それこそが、師事されている先生を一番侮辱することですから。

    これを仰るのであれば、すとんさんが何を今歌うべきか?を仰っているところ、あなたの感想全て、すとんさんの師事なさっているY先生にケンカ売ってるのと同じということに気が付いておられますか?
    ちゃんと読んでくれば分かります。
    すとんさんはちゃんとレッスンを受け、このクラシックコンサートに立つと申告なさって、先生と曲を相談し、ピアニストさんとレッスンに行ってステージに立っています。
    ということは、Y先生がそれでいいと許可を出されてるんですよ?わかってますか?
    師というものはわたしたちが想像できない次元まで想定してレッスンをしてくれるものだと思うのです。
    いくらあなたからきいて駄目な演奏に聞こえたとしても先生にはこれをクリアしてくれたらいいというラインがあるはずなんです。
    それをお考えになりましたか?
    いますとんさんがコンコーネを歌っていないのは、先生の意志があるのですよ?
    素人であろうあなたが、そしてたとえプロであってもすとんさんにレッスンを施したことのないあなたがなぜ勉強する教材を指定できたんですか?
    Y先生の選択が間違ってると言いたいわけですよね?
    失礼にもほどがあると思います。
    音楽を習ったことがなく1対1のレッスンがどんなものかご存じない方の書き込みだと思って我慢しておりましたが、その先生を屈辱するという言葉で切れました。
    あなたがなさっているのはすとんさんの批判ではなくすとんさんとY先生お二人に対する侮辱です。
    よくよく考えて見られるといいと思います。

    そしてAKさま
    >音程の外れを矯正してもらうことがこれからの歌曲練習の近道ではないでしょうかね?
    音程がなぜ外れるかご存知での発言ですか?
    だとしたらすとんさんにベルカントの声を捨てろとおっしゃっているように聞こえます。
    音程は喉で治せます。
    ですが、ベルカントと呼ばれるクラシック発生は喉で音程を作りません。
    だからみんな苦労するんです。
    いい発声はそれこそ何年もかけ作っていくものです。
    いますとんさんは一生懸命それをなさっています。このブログをきちんと読めばわかります。
    それを踏まえてのご発言ですか?
    そしてそれはやはりY先生に対する侮辱ではないですか?
    今現在Y先生は音程ではなく声を作られているように見受けられます。
    それについて批判なさいますか?

    ごめんなさいね、すとんさん。
    ちゃんと勉強して、確実に上手になられているのに、
    先生含めて愚弄されているように見えてならないのです。
    不適切なら削除して下さい。
    先生まで愚弄されてはちょっとわたしががまんできなくなりました。
    お二人はよくよくお考えになるべきだと本気で思います。

  18. いずみ より:

    今更ですが、クラシックコンサートお疲れさまでした。

    少々お疲れな感じの声ではありますが、以前と比べるといろんな面で良くなっていらっしゃいますよね。

    何やら難癖をつけたい方々が湧いていらっしゃるようですが、難癖のための難癖をつけに来る方のことは放置で良いんじゃないでしょうか。

    正直、音程が甘かったりところどころリキんでしまったりというのは、本人が一番良くわかっていて、一番気にしている部分だと思います。本文にも書いてありますし。そういう部分をわざわざ指摘するのはどうかと思いますね。

    あと、マイクで歌うカラオケと一緒にするのも乱暴だと思います。声楽的発声で、上手に聞こえるように歌う、って、口で言うほど簡単じゃないですし。

    カラオケなら、音程とリズムさえ合っていれば、マイクとエコーでかなり誤魔化しがききますが、ナマ歌はそうはいきませんよねぇ。

    それでも、ナマの演奏を聴きなれない方や、縁の薄い方は、厳しい見方をするものでしょうから、そんなものだと思うしかないんじゃないでしょうか。ドンマイです。

  19. すとん より:

    ミルテさん

     感謝です。削除なんてしませんよ。自分ではなかなか言えない事を代弁してくださり、感謝です。

     梟さんは私を貶めたい余り、色々な人を愚弄してしまいました。私の事だけなら、粛々と受け入れますが、他の人々を巻き込むなら、そうはいきませんし、とりわけY先生の事を愚弄するのは、許せません。

     梟さんは、私の声楽技術など、最初から問題にはしていなく、ただ単に私を貶めて、スッキリしたかっただけなのでしょう。まあ、その事自体、どれほどご本人がご自覚されていたかは不明ですが。

     AKさんに至って、自覚的に心の黒さを表出されています。元々、そういう傾向の発言をする方でしたが、今回は梟さんの黒さにAKさんの黒さが呼ばれてしまったのだと思います。

     お二人とも、リアルな生活がつらいんだと思います。

     だから色々とスッキリしたかったのでしょう。だからと言って、リアルな世界でそれをやってしまっては、自分の身を滅ぼすわけですから、その鬱憤をネットで発散すれば、自分を安全圏に置いたまま、他者を傷つけられるわけで、そこにたまたま私の記事と稚拙な歌唱があった…という事なんだと思います。

     それはともかく、私の力だけでは、うまく事を収められず、ミルテさんを始めとする良心的な方々をイラつかせてしまった事はお詫びします。申し訳ありませんでした、そして、ありがとうございました。

  20. すとん より:

    いずみさん、いらっしゃいませ。

    >何やら難癖をつけたい方々が湧いていらっしゃるようですが、難癖のための難癖をつけに来る方のことは放置で良いんじゃないでしょうか。

     そうもしたいのですが、発言の中に、嘘と悪意による曲解が混ざっている場合、また私以外の人々を愚弄したり名誉を傷つけたりする発言が見られる場合、なかなかそれらを放置するのは難しいです。

    >ナマの演奏を聴きなれない方や、縁の薄い方は、厳しい見方をするものでしょうから、そんなものだと思うしかないんじゃないでしょうか。

     あと、やはりご自分で真摯に何かを学んだという経験の無い人も、そこに加わると思います。

     人はどうしても、自分の知り得た範囲の世界の中でしか、物事を捉える事ができないわけで、そこを越えた世界の話など、周囲のものがいくらクチを酸っぱくして言っても、通じないものだと思います。

     言葉でのコミュニケーションが成り立つ人と、最初から成り立たない人がいるわけで、今回のお二人は、完全にディスコミュニケーションとなってしまった例だと思います。

    >ドンマイです。

     ありがとうございます。まあ、私は、そんなにメンタルが弱い人間ではないので、ご安心ください。

  21. すとん より:

     皆さんに読んでいただくべき新たな内容も無ければ、私がすでに回答済みの件に関するコメント(つまり、今までのモノとほぼ同じ内容のコメント。 “屋上屋を架す”って奴です。それもかなりの長文)がアップされましたので、迷惑行為と判断し、非公開にしました。

  22. だりあ より:

    フルート界でも歌界でも、音程音程ってウルサイ人が多いんですね・・・・。
    人間はチューナーでチューニングされた機械じゃないんですもの。音程ははずれてとおぜん!!なんです。どれだけ音楽をしたいのか、どれだけ気持ちを伝えたいのか、が音楽を趣味とする上で一番大切なんだと思いませんか。

    音程のよしあしを問題にするのは、プロを目指す人たちが殺到する●●コンクール、△△コンクール、の「採点者」さんたちだけでいいんですよ・・・。

    音程を問題にする方たちに告げます。あなたがたが歌うときの音程は、デジタルチューナーのグリーンランプから一瞬たりともはずれない自信がおありですか。なかったら、他人の音程をどうこういうのはおやめになったほうがいいと思いますよ・・・。
    別にすとんさんに味方して言ってるんじゃありません。音楽をするもの、心の音程を愛するものとして、デジタル的正確さのみに価値を見いだし、デジタル的正確さのみで勝負をわけようとする「えせ音楽愛好家」さんたちに嫌気がさしているんです。
    極論すれば、音程なんてどうでもいい、そこに歌いたい心、吹きたい心がありさえすれば。人間は、ピアノや電子楽器ではないんですから。

  23. すとん より:

    だりあさん

     …とは言え、私の音程がちょっとひど過ぎるのは、事実です(汗)。でも、歌って、音程だけじゃないので、音程以外の部分にも着目して欲しいかなって…自分で言っちゃうと甘えですね。

     まあ、出演するコンサートの性質ってのもあると思います。高いチケット代を払って入場するようなコンサートなら、お客の要求水準も高くなって不思議ないですが、私が今回出演した『アマチュアの方に演奏の機会を…』という趣旨で行われているようなコンサートだと、本当に出演者も玉石混交だし、自分の言うのもなんだけれど、これでも私などはまだマシな方なんですよ。

     音程が、リズムが、ハーモニーが、完璧でなければ、人前で演奏できないのなら、アマチュアはもちろん、プロの方だって、人前で演奏できなくなっちゃいます。

     人前で演奏できるのは、実際の演奏に修正と編集を加えた、CDのような録音だけになっちゃいます。それは、ちょっと悲しすぎます。

     プロであれ、アマチュアであれ、上達するためには、本番の場数を多く踏まないとダメなんですね。そして、そのために、まだまだ上達中の方々が出演できるようなコンサートってのが、あっちこっちで開催されているわけで、そういう趣旨のコンサートにまで、音程がどうのこうのと言われると、場違いな感じがします。

    >そこに歌いたい心、吹きたい心がありさえすれば。

     それに関しては、滅多なことでは他人に負ける気はしませんよ、私(エッヘン)。

  24. ミルテ より:

    すとんさんがあやまらないでくださいよw
    時々腹が立ったら援護しますね。

    だりあさんの意見に賛成!
    プロでもここは音程は高めに、低めに、って確信犯で色付けていると思うのですよ。
    わたしたちアマチュアが音程悪いのはできないだけですが、
    音程だけがすべてじゃないですものね。
    ちゃんと先生に習っていても先生がきちんと教えていらっしゃらない生徒さんは
    high Fがでた、っていいつつ、音程嵌ってなかったり、なんて例は山のようにありますものね。
    今自分が演奏している音楽がどちらに向かって成長してるか?が大事だと思います。
    音程は後からついてきますから(これわたしの師匠の口癖です)
    いい発声頑張りましょうね、お互いに。

    そしてわたしも電子録音したような音楽は嫌いです。
    いつも演奏にはそこに心というフィルターを通過した音楽があってほしいと思ってます。

  25. すとん より:

    ミルテさん

     いやいや、謝っちゃいますよ。私は自分に非があると思えば、素直に謝罪する人間です。その理由は、私は常にフェアな人間でいたいと願っているからです。

     それはさておき、まあ私は「音程悪いのはできないだけ」な人ですが、おっしゃる通り、プロは違いますね。

     以前、オーケストラでチェロを弾いている方と話した時に、似たような話が出ました。それは、オーケストラの1パートとしてチェロを弾いている時(つまり弦楽合奏として弾いている時)と、曲のテーマを演奏している時、またソロを取らなければいけない時、それぞれで音程の取り方が違うって言ってました。オーケストラという背景に対して、自分も背景の一部になるのか、背景の中の絵になるのか、背景の前の登場人物になるのか、それぞれ、少しずつピッチを変えるんだそうです。それがプロの技なんだそうで、それって、とても細かい違いなんだそうです。

     合唱指揮者と話していた時には、合唱はピアノ的な正しい音程(つまり平均律って事で、デジタルチューナーは平均律と考えていいでしょうね)で歌ってはいけないっておっしゃってました。平均律で歌うとハーモニーが濁るので、わざと平均律から外れた音程(純正律っていう奴です)で歌いなさいって言うのです。なので、かなりきちんとした絶対音感を持っている方は、とても歌いづらくて困るんだそうです。

     まあ、両方とも私からは縁遠い世界の話なんですが、そういう世界もあるみたいです。

     ちなみにY先生は私の歌の音程が乱れがちなのは、百も承知です。そして、その理由もご承知で、単純に私が今まで習ってきた発声方法が私には合っていなくて、その発声方法では、どうやっても音程が正しく取れないだけだ…って事なんです。なので、ただ今、前の発声方法を捨てて、私に合った発声法を新たに学んでいるわけで、自分に合った正しい発声が出来るようになれば、自ずと音程の方も良くなってくるって、おっしゃってます。

     実際、一年前よりも、ずっと音程が良くなっていると思いますしね。

     ま、今はY先生を信じて、地味に努力を重ねていくだけだろうと思ってます。それで音程が良くなればよいし、ダメなら自分を見限るか、また別の先生のドアを叩くだけです(笑)。

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