社交ダンスのレッスンを受けてきました。
体操をして体をほぐしたら、前回までの復習(ブルースのクォーター・ターンズとチェック・バック、ワルツのナチュラル・ターンとリバース・ターンとクローズド・チェックのコンビネーション)をやりました。なにしろ、週に一回しか踊りませんから、一週間前に習った事を思い出すだけで、30分ぐらい時間がかかります。ちょっとやっては「あれ? 変だな?」 少しやっては「ここ違うよね…?」の繰り返しです。ダンスも音楽と同じで、毎日練習した方が良いのでしょうが、そんな時間も場所もない私でした(笑)。
しかし、前回の復習だけで30分使ってしまうとは、贅沢と言うか、もったいないと言うか…。通常のダンスレッスンなら一回30分だから、前回の復習に30分も使っていたら、それだけで終わっちゃうじゃん(笑)。
さて、前回の復習がそこそこできた所で、今回のレッスンに入ります。今回もワルツをやります。
妻先生と踊ると、やれ「回り過ぎ!」とか「回らなさ過ぎ!」と注意を受けます。どうにもワルツの回転量がよく分かりません。一応、135度ずつ回るのがワルツらしいのですが、その135度回るってのが、よく分かりません。135度=90度+45度なので、直角よりもちょっと多めに回ればいいんでしょうが、グルグル回っているうちに、よく分からなくなってしまいます。とにかく、部屋の壁に対して、斜めから踊り始めたら、部屋の壁に対して真っ直ぐな角度で踊り終え、真っ直ぐな角度から踊り始めたら、斜めの角度で終えるのですが…ダメだ、分からん(涙)。でも、正しい角度で回れないと前には進めないので、ここはきちんとやらないといけません。回転量は男性がコントロールするわけで…男にくっついてクルクル回っているだけの女性がうらやましいですわぁ~。
「回ろう回ろうとするから、回りすぎるんだと思う」とアドヴァイスをいただきました。ワルツって結果として回るんだけれど、本来的には、後半身が前半身を追い越して踊るから回るだけであって、回ろうという意識はいらないのだそうです。ナチュラル・ターンだと、常に左半身が右半身を追い越して踊るわけで、だからグルグルと右回りになるわけです。
理屈で分かっても、体がついてけません。
で、ワルツを踊っていると、前進の時は、まあまあ良しなんだそうですが、やっぱり後進になると、リズムを外しがちになるそうです。後進は不得意だからねえ…体がぜんぜん出来ていないのですよ。
と言うわけで、一旦ワルツを止めて、後進の練習です。とにかく、スッースッーと大きく後ろ足を出しながらリズムに乗って歩きます。重心は常に前残りにし、レガートに動いていきます。こういう基礎訓練なんて、本当は地味に毎日やらないと上達するはずないのにねえ…。
さて、今回は新しいステップを教えていただきました。それは“ナチュラル・スピン・ターン”です。なんでも、初心者の最初の壁なんだそうです。みんな、このステップで苦労をするものなんだそうです(で、みんなそれを克服していくわけです)。
さあ、私も頑張るぞっ!
ナチュラル・スピン・ターンの最初の三歩は、ナチュラル・ターンと同じです。四歩目から違います。四歩目はピボットなんだそうです。あ、ピボットって“軸”っていう意味ね。
カラダを残したまま、左足を円を描くように、ちょっとだけ斜め後ろに出した(これが四歩目)ら、その足を軸足にして(だからピボットね)、右足を開かずに女性の股の間に足を入れたまま女性と一緒に女性の動きに合わせて足を動かして、五歩目を踏みます。で、その右足に一度体重をかけてカラダを伸ばしたら、今度はその右足を軸にして、さらに同方向に回り続けて、残っている左足を動かします(これが六歩目)。で、残りの七~九歩は、リバース・ターンの後半をするわけです。
で、ナチュラル・スピン・ターンを終えると、ナチュラル・ターンの終了時と同じ向きに立っているわけです。ただしナチュラル・ターンと違うのは、次に踏み出す足が左足って事です(ナチュラル・ターンだと次は右足になります)。なので、まだ直進したいなら、そこから足の踏み替え無しで、直接リバース・ターンに行けるわけです。もちろん、壁に当たって左に曲がらなきゃならない状態でナチュラル・スピン・ターンに入ったなら、ちょうど90度左に進行方向が変わっているので、一度足をクローズド・チェンジなどで踏み替えて、再度ナチュラル・スピン・ターンやナチュラル・ターンに入れるわけです。
…って、これだけ読んでいると、何がなんだから分からないでしょう? はい、書いている私もよく分かりません(爆)。だから、通じないんだなあ…。ま、百聞は一見にしかずなので、ナチュラル・スピン・ターンって何? って人は、下のYouTube画像でも見てください(笑)。
とにかく言える事は「ナチュラル・スピン・ターンって、グルグル回るばかりで、なんかよく分かんない」って事です。とりあえず、今回のレッスンでは、こいつのステップを覚えるだけで必死でした。だって、ステップだけでも難しいでしょ? とにかく回りすぎない事と、女性のジャマはしちゃいけないけれど、常に女性の前にいて、体を密着させておく事が大切なんだそうです。
今回はステップばかりに集中してしまったので、ワルツ特有のスウィングとか、女性をリードするための体さばきとかが、おろそかになってしまいました。膝も伸ばしっぱなしになったり、骨盤も寝てしまったり…。ダンスとしては、あんまり良くなかったなあ。ステップなんて、ダンスの一要素でしかないわけで、ステップが出来ても踊れたとは言えないからね。でも、そのステップが出来なきゃ踊れないわけだから、まずはステップ。そして、次に体さばきを覚えていかないと。なかなか、あれもこれもは同時には出来ません。
まだまだ音楽を単なるリズムとしてしか聞こえてません。本当は、音楽に乗っかって、自然に体が踊りだすようになれれば、良いのでしょうね。何を生意気なことを…と思われるかもしれないでしょうが、初歩で下手くそであっても、下手くそなりに音楽に乗っかって踊れる事って大切なんじゃないかなって思ってます。
次回のレッスンは…今回習ったナチュラル・スピン・ターンの定着だろうね。とにかくステップにも、まだ不明な点があるので、そこを明らかにする事と、スウィングを体さばきを含んだ上半身の動きもきちんと取り入れてみましょう。
とにかく、先を急いでグダグダになってしまってはいけません。一つ一つを(現時点でのレベルで)しっかりと身に付けていきましょう。
コメント
奥さんに習っているのなら毎日でもいいじゃないですか。
私の場合も週一ですが、新しく習ったところはビデオに撮って、家で繰り返し見て復習します。これをやらないとダメですね。ただ家では狭いので一歩10センチぐらいのステップでの半分イメージトレーニングみたいなものになってしまい、思うようにできないのが難点です。
いまの悩みは、ブルースやタンゴなど4拍子の曲を3拍子と2拍子のチャンポンで踊るのがどうも納得できないことです。その点ワルツは常時3拍子で踊るので納得できます。
ゆきちゃんさん
>奥さんに習っているのなら毎日でもいいじゃないですか。
そういうわけにはいかないんですよ(笑)。
まず、場所の問題があります。一歩10cmほどのステップでの練習は…大昔にダンスを習った時にはやってましたが、現在は無理だな。あの時、ダンスの練習に使っていた部屋は、今は息子の部屋になっています。妻が主に洗濯系の家事で使っている“洗濯部屋”が空けば、あそこで練習できるんだけれど、あそこはなにやら魔窟になっているので…つまり我が家にはダンスの練習ができる場所がありません。
あと時間もないのよ。一応、優先順位と言うのがあるので、ウチに帰って来て、真っ先に取り組むのがブログ(これはチャッチャッと終わります)。次が声楽の練習。そしてフルートの練習。これだけやると、私の一日の趣味の時間は終わります。ダンスやヴァイオリンに使える時間がないんです。
それに妻も、あれはあれで毎日忙しいんですよ。なので、レッスンは週に一回2時間程度と決めて、近所の公共施設の広い部屋を借りてやっているわけなんです。
とは言いながら、実はすきまの時間を見つけて、チマチマと練習はしているんですよ。
例えば、職場のマイ研究室で、時折思い出したようにステップの確認をしてます。いやあ、色々と考えが煮詰まると、イスに座って考えているよりも、カラダを動かした方が脳がよく動くのよねえ(笑)。ただし、上司に見つかると「何やっているの?」と怪訝な顔をされるのが難点ですが。
あと、声楽のレッスンにいつも早めに行っているのですが、この前は、その待ち時間にお教室の前の廊下(これがかなり狭い…)でステップの確認をしました。これがなかなか良いことに気がつきました。と言うのも、ステップの確認をしていると、結構、血行がよくなってくるんですよ(あ、オヤジギャグになってる:笑)。血行が良くなるって、歌の場合、とても大切な事なので、歌の準備運動としてダンスはいいかもしれません。