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どうやら私は基礎から習っているらしい

 社交ダンスのレッスンを受けました。

 妻先生に「何からやりますか?」と尋ねられました。だから…

 「『何から…』は無いだろ? 目の前の生徒が、今、何を学ぶべきかは、教師が決めるモンじゃないの?」と口答えをしたら…

 「でも、ダンス教室だと『何やりますか?』って生徒さんに尋ねると『○○がやりたい』って返事が返って来るから、それをやる事が多いのよ」

 「ふうーん、じゃあ、生徒が何も言わなかったら…?」

 「…ちょっと考えて……何か…やる」…んだそうです。ダンス教室には、カリキュラムってのは無いのかい?

 とりあえず、ワルツをやる事にしました。今回も色々と注意されました。

 『バランスが悪い』…上体をスクッと真っ直ぐに保つ事。

 『常に背中は大きく広くする』…背中が小さくなるとかっこ悪くなるよ。

 『判断が遅い』…次にどんなふうに踊りたいのかは男が考えるもの。だから、準備は早め早めにしないと、女は迷うよ。

 『リバース・ターンの回転が少ない』…ので、回転終わった時に全然違う方向を向いてる。

 今回は、ウィスクを細かくチェックしてもらいました。特に2の足と3の足の時のポーズについて。2の足の時に、しっかりカラダは伸びているか? 3の足の時に、踏み込まずにその場に丁寧に足を下ろして踊る事ができるか? 大きく動く事は大切だけれど、動きがうるさくなってはダメ。静かにゆったりと踊る事が大切。

 シャッセ・フロム・P.P.では、“絶対に跳ねないで”って言われました(汗)。2の足と3の足を、当分のリズムで踊れれば跳ねずに済むのだろうけれど、どうしても、そこは符点のリズムで踊ってしまうので、跳ねてしまうのです。…3の足が遅いのだろうなあ…。

 「私はいつもナチュラル・ターンから踊り始めているけれど、ワルツってナチュラル・ターンから踊り始めるというルールでもあるの?」

 「別にそんなルールはないけれど、大半の人はナチュラル・ターンから踊り始めるものよ。ウィスクから踊り始めてもいいし、リバース・ターンから踊り始めても全然かまわないのよ」…と言うので、さっそくリバース・ターンからワルツを始めてみました。

 会場の狭さのせいもあるけれど、なんかウィスク~シャッセ・フロム・P.P.ばかり使っているような気がするので「ワルツって、ウィスクばかりしていて、つまんない」と言ったら「だって、他のステップを知らないからねえ~」とあっさりかわされました。「私はワルツじゃ、クルクル回りたいんだよ~」と言っても「そのうちね~」とスルーされました。

 とにかく今は、ステップを増やすのではなく、きちんと踊る事が大切なんだそうです。 
 
 次はジルバです。ジルバは…全然ダメな私です。とにかく、バタバタしてダンスになってません。圧倒的に経験値が不足しすぎているようです。何度も書いてますが、たぶん、私はジルバが嫌いです。でもジルバは『パーティーの華』なんだそうです。ジルバが踊れないとパーティーで楽しめないそうなので、仕方なしにジルバを練習しています。ま、嫌いなジルバも踊れるようになると、きっと楽しめるようになるんじゃないかと思って、今日も練習に励みましょう。

 とにかく、ジルバを三拍子でカウントする癖を直さないと…きちんと六拍子でカウントできないと、色々と不便だろうなあと思ってます。

 また新しいステップを習いました。詳しくはYouTubeで…と書きたいのですが、どうも探し方が悪いのか、習ったステップをYouTubeで見つける事ができませんでした。どんな感じのステップかと言うと、前回習ったクレイドルに続くもので、両手をつないだまま、女性が右回転を一回転半して向き合って(この時に、妻先生は普段は見せない、すご~く色っぽい目つきで、こっちを見つめます…踊っている時はダンサーモードなんだな、きっと)、そこからほどけるように左回転をして手を離し、つないだ手を男性が高くあげている間は、ずっとその場で女性が(奇数回)回り続けるという(ハマジルっぽい)ステップです。なんて言う名称のステップなんでしょ?

 最初の両手をつないだまま右左へ回転するステップは、女性が回るだけなので、男性的には苦労がないです。問題は男性が腕をあげている間中、女性がその場で回り続けるというステップ。回転の終わりを、男性が腕を下ろして決めるのだけれど、その下ろすタイミングは、女性が回転を止めやすいタイミングで下ろす事が大切。このタイミングは女性ごとに違うので、そこは阿吽のタイミングで行くこと。ちなみ、妻先生は回転を蹴りだす前のタイミングで合図してもらいたいそうです。

 ちなみに、この回転するステップは、妻先生は上手なので、その場で回りますが、普通のアマチュアさんは回転しながら女性がフラフラと移動してしまうものらしいので、女性が移動し始めたら、男性はその移動につきあって動いていく事が大切なんだそうです。

 とにかく、ジルバには規定のステップというのはないので、リズムにさえノッテいれば、何をどう踊ってもいいので、とにかくダンスを止めずに、あれこれと踊ってみることが大切なんだそうです。とにかく、お気楽極楽にダンスを楽しむ事が大切って事ですわな。
 
 
 さてルンバです。ルンバは前回ナチュラル・トップを習いましたが、実はそこからクローズト・ヒップ・ツイストにつないでいく所まで習ったにも関わらず、私が失念して(だから、ブログにも書いてない)いたので、先生にびっくりされてしまいました。

 そこで、改めて、ナチュラル・トップからクローズト・ヒップ・ツイストへの連絡を確認しました。下の画像で言うと、30~40秒付近の動きで、男女がグルグル回っている部分がナチュラル・トップで、その後、ちょっとだけポーズを決めているけれど、それがクローズト・ヒップ・ツイストです。

 ナチュラル・トップで回る時に、膝を絶対に曲げないように言われました(曲げるとカッコ悪い)。あと、回る時はコマのようにクルッと回るようにも言われました。クローズト・ヒップ・ツイストでは、しっかりと体重移動をするように言われました。

 「そろそろ、ステップだけでなく、ポーズにも気をつかいましょう」と言われて、ニューヨークをチェックされました。この前までは「腕はいいから、しっかりステップ踏んで」と言われてましたが、今回からポーズにも注意です。ニューヨークって何?って方のためにYouTube画像を貼っておきます。

 ニューヨークでは、しっかりとヒジと指先を伸ばしてきれいなポーズを取る事が大切です。特に、前に出す腕は肩から前にしっかり出すと良いそうです。残りの腕は、耳につける感じでしっかりと上に伸ばしていきます。つまり、YouTube画像のようなダンスだと、ちょっと格好悪いって事ですね。
 
 
 「私はしっかり基礎からダンスを習っているのだろうか?」

 「きちんと基礎からやっているよ。だから、全然進まないのよ。基礎は飛ばして、ひとまず遊んでもらうだけなら、ステップもドンドン教えるし(私がリードして)踊らせてあげて、いい気分にしてあげるけれどネ」

 「ダンスの基礎って何?」

 「ウォーキングとポージング」 つまり、歩く事と立つ事だね。

 「私はちゃんと上達しているだろうか?」

 「うん、少しずつだけど、サマになってきているよ」 ほう、それはよかった。
 
 
 「ところで、私がマンボとスクエア・ルンバをやらないのはなぜ?」

 「両方とも、パーティーでも競技会でも、踊る人がいないダンスだから。踊らないダンスを習っても時間がもったいないでしょ。それにマンボをやっちゃうとチャ・チャ・チャをやる時に苦労するようになるから、それならマンボはやらないで、いきなりチャ・チャ・チャをやった方がいいでしょ。それにチャ・チャ・チャは、どこに行っても必ず踊るダンスだしね。スクエア・ルンバをやらない理由は簡単で、今はルンバの曲がかかると、スクエア・ルンバではなく(キューバン・)ルンバを踊るわけだから、スクエア・ルンバをやらないで、いきなり(キューバン・)ルンバをやればいいんじゃないのって事」

 ダンスの後は、例によって、小一時間ほど「オペラ座の怪人」の練習をしました。今回は、ダンスの練習の後に必ず広い場所でデュエットの練習ができるので、なんかいい感じです。
 
 
 最近、CSで社交ダンスの番組(競技会の中継)を見るようになりました。私には、どれ見ても「すげ~」としか見えないのですが、妻先生には、かなりハッキリと優劣や長所短所が見えるみたいで、一緒にテレビを見ながら、競技者の善し悪しの解説をしてくれます。解説を聞いても、実のところ、まだ、私には、良いダンスと良くないダンスの違いが分かりません。音楽もそうだけれど、良いものとそうでないものの違いが分からないと、良いものには近づけないわけで、私には、自分が踊ってダンスを学ぶ事も大切だけれど、目も肥やして、良いダンスとそうでないダンスの見きわめができるようにならないと、自分自身のダンスも上達しないんだろうなあって思いました。

 せっかく身近に一流の解説者がいて、生解説をしてくれているんだから、それを理解して同意できるようになりたいものです。

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