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どうやら、松脂が足りてなかったらしい

 ヴァイオリン独学練習報告です。

 前回の独学練習報告で書きました、音の立ち上がりの件ですが、だりあさんのアドヴァイスに従って、松脂をヌリヌリしたところ、どうやら解決したっぽいです。

 あまり松脂を積極的に塗らない私だったので、どうやら弓の松脂がだいぶ取れてしまって、松脂が残っている部分と、もう松脂なんてほとんど無い部分とがあって、松脂がほとんど残っていない部分だと、弦がうまく音になってくれていなかったようです。

 なぜ私が積極的に松脂を塗らないのかと言うと、以前、ヒイロ先生に松脂の塗りすぎに注意しなさいと言われていたからです。なので、以前は毎日それなりに練習(当社比で)していたにも関わらず、二週間に一度ずつしか松脂を塗らなかった私ですが、それが独学になって練習時間が極端に減ってしまった事もあって、最近はほとんど松脂を塗っていませんでした。いや、正直に言いますと、独学に移行して以来、一度も松脂を塗りませんでした。

 いくら塗りすぎに注意と言っても、やはり程度の問題で、たまには松脂も塗らないといけません。これからは、月に一回程度は松脂を塗ろうかな~って思ってます。

 ところで、世間のヴァイオリン弾きさんたちは、どれくらいの頻度で松脂を塗っているのでしょうか? プロの方は、弦だって毎回のように変えていますから、きっと松脂も毎回のように塗っているのでしょうが、私のように、平均すると一日の練習時間が5~10分程度(うわー、改めて書いてみると、すっごい少ない:汗)のアマチュアさんの場合、松脂ヌリヌリ頻度って、本当はどれくらいがいいのかしらねえ?

 ま、今回、学んだ事は「松脂の塗りすぎは良くないそうだけれど、塗らなさすぎも良くない」事です。

 さて、今回、篠崎教本はどれくらい進んだのかと言うと…

 76番「行進曲」 OKです。この曲、オリジナルのベートーヴェンのものとは、メロディが違うので、最初はそこにこだわって練習していましたが、そのうち、なんかどーでもよくなって、普通に練習してました。そこそこ出来上がったので、CDと合わせてお終いにしようと思ったら、なんと、CDの演奏、結構速いじゃないですか? 一度仕上げたものの、その速さに応じるために、また仕上げ直しちゃいました。

 77番「毎日の練習」 OKです。この手の課題は、初見の時はちょっと戸惑いますが、やがてすぐに慣れてしまうものです。後はケアレスミスさえ注意していれば、割と簡単に通過できます。次の「毎日の練習」が出てくるまで、継続することが大切です。

 78番&79番「四分の三拍子練習」 OKです。ヴァイオリン的には全く平易な課題です。これは単純に三拍子の練習なのですが、私、三拍子、大丈夫ですから(笑)。この手の課題の時は、ヒイロ先生によく言われた「アクセントをきちんとつけて弾く」という言葉が思い出されます。

 80番「アンダンティーノ」 OKです。これもヴァイオリン的には平易な課題ですし、三拍子には問題のない私なので、強弱をハッキリつける事と、ケアレスミスに注意さえすれは、何の問題もありません。

 81番&82番「遅い全弓と速い全弓」 OKです。つまりこれも三拍子の練習です。三拍子のリズムにノレる事と、返し弓の時に(速く弓を動かすけれど)音量に注意して弾ける事。この二点が出来ればいいんじゃないかな? 私には簡単な課題でした。

 83番「ツェルニーより」 OKです。リズム的には問題ありません。ポイントは読譜力が弱いので、すぐに音を間違えて弾いてしまうので、そこを注意する事と、ロングトーンの時に音が美しくないので、美しい音で長く弾けるように右手に注意を払うという事かな?
 
 
 仕事もようやく忙しいところを抜け出し、日常生活も少しずつ落ち着いてきましたが、ヴァイオリンの練習時間が思ったよりも増えません。今は、夜の練習は止めて、出勤前の10分程度の時間で練習というスタイルに戻りましたが、朝の練習って、ちょっと朝の支度でグズグズするだけで、練習時間がすぐに無くなってしまいます。だからと言って、寝る前の時間とか、他の時間とかに練習するわけにもいかないので、こんなグダグタな状態になっています。

 まあ、ヴァイオリンに関しては、ほんのちょっとだけでも前に進めれば良しと思ってます。人間、何事も欲張っちゃいけません。力の配分を考えないと、パンクしちゃいます。今の私は、正直、毎週ある声楽の個人レッスンだけでもかなりの練習時間を必要としています。楽しいので、それは良いのですが、それに加えて、毎週のフルートのレッスンもあります。練習そのものは月に一度ですが、だからと言って、練習の手抜きは許されない歌劇団というのもあるし、月に二度の練習ですが、合唱団にも混ぜてもらった(?)ので、そのための譜読みもしないといけないし……ああ、忙しい忙しい。やっぱり、独学でチェックする人もいないヴァイオリンともなると、なかなか練習すらできませ。

 出来ないからダメではなく、出来ないなら出来る範囲でちょっとずつ続けていく…の方針で行ってます。なあに、こんなペースでも10年くらい続けられれば、それなりの腕前になっているんじゃないかな? なんて、呑気に構えています。

コメント

  1. だりあ より:

    松脂ぬりでひとまず危機脱出でしたか、よかったですね。
    私の知り合いの方は、練習にとりかかられるとき毎回塗っていられるようですよ。
    私に楽器を貸してくれたときも、松脂は毎回塗ったほうがいいよ、いい音が鳴るから、ってアドバイスをくれました。

    でも、楽器を一二回ちょっとさわっただけでお返ししました。決意が早すぎた感はありますが、未練はまーーったくありません。キッパリ。

    フルートには「呼ばれた感じ」がしましたが、ヴァイオリン・・、は「別の人」がやる楽器のようで私は呼ばれてなかったみたいです。

  2. すとん より:

    >だりあさん

     松脂のアドヴァイス、感謝です。ありがとうございました。

     そうですか、お知り合いの方は毎回松脂を塗られているのですか。もっとも、松脂塗って、10分で終わりという事はないでしょうが。

     ヴァイオリンに対する「呼ばれた感じ」は私も無いですね。でも、ヴァイオリンは憧れだし願望だし、やらずに後悔するよりもやって後悔しちゃおうという事でチマチマやってます。

     ふと気がつくと、ヴァイオリンを始めて1年経ちました。時間経過の割には上達してませんが、いいんです。私はヴァイオリンに関しては、ガッツいていませんので、こんなもんで上々なんです(笑)。

  3. キングz より:

    松脂ですが、大体3時間練習すると引っかかりが悪くなりますね。
    時間的目安は塗り方やらで大きく変わりますが、
    とにかく弓に重さを乗せないで弦を引いた時にひっかかりが無いようだと、
    塗らないとですね。

  4. すとん より:

    >キング先生

     松脂ってそんなもんなんですか? つまり、量ではなく時間経過が肝心?

    >とにかく弓に重さを乗せないで弦を引いた時にひっかかりが無いようだと、塗らないとですね。

     な~るほど、これは良いことを聞きました。確かに弓に不要な重さをかけては、弦の振動が却って悪くなりますからね。ここが一つの目安なんですね。ありがとうございます。

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