標題の通りです。キャスト&スタッフを書いておきます。
指揮:ダニエレ・ルスティオーニ
演出:ニコラ・ジョエルアンドレア・シェニエ:ピョートル・ベチャワ(テノール)
マッダレーナ:ソニア・ヨンチェヴァ(ソプラノ)
ジェラール:イゴール・ゴロヴァテンコ(バリトン)
メトでは久し振りのスター歌手たちの共演舞台でした。いやあ、ベチャワにしてもヨンチェヴァにしても、スターはオーラがあるねえ…。見ているだけで安心してしまいます。やっぱりスター歌手は違うねえ。
脇を固める歌手たちも渋めの実力派揃いでしたので、ほんと、安心して見ていられます。歌唱に関しては、誰にも何にも問題はありませんでした。ディスクにして商品として流通できる出来だと思います。
また、ジョエルの演出は、従来のモノとは、ちょっとばかり毛色が違っていた(今っぽく、リアル路線寄りの演出です)けれど、ストーリーを分かりやすく伝えてくれているので良しです。たぶん、従来の演出よりも、現代人にはこっちの解釈の方が分かりやすくて親しめるんじゃないかな? コワニー伯爵夫人に代表される貴族階級が見るからに愚かで勘違いしているので、滅ぼされて当然…と思うようになっているし、敵役のジェラールが、案外公平で善人に描かれている(一瞬だけ、愛欲に支配されていますが…これはテキストを変更できないから、仕方ないですね)点とか、主役のシェニエが熱情型のバカではなく、冷静な大人として描かれている点とか。残念なのは、マッダレーナが温室育ちの物を知らないお嬢様のまんま…ってところかな? これはテキストのあちこちでそれを伺わせているので、演出だけではどうにもならなかった…とも言えます。
つまり、演出で、物語をだいぶ現代人の感覚に寄せているわけです。
これ、良い公演です。ほんと、お薦めです。メトでは最近、スター歌手の登場が少なめになっていたけれど、やっぱりオペラはスターが出てナンボだね…って思う公演でした。ほんと、良きかな良きかな。
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