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ミュージカル「バック・トゥー・ザ・フューチャー」を見てきた

 先日、劇団四季のミュージカル「バック・トゥー・ザ・フューチャー」を見てきました。これ、良いかも。

 もっとも、音楽好きの視点で見ると、キラーソングのないミュージカルで、さすがに寂しいのは否めません。オールドロックである「パワー・オブ・ラブ」と「ジョニー・B・グッド」はカッコいいけれど、このミュージカルのために書かれた曲は…少なくとも私の琴線には触れることありませんでした。

 でも、ミュージカルとしては、実に面白いんです。「ミュージカルって、音楽や歌だけじゃない!」って見本のようなミュージカルでした。

 まずストーリーが普通に面白い。まあ、これはヒット映画を原作にしているのだから、当然と言えば当然。でも、映画を舞台にうまく落とし込んでいると思います。そういう意味では、脚本家がなかなか達者なんだと思いました。

 ダンスシーンは、普通に達者です。劇中のダンスシーンは何気に多めですし、どれもこれも見ていて楽しいんです。

 あと、シーン割と言うか、今どきのお芝居って感じの演出で、舞台なのに、まるで映画を見ているように、バンバンシーンが変わっていくんです。舞台装置が目まぐるしく動くんです。いやあ、ほんと、すごいんです。こんなに目まぐるしくシーンが移り変わっていく舞台なんて、私、始めてみました。そして、楽しみました。ほんと、舞台が疾走している感じがして、スピーディーなんです。

 実際、舞台のデロリアン(実際にはほとんど動いていない)のに、時速88マイルで疾走しているように見えるんです。

 今どきの舞台って、こんな感じなんですね。オペラのようなオワコン演劇ばかり見ている私には、未来の演劇を見ているようなワクワク感がありました。

 なので、音楽的には興味を惹かれなかったけれど、それ以外の部分で、大いに心を奪われてしまいました。ほんと、楽しいミュージカルでした。

 あと、音響も良かったです。目と耳で…つまり全身で体感するタイプのミュージカルでした。そういう意味では新しいミュージカルなのかもしれません。これ、オススメだよ。チャンスがあれば、また見に行ってもいいかも…って思いました。

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