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男と女じゃあ、相手に求めるものが違うのです

 何の話かと言えば、結婚相手に求めるものが、男女で違うって話です。まあ、そりゃあそうだよね。

 自由恋愛で結婚相手を見つけられる人はさておき、お相手を結婚相談所等で探す人も多いでしょう。ウチの息子くんも全然相手のいる素振りを見せないので、親である私は、そろそろ友人がやっている結婚相談所に真面目に相談しにいかなければいけないのではないかと思い始めています。いや、ほんと。

 で、結婚相談所って…安くはないんです。その上、成婚率というのも、決して高くはないんだそうです。まあ、相手が見つかる人はすぐに見つかるけれど、見つからない人はなかなか見つからないし、お見合いをしてまとまる人はすぐにまとまるけれど、まとまらない人は何度やってもまとまらないのだそうです。世の中なんて、そんなもんだよね。

 まあ、はっきり言っちゃえば、結婚相談所の会員さんって、いわゆる優良物件は少ないでしょ? そもそも、自由恋愛市場でうまく行かなかったから相談所の門を叩いたわけで、そんな自分の状況を知っている人はともかく、相談所で理想の相手を探している人は、なかなか難しいようです。だって、そんな理想な相手なんているはずないんだから、そりゃあ無理ゲーだよねって話のようです。

 結婚相談所で男性が相手に求める条件ってのは、

  1)年齢…若ければ若いほどよい。理想は20代、せいぜい30代前半まで
  2)正社員であること…共稼ぎが大前提ってわけです。
  3)気立てが良いこと。家庭的であること。…内面的な条件でしょうね。

 一方、女性が相手に求める条件というのは、

  1)高収入であること…年収が最低でも600万円とか、もっと上とか?
  2)高身長であり、デブとハゲはお断り…外見的な条件でしょうね
  3)年齢…自分と同世代か、もしくは年下。上の世代の人はNGなんだそうです。

 なんだそうです。まあ、それぞれの条件を見れば、言いたい事は分からないでもないですが、そんな事を言っている人なんて…カップリングできるわけないよね。

 まず男性にダメ出しします。

 お相手に若い娘を求める気持ちは理解できます。出産育児を考えるなら、相手が若いことはマストな要件です。ても、結婚相談所にくる人って、ある程度の年齢はイッてます。30代前半の人もいるかもしれないけれど、多くはもっと年配女性です。そもそも若い娘は相談所にはいないんです。

 たまにいる若い娘だって、なかなか厳しいです。と言うのも、昨今の女性は年上男性を避ける傾向があるので、自分とお相手の年令差を考慮にいれなきゃダメです。若い女性が良いのだろうけれど、せいぜい(自分の年齢ー3)歳くらいまでが現実的な線だよ。

 正社員の件だけれど、今は不況だし、日本の国力はだだ下がりだから、女性にも稼ぎを求めるのは分かるけれど、結婚相談所に来る女性は無職とか家事手伝いとか派遣とかバイトとかフリーターとかの経済的弱者が多いのです。自分が経済的に弱いから、高収入男性を望んで相談所に来ているわけだしね。実は、経済的に自立している女性って、数少ないんですよ。女性の収入をアテにしていたら…結婚は難しいよ。

 次に女性にダメ出しします。

 最低年収600万円とか…気持ちは分かるけれど、30代男性でそんなに稼いでいる男は結婚相談所には来ないよ。そういう人は、自由恋愛市場でお相手を見つけているって。30代男性の平均年収って500万円なんだそうです。ましてや、結婚相談所に来るような男性だと、その平均年収にも届かない人が大勢いるわけで、最低年収600万円とか…高望みが過ぎるって話です。

 チビ・デブ・ハゲはお断り…は理解します。確かに3つ揃うとキツイでしょう。でも、チビとハゲは本人のせいではありません(デブは本人のせいだけれど…まあ勘弁してやってください)。多少は多めに見てほしいです。そもそも、お相手もあなた自身も自由恋愛市場の敗残兵なので、それを認めて、1つの欠点くらいは勘弁しないと、お相手はいなくなってしまいます。

 男女とも、玉の輿、あるいは逆玉を望んでいても、少なくとも結婚相談所での出会いならありえません。見つかるお相手は、自分と同ランクの人なんです。そうなるようにマッチングしてくれるのが、結婚相談所なんだから。玉の輿狙いなら、相談所ではなく自由恋愛市場で頑張ってください。

 それにしても、不景気になると女性の結婚願望は強くなるそうです。不景気だから、自分の経済力だけでは不安で仕方ないので、男性に経済的に頼りたくなるわけです。その手段として“永久就職”としての結婚を希望するわけです。

 一昔前なら、そんな女心に漬け込んで、男の方は入れ食い状態だったようだけれど、昨今の若い男性はちょっと違うんだそうです。どう違うのか…と言うと、昔の男は、仕事が趣味で、仕事に邁進する人が多く、稼いだ給料を妻にポンって渡す人ばかりだったけれど、今の若い男性は、仕事は仕事、趣味は趣味として、ワークライフバランスを重視し、仕事にも趣味にも邁進する人が増えたそうです。

 でも世の中は不景気で、懐具合だって良くはありません。結婚もしたくないわけじゃないし、子どもだって欲しいのだけれど、だからと言って、趣味を諦めることができません。理想は、趣味と結婚生活の両立だけれど、大概の女は男の趣味に理解がないことを、今の男たちは知っています。「趣味にお金を使うくらいなら、もっと私にお金を使って!」という女性側の本音を知っているわけです。そこで、女と趣味を天秤にかけた結果…結婚をあきらめて、趣味を取る男性が増えてきたのだそうです。別に嫁さんがいなくても困らないのが令和って時代ですから。

 不景気故に、結婚願望が強くなった女たちと、不景気故に、結婚を諦めた男たちがいるわけです。そんなわけで結婚相談所には、結婚したくてたまらない女性が余っているんだそうですが…彼女たちのお眼鏡に合う男性がいないんだそうです。低スペ男ばかりだと嘆くわけです。自分だって低スペ女なのだけれど…ね。

 で、少子高齢化の波が、私の老後に襲いかかってくるわけです。どうしましょ?

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