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一病息災って、たぶん本当

 健康って大切ですよね。健康じゃなきゃ、仕事も遊びも、何もかもできません。健康だから気持ちも安定するし、健康だから他人の幸せも祈れます。だから「健康のためなら死んでもいい」とかの戯言すらあるくらいです(笑)。

 大抵の人が健康第一という考えなので、病気とか不健康って嫌われます(当たり前)。コロナが恐れられるのもそうだし、病気の予防法とか健康法とかが持て囃されるわけです。デブが嫌われるのも同様で、ダイエットも、美容目的の人もいるだろうけれど、健康目的で行う人も大勢います。

 私も健康は大切だと思います。人生の中でも、高い順位で大切なモノとして認識しています。

 健康の正しい定義は、WHOによれば「完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」だそうです。うむ、かなり厳しいね。つまり、病気じゃないだけじゃなくて、心も健やかで、社会福祉も充実していないとダメみたいです。

 まあ、私的には、健康って「心身が困った状態に無い事」ぐらいかな?って思ってます。たぶん、世間一般の人もほぼ同様な認識だと思うんだよね。逆に言えば、多少の病気や障害や問題があっても、それで本人が困ってなきゃいいんです…という考え方ね。じゃないと、障がい者なんて、障害がある以上、永遠に“健康”とは程遠い存在になってしまうけれど、元気な障がい者に向かって「あなたは障害があるから健康では無い」とか言えますか? そんな事言ったら、意識高い人たちに叱られてしまうよ。

 病気で悩んでいる時は“健康ではない”と言ってもいいけれど、障害を持っていて、障害と共存している人に向かって“健康ではない”と言うのは、どうかと思うのです。、

 そんな私的な考えだと、病気と言えども、いわゆる慢性疾患ってヤツは、厳密には病気なんだけれど、別に治るわけではないので、ある意味、障害扱いでもいいんじゃないかって思うし、その慢性疾患と共存できていて、日常生活で困った事がないなら、それは(WHOの定義とはだいぶ違うけれど)健康って言ってもいいんじゃないかしらって考えるわけです。

 昔の人が言っていた「一病息災」って、そういう慢性疾患と共存できている人の事を言っているんじゃないかな?って思うんですよ。

 一病息災な人って、定期的に病院通いをしているじゃないですか? それって、言葉を変えるなら“専門家に健康管理を委ねている”状態なわけで、その罹患している慢性疾患たけでなく、他の小さな病気とかも予防や治療をしてもらえるわけで、結果として、完全無欠に健康で全く病院に通わない人のように、日常生活に困らない程度には健康に日々を暮らせるわけで、それが“息災”なんだろうなあって思うわけです。

 そりゃあ、完全無欠の健康野郎であるのが理想だけれど、人間誰しも年取れば、あっちこっちカラダにガタが来るものです。そんな時は、完全無欠の健康野郎を目指すのではなく、慢性疾患との共存をしつつ、一病息災で暮らせれば、それに越したことはないと思う私なのです。

 要は、理想を追い求めるのではなく、現実と妥協しつつ、生活に困ってなければ、健康って事でいいんですよ。

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