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なぜ日本人は病気でも出勤するのか?

 今回の新型コロナウィルス関連のニュースを見ていて思うのは、なぜ日本人は病気になって発熱しても、平気で出勤して仕事をするのか?って事です。実際、発熱をして具合が悪くなったにも関わらず、仕事に行って、それで他人に感染させているというケースがいくつもあるじゃないですか?
 今回の新型コロナウィルスはまだ珍しいから話題になっていますが、インフルエンザとかノロウィルスとかその他にも、身近だけれど怖い伝染病ってあるじゃないですか? それらにかかっていたとしても、ちょっと体調がすぐれない、ちょっと熱があるけれど頑張れる…とか言って、仕事に行っちゃう人ってたくさんいるじゃないですか? で、いよいよ熱も高くなって、どうにもならなくなってから病院に行って、やっと診察してもらって、それで倒れて寝込んだり、入院したりしているわけで、本当に病気が悪くならないうちは仕事を休まない人って、大勢いるじゃないですか?
 おそらく、そういう人に言わせれば「休みがないから仕方がない」とか「私が行かないと仕事が回らないから仕方がない」とか…まあ、色々な理由を言うわけです。
 ちょっと冷静になって考えよう。
 休みがないから仕方がない…と言っている人たちへ。世間の会社には休みはあります。“有給”と言って休んでもお給料がもらえるようなシステムがあります。決して休みがないわけじゃありません。具合が悪い時くらい、有給を使って休みましょうよ。
 私が行かないと仕事が回らないから仕方ない…と言っている人たちへ。それは思い込みです、たぶん大丈夫です。あなたがいなくても、きちんと仕事は回ります。また、そうでないと組織として困ります。
 おそらく病気になっても休まない本当の理由は別にあるんでしょう。例えば「失業の不安」とか「休んで周囲の人に迷惑を掛けたくない」とか「休むとお給料が減っちゃう」とかね。
 有給で数日休んだくらいでクビになるなら、そんな会社に勤めちゃいけません。有給がない会社? 今すぐ辞めて、もっとまともな会社で働きましょう。そんなブラックな会社で働いて、身を滅ぼす必要はありません。
 休んで周囲の人に迷惑を掛けたくない…気持ちは分かりますが、あなたが頑張って出勤して、周囲の人に病気を伝染しまくったら、そっちの方がもっと迷惑じゃないでしょうか?
 休むとお給料が減っちゃう…おそらく非正規で時給で働いている方なのでしょうね。少ない給料がさらに少なくなってしまうのは、ほんとに困ります。多少具合が悪くても働きにいきたくなりますよね。うーむ、これは本当に可哀想なケースだと思います。国は非正規で働かなければならない人を減らすような施策をしていかないといけないと思います。これに関しては、私は何も提案できません。
 理想は、病気にならないで、毎日元気に働ける事です。でも現実はそうは参りません。人は毎日健康でいられるわけじゃないです。たまには病気になる事だってあります。そんな時は、病気の予感がした段階で早めに手を打って、病気にならないようにする事です。発熱や痛み等が生じて、本格的に病気になってしまったら、無理をしないで、治療と回復に専念するべきです。特に感染症の場合は、無理をして仕事をして、他人に病気を伝染してはいけません。
 今、政府は働き方改革を断行しているわけですが、その働き方改革の中に、重病だけでなく、ちょっとした病気になっても安心して療養できるシステムも組み入れてほしいなあと思います。

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