ええと、世間様がお盆休みを終えた頃、東北に２泊３日の旅行に行ってきました。コロナが怖いのは私も同じですが「コロナ、怖い怖い…」と言って引き籠もっていたら、日本の経済がダメになってしまいます。困っている業界にお金を使っていく事は大切な事です。旅行に行って、外食をするのです。
…というわけで、今年の夏は東北、それも北東北、秋田・岩手・青森の県境周辺地域に行くことにしました。細かい事を考えるのは面倒なので、今回は旅行会社が企画した団体のパック旅行ってやつです。すべてを旅行会社にまかせて、何も考えずに添乗員さんの指示に従っていれば楽しめるという、ラクラクな旅をしてきました。
集合は羽田です。例によって、地元の最寄り駅の駅そばで朝食を済ませた我々は、横浜で京急に乗り換えて羽田に行きました。羽田って、ウチからだと近いようで遠いのです。
昔々は、わざわざ浜松町まで出てからモノレールに乗って空港に行ってました。これ、結構時間がかかるんですよね。私鉄を使えばいいんだと気づいた後は、横浜から京急に乗って蒲田で乗り換えて空港に向かうようにしていましたが…蒲田での乗り換えが案外面倒だったんですよね。で、横浜から空港直通のバスに乗るようにしました。これは便利なのですが、バスを使うので時間が読めないという不安がありました。
今は京急のダイヤ改正もあって、横浜から乗り換えずに空港に直行する電車便が増えたので、今回はそれを利用したのですが、これが一番楽で速いんですね。
空港に早めに着いて、集合時刻まで余裕があったので、ロビーの喫茶店でコーヒー飲んで時間を潰しました。で、時間になったので集合場所に行って、今回の添乗員さんと挨拶をして、ワクチンパスポートとマイナンバーカードを見せて搭乗券を貰いました。そう、ワクチンをきちんと接種しているか、PCR検査を受けておかないと旅行に参加できないのです。なんか面倒だねえ…。
飛行機なので、さっそく荷物を預けるわけですが、久しぶりなので、ちょっと手間取りました。以前は、窓口に行って係員さんと対面であれこれ話をして荷物を預かってもらっていたのですが、今回は人間が介在せずにタッチパネルで機械とやり取りをして荷物を預けました。これがまあ…手間と時間が掛かるんですよ。人間同士だと、暗黙の了解ってヤツがありますから、スムーズに済むことも、機械相手だと、いちいち返答しないといけないし、機械がする質問もよく分からなくて、何度も最初っからやり直しをしなければいけなかったり…ああ、私もすっかりジジイになってしまったなあと悲しい気持ちになって、機械とのディスコミュニケーションを満喫したりしました。ああ、ほんと、機械って融通が利かないなあ…。
それでも何とか荷物を預け、保安検査ってヤツを受けて出発ロビーに向かいます。
私は、この保安検査ってヤツが苦手で、今までは必ず引っかかっていましたし、カバンも開けて検査されていました。何も悪いことをしていないのに、罪人扱いをされるのが、何とも腑に落ちないので、飛行機に乗るのが、ちょっとばかりイヤだったのですが…今回は素通りでした。あれ？…って感じで、無罪放免になったのでした。まあ、罪人扱いされないのは良かったのですが、なんか不思議な気持ちになりました。
羽田から秋田行に小型（？）のジェット機に乗ります。客数はざっと数えて160席前後だけれど、乗っているお客は約半分程度で、スカスカの飛行機に乗りました。飛行機は、我々乗客が乗ってから、実際の滑走路に出るまでの時間が長い長い。で、びゅんと飛び立つと、あっと言う間に秋田に着きました。で、空港に着いてから、我々お客を下ろすまでの時間が長い長い。飛行機に乗って乗りるまで100分程度でしたが、実際に空を飛んでいた時刻は40分程度だから、飛んでいた時間よりも空港を走っている時間の方が長いわけです。
飛行機って、乗っている時間は短くても、その前後に要する時間が結構あります。また空港って、たいてい辺鄙なところにあるしね。今回の東京～秋田間にしても、乗り物に乗っている時間は圧倒的に飛行機の方が短いけれど、東京～秋田間の所要時間って考えると、そんなに違わなかったするわけです。料金だって、そんなに変わらないしね。
飛行機と新幹線を比べてみると、安全面で言えば、新幹線の方が良いだろうし、座席の座り心地も新幹線の方が全然良いです。ただ、座席に拘束される時間は飛行機の方が短いのだから…こうなると、飛行機にするか新幹線にするかは、それぞれの好き好きって事になるかな？ まあ私は、空を飛んでいく分、飛行機の方が好きだけれど…ね。
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