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私の大好きなカバーアルバム マジでカバーしてみました編

 世に言う“シルバー・ウィーク”と言うのがやってきました。『銀色週間』? それとも『年配者週間』? ま、理由はよく分からないけれど、ひとまず連休っす。皆さんは、海へ、山へ、お出かけでしょう? 私は…どこへ行こうかな?

 ひとまず、連休はいつものとおり、特番ってわけで、今回は「私の大好きなカバーアルバム」って事で、ご紹介していきます。

 でも、去年もシルバー・ウィークってあったっけ?

 さて、一枚目。カーペンターズの「緑の地平線(Horizon)」です。このアルバムは、本来的にはカバーアルバムというわけではないのですが、今、私が発表会に向けて頑張って練習している「デスペラード」の最高のカバーが入っているアルバムです。カーペンターズって、彼ら自身のオリジナルもいいのですが、カバーが秀逸なんですよ。彼らのカバー曲って、ラクラクとオリジナルを越えちゃうんです。そういう意味では、本当にすごいミュージシャンだと思います。

 我が「デスペラード」も本家のイーグルスよりも、カーペンターズ・バージョンの方がいいかもしれません。いや、これはホントの話です。私もカレンの歌声とリチャードのアレンジはだいぶ参考にさせてもらってます。

 ちなみに「デスペラード」の邦題ですが、オリジナルのイーグルスでは「ならず者」というタイトルがついてます。歌詞の内容からすれば、これで正解ですが、カレンが歌うのに「ならず者」というタイトルはナシだったのでしょうね。カーペンターズ・バージョンの方の邦題は「愛は虹の色」です。んんん???なタイトルです。70年代の洋楽って、よくこういう、恥ずかしいタイトルが付いたモノです(涙)。

 ちなみ、この「緑の地平線」というアルバム。名盤だと思いますが、今回も限定生産のようです。もうカーペンターズと言えども、お店に並んでいるのはベスト盤だけで、この手のオリジナルアルバムは、限定生産でしか入手できないとは…悲しいです。カーペンターズって、アルバムの中に捨て曲がないので、本当はベスト盤ではなく、オリジナルアルバムで聞いた方が良いグループなんですよ。

 …あ、このアルバムには、ほかにも「プリーズ・ミスター・ポストマン」「ソリテアー」「アイ・キャン・ドリーム」と言った秀逸なカバー曲も収録されています。「プリーズ~」はマーヴェレッツがオリジナルですが、一般的にはビートルズの楽曲として知られています。「ソリテアー」はニール・セダカの、「アイ・キャン・ドリーム」はアンドリュー・シスターズ(ジャズ畑っすね)のカバーです。

 さて、二枚目。レ・フレールの「アニメ・ド・キャトルマン」です。レ・フレールについては、私が下手なことを書くと、詳しい方々に色々と突っ込まれそうなので、そこは軽くスルーします(笑)。私は、ジャズとかピアノとかの方面が不案内で、ましてや『キャトルマン・スタイル』ってのは全然知りませんでした。でも、自分がよく知っている曲を演奏してもらうと、一目瞭然と言いますが、すごくよく分かりました。しかし、アニソンもかっこ良くジャズになるんですね。と言うか、アニソンという偏見無しで聞いてもおもしろいと思いますよ。

 アニメオタクと、ジャズファンをつなぐアルバム、なんて言うと陳腐な物言いですが、耳慣れた音楽を自分のスタイルに引き寄せて、なおかつ、観客を納得させる演奏って、できそうでできるもんじゃないです。レ・フレール、侮りがたし、です。

 さて、三枚目。このアーチストなり、アルバムをご存じの方はどれくらいいるのでしょうか? A☆TEEN(エー・ティーン)の「アバ・ジェネレーション」です。A☆TEENって、はっきり書いちゃうと、イギリスのアイドル・コーラス・グループです。ま、日本で言うところの、モーニング娘。か、パヒュームか、ってところでしょうね。なので、知らなくても、当然ってところかな。

 そんなA☆TEENが、アルバム一枚使い切ってカバーしたのが、ヨーロッパを代表するアーチスト、アバ。アバを今の時代に持ってきたら、こんなになりましたって感じの仕上がりです。なかなか良いですよってか、このA☆TEEN版を聞いたあとに、本家のアバのバージョンを聞くと、どことなく、イモっぽくてダサい感じがするくらい、都会的な演奏してます。まあ、もともと、当時的にも、アバってダサかったから、田舎臭くてもしょーがないかーって感じですが(笑)。

 カバー・アルバムって、私、好きなんです。だって、カバーって、演奏力が命でしょう。普通に演奏したって、オリジナルに勝てるわけないもの。オリジナルにないものを付加して、乗り越えてこそのカバーだもん。だから、本家をなぞっただけの、コピーって大嫌い。コピーな演奏を聞くくらいなら、オリジナルを聞くって。

 コピーは単なるモノマネだけど、カバーは再生産だと思うよ。だから、カバーが好き。実力のあるミュージシャンしかカバーってできないと思う。頑張れ、カバー・バンド!(って、今回のミュージシャンは誰もカバー・バンドじゃなかったけれど:笑)。

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