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世知辛い世の中になりました…[2009年9月第3週・通算37週]

体重:103.0kg[-0.6kg:-2.8kg]
体脂肪率:31.3%[-0.2%:-1.0%]
BMI:32.4[-0.3:-1.4]
体脂肪質量:32.1kg[-0.5kg:-0.8kg]
腹囲:32.1cm[-0.5cm:-0.8cm]
     [先週との差:2009年当初との差]

 そふくしダイエット第29週目です。いい感じで体重も減っていますが、今週はシルバー・ウィークとやらです。大型連休です。すでに私は食べ放題の生活に入ってます。ああ、次週の体重をアップするのが、とても怖いわ…。

 さて、この年になると、一種の回帰現象なんでしょうね。子ども向けアニメとかをよく見ます。いいよね、今どきのアニメって。私が現役の子どもの頃と比べると、画像もストーリーも、まるで別物のような、素晴らしいクオリティで製作されています。時折、CSなどで、昔のアニメをそのまま放送しているのを、今の視点で見ると、鑑賞に耐えられない事すらあります。名作アニメと呼ばれているものですら、私には退屈で仕方ありません。それくらい、アニメの製作水準って上がってますね。

 ま、それはともかく…テレビでアニメを見れば、そのまま映画館でもアニメを見ることになります。最近のアニメ映画って、あんまりお得感がないんだよねえ…。私が子どもの頃は『東宝チャンピオンまつり』とか『東映まんがまつり』とかがあって、一度に色々なアニメや特撮が見れたものです。それが今では、お目当てのアニメ一本で上映とか、メイン+サブの二本くらいの上映で、なんか寂しい。

 アニメの主題歌のレコード(古いなあ)も昔は、一枚で、そのA面にオープニング曲が、B面にエンディング曲が入っていたものです。「マジンガーZ」なんて、挿入歌まで入っていて、1枚に三曲も入っていて、「うおおおおー」って思ったものです。

 それどころか、春秋にアニメ主題歌の編集LPが必ず発売されて、その春(秋)に始まる主な新作アニメの主題歌&エンディング曲の両方が入っていて、一枚のLPとして発売されていたじゃないですか。ああ、あれは本当によかった。お財布に優しかった。

 最近のアニメは、オープニングとエンディングが別のCDとして発売されるんですよね。なんか余計な出費でイヤ。LPも劇中のBGMで水増しして、1番組で1枚のCDでしょ。お財布にキビシイよね。

 まだグッズという言葉がなかったころは、ソフビの人形とか怪獣写真とか、子ども関係のオモチャも安かったなあ。超合金ロボの頃から高くなってきたのかもしれないけれど、今のフィギュアとかゲームと比べれば、それでも子どもの小遣いで買えたような気がします。

 なんなんだろ、やっぱり“世知辛い世の中になりました”って言うしかないかな? 子どもからお金を巻き上げるのは、商売としては仕方ないのかもしれないけれど、大人として後ろめたいような気がするのは、私だけかな?

 そう言えば、いつしか、午後7時台の子ども向けアニメが寂しくなってしまいました。私が子どもの頃は、毎日テレビでアニメか特撮をやっていました。午後8時までが子どもの時間で、8時すぎからが大人の時間だったはずなのに…。たぶん、この時間のメインターゲットだった小学生たちが、家にいないのが原因(もちろん、塾通いだよ)で、子ども向けの番組をやっても仕方がないから、やめてしまったのでしょうね。

 元塾講師の立場で話をすると、学力向上という点だけで見れば、勉強なんて、家ですれば十分でしょう。塾は…勉強オタクの子だけが通えば、それでいいんじゃないの? だいたい、子どもが塾で勉強しているなんて思うのは、親の妄想だよ。子どもたちは、塾に行っても、ほとんどの子は、心をからっぽにして、あてがわれた問題を解いているだけ。あんな勉強とも呼べないような作業に、二度と来ない子ども時代を浪費するなんて、今の日本の子どもたちはかわいそうだと思うし、そんな産業が成り立ってしまう事自体、この国は、どうにかしているのだと思う。豊かさの代償とも言えるけれど、子どもたちの時間をネタに商売するなんて、やっぱり世知辛いと思うよ。

 塾に行ったから、成績が向上するなんて、ありえないでしょ。勉強する子はどこででも勉強するし、止められても叱られても勉強するものだよ。強制されなければ勉強しない子は、強制されても勉強なんてしないよ。やっているのは、勉強しているフリだけ。あれは、いわば、親を安心させるための、健気な親孝行なのかもしれない。

 ああ、なんて、健気な子どもたちなんだろ。ああ、世知辛い世知辛い。

 なんて事を、当の小学生たちにした事があります。返事は…だって、塾に行かないと友達と遊べないもん…だって。おお、今の子たちは、学校が終わると、塾に行って、塾で友達づきあいの輪を広げているのかい? オジサンたちの時代は、近所の空き地や路地で友情を深めたものだが、今は塾の教室なのかい? ああ、それもまた悲しい現実だね。

 ああ、世知辛い。

コメント

  1. Cecilia より:

    受験生の次女・・・塾に行かせたほうが良いのですが、行っていません。(本人の希望)
    家でも充分な勉強はしていませんねえ。
    最近は”彼氏”ができてしまい、それも悩みの種なのですが、本人は青春しています。
    確かに塾が子供の放課後の遊びの場(?)になっていることは否定できません。
    親にとっても安心できる場所なのでしょう。
    家にいてだらだらしているよりは勉強になるでしょうし、ある程度の勉強時間は確保されるのかもしれませんが、おそらく充分に元をとっている子は限られるでしょうね。

  2. すとん より:

     勉強って、結局、周りがやいのやいの言っても無駄で、本人の自覚の有無でやるやらないが決まってくるものです。

     勉強だけが人生ではないけれど、やはり親としては、いい学校を卒業してほしいと願うものです。本人がどれだけ自分の将来について考えているのかなあ…って、ご存じでしょうか? 子どもって、案外、将来について考えないものですよ。そういう意味では、多くの子どもたちは刹那主義なのかもしれない。将来の自分の姿が、具体的に想像できれば、勉強への動機付けもできるというものです。

  3. はむはむ より:

    東映まんが祭り!!!!
    なっつかしい~~~~ [E:happy02]
    幼い頃、父が2回ほど連れて行ってくれました。
    あれは面白かったですねぇ…

    今のアニメ映画は、もう観に行く前から
    予めあらすじなんかもわかっていたりして、
    情報が氾濫しているなぁ~と思います。
    確かに「お得感」が薄らいでいます;;
    映画代、高いし><

    そんなこんなで、ここ数年はもう
    なるべくレンタルに落ちてから借りて観ています。
    観るまでに時間はかかりますが、上映中に行かなくちゃ!
    というほどのものは、なかなか無いような気がして(笑)

    うちは小5の息子がまだまだ極楽トンボで、
    な~~~~んにも勉強しませんです;;

    学校から帰ったら、速攻でランドセル放り出して
    遊び道具をギュウギュウに詰め込んだ鞄をひっつかみ、
    風のように外に飛び出して行って…
    暗くなるまで帰って来ません。
    男の子なのに、あんなんで将来どうすんのや!!
    と非常に心配ですが…

    自分でやる気になってくれないと、ホントに
    ど~しようもありませんね [E:despair]
    私だって、好きな科目しか勉強しませんでしたから(爆)
    他所様にご迷惑をかけない人間になるよう、
    それだけはしっかり躾たいものです;;

  4. すとん より:

    >はむはむさん

     まだ五年生なら、遊んでいても全然OKですよ、私立中学を受験するのでなければ(笑)。私立中学を受験するなら、もう遅いかもしれないけれど…。

     人間は、少なくとも勉強に関しては、頑張れる回数と期間に限界があるように思えます。だから、どこに照準を合わせていくかで、ハッパのかけ方が変わってくると思いますよ。あと、男の子は晩熟なタイプも多いので、中学三年くらいから頑張っていただければ、それで普通は十分すぎるくらいだよ。だから、そんなに心配しなくても大丈夫です。

  5. YOSHIE より:

    ・・・どうしよう、うちの次女(小4)はほぼ毎日7時代はTV見てます。いや6時〜ですね。最近は『ぴらめき…』とか言うのを見て、“はまぐりボンバー”も見せてないのに歌ってる…。でも「いつかはチェロを始める」んだって。ホンマかいな?…あ、“しんちゃん”の作者、臼井儀人さんに合掌です。そうそう、ビールCMのあとに書こうと思っていたのですが、YOUTUBE“Hydro train”よろしかったらgoolingで…(一応“子供の将来つながり”?)

  6. すとん より:

    >YOSHIEさん

     見ました。しかし、あっちのCMをたくさん知ってますねえ…、感服です。臼井儀人さんの件は、とても残念ですが、神に愛されている人だったのでしょうね。

     テレビを見る事は、昔は「一億総白痴化」とか言われて嫌われていましたが、ゲーム三昧でゲーム脳になることと比べると、どちらがいいのか悩みどころです。かと言って、テレビやゲームを捨ててしまう事は、今の日本で暮らす上で難しいことですし、昔のように、本を読んでりゃあいいのかって言うと、それだけでは21世紀は生き残れないだろうし…。

     いつの時代もそうなんでしょうか、何が正しいことなのかは、その渦中にいると分からないものです。ただ一つ言えることは、私は子どもの頃、テレビ漬けの子ども時代を過ごしましたが、ひとまず無事に大人になって暮らせているということです。

  7. kazmama より:

    はじめまして。
    ウチの子は中3でまさに受験真っ只中・・・なんですが、勉強あまりしてませんね。。。勉強に興味ないんだそうです。まあ自分も勉強が大好きだったわけではないので子供の気持ちもわからないわけではないですが。。。
    たとえば将来の目標とかを持っている子は、勉強一生懸命やってますよね。
    なりたいもの、やってみたい事をみつけられればいいのになあと思うのですが、現実はゲーム三昧で本当に困ってます。

  8. すとん より:

    >kazmamaさん、いらっしゃいませ。

     子どもがなかなか勉強に打ち込んでくれないのって、親としては、とても心配ですよね。勉強だけが人生ではないと、頭ではよく分かっていても、ほどほどにしか勉強をしない子どもを見ると、イライラするものです。自分の子ども時代を棚に上げて(笑)。

     子どもって、所詮、自分のコピーなんですよね。だから、きっと、自分程度の大人にはなるはずです。そしてその事を、人は本能的に知っているから、不安と安心がないまぜの気持ちになるんだと思います。

     お子さんも、きっと、いづれ目覚めると思いますよ。目覚めれば、勉強であれなんであれ、熱心に取り組むはずです。ただ、最近の子は一人ではなかなか目覚められない子もいるようなので、親や社会がしっかり刺激を与える必要はあるようなのですが。

     つまり、それだけ社会や家庭の居心地が良いって事なんでしょうがね。

     それに、人生は中三では、まだ、決まりませんから、ご安心を。

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