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ナメちゃいけない、国産自転車!?[2011年2月第3週・通算6週]

体重:100.8kg[+1.0kg:+0.4kg]
体脂肪率:30.3%[+0.3%:+0.1%]
BMI:31.8[+0.3:+0.1]
体脂肪質量:30.5kg[+0.6kg:+0.1kg]
腹囲:97.0cm[+-0.0cm:-0.4cm]
     [先週との差:2011年当初との差]

 実にマズいですね。(お正月太りの)年頭の数値よりも悪くなってます。ストレス太り恐ろし! まだまだ忙しい時期は続く予定だし、実際、今はダイエットを考える余裕もなく、菓子&飲料、爆食爆飲中(ほぼ仕事の燃料です)だし、脂肪の代謝も極めて悪いんだろうなあ…。

 でもね、今年の冬は確かに太ったけれど、いまだ、風邪もひいてないし、インフルエンザにもノロウィルスさんにも負けてないよ。これだけ猛威をふるっているのに、私のところだけは“素通り”です。デブだけど、健康って事で……ダメっすか?

 さて、今週のエッセイです。

 私は普段は徒歩で移動する“徒歩人間”なんですが、急ぎの時とか、かなりの遠出の時などは自転車を利用します。

 私の愛車は、ブリヂストン自転車の、今はすでに廃番になっている、いわゆる“実用車”です。“ミルク配送車”というタイプ(驚)で、朝の牛乳配達仕様の自転車です。

 こいつの特徴は、とにかく丈夫で頑丈。牛乳ビンに入った牛乳を配達するための自転車ですから、耐荷重が150Kg。どんなデブでも乗れるという優れもの。タイヤは幅広。車体は、どこもかしこも太くて硬くて重いです。ブレーキも、ワイヤーではなくロッドで連動してます。牛乳載せて走るんだから、慣性だってすごいもの。それをきっちり止めないといけないのだから、ワイヤーなんて弱々しいもの、使ってられません。きっちりロッドでパワフルに止めます。

 とにかく、すでに10年以上愛用してますが、全く壊れない。雨風にさらされてヘッチャラです。どんなに手荒に扱っても平気。メンテナンスさえしっかりしていれば、半永久に乗れるんじゃないかって思っちゃうくらい、しっかりしてます。

 一応、定期的にメンテナンスはしています。タイヤは前輪後輪とも(すり減ったので)2回ほど取り替えてます。サドルも最初は本革でしたが、さすがに、これはお日様でボロボロになったので、合成皮革のものに変えましたが、後は全く平気。ライトすら切れない(笑)。ほぼ無敵な自転車です。その無骨なスタイルから、私は彼のことを「漢号(おとこごう)」と呼んでいます。

 その漢号がついに先日故障しました(涙)。ちょうど、横断歩道を渡っていた時に、急にペダルが空回りをして、ペダルと後輪の連動がいきなり無くなってしまいました。あれは実に危なかったです。チェーンが切れた!と思ったくらいです。ブレーキをかけて立ち止まり、体勢を立て直して走り始めたところ、最初は走れました。だから「ああ、よかった、チェーンが切れたわけではないようだ…」と思ってましたが、やはりしばらくすると、ペダルと後輪の連動が無くなってしまい、ペダルが空回りをするようになり、やがて、全く連動しなくなってしまいました。

 チェーンが切れたのなら、チェーンを交換すればいいけれど、そういうわけではなさそうだ。どうも、後輪の車軸にトラブルが発生しているっぽいです。きっと、かなり深刻なトラブルだろうなあ…。

 しかし、この自転車も、もう、10年以上も乗っているわけです。もう牛乳配達はおろか、新聞配達だって、自転車なんて使わなくなって久しいです。自転車メーカーがこのタイプの自転車を生産中止にするのも、やむをえません。もう、部品交換をしたくても部品もないだろう。そろそろ製品寿命だろうし、ここまで乗れて十分十分。ひとまずダメもとで、自転車屋に見てもらって、引導を渡されたら、新車を購入しよう。

 …そんな気分で、壊れた漢号を近所の自転車に持っていきました。

 自転車屋のオッサンは、しばらく漢号を見て「これは…ダメかもしれない」とポツリ。「車軸のチェーンを空回りさせる機能の部分が壊れているようです。ここの故障は致命的ですね…」とのこと。あちゃー、やっぱり致命傷ですか? つい、さっきまで元気に走っていたのに、いきなりお亡くなりですか? まさにピンピンコロリじゃないですか?

 それでも自転車屋のオッサンは「ダメだと思うけれど、一応…見てみます」と言って、後輪の分解を始めました。手際よく、自転車を分解して、後輪の車軸を取り出し、後輪のチェーンを受ける部分のパーツまで分解したところで、オッサンの顔に???が。

 実は……壊れていると思ったパーツが全然壊れていなかったそうです。壊れていないどころか、ロクに磨耗すらしていなくて、まるで新品のような状態でした。ただ、動きが極めて悪くなっているそうなので、その部分にアブラをさしたところ…直っちゃいました(笑)。いやあ、さすがに10年も走っていたので、車軸の歯車の車軸を空回りさせる部分のパーツのアブラが切れて、上手く機能していなかっただけだそうです。かなり深い部分にある、自転車の根幹パーツなので、定期点検などではチェックしない部分だそうです(爆)。

 今回はひとまず、そのパーツにアブラをさして終了です。1時間近くも作業してくれたのに、分解してアブラさしただけなので、修理費は工賃だけで、たったの1500円でした。なんか申し訳ないです。

 しかし、雨風にさらしっぱなしで、10年以上も走っていて、それなのに、アブラさして直る程度の故障しかしない! さすがはブリヂストンの実用車。さすがは国産自転車。さすがはプロ仕様の自転車。いやあ、驚くべき、このタフかげん。ほんと、今回はさすがにダメかと思いましたし、自転車屋のオッサンも「こりゃダメかも…」って思ったくらいなのに、アブラ一滴で元気回復とは…日本の“もの作り”って、すげーなー。

 いや、本当、国産品の品質の素晴らしさに驚きました。やっぱり、買う時に、お安い中華な自転車ではなく、高かったけれど国産の実用車にして正解でした。デブが乱暴に乗っても10年平気だもん。すごいよなあ…。きっと、ゾウが乗っても大丈夫だよね(ないない:笑)。

 国産自転車をナメちゃいけません。

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